大学を欠席するときの連絡方法|公欠・忌引き・体調不良の届け方
欠席の連絡は、科目によって「必要・不要」が分かれます。大人数の講義は不要なことが多く、実験・実習・少人数の演習は必要なのが一般的です。方法もメール、所定の様式、システムからの申請とさまざまなので、初回授業で確認しておくのが最善です。そして重要なのは、連絡と欠席の扱いは別だということ。連絡しても欠席は欠席で、回数に数えられます。公欠・忌引きなどで欠席回数から除外される制度があ…
朝起きたら熱がある。今日の授業、どこにどう連絡すればいいのか。
高校までは、担任か学校に電話を一本入れれば済みました。大学は違います。科目ごとに連絡先も方法も違い、そもそも連絡が不要な科目もあります。そして誰も、その手順を教えてくれません。
さらに厄介なのが、「連絡すれば欠席にならない」わけではないという点です。連絡は連絡、欠席の扱いは別——ここを混同していると、後で困ります。
この記事では、連絡が必要な科目の見分け方、連絡の方法と書き方、公欠・忌引きなどの制度、証明書類の扱い、そして長期間休むことになった場合までを整理します。
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1 / 701連絡が必要な科目・不要な科目
科目の形式で、おおよそ分かれます。
連絡の要否は、科目の形式でおおよそ判断できます。数百人が受ける講義で一人休んでも進行は変わりませんが、少人数の演習では話が別です。
特に自分が発表を担当する回は、必ず連絡が必要です。連絡なしで休むと、その日の授業そのものが成立しません。実験も同様で、班で行う場合は他の人に直接影響します。
迷ったときは連絡する方を選んでください。不要な科目に連絡しても問題にはなりませんが、必要な科目に連絡しないと信頼を損ないます。
連絡の要否は、履修している科目ごとに一覧にしておくと便利です。いざというときに迷わず動けます。
科目の形式だけでは判断できない場合もあります。少人数でも連絡不要な科目や、大人数でも必要な科目があるため、初回に確認するのが確実です。
02連絡と欠席の扱いは別
ここを混同しないでください。
最もよくある誤解が、「連絡すれば欠席にならない」というものです。連絡はあくまで情報を伝える行為で、欠席の扱いを変えるものではありません。
欠席回数から除外されるのは、公欠や忌引きなど、大学が定める制度の対象になった場合だけです。そしてその適用には、所定の申請と書類が必要になります。
つまり、連絡をしたうえで、制度の対象になるかを別途確認する必要があります。この二段構えを知っておいてください。出席の扱いは大学の出席はどれくらい重要?出席点と欠席の扱いを解説で詳しく扱っています。
この二段構えを理解していないと、「連絡したのに欠席扱いだった」と後から驚くことになります。仕組みとして知っておいてください。
制度の対象になるかどうかは、事由だけでなく手続きの有無でも決まります。両方を満たして初めて適用されます。
制度と連絡の違いを理解しておけば、対応を誤りません。
03連絡方法をどこで確認するか
3か所で確認できます。
科目ごとの連絡方法は、シラバスか初回授業で示されます。シラバスに連絡先が記載されていることもあります。
大学全体の制度(公欠や忌引きなど)は、履修要項や学生便覧に書かれています。入学時に配られる資料なので、捨てずに残しておいてください。
おすすめは、学期の初めに一度まとめて確認しておくことです。体調を崩してから調べるのは大変です。
確認した内容は、科目ごとにメモしておいてください。学期中に何度も見返すものではありませんが、必要なときにすぐ出せる状態が理想です。
確認しておくべき情報は、連絡先・方法・期限の3点です。この3つが分かっていれば、どの科目でも対応できます。
学期の初めに5分かけて確認しておけば、いざというときに迷いません。
04メールで連絡する場合
基本の形を押さえておきます。
教員は多くの学生を担当しています。「休みます」だけのメールでは、誰のことか分かりません。科目名、曜日・時限、所属、学籍番号、氏名を必ず添えてください。
送信元は、大学が発行したメールアドレスを使ってください。個人のアドレスからだと、迷惑メールとして扱われたり、本人か確認できなかったりすることがあります。
理由は簡潔で構いません。詳細な説明は不要です。「体調不良のため」で十分伝わります。
文面に迷う場合でも、必要な情報が揃っていれば十分です。形式の完璧さより、情報の正確さが優先されます。
返信がすぐに来なくても、心配する必要はありません。教員は多くのメールを受け取っており、確認に時間がかかることがあります。
件名に科目名を入れておくと、教員が後から探しやすくなります。相手の手間を減らす配慮です。
05メールの書き方の例
形を知っておくと迷いません。
件名は、用件と科目名が一目で分かる形にしてください。多くのメールを受け取る教員にとって、件名は重要な手がかりです。
本文では、名乗り、用件、必要なら確認したいことを書きます。「配布資料はどうすればよいか」「課題の提出方法」などを一緒に聞いておくと、やり取りが一度で済みます。
丁寧さは必要ですが、長文である必要はありません。簡潔で必要な情報が揃っていることが、最も親切なメールです。
一度書いた文面は、下書きとして残しておくと次回から使い回せます。科目名と日付だけ変えれば済みます。
送信前に、宛先が正しいかを必ず確認してください。似た名前の教員に誤送信すると、記録が残りません。
06システムから申請する場合
操作の期限に注意します。
大学のポータルから欠席を届け出る仕組みがある場合、その方法が最も確実です。記録が残り、担当部署にも共有されます。
注意点は期限です。事前申請が原則の場合、当日の朝に体調を崩したときは別の方法で連絡する必要があります。
申請した後は、受理されたかどうかを確認してください。送信したつもりが未完了だった、ということが起こります。
システムの操作方法は、入学時のガイダンスで説明されることがあります。資料を残しておくと、必要になったときに確認できます。
システムからの申請が原則の大学でも、緊急時の別経路が用意されていることがあります。あわせて確認しておいてください。
07事務に届け出る場合
学科の事務室が窓口のことがあります。
公欠や忌引きなど、制度に関わる届出は事務が窓口になることが多くあります。所定の様式が用意されている場合もあります。
窓口の受付時間は平日の日中が一般的です。体調が回復してから提出することになるので、期限に間に合うかを確認してください。
窓口に行く前に、必要な書類を電話やメールで確認しておくと、二度手間を防げます。
事務の窓口は、長期休暇中は開いていないことがあります。休みをまたぐ申請は、期限に注意してください。
08いつ連絡するか
早いほど良いのが基本です。
連絡は早いほど良いのが原則です。特に発表を担当する回や、班で行う実験は、早く伝えるほど対応の余地があります。
当日の体調不良であれば、授業が始まる前に送るのが望ましい形です。ただし、連絡できないほど体調が悪いこともあります。その場合は回復してからすみやかに連絡すれば問題ありません。
無理に起き上がって連絡することより、回復を優先してください。
連絡が遅れてしまった場合でも、しないよりは連絡した方が良い結果になります。遅れた理由も添えて伝えてください。
事前に分かっている予定なら、前の週のうちに伝えておくと丁寧です。相手も準備を調整できます。
連絡の要否に迷う場面では、送っておく方が安全です。受け取る側の負担はごくわずかです。
09体調不良のとき
まず休むことを優先します。
体調不良のときは、まず回復を優先してください。連絡は必要な科目だけで構いませんし、後からでも間に合うことがほとんどです。
受診するかどうかは症状によりますが、公欠などの制度を使う予定があるなら、診断書の要否を確認しておいてください。後から取得できないこともあります。
回復したら、休んだ回の資料や内容を確認します。友人に聞くか、教員に問い合わせるのが一般的です。
休んだ日は、無理に課題を進めようとしないでください。回復が遅れれば、結果的に休む日数が増えます。
休むかどうか迷う程度の体調なら、無理をしない方が結果的に良いことが多いものです。悪化させれば休む日数が増えます。
10感染症のとき
大学の指示に従ってください。
感染症の場合は、個々の科目への連絡より先に、大学が定める窓口へ連絡することが求められるのが一般的です。
登校を控えるべき期間が示されることがあり、その期間の欠席は配慮の対象となることが多くあります。ただし手続きが必要なので、案内を確認してください。
自己判断で登校すると周囲に広げることになります。大学の指示を優先してください。
周囲への影響を考えると、登校を控える判断は責められるものではありません。大学もそれを前提に制度を整えています。
診断を受けた際は、大学に提出する書類が必要かどうかもその場で確認してください。
11けが・通院のとき
継続する場合は早めに相談します。
一時的な通院なら、該当する回だけ連絡すれば済みます。定期的な通院がある場合は、学期の初めに相談しておくと、その後の対応がしやすくなります。
けがで移動が困難な場合や、実技科目への参加が難しい場合は、配慮の相談ができることがあります。担当教員や学生支援の窓口に確認してください。
通院の予定が事前に分かっている場合は、その時間帯に授業が入らないよう履修を組むこともできます。
けがの状態によっては、通学そのものが困難になります。その場合も、まず大学に相談してください。
12忌引きのとき
できる範囲で連絡してください。
親族の不幸による欠席は、忌引きとして扱う制度がある大学が多くあります。対象となる続柄と認められる日数は規定によります。
大変な状況の中で手続きを考えるのは難しいものです。まず大学に一報を入れておけば、詳しい手続きは後から案内してもらえます。家族や友人に代わりに連絡してもらう方法もあります。
手続きが後回しになっても、事情を説明すれば理解してもらえることがほとんどです。まず落ち着いてから相談してください。
制度の対象となる続柄は、大学によって範囲が異なります。該当するか分からない場合は窓口に確認してください。
13公欠として認められる場合
対象は大学が定めます。
大学が認める事由による欠席を、欠席回数に数えない扱いにする制度です。呼び方も対象も大学によって異なり、制度自体がない大学もあります。
「これは公欠になるはず」という自己判断は危険です。該当しそうな予定がある時点で、教務課に確認してください。対象外だった場合、通常の欠席として扱われます。
制度の対象外だった場合でも、担当教員の判断で配慮される可能性はあります。あきらめる前に相談してみてください。
制度の名称は大学によって異なります。「公欠」という言葉が使われていなくても、同様の仕組みがある場合があります。
14必要な書類
取得できるうちに取ってください。
制度を使うには、事由を証明する書類が必要になるのが一般的です。どの書類が必要かは大学の規定によります。
重要なのは、後から取得できない書類があることです。診断書は受診したその場で依頼するのが確実で、日が経つと発行してもらえないこともあります。
制度を使う可能性があるなら、受診の時点で必要な書類を確認しておいてください。
書類は原本が必要なことも、写しで足りることもあります。提出前に確認しておくと、取り直しの手間が省けます。
書類の提出先も確認してください。担当教員に渡すのか、事務に提出するのかで手順が変わります。
15申請の期限
短いことがほとんどです。
申請には期限があります。「欠席した日から○日以内」といった形で定められていることが多く、期限を過ぎると認められません。
体調が回復してから手続きする場合、回復までに期限が過ぎてしまうことがあります。長引きそうなときは、可能な範囲で早めに大学へ一報を入れておいてください。
期限が迫っている場合は、書類が揃う前でも窓口に相談してください。事情を伝えておけば、対応を検討してもらえることがあります。
期限は、シラバスではなく履修要項や学生便覧に記載されていることが多いものです。制度ごとに確認してください。
16実験・実習を休むとき
最も早い連絡が必要です。
実験・実習の欠席は、他の人に直接影響します。班で行う場合、一人欠けると役割分担が崩れます。
連絡は担当教員だけでなく、班の仲間にも伝えてください。当日の朝に急に欠けると、準備が無駄になることもあります。
また、レポートの扱いも確認が必要です。自分でデータを取れなかった場合、どう提出すればよいかを聞いておいてください。
実習の欠席は、単位への影響が特に大きくなります。休むかどうか迷う程度の体調なら、教員に相談してから判断してください。
班での実験は、欠席が他の人の成績にも影響することがあります。連絡は最優先で行ってください。
17試験を休むとき
すぐに大学へ連絡してください。
定期試験を欠席する場合は、通常の授業とは扱いが違います。追試験の制度がある大学では、所定の手続きで受験できることがあります。
ただし申請の期限は特に短いことが多く、当日か翌日までというケースもあります。試験を受けられないと分かった時点で、すぐ教務課に連絡してください。
診断書が必要になることが一般的です。受診した際に、その場で依頼しておくと確実です。
追試験にも受験の条件があります。どのような場合に認められるのかを、学期の初めに確認しておくと安心です。
試験の欠席は、単位に直結します。他の連絡より優先して対応してください。
18長期間休むことになったら
制度の相談が必要になります。
数週間以上休むことになりそうな場合は、個別の欠席連絡では対応しきれません。教務課や学生課に相談し、制度の面から検討する必要があります。
選択肢としては、履修の取り消し、配慮の申請、休学などがあります。どれが適切かは状況によりますので、窓口で相談してください。
早く相談するほど、単位を無駄にせずに済む可能性が高くなります。一人で抱え込まないでください。
長期の欠席は、精神的にも負担が大きくなります。制度の相談と並行して、学生相談室も利用してください。
長期の欠席では、家族にも状況を共有しておくと、手続きの面で助けを得られることがあります。
休学を検討する場合は、学費や奨学金への影響も確認してください。制度によって扱いが異なります。
19休んだ後にやること
復帰後の対応が重要です。
休んだ回で、課題が出されていたり、試験の告知があったりすることがあります。これを見逃すと、休んだこと以上の影響が出ます。
復帰したら、まず配布資料と告知の有無を確認してください。友人に聞くのが早いですが、正確を期すなら教員に確認するのが確実です。
制度の申請が必要な場合は、期限内に書類を提出することも忘れないでください。
復帰後の最初の授業では、教員に一言伝えておくと丁寧です。その場で補足の説明をもらえることもあります。
復帰後に一度にすべてを取り戻そうとすると負担が大きくなります。優先度の高い科目から順に対応してください。
休んだ回の内容は、次の授業までに確認しておいてください。分からないまま次に進むと、遅れが重なります。
20相談できる窓口
内容によって分かれます。
欠席に関する相談は、内容によって窓口が分かれます。科目ごとの扱いは担当教員、制度は教務課、体調は保健管理センターです。
どこに相談すればよいか分からないときは、学生課に行けば案内してもらえます。まず一か所に行けば、必要な部署につないでもらえます。
相談することをためらう必要はありません。窓口はこうした相談を受けるために設けられています。
相談の内容によっては、複数の窓口にまたがることもあります。一度で解決しなくても、順に確認していけば道は開けます。
困ったときは、まず一報を入れるところから始めてください。
21よくある質問
欠席するとき、必ず連絡が必要ですか?
科目によります。大人数の講義は不要なことが多く、少人数の演習・実験・実習は必要なのが一般的です。特に自分が発表を担当する回は必ず連絡してください。迷ったときは連絡する方を選ぶのが安全です。
連絡すれば欠席になりませんか?
なりません。連絡は情報を伝える行為で、欠席の扱いを変えるものではありません。欠席回数から除外されるのは、公欠や忌引きなど大学が定める制度の対象になった場合だけで、所定の申請と書類が必要です。
メールには何を書けばいいですか?
科目名、曜日・時限、学部・学科・学年、学籍番号、氏名、欠席する日と理由です。教員は多くの学生を担当しているため、「休みます」だけでは誰か分かりません。大学が発行したメールアドレスから送ってください。
理由は詳しく書くべきですか?
簡潔で構いません。「体調不良のため」で十分伝わります。詳細な説明は不要です。ただし制度の申請をする場合は、所定の様式に沿って記載する必要があります。
いつ連絡すればいいですか?
早いほど良いのが原則で、当日の体調不良なら授業開始前が望ましい形です。ただし連絡できないほど体調が悪いこともあります。その場合は回復してからすみやかに連絡すれば問題ありません。無理に起き上がるより回復を優先してください。
公欠は使えますか?
制度の有無も対象となる事由も大学によって異なり、制度自体がない大学もあります。「これは公欠になるはず」という自己判断は危険なので、該当しそうな予定がある時点で教務課に確認してください。
診断書は必要ですか?
制度を使う場合は必要になるのが一般的です。重要なのは、後から取得できない書類があることです。診断書は受診したその場で依頼するのが確実で、日が経つと発行してもらえないこともあります。
実験を休むときは何をすればいいですか?
担当教員だけでなく、班の仲間にも連絡してください。班で行う場合、一人欠けると役割分担が崩れ、準備が無駄になることもあります。あわせて補講の有無と、レポートの提出方法も確認しておいてください。
試験を受けられません。
すぐに教務課へ連絡してください。追試験の制度がある大学では所定の手続きで受験できることがありますが、申請の期限は特に短く、当日か翌日までというケースもあります。診断書が必要になることが一般的です。
数週間休むことになりました。
個別の欠席連絡では対応しきれません。教務課や学生課に相談してください。履修の取り消し、配慮の申請、休学などの選択肢があり、どれが適切かは状況によります。早く相談するほど単位を無駄にせずに済む可能性が高くなります。
22まとめ|連絡と制度は、別の話
連絡の要否は科目の形式で決まります。大人数の講義は不要なことが多く、実験・実習・少人数の演習は必要。迷ったら連絡する方を選んでください。
連絡しても、欠席は欠席です。回数から除外されるのは、公欠や忌引きなどの制度の対象になった場合だけ。連絡と申請は別の手続きです。
メールには科目名・曜日時限・所属・学籍番号・氏名を。「休みます」だけでは誰のことか分かりません。大学のアドレスから送ってください。
制度を使うなら、書類と期限に注意してください。診断書は受診の場で依頼する。申請の期限は短いことがほとんどです。
最後に。連絡方法は、学期の初めに確認しておいてください。体調を崩してから調べるのは大変です。5分の準備が、いざというときに効きます。
・大学の出席はどれくらい重要?出席点と欠席の扱いを解説
・大学の授業は高校とどう違う?講義・演習・実習の受け方
・シラバスの読み方|評価方法・課題量から授業を見極めるコツ
・大学・キャンパスの記事一覧