マツモトキヨシ
「マツモトキヨシグループ」と「ココカラファイングループ」で稼ぐ会社
平均年収・社員数などは、新卒で入るマツモトキヨシの数字
- 1年目の月給
- 未確認・学部卒
- 毎年の採用
- —公式サイトで確認できず
- 平均年収
- 543万円平均37.5歳・勤続11.4年
- もうけ(純利益)
- 558億円マツモトキヨシの社員4,063人
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
業界地図INDUSTRY MAP 2026
ウエルシア・ツルハ・スギ・日本調剤などは、有価証券報告書が無いか、持株会社の社員が少なく平均年収が参考にならないため入っていません。このページはマツモトキヨシ・アインファーマシーズ・クオール・コスモス薬品・サンドラッグ・カワチ薬品・メディカルシステムネットワークの7社を、有価証券報告書の数字だけで比べました。ドラッグストアと調剤薬局の会社の規模、利益、年収、働き方を同じ物差しで並べています。
有価証券報告書(2026年3月期。アインファーマシーズは2026年4月期・コスモス薬品は2026年5月期・カワチ薬品は2026年3月期)。平均年収は本社の全社員の平均(賞与込み)で、新卒の年収ではありません(一部の会社は、持株会社の代わりに新卒で入る会社の数字。名刺に記載)。
WHAT IS IT
ひとことで言うと
薬・化粧品・日用品・食品をまとめて売る「近所の大きな売り場」と、病院でもらった処方箋で薬を出す「薬の窓口」。この2つを担うのがドラッグストア・調剤業界です。
ドラッグストア・調剤業界とは、医薬品や化粧品、日用品、食品を店で売るドラッグストアと、医師の処方箋に基づいて薬を出す調剤薬局の業界です。ドラッグストアは買い物客からお金を受け取ります。調剤薬局は患者の自己負担分に加え、残りを健康保険の支払機関から受け取ります。
上の段が店で商品を売る稼ぎ方、下の段が処方箋の薬代を保険から受け取るしくみです。
ふだん目にするお店・商品・サービスの後ろに、この業界の会社がいます。
マツモトキヨシ子会社(議決権の100%)
マツモトキヨシ子会社 ココカラファインヘルスケア(議決権の100%)
アインファーマシーズ子会社(議決権の100%)
アインファーマシーズ子会社(議決権の100%)
サンドラッグ子会社(議決権の100%)
サンドラッグ持分法適用会社 キリン堂ホールディングス(議決権の55.6%)
クオール子会社(議決権の80.0%)
出典:各社の有価証券報告書(2026年3月期)「関係会社の状況」。割合は会社が持っている議決権の割合です。
ドラッグストアは、メーカーや卸から医薬品・化粧品・日用品・食品を仕入れ、店やECで消費者に売って、その差額でもうけます。自社で企画するPB商品もあります。
調剤薬局は医師の処方箋をもとに薬を出し、患者から自己負担分を受け取ります。残りは健康保険の支払機関に請求して受け取ります。
各社は新しい店を出したり、他社を買収(M&A)したりして店の数を増やします。規模が大きいほど仕入れや運営の効率が上がります。
クオールは製薬会社への営業担当の派遣や後発医薬品の製造、メディカルシステムネットワークは薬局と卸の取引の仲介など、薬局の周辺でも稼いでいます。
売場づくりや品出し、接客、スタッフの管理を担い、店の売上と利益に責任を持ちます。店長の育成は各社が課題に挙げています。
処方箋に基づいて調剤し、患者に薬の飲み方を説明します。在宅医療で患者の自宅や施設を訪ねる仕事も増えています。
医薬品や化粧品、食品などの仕入れる商品と価格を決めます。自社で企画するプライベートブランド商品の開発も担います。
新しい店を出す場所を探し、地主や建物のオーナーと交渉して出店を進めます。各社の規模拡大を支える仕事です。
ドラッグストアで風邪薬などの一般用医薬品(第2類・第3類)を販売し、お客さんの相談に応じる資格を持つ担当者です。
ドラッグストアの中に調剤薬局を設けた店のことです。処方薬と日用品の買い物を1か所で済ませられます。
国が決める医療用医薬品の公定価格です。定期的に見直され、調剤薬局の収入にも影響します。
小売の会社が自ら企画し、自社の店で売るオリジナル商品です。メーカー品より安く売れたり、利益を多く取れたりします。
特許が切れた薬と同じ有効成分で作られた薬です。開発費がかからないぶん、先発の薬より安く提供されます。
IN 30 SECONDS
どのくらい稼ぐ?
0.1兆円
7社の1年間のもうけ(純利益)の合計。1位はマツモトキヨシの558億円。
平均年収は?
453〜590万円
社員全体の平均(賞与込み)。いちばん高いのはサンドラッグ。新卒の年収ではありません。
1年目の月給は?
37.0〜37.0万円
学部卒の初任給(各社の募集要項)。全産業の大学卒の平均は26.2万円(国の統計)。
同じ「ドラッグストア・調剤」でも、何で稼いでいるかは会社ごとにかなり違います。志望動機で聞かれる「なぜうちの会社?」に答えるには、まずこの違いを知るのが近道です。
FEATURES & TRENDS
売上はマツモトキヨシが1兆1174億円、コスモス薬品が1兆996億円です。サンドラッグは8425億円、アインファーマシーズは6478億円で、店舗網の大きさがそのまま売上の大きさに表れています。
根拠:7社の売上・純利益(2026年3月期など)コスモス薬品やカワチ薬品は、医薬品・化粧品に加えて加工食品や日配品、飲料、酒も扱っています。サンドラッグは食料品中心のディスカウントストア事業も持ち、194億円の利益を出しています。
根拠:コスモス薬品・カワチ薬品 有価証券報告書「事業の内容」、サンドラッグの事業ごとの利益コスモス薬品は商圏人口1万人を目安に小さな商圏で高密度に出店します。カワチ薬品は売場400坪以上の郊外型メガ・ドラッグストアが中心です。マツモトキヨシは大都市圏の店舗網が強みとしています。
根拠:コスモス薬品・カワチ薬品・マツモトキヨシ 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」マツモトキヨシは、定期的な調剤報酬と薬価の改定で影響を受ける可能性があると書いています。アインファーマシーズも、電子処方箋やオンライン服薬指導など制度の変化を挙げています。
根拠:マツモトキヨシ・アインファーマシーズ 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」マツモトキヨシは、他業態の出店やM&Aによる規模拡大など厳しい競争が続くとしています。カワチ薬品も、各社の生き残りをかけた提携や合併の動きが活発になるとみています。
マツモトキヨシ・カワチ薬品 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」マツモトキヨシは調剤併設化を進めるとし、コスモス薬品は調剤市場は集客力の高いドラッグストアが主役になると考えています。カワチ薬品も調剤併設の店を重点的に出す方針です。
マツモトキヨシ・コスモス薬品・カワチ薬品 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」サンドラッグは、労働力不足への対応として業務のデジタル化(省人化)で生産性を上げるとしています。クオールも、コストのゼロベースでの見直しとDXの活用で、生産性の向上に取り組むとしています。
サンドラッグ・クオール 有価証券報告書(2026年3月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」アインファーマシーズは「かかりつけ薬剤師・薬局」としての役割が求められているとし、在宅医療に積極的に参画するとしています。クオールも在宅・施設調剤に戦略的に取り組むとしています。
アインファーマシーズ・クオール 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」この節は、上の会社の有価証券報告書(「事業の内容」「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」)と、事業ごとの利益の数字をもとに書いています。
FIND BY INTEREST
やってみたい仕事に近いものを押してください。その分野でたくさん稼いでいる順に並びます(=その分野の仕事が大きい会社)。
INDUSTRY MAP
明るいマスほど、その会社がその分野で大きく稼いでいます。マスに指を置くと中身の事業名が出ます。
横にずらすと7社すべて見られます →
| マツモトキヨシ | アインファーマシーズ | クオール | コスモス薬品 | サンドラッグ | カワチ薬品 | メディカルシステムネットワーク | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ドラッグストア | 843億円 | — | — | — | 275億円 | — | — |
| 調剤薬局 | — | 358億円 | 97億円 | — | — | — | 60億円 |
| ディスカウントストア | — | — | — | — | 194億円 | — | — |
| その他 | 173億円 | 65億円 | 89億円 | — | — | — | 2億円 |
各社の有価証券報告書(2026年3月期)にある「事業ごとの利益」(営業利益又は営業損失・経常利益又は経常損失。会社によって違う)を億円に丸め、編集部が4つの分野に分けたもの。△は損失。メディカルシステムネットワークの「地域薬局ネットワーク事業」、アインファーマシーズ(アインHD)の「ファーマシー事業」、クオール(クオールHD)の「保険薬局事業」は「調剤薬局」に入れました。マツモトキヨシ(マツキヨココカラ&カンパニー)の「マツモトキヨシグループ」「ココカラファイングループ」は「ドラッグストア」に入れました。アインファーマシーズの「リテール事業」、クオールの「BPO事業」「製薬事業」、マツモトキヨシの「アンドカンパニー」「管理サポート事業」は「その他」に入れました。アインファーマシーズの事業ごとの利益は「経常利益」で、ほかの会社(営業利益)と計算のしかたが違います。ツルハHD・スギHD・ファーマライズHDは、持株会社の社員が300人未満のため入っていません。ウエルシアHDと日本調剤は有価証券報告書を出していないため入っていません。コスモス薬品・カワチ薬品は事業の区分が1つのため、地図には出ていません。全社共通の費用などは入っていないので、足しても純利益とは一致しません。
7 COMPANIES
もうけが大きい順。事業の名前は各社が使っているそのままです。
「マツモトキヨシグループ」と「ココカラファイングループ」で稼ぐ会社
平均年収・社員数などは、新卒で入るマツモトキヨシの数字
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
事業ごとの利益は、このページでは載せていません
何で稼いでいる?事業ごとの
「ドラッグストア事業」と「ディスカウントストア事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
数字だけでは決められないときは
年収やもうけは会社選びの一部です。仕事の中身や社風は、働いている先輩に聞くのがいちばん確かです。
「ファーマシー事業」と「リテール事業」で稼ぐ会社
平均年収・社員数などは、新卒で入るアインファーマシーズの数字
月給の条件:薬剤師(全国転勤)の額で、手当を含む。6年制のため修士の額はなし。
何で稼いでいる?事業ごとの経常利益又は経常損失
「保険薬局事業」と「製薬事業」で稼ぐ会社
平均年収・社員数などは、新卒で入るクオールの数字
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
事業ごとの利益は、このページでは載せていません
何で稼いでいる?事業ごとの
「地域薬局ネットワーク事業」と「賃貸・設備関連事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
COMPARE
見出しを押すと、その順に並び替わります。棒の長さは7社の中での大きさです。
| 会社 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| マツモトキヨシ | — | — | 543万円 | 558億円 | 4,063人 | 37.5歳 |
| アインファーマシーズ | 37.0万円 | — | 461万円 | 173億円 | 12,282人 | 33.4歳 |
| クオール | — | — | 453万円 | 74億円 | 3,509人 | 37.4歳 |
| コスモス薬品 | — | — | 510万円 | 320億円 | 5,977人 | 32.1歳 |
| サンドラッグ | — | — | 590万円 | 314億円 | 4,622人 | 34.5歳 |
| カワチ薬品 | — | — | 556万円 | 32億円 | 2,564人 | 37歳 |
| メディカルシステムネットワーク | — | — | 586万円 | 11億円 | 400人 | 43歳 |
1年目の月給=各社の募集要項の学部卒の初任給(入社年度は会社で違う。条件は名刺に記載)。毎年の採用=直近の新卒採用者数(マツモトキヨシ・アインファーマシーズ・クオール・コスモス薬品・サンドラッグ・カワチ薬品・メディカルシステムネットワークは公式の数字を確認できず)。平均年収・平均年齢・本社の社員=有価証券報告書の「従業員の状況」(本社=提出会社だけで、子会社の社員は入らない)。もうけ=純利益(親会社の所有者に帰属する当期利益・連結)。
NOW HIRING
いま募集しているドラッグストア・調剤の会社です(エントリー受付中0社)。受付中の会社から、初任給の高い順に並べました。中身は各社の公式の募集要項です。
MORE COMPANIES
上の7社のほかに、ドラッグストア・調剤の仕事をしている上場企業です。数字は各社の最新の有価証券報告書。見出しを押すと並び替わり、社名を押すと会社のページへ進みます。
| 会社 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| スギホールディングス | 828万円 | 44.5歳 | 13,417人 | 1.0兆円 | 450億円 |
| シップヘルスケアホールディングス | 854万円 | 46.4歳 | 7,819人 | 7,182億円 | 134億円 |
| ファーマライズホールディングス | 574万円 | 41.5歳 | 2,031人 | 695億円 | 1億円 |
| メディカル一光グループ | 627万円 | 41.1歳 | 1,608人 | 550億円 | 13億円 |
| ファルコホールディングス | 753万円 | 55.7歳 | 1,037人 | 436億円 | 20億円 |
| ミアヘルサホールディングス | — | — | 1,838人 | 249億円 | 2億円 |
| HYUGA PRIMARY CARE | 454万円 | 38歳 | 882人 | 120億円 | 5億円 |
平均年収・平均年齢=提出会社(単体)の全従業員の平均(賞与込み・新卒の年収ではない)。持株会社は本社の少人数の数字です。社員数・売上・純利益=グループ全体(連結。連結の無い会社は単体)。決算期は会社で違います。どの業界に入れるかは、有価証券報告書の「事業の内容」をもとに編集部が決めました。
PRIVATE COMPANIES
株式を上場していない会社と、上場企業のグループ会社です。有価証券報告書を出していないため売上や平均年収は比べられませんが、企業図鑑で事業内容や募集要項を見られます。新卒の募集がある会社から並べています。
WORK STYLE
法律で公表が決まっている3つの数字(本社・2026年3月期)。
高いほど、女性が課長以上に就いている
●は育児目的の休暇も含めた数え方(下の注)
100に近いほど男女の差が小さい
男性の育休の取得率:●の会社は育児休業と育児目的の休暇を合わせた割合、無印の会社は育児休業だけの割合(育児・介護休業法の施行規則第71条の6)。数え方が違う会社どうしはそのまま比べられません。100%を超えるのは、前の年度までに子どもが生まれた人がこの年度に取った分も数えるためです。女性の平均賃金は全労働者の平均で、管理職や総合職に男性が多いと低く出ます。
HOW TO START
「業界地図」と「7社の名刺」で、どの会社が何で稼いでいるかを押さえます。業界全体としては、医薬品・化粧品・日用品を売る小売と調剤を組み合わせた成長業界。
小売×調剤の成長性を理解。日程は28卒の就活スケジュールで確認できます。
同じ会社でも部署で仕事はまったく違います。OB・OG訪問で「入って何をしているか」を具体的に聞くと、志望動機が自分の言葉になります。
「御社は◯◯で大きく稼いでいて、私は◯◯に関わりたい」と、地図の事実とつなげて話せると説得力が出ます。
向いている人健康・美容・小売に興味/地域の健康を支えたい
マツモトキヨシです。純利益は558億円で、2位はコスモス薬品(320億円)でした(各社の有価証券報告書)。
7社の平均年収は453.2万円(クオール)から589.5万円(サンドラッグ)です。賞与を含む全社員の平均で、新卒の1年目の年収ではありません。
学部卒の月給は37.0万円(アインファーマシーズ)から37.0万円(アインファーマシーズ)でした(各社の公式の募集要項、入社年度は会社によって違います)。
各社が提出した最新の有価証券報告書の数字です。決算期は2026年3月期(アインファーマシーズは2026年4月期・コスモス薬品は2026年5月期・カワチ薬品は2026年3月期)。年に1回、新しい有価証券報告書が出たら見直します。