大学・キャンパス 更新 2026.09.14 この記事にはPRを含みます

大学の人間関係の距離感|グループ疲れとの付き合い方

結論

大学の人間関係で疲れる主な原因は、距離感を自分で決めていないことです。高校までと違い、大学では付き合う相手も頻度も自分で選べます。それなのに「全員と仲良くしなければ」「誘いは断れない」と考えると、選べるはずの部分まで義務になります。有効なのは①関係ごとに距離を決める ②断る練習をする ③複数の居場所を持つの3つ。特に、ひとつのグループに依存すると、そこでの評価がすべてになり…

19分読み終わるまで
22章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.14
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距離感は、自分で決めていいものです。

大学の人間関係で疲れる——その理由の多くは、距離感が定まらないことにあります。

合わせすぎて消耗する。断れずに予定が埋まる。グループから外れることが怖い——関係そのものより、その調整に疲れています。

この記事では、疲れる仕組み、距離の取り方、断り方、グループとの付き合い方、つらいときの相談先を整理します。

この記事について:本記事は一般的な整理です。人間関係の悩みには個人差があり、本記事の内容がすべての人に当てはまるわけではありません。本記事は医学的・心理学的な助言や診断を行うものではありません。気分の落ち込みが続く、眠れない、食欲がない、日常生活に支障が出ている——こうした状態が続く場合は、大学の学生相談室・保健管理センター、または医療機関に相談してください。いじめ・ハラスメント・つきまといなど被害にあたる場合は、我慢せず学生課や相談窓口、状況によっては警察に相談してください。

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なぜ疲れるのか高校との違い合わせすぎる距離感を決める関係には段階があるこの記事

この記事の流れ

大学の人間関係の距離感

大学の人間関係で疲れる主な原因は、距離感を自分で決めていないことです。

1
合わせる意見・予定を調整
2
断れない予定が埋まる
3
気を使う常に考えている
4
外れる不安抜けられない

なぜ疲れるのか

調整に労力がかかっています。

人間関係で疲れるとき、関係そのものより調整に労力がかかっています。予定を合わせ、話を合わせ、断れずに引き受ける——この積み重ねが消耗の原因です。

1
顔ぶれ場ごとに違う
2
毎日会う選べる
3
抜ける可能
4
居場所複数持てる

高校との違い

選べる範囲が広がっています。

高校までは、同じ教室に毎日いるため関係を選べませんでした。大学は違います。付き合う相手も頻度も自分で選べます。

1
意見を言わない自分が消える
2
全部参加する時間がなくなる
3
費用を無理する生活が苦しくなる
4
笑って流す誤解が続く

合わせすぎる

続きません。

合わせすぎた関係は、長く続きません。無理をして維持している状態は、どこかで限界が来ます。

1
会う頻度週に何回まで
2
使う費用月にいくらまで
3
連絡返す時間帯
4
参加どこまで出るか

距離感を決める

自分で決めて構いません。

距離感は、自分で決めていいものです。会う頻度、使う費用、連絡を返す時間——上限を決めておくと判断が早くなります。

1
挨拶する顔を知っている
2
授業で話すその場だけ
3
食事に行く時々
4
相談できる深い関係

関係には段階がある

すべてを同じ距離にしなくて構いません。

関係には段階があります。挨拶するだけの人、授業で話すだけの人——それで完結する関係もあります。

1
調整に労力がかかっています。なぜ疲れるのか
2
選べる範囲が広がっています。高校との違い
3
続きません。合わせすぎる
4
自分で決めて構いません。距離感を決める

まとめ

この記事の要点

高校までと違い、大学では付き合う相手も頻度も自分で選べます。それなのに「全員と仲良くしなければ」「誘いは断れない」と考えると、選べるはずの部分まで義務になります。

記事を読む

01なぜ疲れるのか

調整に労力がかかっています。

1合わせる意見・予定を調整
2断れない予定が埋まる
3気を使う常に考えている
4外れる不安抜けられない
5結論関係より調整に疲れる
この章の要点
  • 人間関係で疲れるとき、関係そのものより調整に労力がかかっています。
  • 予定を合わせ、話を合わせ、断れずに引き受ける——この積み重ねが消耗の原因です。
  • つまり、調整を減らせば負担も減ります。関係を切る必要はありません。

この消耗が厄介なのは、原因が見えにくいことです。誰かに何かをされたわけでもなく、嫌な出来事があったわけでもない。それでも疲れている——だからこそ、自分が弱いからだと考えてしまいます。しかし、実際には調整の量が多すぎるだけです。人と関わるたびに判断が発生し、その判断が積み重なると負荷になります。原因が分かれば、減らす場所も見えてきます。

また、疲れの原因が特定の相手にあるとは限りません。個々の関係は悪くなくても、数が多ければ負担になります。関わる相手を減らすことも、有効な対処のひとつです。

加えて、大学では関わる場が複数あります。授業、サークル、アルバイト——それぞれで別の顔ぶれと接することになり、場ごとに振る舞いを切り替える必要が生じます。この切り替え自体も労力です。場が増えるほど楽になるわけではなく、数が多すぎれば負担になります。自分がいくつの場を保てるのかを知っておいてください。

疲れを感じたときは、直近の一週間で何に時間を使ったかを振り返ってみてください。予定が埋まりすぎていないか、断れなかった約束がなかったか——書き出すと、減らせる場所が見つかります。

02高校との違い

選べる範囲が広がっています。

観点 高校 大学
顔ぶれ 固定 場ごとに違う
毎日会う そうなる 選べる
抜ける 難しい 可能
居場所 ひとつ 複数持てる
この章の要点
  • 高校までは、同じ教室に毎日いるため関係を選べませんでした。
  • 大学は違います。付き合う相手も頻度も自分で選べます。
  • この前提が変わっていることに気づくと、負担は大きく減ります。

高校までは、関係を選べないことが前提でした。合わない人とも同じ教室で過ごし、行事では同じ班になります。その環境で身につけた「合わせる」という対処法を、大学でもそのまま使い続けると、必要のない場面まで合わせることになります。環境が変わったのだから、対処法も変えてよいのです。

大学では、同じ人と毎日会うとは限りません。授業が違えば、週に一度しか顔を合わせないこともあります。この頻度の低さを、関係が薄いと捉える必要はありません。週に一度で成り立つ関係もあります。

なお、大学で関係が続かないことを失敗と捉える必要もありません。学年が上がれば履修も変わり、顔を合わせる相手も変わります。関係が入れ替わるのは、環境が変わることによる自然な結果です。

この違いを知っておくだけで、気持ちの負担は変わります。うまくいかないのは自分に問題があるからだ——そう考える必要がないと分かるからです。

03合わせすぎる

続きません。

1意見を言わない自分が消える
2全部参加する時間がなくなる
3費用を無理する生活が苦しくなる
4笑って流す誤解が続く
5限界いずれ続かない
この章の要点
  • 合わせすぎた関係は、長く続きません。
  • 無理をして維持している状態は、どこかで限界が来ます。
  • また、合わせ続けると相手もそれを前提にします。後から変えるのが難しくなります。

合わせることが常に悪いわけではありません。相手を尊重して調整する場面は必要です。問題になるのは、自分の負担を無視して合わせ続けることです。費用が足りないのに参加する、疲れているのに残る——ここを続けると、生活そのものが成り立たなくなります。

費用の面で無理をしている場合は、特に早く見直してください。生活費を削って交際費に充てる状態が続くと、学業にも影響します。金銭は、譲れない部分として扱ってよい領域です。

合わせすぎているかどうかは、帰り道の気分で分かります。人と会った後に消耗していると感じるなら、その関係では無理をしています。逆に、会った後に気が楽になっているなら、負担のない距離が保てています。

04距離感を決める

自分で決めて構いません。

1会う頻度週に何回まで
2使う費用月にいくらまで
3連絡返す時間帯
4参加どこまで出るか
5基準無理のない範囲
この章の要点
  • 距離感は、自分で決めていいものです。
  • 会う頻度、使う費用、連絡を返す時間——上限を決めておくと判断が早くなります。
  • 基準は無理のない範囲です。続けられる形にしてください。

上限を決めておくと、その場での判断が早くなります。「週2回まで」と決めていれば、3回目の誘いは断る対象だと即座に分かります。毎回ゼロから考えると、断る理由を探すところから始めることになり、そこで消耗します。

決めた上限を、相手に伝える必要はありません。自分の中で持っておくだけで機能します。

距離を決めることは、相手を拒むことではありません。続けられる形にするための調整です。無理な距離で続けて途中で切れるより、保てる距離で続く方が、結果として関係は長く残ります。

05関係には段階がある

すべてを同じ距離にしなくて構いません。

1挨拶する顔を知っている
2授業で話すその場だけ
3食事に行く時々
4相談できる深い関係
5全員が同じ段階である必要はない
この章の要点
  • 関係には段階があります。
  • 挨拶するだけの人、授業で話すだけの人——それで完結する関係もあります。
  • 全員を深い関係にしようとすると、労力が足りなくなります。

関係の段階は、時間とともに変わります。授業で話すだけだった相手と深い話をするようになることもあれば、その逆もあります。今の段階が固定されるわけではないため、現時点で無理に深めようとしなくて構いません。

深い関係がひとつもないことを不安に感じる人もいますが、段階の浅い関係が複数あるだけでも生活は成り立ちます。相談先は、大学の窓口や家族でも構いません。

段階の浅い関係を軽く見る必要もありません。挨拶だけの相手でも、困ったときに一言聞ける存在になることがあります。深さだけが関係の価値ではありません。

06全員と仲良くしない

無理があります。

1人数大学は多い
2相性合わない人もいる
3時間限られている
4結論選んでよい
この章の要点
  • 全員と仲良くする必要はありません。
  • 合わない人がいるのは自然なことです。相性の問題であって、どちらかが悪いわけではありません。
  • 限られた時間を、合う人に使って構いません。

また、自分が相手にとってどう見えているかを気にしすぎる必要もありません。相手にも相手の事情があり、こちらを常に評価しているわけではありません。多くの場合、思っているほど見られていません。

苦手な人と同じ場にいる場合は、必要な範囲でやり取りすれば十分です。仲良くする必要はなく、業務的な関わりで済ませて構いません。

合わない相手を無理に理解しようとしなくても構いません。理解できないまま距離を取る、という対処もあります。

07グループ疲れ

構造に原因があります。

1常時の連絡通知が続く
2全員一致抜けにくい
3役割固定されやすい
4比較中で順位ができる
5対処距離を調整する
この章の要点
  • グループでの疲れには、構造的な原因があります。
  • 連絡が常に続き、全員で動く前提があり、抜けにくい——この形が負担になります。
  • 対処は、距離の調整です。抜けるか残るかの二択ではありません。

グループ内で役割が固定されると、その役割を演じ続けることになります。まとめ役、聞き役、いじられる役——本来の自分と違う役割が定着すると、疲れが大きくなります。違和感があれば、少しずつ距離を取ってください。

連絡の通知が常に来る状態も、負担になります。通知を切る、確認する時間を決める——これだけで、気を取られる時間が減ります。

グループの中で意見が言えない状態が続くなら、その場は自分に合っていない可能性があります。多数の意見に従い続けることが前提になっている場では、消耗が蓄積します。

なお、グループから距離を取ったあとに関係が戻ることもあります。一時的に離れる、という形も選べます。

08ひとつに依存しない

ここが最も効きます。

1居場所がひとつ失う不安が大きい
2評価がすべて合わせるしかない
3抜けられない無理が続く
4複数ある余裕が生まれる
この章の要点
  • ひとつのグループに依存すると、そこでの評価がすべてになります。
  • 失うわけにいかないため、合わせるしかなくなる——これが疲れの根本です。
  • 別の場があれば、その依存が薄まります。最も効く対処です。

依存が強くなると、そのグループでの出来事が生活全体に影響します。連絡が来ない日が不安になる、既読がつかないだけで落ち着かない——こうした状態は、居場所がひとつしかないことから生じます。

複数の場を持つことは、関係を分散させることでもあります。ひとつの場での出来事が、生活全体を左右しなくなります。

不安を感じたときに、その不安の対象がひとつの場に集中していないかを確認してください。集中しているなら、別の場を作ることが最も有効な対処になります。

09複数の居場所

持てる場は複数あります。

1授業・ゼミ学内で完結
2サークル活動が共通
3アルバイト学外の関係
4高校までの友人大学と無関係
5家族頼れる先
この章の要点
  • 居場所は、学内だけではありません。
  • アルバイト先、高校までの友人、家族——大学と無関係な関係があると余裕が生まれます。
  • 全部を持つ必要はありません。2つあれば依存はかなり薄まります。

新しい場を作るのに、大きな行動は必要ありません。アルバイトを始める、授業で隣の人と話す——それだけでも、別の接点になります。時間をかけて構いません。

居場所は、人でなくても構いません。図書館の決まった席、通っている場所——落ち着ける場があるだけでも、気持ちの逃げ場になります。

学外の関係は、大学での出来事から切り離されている点が利点です。大学の話をしなくていい相手がいると、気持ちが切り替わります。

10断り方

短くて構いません。

1誘いを断る「その日は無理です」
2費用が厳しい「今月は控えます」
3疲れている「今日は帰ります」
4理由言わなくてよい
この章の要点
  • 断るときは、短い言葉で十分です。
  • 「その日は無理です」——理由を詳しく説明する必要はありません。
  • 毎回は断りにくいと感じるなら、回数を決めておいてください。月に2回まで、といった形です。

断ったことで関係が壊れるのではないかと不安になるかもしれません。しかし、一度断った程度で壊れる関係であれば、続けてもいずれ負担になります。断れる関係の方が、長く続きます。

断る練習は、小さな場面から始めてください。行きたくない誘いをひとつ断る——それだけで、次からやりやすくなります。

断ったあとに気まずくなったとしても、それは一時的なものです。次に会うときには、多くの場合もとに戻っています。

11連絡の頻度

すぐ返さなくて構いません。

1即返信義務ではない
2通知切ってよい
3時間帯決めておく
4既読気にしすぎない
この章の要点
  • 連絡にすぐ返す義務はありません。
  • 通知を切る、返す時間帯を決める——自分の生活を優先して構いません。
  • 既読の状態を気にしすぎると、常に画面を見ることになります。距離を取ってください。

返信が遅れたことを責められる場合、それは相手側の問題です。すぐに返すことを前提にした関係は、続けると消耗します。自分のペースを伝えて構いません。

グループの連絡を全部追う必要もありません。自分に関係する内容だけ確認すれば十分です。

返信の間隔を少しずつ空けていくと、相手側も期待の水準を調整します。急に変えなくても構いません。

12投稿との距離

見る時間を減らしてください。

1見えるもの楽しい場面だけ
2比較つらくなる
3反応返す義務はない
4対処見る時間を減らす
この章の要点
  • 投稿に出るのは、楽しい場面だけです。
  • それと自分の日常を比べると、実際より差があるように感じます。
  • つらくなるなら、見る時間を減らしてください。有効な対処です。

投稿を見る時間を減らすと、気持ちが落ち着くことがあります。通知を切る、アプリを開く時間を決める——物理的に距離を取る方法が有効です。

比べる対象を減らすことも有効です。見ない選択も、対処として成立します。

投稿する側に回る必要もありません。見るだけ、あるいは使わないという選択も普通にあります。

13離れるという選択

失礼ではありません。

1頻度を下げる徐々に
2参加を減らす行事だけなど
3連絡を減らす返信の間隔
4完全に離れるこれも選択
この章の要点
  • 合わない関係から離れることは、失礼ではありません。
  • 急に切る必要もありません。頻度を下げていく方法もあります。
  • 宣言する必要もありません。自然に距離が開くことは普通にあります。

距離を取ることを相手に説明する必要もありません。予定が合わない状態が続けば、自然に頻度は下がります。宣言すると、かえって話が大きくなります。

関係が途切れても、後から戻ることはできます。一度距離を取ったら二度と関われない、ということはありません。

距離を取る過程で罪悪感を覚えることもありますが、自分の生活を守ることは正当な行為です。誰かに許可を得る必要はありません。

14気まずさへの対処

時間で薄れます。

1学内で会う挨拶で十分
2避けられる気にしない
3説明を求められる詳しく言わなくてよい
4時間薄れていく
この章の要点
  • 距離を取った後、学内で会うことはあります。
  • 挨拶をすれば十分です。特別なことを話す必要はありません。
  • 気まずさは時間とともに薄れます。最初の数回をやり過ごせば済みます。

気まずさを避けようとして相手を避け続けると、かえって意識が向きます。普通に挨拶をする方が、早く落ち着きます。

相手も同じように気まずさを感じていることがあります。時間が経てば、お互いに落ち着きます。

挨拶を返されなくても、気にしないでください。相手の反応は、こちらが決められるものではありません。

15悪口・噂

加わらないでください。

1悪口の場加わらない
2同意を求められる曖昧に流す
3広めるしない
4自分が言われた相手にしない
5ひどい場合相談する
この章の要点
  • 悪口や噂の場には、加わらない方が安全です。
  • 同意を求められても、曖昧に流して構いません。広める側に回らないでください。
  • 自分が対象になった場合も、基本は相手にしないことです。ひどい場合は相談してください。

悪口の場にいると、自分も言われる側になる可能性があると感じます。その不安が、抜けられない理由になることもあります。距離を取ってください。

噂の内容が事実と違う場合でも、いちいち訂正する必要はありません。多くの噂は、時間とともに消えます。

自分が言われていると知ったときは、まず信頼できる相手に話してください。ひとりで抱えると、実際より大きく感じます。

16被害にあたる場合

我慢しないでください。

1いじめ・排除相談する
2ハラスメント窓口へ
3つきまとい記録を残す
4金銭の要求応じず相談
5危険を感じる警察も選択肢
この章の要点
  • いじめ、ハラスメント、つきまとい、金銭の要求——こうした状況は、距離感の問題ではありません。
  • 我慢せず、相談してください。やり取りの記録を残しておくと、対応が進みやすくなります。
  • 多くの大学にはハラスメント相談窓口があります。危険を感じる場合は警察も相談先です。

記録は、日時・場所・内容・相手を書き留めるだけで構いません。形式は問いません。相談するときに、状況を正確に伝える材料になります。

相談したことが本人の同意なく相手に伝わることは、通常ありません。不安があれば、その点も窓口で確認してください。

被害を受けている状態を、自分の対応の問題として抱えないでください。距離感の調整で解決する問題ではありません。

17ひとりの時間

必要なものです。

1回復気持ちが整う
2学業集中できる
3判断考えが整理される
4確保意識して取る

ひとりの時間は、回復に必要です。

人と過ごす時間が多いほど良い、ということはありません。意識して確保してください。

ひとりで過ごすことについては大学で友達ができないと感じたら|ぼっちを抜け出す現実的な方法でも扱っています。

ひとりの時間を予定に入れておくと、確保しやすくなります。何も入れない時間を意識的に作ってください。

ひとりの時間に何かをしなければならない、ということもありません。何もしない時間も回復になります。

睡眠の時間を削ってまで人と過ごすことは避けてください。生活の土台が崩れると、判断そのものが鈍ります。

18つらいとき

相談してください。

1落ち込みが続く相談する
2眠れない相談する
3食欲がない相談する
4大学に行けない早めに相談
5窓口学生相談室など

気分の落ち込みが続く、眠れない、食欲がない、大学に行けない——こうした状態が続く場合は相談してください。

大学には学生相談室や保健管理センターがあります。

本記事は医学的な助言を行うものではありません。状態が続く場合は、これらの窓口や医療機関に相談してください。

相談することに抵抗を感じるかもしれませんが、学生相談室は誰でも使える場所です。深刻でなければ行ってはいけない、ということはありません。

状態が続く場合、ひとりで様子を見続けるより、早めに相談する方が対応しやすくなります。

相談は、解決策を持っていく場ではありません。状態を話すだけで構いません。

19相談できる窓口

話すだけでも構いません。

1学生相談室人間関係の悩み
2ハラスメント窓口被害にあたる場合
3保健管理センター体調
4学生課制度・手続き
5警察危険を感じるとき

学生相談室は、人間関係の悩みを話せる場です。

解決策が決まっていなくても構いません。話して整理するだけでも意味があります。

窓口の全体像は大学の学生課・教務課の使い方|どんな相談ができる?で扱っています。早めに相談してください。

予約が必要な場合もあるため、利用方法を事前に確認してください。大学の案内やWebページに記載があります。

相談内容がうまく説明できなくても構いません。話しながら整理していけば十分です。

窓口に行く時間が取れない場合は、メールで相談できる大学もあります。方法は学生課に確認してください。

20考え方の基本

距離は自分で決めます。

1選べる相手も頻度も
2段階がある全員同じでなくてよい
3複数の場依存を薄める
4離れてよい失礼ではない
5被害は別我慢せず相談
この章の要点
  • 大学では、付き合う相手も頻度も自分で選べます。
  • 関係ごとに距離を決め、複数の場を持ち、合わなければ離れる——これで負担は大きく減ります。
  • ただし、いじめやハラスメントは距離感の問題ではありません。我慢せず相談してください。
  • そして、疲れていると感じたら、それ自体が調整すべき合図です。無視しないでください。
  • 自分に合う距離感は、人によって違います。他人のやり方を基準にしないでください。
  • 関係の数が少ないことを、問題として扱わないでください。必要な数は人によって違います。

21よくある質問

大学の人間関係に疲れます。

関係そのものより、調整に労力がかかっていることが多くあります。予定を合わせ、話を合わせ、断れずに引き受ける——この積み重ねが消耗の原因です。調整を減らせば負担も減ります。関係を切る必要はありません。

全員と仲良くしないといけませんか?

その必要はありません。合わない人がいるのは自然なことで、相性の問題です。限られた時間を、合う人に使って構いません。

グループから抜けたいです。

抜けるか残るかの二択ではありません。頻度を下げる、参加を減らす、連絡の間隔を空ける——段階的に距離を取る方法があります。急に切る必要も、宣言する必要もありません。

断るのが苦手です。

短い言葉で十分です。「その日は無理です」——理由を詳しく説明する必要はありません。毎回断りにくいと感じるなら、月に何回までと回数を決めておくと判断が早くなります。

連絡にすぐ返さないとだめですか?

義務ではありません。通知を切る、返す時間帯を決める——自分の生活を優先して構いません。既読の状態を気にしすぎると、常に画面を見ることになります。

グループがひとつしかなくて不安です。

ひとつに依存すると、そこでの評価がすべてになり、合わせるしかなくなります。別の場を持つと依存が薄まります。アルバイト先、高校までの友人、家族——大学と無関係な関係でも構いません。2つあれば負担はかなり変わります。

離れたら失礼ではないですか?

失礼ではありません。合わない関係から距離を取ることは、自分を守るために必要なこともあります。自然に距離が開くことは普通にあります。

悪口の場にいるのがつらいです。

加わらない方が安全です。同意を求められても曖昧に流して構いません。広める側に回らないでください。自分が対象になった場合も、基本は相手にしないことです。

いじめやハラスメントを受けています。

距離感の問題ではありません。我慢せず相談してください。やり取りの記録を残しておくと、対応が進みやすくなります。多くの大学にはハラスメント相談窓口があります。危険を感じる場合は警察も相談先です。

気分が落ち込んで大学に行けません。

早めに相談してください。落ち込みが続く、眠れない、食欲がない、日常生活に支障が出ている——こうした状態が続く場合は、大学の学生相談室・保健管理センター、または医療機関に相談してください。本記事は医学的な助言を行うものではありません。

22まとめ|距離は自分で決めます

疲れの原因は、関係そのものより調整にあります。合わせ、断れず、気を使う——この積み重ねが消耗を生みます。

大学では相手も頻度も選べます。高校までと前提が変わっていることに気づくと、負担は大きく減ります。

関係には段階があります。挨拶するだけ、授業で話すだけ——それで完結する関係もあります。全員を同じ距離にしなくて構いません。

ひとつの場に依存しないでください。別の居場所があるだけで、そこでの評価がすべてではなくなります。

最後に。いじめやハラスメントは距離感の問題ではありません。我慢せず、学生相談室やハラスメント窓口に相談してください。

この記事について:本記事は一般的な整理です。人間関係の悩みには個人差があり、本記事の内容がすべての人に当てはまるわけではありません。本記事は医学的・心理学的な助言や診断を行うものではなく、特定の状態が疾患を意味することを示すものでもありません。気分の落ち込みが続く、眠れない、食欲がない、日常生活に支障が出ている——こうした状態が続く場合は、大学の学生相談室・保健管理センター、または医療機関に相談してください。いじめ・ハラスメント・つきまといなど被害にあたる場合は、我慢せず学生課やハラスメント相談窓口、状況によっては警察に相談してください。相談窓口の体制は大学ごとに異なります。