賃貸の連帯保証人・保証会社とは?大学生の契約で知ること
「賃貸を借りるのに、なんで保証人が必要なの?」「保証会社って何にお金を払っているの?」——初めての一人暮らしの契約で、多くの大学生がつまずくのが、この連帯保証人と家賃保証会社の話です。結論から言うと、賃貸契約では「家賃を滞納したときに代わりに払う人(=連帯保証人)」や「その役割を担う会社(=家賃保証会社)」を求められるのが一般的で、いまや保証会社の利用が必須の物件が主流にな…
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01結論:賃貸の保証人・保証会社をひと言で理解する
まず、いちばん大事なところを最初に押さえましょう。賃貸契約で出てくる「連帯保証人」と「家賃保証会社」は、どちらも「借りた人(あなた)が家賃を払えなくなったときに、代わりに家賃を払う仕組み」です。大家さん(貸主)からすると、部屋を貸すというのは、毎月きちんと家賃が入ってくることを前提に成り立っています。もし入居者が家賃を滞納したら、大家さんは収入を失い、それでも部屋を占有され続けるという困った状況に陥ります。その「もしも」に備えて用意されているのが、連帯保証人と保証会社という二つの仕組みなのです。
昔ながらの形は、親などの「連帯保証人」を立てる方法でした。しかし近年は、専門の「家賃保証会社」にお金(保証料)を払って保証を代行してもらう方法が主流になっています。さらに最近は、「連帯保証人を立てたうえで、加えて保証会社の利用も必須」という物件も珍しくありません。つまり大学生が一人暮らしの部屋を借りるとき、多くのケースで「親を連帯保証人に」「保証会社にも加入」という両方を求められる可能性がある、と考えておくとギャップが少なくて済みます。
この記事で押さえてほしい結論は、次の3点です。①保証人・保証会社は「家賃滞納への備え」であり、あなたを信用してもらうための仕組み。②連帯保証人(多くは親)が引き受ける責任は想像以上に重いので、頼むときは丁寧に事情を説明する。③保証会社には初回保証料や更新料など入居者負担の費用と審査がある。これらを知っておくだけで、契約時に「聞いていなかった」と慌てることが大幅に減ります。次の章から、一つずつ具体的に見ていきましょう。
- 連帯保証人・保証会社はどちらも「家賃滞納に備える仕組み」
- いまは保証会社の利用が主流で、必須の物件が増えている
- 「親を連帯保証人に+保証会社にも加入」の両方を求められることもある
- 制度・費用は物件と保証会社ごとに違うので契約書で必ず確認
Why
02なぜ賃貸に保証人・保証会社が必要なのか(家賃滞納への備え)
そもそも、なぜ部屋を借りるだけなのに保証人や保証会社が必要なのでしょうか。学生からすると「ちゃんと払うつもりなのに、信用されていないみたいで気分が良くない」と感じるかもしれません。しかし大家さん側の立場に立つと、その必要性が見えてきます。大家さんにとって家賃収入は、建物のローン返済・修繕費・税金などをまかなう大切な収入源です。一人の入居者が家賃を滞納すると、その分だけ収入が減り、それでも部屋は使われ続けるという損失が生まれます。この滞納リスクをやわらげるための「保険」のような役割が、保証人であり保証会社なのです。
特に大学生の一人暮らしは、大家さんから見ると「安定した収入がまだない人」に映ります。アルバイト収入はあっても金額は月ごとに変動しますし、社会人のような固定給ではありません。だからこそ、本人に万一のことがあっても家賃が回収できる仕組みを用意しておきたい、というのが大家さんの本音です。これは学生を疑っているというより、貸す側として当然のリスク管理だと理解しておくと、気持ちがラクになります。あなただけが特別に厳しく見られているわけではなく、多くの入居希望者に同じ条件が求められているのです。
もう一つ知っておきたいのは、保証人・保証会社が守るのは家賃だけではない、という点です。滞納家賃のほか、退去時の原状回復費用や、更新料、場合によっては早期解約に伴う費用など、契約に基づいて入居者が支払うべきお金の一部までカバーの対象になることがあります。どこまでが保証の範囲かは保証会社や契約によって異なるため、これも書面での確認が欠かせません。いずれにしても、保証人・保証会社は「入居者が払うべきお金をきちんと回収するための備え」であり、この仕組みがあるからこそ、大家さんは安定収入がない学生にも安心して部屋を貸せる、という関係になっています。
Guarantor
03連帯保証人とは?多くは親が引き受ける役割と責任の重さ
連帯保証人とは、入居者(あなた)が家賃などを払えなくなったときに、あなたと同じ立場で支払い義務を負う人のことです。賃貸では、親や親族に頼むのが一般的で、大学生の場合はほとんどが親(父母)にお願いすることになります。ここで大切なのは、「保証人」と「連帯保証人」は言葉こそ似ていますが、責任の重さがまったく違うという点です。連帯保証人は普通の保証人より責任が重く、実質的に本人とほぼ同じ立場で支払いを求められると理解しておく必要があります。
具体的に何が重いのか。一般的に、連帯保証人には、普通の保証人が持っている「まず本人に請求してください」「本人の財産から先に取り立ててください」といった主張(催告の抗弁・検索の抗弁などと呼ばれるもの)が認められません。つまり、入居者が家賃を滞納したとき、大家さんは本人を飛ばしていきなり連帯保証人に全額を請求できるのです。「まず本人に言ってから」ではなく、「連帯保証人に直接」というのが、連帯保証の怖さです。親に頼むということは、それだけ重い責任を親に背負ってもらう、ということを意味します。
近年は、連帯保証人が際限なく責任を負わされないよう、契約書に「極度額(保証の上限額)」を定めることが一般的になっています。これは「連帯保証人が負担する上限はここまで」という金額をあらかじめ決めておくもので、契約書に必ず記載されます。とはいえ、この上限額は決して小さな金額ではないことが多く、家賃の数か月〜十数か月分に相当する設定になっているケースもあります。親に連帯保証人を頼むときは、この極度額がいくらに設定されているかを一緒に確認するのがおすすめです。「万一のとき、親は最大でいくらまで負担する可能性があるのか」を親子で共有しておくことは、信頼関係を守るうえでも大切です。
- 連帯保証人は「本人とほぼ同じ立場」で支払い義務を負う重い役割
- 大家さんは本人を飛ばして連帯保証人に直接請求できる
- 契約書には「極度額(保証の上限額)」が記載されるのが一般的
- 頼むときは責任の重さと上限額を親と一緒に確認する
Company
04家賃保証会社とは?仕組みと費用の目安
家賃保証会社とは、入居者からお金(保証料)を受け取って、連帯保証人の役割を代行してくれる会社のことです。入居者が家賃を滞納した場合、保証会社がいったん大家さんに家賃を立て替えて支払い(これを代位弁済といいます)、その後で保証会社が入居者本人に立て替えた分を請求する、という流れになります。親などの連帯保証人を立てられない人でも部屋を借りられるようにする仕組みとして広がり、いまでは多くの賃貸物件で保証会社の利用が前提になっています。
ここで大学生が誤解しやすいのが、「保証会社に払うお金は、滞納したときに肩代わりしてもらえる保険料ではない」という点です。保証会社が立て替えてくれた家賃は、あとで必ず本人に請求されます。保証料は「滞納を帳消しにしてくれる料金」ではなく、「保証というサービスを利用するための料金」です。滞納すれば結局は自分が払うことになるので、「保証会社があるから家賃を滞納しても大丈夫」という考えは大きな間違いです。ここは絶対に取り違えないようにしてください。
費用の目安も押さえておきましょう。あくまで一般的な目安ですが、契約時に払う「初回保証料」は、月額家賃(管理費・共益費を含む総額のことも)の50%〜100%程度が一つの相場とされています。加えて、契約更新のタイミングなどで「年間更新料(保証委託契約の更新料)」として1年ごとに1万円程度、または家賃の10%程度といった費用がかかるプランが多く見られます。これらはすべて入居者の負担で、金額や体系は保証会社・プランによって大きく異なります。契約前に「初回いくら」「更新時にいくら」を必ず書面で確認しましょう。
| 費用の種類 | 目安(保証会社・プランで変動) | ポイント |
|---|---|---|
| 初回保証料 | 月額家賃(総額)の50〜100%程度が目安 | 契約時に一度だけ。総額ベースか家賃ベースかは要確認 |
| 年間更新料(保証の更新) | 1年ごとに1万円程度、または家賃の10%程度が目安 | 物件の更新料とは別。毎年かかるプランが多い |
| 月額型のプラン | 毎月家賃の1〜2%程度を上乗せなど | 初回を抑える代わりに毎月払う方式もある |
| 立て替え後の請求 | 滞納した家賃の全額(+遅延分) | 肩代わりではなく後で本人に請求される |
この表のとおり、保証会社の費用体系は「初回にまとめて払う型」「毎月上乗せする型」「初回+年間更新料の型」などいくつかのパターンがあります。どの保証会社を使うかは基本的に大家さんや不動産会社が指定するため、入居者が自由に選べないことも多いです。だからこそ、指定された保証会社の費用がいくらなのかを、初期費用の見積もり(重要事項説明の前後)でしっかりチェックすることが大切です。「保証料」という項目が見積もりのどこに、いくら入っているかを確認する習慣をつけましょう。
Both
05「保証人ありでも保証会社は必須」が増えている理由
「親に連帯保証人を頼めるから、保証会社はいらないよね?」——そう考える大学生は多いのですが、実際には「連帯保証人を立てられる場合でも、保証会社への加入が必須」という物件が近年とても増えています。親に頼めるかどうかにかかわらず保証会社の利用が条件になっている、というケースです。これはなぜなのか、大家さん側の事情を知っておくと納得しやすくなります。
大きな理由は、大家さんにとって保証会社のほうが回収が確実で手間が少ないからです。連帯保証人が親族の場合、いざ滞納が起きたときに大家さん自身が親に連絡して支払いを求めなければならず、精神的にも手続き的にも負担が大きくなります。相手が遠方に住んでいたり、連絡がつきにくかったりすることもあります。一方、保証会社なら、滞納が発生すれば会社が立て替えて支払い、その後の回収も会社が行ってくれます。大家さんは滞納対応の手間から解放されるため、たとえ連帯保証人がいても「加えて保証会社にも入ってほしい」と考えるのは自然な流れなのです。
この傾向は、大学生にとって「保証会社の費用は避けにくい前提コスト」になりつつあることを意味します。「親が保証人になってくれるから保証料は浮く」と期待していると、初期費用の見積もりを見て驚くことになりかねません。物件を選ぶ段階から、「この物件は保証会社が必須か」「連帯保証人は別に必要か、それとも保証会社だけでよいのか」を不動産会社に確認しておくと、費用の見通しが立てやすくなります。パターンとしては、大きく次の3つがあると考えておくとよいでしょう。
| 物件のパターン | 求められるもの | 大学生の負担イメージ |
|---|---|---|
| 保証会社が必須 | 保証会社への加入(連帯保証人は不要なことが多い) | 保証料はかかるが、親に頼まず契約できる |
| 連帯保証人が必須 | 親などの連帯保証人(保証会社は使わない) | 保証料は不要だが、親の書類・押印などが必要 |
| 両方が必須 | 連帯保証人+保証会社の両方 | 保証料に加えて親の協力も必要になる |
どのパターンになるかは物件ごとに異なります。近年は一番上の「保証会社が必須(連帯保証人は不要)」と、一番下の「両方が必須」が増えている印象です。いずれにせよ、保証会社の費用は初期費用に含まれる前提で予算を組むのが安全です。そのうえで、親の協力が必要かどうかを早めに把握しておけば、契約直前になって「親のサインが今日中に必要」と慌てる事態を避けられます。
Screening
06保証会社の審査で見られる点・大学生の場合
保証会社を利用するには、「審査」を通過する必要があります。これは、保証会社が「この人を保証しても大丈夫か(=家賃を払い続けられそうか)」を判断するための手続きです。審査と聞くと不安になるかもしれませんが、大学生の一人暮らしでは、親などを「緊急連絡先」や「連帯保証人」として立てることで通りやすくなるのが一般的です。学生本人に安定収入がないのは保証会社も当然わかっているので、そこだけで落とされるわけではありません。
審査で見られる点は保証会社によって異なりますが、一般的には次のような要素が挙げられます。①申込者本人の情報(年齢・職業=学生・収入や仕送りの状況など)、②連帯保証人や緊急連絡先の情報(多くは親)、③家賃と支払い能力のバランス(家賃が収入・仕送りに対して高すぎないか)、④申込内容に不備や虚偽がないかなどです。学生の場合は本人の収入より、連帯保証人・緊急連絡先となる親の存在と連絡のつきやすさが重視される傾向があります。だからこそ、事前に親へ「保証会社から連絡がいくかもしれない」と伝えておくことが大切です。
審査をスムーズに通すために、大学生が気をつけたいポイントもあります。まず、申込書の記入は正確に、うそを書かないこと。収入や勤務先(アルバイト先)、緊急連絡先などを偽ると、発覚したときに審査に通らないだけでなく、契約自体が難しくなります。次に、親に事前連絡をしておくこと。保証会社や不動産会社から親へ在籍確認や意思確認の電話がかかることがあり、親が「聞いていない」と対応に困ると審査が滞ります。そして、家賃を収入・仕送りに見合った水準に抑えること。一般に家賃は手取り月収(仕送り含む)の3分の1程度までが目安とされ、これを大きく超える物件は支払い能力の面で慎重に見られやすくなります。
Ask
07親に連帯保証人を頼むときの伝え方
連帯保証人を親にお願いするのは、多くの大学生にとって「言い出しにくいこと」の一つです。しかし、これまで見てきたように連帯保証人の責任は重く、親にとっても軽い判断ではありません。だからこそ、ただ「サインして」とお願いするのではなく、何を頼んでいるのかをきちんと説明したうえで依頼することが、親子の信頼関係を守りながらスムーズに進めるコツです。ここでは、伝え方の具体的なポイントを整理します。
まず、連帯保証人がどういう役割かを正直に説明することです。「自分が万一家賃を払えなくなったとき、親に請求がいく仕組みだよ」「契約書に極度額(上限額)が書いてあって、最大でこれくらいの範囲だよ」と、責任の内容と上限を隠さず伝えます。都合の悪い部分をぼかして頼むと、後で親が「そんな責任だと思わなかった」と不信感を抱くことになりかねません。正直に伝えることが、結果的にいちばん円満です。あわせて、「自分は家賃を滞納しないよう、生活費と家賃の計画を立てている」という姿勢を示すと、親も安心して引き受けやすくなります。
次に、必要な書類や手続きを早めに共有することです。連帯保証人になるには、親の印鑑(実印のことも)、印鑑証明書、収入を証明する書類などの提出を求められる場合があります。これらは取り寄せに時間がかかることもあるため、契約が決まってから慌てて頼むと間に合わないことがあります。物件が決まりそうな段階で「保証人として、こういう書類が必要になるかもしれない」と前もって伝えておくと、親も準備しやすく、あなた自身も契約をスムーズに進められます。「いつまでに、何が必要か」をセットで伝えるのが親切です。
そして忘れてはいけないのが、保証会社や不動産会社から親へ確認の連絡がいく可能性を伝えておくことです。「今度、保証会社から意思確認の電話がかかるかもしれないから、出られるようにしておいてね」と一言伝えておくだけで、親が突然の電話に戸惑うことがなくなり、審査もスムーズに進みます。連帯保証人を頼むというのは、親に大きな信頼と責任を預けることです。感謝の気持ちを言葉にしながら、誠実に説明することを心がけましょう。
Alt
08親が高齢・頼めない場合の選択肢
「親が高齢で収入がない」「親が亡くなっている」「事情があって親に頼めない」——連帯保証人を身近な人に頼めないケースもあります。こうした場合でも、賃貸契約をあきらめる必要はありません。近年は保証会社の利用が一般的になったおかげで、連帯保証人を立てられない人でも部屋を借りやすくなっています。ここでは、頼める人がいないときに考えられる選択肢を整理します。
もっとも現実的なのは、「連帯保証人を不要とし、保証会社の利用だけで契約できる物件を選ぶ」方法です。前述のとおり、いまは保証会社が必須で連帯保証人は不要、という物件が増えています。こうした物件なら、親を連帯保証人にできなくても、保証会社の審査を通れば契約に進めます。ただし、その場合でも多くは「緊急連絡先」として親族や知人など連絡がつく人を1名求められることが一般的です。緊急連絡先は連帯保証人のような支払い義務を負う立場ではなく、あくまで「本人と連絡が取れないときの連絡先」ですが、誰を立てられるかは事前に考えておきましょう。
頼める親族もいない場合は、不動産会社に事情を早めに相談することが大切です。保証会社によっては、緊急連絡先の要件がゆるやかなプランや、身寄りが少ない人向けの取り扱いを用意していることもあります。どんな条件なら契約できるのかは物件・保証会社によって大きく異なるため、「連帯保証人を立てられない」「緊急連絡先も限られる」という事情があるなら、物件を探す最初の段階で正直に伝えておくと、条件に合う物件を紹介してもらいやすくなります。黙って進めて契約直前でつまずくより、先に相談したほうがスムーズです。
Zukan
09部屋探し図鑑でサービスを見る
保証人・保証会社の知識が身についたら、次はいよいよ物件探しです。どの保証会社を使うか自体は物件(大家さん・不動産会社)が指定することが多いですが、そもそも「保証会社が必須か」「連帯保証人は必要か」といった条件は物件ごとに違うため、まずは幅広く物件を見て、自分の状況に合う条件の部屋を探すことが大切です。物件探しは、大手の部屋探しポータルサイトを使うのが一般的です。まずはCampiの部屋探し図鑑で、主要なサービスをざっと見てみましょう。それぞれのカードから詳細を確認できます。
LIFULL HOME’S部屋探し ・ 費用を抑える物件数トップクラス
OHEYAGO(オヘヤゴー)部屋探し ・ 手間を減らす来店不要で部屋探し
SUUMO部屋探し ・ まとめて揃える定番の賃貸ポータル🏠いい部屋ネット(大東建託)部屋探し ・ 手間を減らす部屋探しポータルでは、エリア・家賃・間取りといった基本条件に加えて、こだわり条件で絞り込めるサービスが多くあります。保証まわりが気になる人は、物件情報の「契約条件」や「保証会社」の欄をチェックし、気になる物件があれば不動産会社に「保証会社は必須ですか」「連帯保証人は必要ですか」「保証料はいくらですか」と問い合わせてみましょう。ネット上の情報だけでは分からない条件も、直接聞けばはっきりします。次に、主要な部屋探しサービスを横並びで比較してみます。
Compare
10部屋探しサービスを横並びで比較する
部屋探しポータルは複数あり、それぞれ掲載物件の傾向や使い勝手に違いがあります。掲載数の多さで探すのか、こだわり条件の絞り込みやすさで選ぶのか、アプリの見やすさを重視するのか——自分の部屋探しのスタイルに合ったサービスを選ぶことで、条件に合う物件を効率よく見つけられます。まずは主要サービスを横並びで比べてみましょう。
| 名称 | 種別 | 目的 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| at home(アットホーム) | 部屋探し | 手間を減らす | — |
| CHINTAI | 部屋探し | 手間を減らす | 賃貸専門ポータル |
| LIFULL HOME’S | 部屋探し | 費用を抑える | 物件数トップクラス |
| OHEYAGO(オヘヤゴー) | 部屋探し | 手間を減らす | 来店不要で部屋探し |
| SUUMO | 部屋探し | まとめて揃える | 定番の賃貸ポータル |
| いい部屋ネット(大東建託) | 部屋探し | 手間を減らす | — |
| アパマンショップ | 部屋探し | 手間を減らす | 店舗サポートあり |
この比較表を見ると、それぞれのサービスの強みや特徴が分かります。保証会社の条件や初期費用は最終的に個別の物件で確認することになりますが、候補集めの段階では、まず掲載数の多い大手ポータルで相場観をつかみ、そこから気になる物件を絞り込んでいくのが王道です。複数のポータルを併用すると、同じエリアでもより多くの物件を漏れなくチェックできます。同じ物件が複数のサイトに載っていることもあるので、条件の良い部屋を見つけたら早めに問い合わせて、保証まわりの条件も含めて確認しておくと安心です。
また、初期費用の総額は「敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・保証料・火災保険料・鍵交換費用」などの合計で決まります。保証料はそのうちの一項目にすぎませんが、初回保証料が家賃の50〜100%程度(目安)かかることを考えると、全体の予算に無視できない影響を与えます。物件を比較するときは、家賃だけでなく「初期費用の総額」で見比べるようにすると、保証料も含めた実際の負担がつかめます。
Detail
11主要な部屋探しサービスの詳細
ここでは、代表的な部屋探しポータルを個別に紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分の部屋探しのスタイルに合うものを選ぶ参考にしてください。各カードから、より詳しい情報を確認できます。
まずは、掲載物件数の多さで定番の総合ポータルです。エリア・路線・家賃・間取りなど幅広い条件で検索でき、初めての部屋探しでもまずここから相場観をつかむ人が多い、王道の選択肢です。保証会社や契約条件の記載がある物件も多いので、条件を見比べながら候補を集めるのに向いています。
続いて、店舗網の広さと対面サポートに定評のあるサービスです。ネットで物件を探しつつ、実際に店舗で相談しながら契約まで進めたい人に向いています。保証会社の条件や初期費用の内訳など、対面だからこそ細かく質問できる安心感があります。初めての一人暮らしで不安が多い人にとって心強い選択肢です。
最後に、豊富な物件情報を扱う総合ポータルです。こだわり条件での絞り込みや、気になる物件をまとめて比較する使い方に向いています。複数のポータルを併用して漏れなく探したい人にとって、候補を広げる助けになります。じっくり選びたい人におすすめです。
どのポータルを使う場合でも、大切なのは「ネットの情報だけで判断しない」ことです。掲載写真や条件はあくまで入口。気になる物件が見つかったら、必ず不動産会社に問い合わせて、保証会社が必須か・連帯保証人は必要か・保証料はいくらかを確認し、内見と契約条件のすり合わせを経てから契約に進みましょう。複数のポータルを併用すれば、より多くの候補から比較検討でき、自分の状況に合った物件に出会える可能性が高まります。
FAQ
12よくある失敗とFAQ・あわせて読みたい
最後に、大学生が保証人・保証会社まわりでやりがちな失敗と、その対策をまとめます。どれも「知っていれば防げた」ものばかりなので、契約前にざっと目を通しておきましょう。
| よくある失敗 | なぜ起きる | 対策 |
|---|---|---|
| 保証料を予算に入れ忘れる | 家賃と敷金礼金だけで計算する | 初回保証料(家賃の50〜100%目安)を初期費用に含めて計算 |
| 保証会社があれば滞納OKと誤解 | 立て替え=肩代わりと思い込む | 立て替えた家賃は後で本人に請求されると理解する |
| 親に責任の重さを伝えず頼む | 「サインだけ」と軽くお願いする | 連帯保証の重さと極度額を正直に説明してから頼む |
| 親への事前連絡を忘れる | 審査の確認電話を想定していない | 保証会社から連絡がいく可能性を親に伝えておく |
| 更新料の存在を知らない | 初回だけの費用と思い込む | 保証の年間更新料の有無と金額を契約前に確認 |
| 申込書に不正確な記入 | 収入や連絡先を曖昧に書く | 正確に・うそなく記入する。虚偽は審査に不利 |
保証会社は自分で好きな会社を選べますか?
基本的には選べないことが多いです。どの保証会社を使うかは、大家さんや不動産会社が物件ごとに指定するのが一般的です。そのため、費用や条件は物件によって変わります。気になる場合は、申し込み前に「この物件はどの保証会社で、費用はいくらか」を不動産会社に確認しましょう。
親を連帯保証人にできれば保証会社は不要ですか?
物件によります。近年は「連帯保証人を立てられても保証会社の加入は必須」という物件が増えています。連帯保証人だけでよいのか、保証会社も必要なのかは物件ごとに異なるので、契約条件を必ず確認してください。両方が必須のケースもあります。
保証料はいくらくらいかかりますか?
あくまで目安ですが、契約時の初回保証料は月額家賃(総額)の50〜100%程度が一つの相場です。加えて、1年ごとに1万円程度、または家賃の10%程度の更新料がかかるプランもあります。金額は保証会社・プランで大きく異なるため、必ず書面で確認してください。
保証会社の審査に落ちることはありますか?
可能性はあります。ただし大学生の場合、親などを連帯保証人・緊急連絡先に立てることで通りやすくなるのが一般的です。落ちる要因になりやすいのは、家賃が収入・仕送りに対して高すぎる、申込内容に不備や虚偽がある、などです。基準は保証会社ごとに異なり非公開の部分も多いため、不安があれば不動産会社に相談しましょう。
保証会社に払ったお金は、退去時に返ってきますか?
一般的に、保証会社に払う保証料はサービスの利用料なので、敷金のように退去時に返還されるものではありません。返還されるかどうかは契約内容によりますが、原則は戻らないものと考えておくのが無難です。詳細は保証委託契約書で確認してください。
家賃を滞納したらどうなりますか?
保証会社が大家さんに家賃を立て替え、その後で保証会社が本人(と場合により連帯保証人)に立て替え分を請求します。滞納が続くと遅延損害金が加わったり、信用情報や今後の契約に影響したりすることもあります。滞納しそうなときは、放置せず早めに不動産会社や保証会社に相談することが大切です。
連帯保証人と保証会社は、賃貸契約の中でも特にわかりにくく、でも避けて通れない大事なポイントです。仕組みと費用の目安、そして親への頼み方をあらかじめ知っておけば、初めての一人暮らしの契約でも落ち着いて進められます。部屋探しの全体の流れや、一人暮らしの準備については、以下の記事もあわせてどうぞ。