大学・キャンパス 更新 2026.09.14 この記事にはPRを含みます

大学の授業のノートの取り方|手書き・PC・タブレットを比較

結論

大学のノートの目的は、板書を写すことではなく「後から内容を再現できる記録を残す」ことです。そのために必要なのは①構造(見出し・順序) ②口頭の説明 ③自分の疑問の3つ。道具は、手書きが図や数式に強く、パソコンが文字量に強く、タブレットが両方の中間です。科目によって使い分けるのが最も現実的で、数式の多い理系科目は手書き、講義中心の科目はパソコンという組み合わせがよく機能します…

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22章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.14
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試験前にノートを開いて、何が書いてあるのか自分でも分からない。

大学のノートが高校と決定的に違うのは、「写すべきもの」が決まっていない点です。板書は少ないのに口頭の説明は膨大、教科書どおりに進まない、そもそも板書しない先生もいる——この環境で、自分なりの記録の仕方を見つける必要があります。

そして道具の選択肢も増えました。手書き、パソコン、タブレット。どれが優れているかではなく、科目と自分に合う組み合わせを選ぶことが大切です。

この記事では、大学のノートの目的、3つの道具の比較、科目形式別の取り方、後から使えるノートの条件、そして試験前の活用法までを整理します。

この記事について:本記事は一般的な方法の紹介です。授業中の端末の使用可否、録音・撮影の可否、配布資料の扱いは、大学・科目・担当教員によって異なります。端末の使用が認められていない科目もあります。必ずシラバスと担当教員の指示に従ってください。授業の録音・撮影や、資料を許可なく共有することは認められない場合があります。

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大学のノートの目的高校との違い記録すべき3つのも…構造を残す口頭の説明を拾うこの記事

この記事の流れ

大学の授業のノートの取り方

大学のノートの目的は、板書を写すことではなく「後から内容を再現できる記録を残す」ことです。

1
内容の記録後から思い出せる
2
理解の整理書くことで整理される
3
試験の準備復習の材料になる
4
レポートの材料引用や参考にする

大学のノートの目的

後から内容を再現できることです。

大学のノートの目的は、板書を写すことではありません。後から読んで、その授業で何が語られたのかを再現できる記録を残すことです。この目的から考えると、何を書くべきかが決まります。

1
板書少ない・断片的なことも
2
口頭の説明本体であることも
3
進度教科書を離れることも
4
1コマの量90分前後

高校との違い

写すべきものが決まっていません。

高校の板書は、そのまま写せばノートになるよう整理されていました。大学ではそうとは限りません。キーワードだけ板書して、あとは話す——という形式も多くあります。さらに、ノートを提出する機会はほぼありません。

1
構造話の順序と関係が分かる
2
口頭の説明板書にない重要情報
3
自分の疑問復習と質問の出発点

記録すべき3つのもの

この3つを押さえれば十分です。

すべてを書き取るのは不可能ですし、必要もありません。この3つに絞れば、後から使えるノートになります。逆に言えば、この3つが欠けたノートは後から使えません。

1
見出しをつける今日のテーマ・小見出し
2
番号を振る順序が分かる
3
字下げを使う階層が分かる
4
日付と回数何回目の授業か

構造を残す

見出しと順序が分かる形に。

構造を残すとは、「何の話の、どの部分か」が分かる形にするということです。見出し、番号、字下げ——方法は何でも構いません。特に有効なのが日付と回数を書くことです。

1
「ここは重要」試験に出る可能性
2
繰り返される内容強調の合図
3
具体例理解の助けになる
4
補足の説明板書の意味を補う

口頭の説明を拾う

ここに重要な情報があります。

大学の授業では、板書されない説明に重要な内容が含まれることが多くあります。板書だけを写していると、この部分が丸ごと抜けます。拾うべきなのは、先生が強調する箇所です。

1
後から内容を再現できることです。大学のノートの目的
2
写すべきものが決まっていません。高校との違い
3
この3つを押さえれば十分です。記録すべき3つのもの
4
見出しと順序が分かる形に。構造を残す

まとめ

この記事の要点

そのために必要なのは①構造(見出し・順序) ②口頭の説明 ③自分の疑問の3つ。道具は、手書きが図や数式に強く、パソコンが文字量に強く、タブレットが両方の中間です。

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01大学のノートの目的

後から内容を再現できることです。

1内容の記録後から思い出せる
2理解の整理書くことで整理される
3試験の準備復習の材料になる
4レポートの材料引用や参考にする

大学のノートの目的は、板書を写すことではありません。後から読んで、その授業で何が語られたのかを再現できる記録を残すことです。

この目的から考えると、何を書くべきかが決まります。板書されていなくても重要なら書く、板書されていても既知のことなら省く——判断の基準は「後から必要か」です。

もう一つの効果が理解の整理です。聞いた内容を自分の言葉で書こうとすると、分かっていない部分が浮かび上がります。これは試験前に気づくより、その場で気づく方がはるかに有利です。

ノートは誰かに見せるためのものではありません。自分が読めて、後から使えれば、形式は問われません。

書くこと自体が理解の助けになります。後から使わない場合でも意味はあります。

02高校との違い

写すべきものが決まっていません。

観点 高校 大学
板書 整理されている 少ない・断片的なことも
口頭の説明 板書の補足 本体であることも
進度 教科書どおり 教科書を離れることも
1コマの量 50分 90分前後
ノートの提出 あることも 基本的にない

高校の板書は、そのまま写せばノートになるよう整理されていました。大学ではそうとは限りません。キーワードだけ板書して、あとは話す——という形式も多くあります。

さらに、ノートを提出する機会はほぼありません。つまり誰も見ないので、きれいに書く必要はない一方、自分が読めなければ意味がないということでもあります。

この自由さが、最初は戸惑いの原因になります。「何を書けばいいか分からない」と感じるのは自然なことです。授業の違いは大学の授業は高校とどう違う?講義・演習・実習の受け方で扱っています。

高校のやり方が通用しないと感じるのは自然なことです。環境が変わったのだから、方法も変える必要があります。

ノートの取り方が定まらないうちは、複数の方法を試してみてください。最初から一つに絞る必要はありません。

03記録すべき3つのもの

この3つを押さえれば十分です。

1構造話の順序と関係が分かる
2口頭の説明板書にない重要情報
3自分の疑問復習と質問の出発点

すべてを書き取るのは不可能ですし、必要もありません。この3つに絞れば、後から使えるノートになります。

逆に言えば、この3つが欠けたノートは後から使えません。断片的な単語だけが並んでいても、関係が分からなければ復習の役に立たないからです。

3つのうち、最も忘れられがちなのが「自分の疑問」です。分からなかったことこそ、後で価値を持ちます。

3つを意識するだけで、ノートの質は変わります。完璧を目指さず、この3点を押さえてください。

04構造を残す

見出しと順序が分かる形に。

1見出しをつける今日のテーマ・小見出し
2番号を振る順序が分かる
3字下げを使う階層が分かる
4日付と回数何回目の授業か
5余白を残す後から書き足せる

構造を残すとは、「何の話の、どの部分か」が分かる形にするということです。見出し、番号、字下げ——方法は何でも構いません。

特に有効なのが日付と回数を書くことです。第何回の授業かが分かると、シラバスの授業計画と照合できます。休んだ回を特定するときにも役立ちます。

そして余白を残してください。後から復習したときの補足、参考文献のメモ、疑問への答え——書き足す場所があるノートは、成長します。

構造は、後から整えることもできます。授業中は流れを追うことを優先し、見直しのときに見出しを補ってください。

構造が見える形になっていると、後から必要な箇所を探す時間が短くなります。試験前に効果を実感できます。

05口頭の説明を拾う

ここに重要な情報があります。

1「ここは重要」試験に出る可能性
2繰り返される内容強調の合図
3具体例理解の助けになる
4補足の説明板書の意味を補う
5参考文献の紹介レポートに使える

大学の授業では、板書されない説明に重要な内容が含まれることが多くあります。板書だけを写していると、この部分が丸ごと抜けます。

拾うべきなのは、先生が強調する箇所です。「ここは重要」「試験で問います」といった明確な言葉のほか、繰り返される内容も強調の合図です。

具体例も価値があります。抽象的な説明だけでは後から思い出せませんが、具体例が一つあれば全体を再現できることがよくあります。

口頭の説明を拾うには、聞くことに意識を向ける必要があります。書く量を減らしてでも、聞く時間を確保してください。

重要だと感じた発言は、そのままの言葉で書き留めておくのも有効です。要約すると意味が変わることがあります。

聞き取れなかった言葉は、そのまま音でメモしておく方法もあります。後から調べれば分かることがあります。

06疑問に印をつける

分からなかった箇所を残します。

1印をつける後で見つけやすい
2何が分からないか書く質問しやすくなる
3後で調べる復習の出発点
4解決したら追記理解が定着する

授業中に分からなかった箇所は、その場で印をつけてください。後から「どこが分からなかったんだったか」を思い出すのは困難です。

可能なら、何が分からないかも一言書いておきます。「用語の意味」「なぜこうなるか」——これがあると、質問するときに具体的に聞けます。

調べたり質問したりして解決したら、その答えをノートに追記してください。疑問と答えがセットで残っていると、試験前の復習で非常に役立ちます。

疑問の印は、目立つ形にしておくと見返しやすくなります。色や記号を決めておくと便利です。

疑問が解決したときの喜びは、学習の動機にもなります。

07手書きの特徴

図と数式に強い方法です。

1図・数式が書きやすい書く速度に限界がある
2自由にレイアウトできる後から検索できない
3記憶に残りやすいとされるかさばる・紛失のリスク
4端末の制限を受けない書き直しが手間
5電源が不要共有しにくい

手書きの最大の強みは、図や数式を自由に書けることです。矢印でつないだり、囲んだり、余白に補足したり——レイアウトの自由度は他の方法を上回ります。

弱みは速度と検索性です。話す速度に追いつかないことがあり、後から特定の内容を探すのも大変です。

また、端末の使用が認められていない科目では、手書き一択になります。その可能性も考えて、ノートは常に持っておくと安心です。

手書きの速度に限界を感じたら、略記のルールを決めるという方法もあります。自分だけが読めれば十分です。

手書きのノートは、科目ごとに分けるか一冊にまとめるかも選べます。管理しやすい方を選んでください。

08パソコンの特徴

文字量と検索に強い方法です。

1入力が速い図・数式が苦手
2検索できる使用不可の科目がある
3整理・編集が容易他の画面に気が散る
4そのままレポートに使える電源・重量の問題
5バックアップが取れる打つことに集中しがち

パソコンの強みは、入力の速度と検索性です。口頭の説明が多い講義では、話す速度に近い形で記録できます。

また、そのままレポートの下書きに使えるという利点もあります。授業で得た内容を引用する際、打ち直す必要がありません。

弱みは図と数式です。理系科目では手書きの方が圧倒的に速くなります。また、他の画面を開いて気が散るリスクもあります。授業中は必要な画面だけにする意識が必要です。

入力に慣れていないうちは、かえって遅くなることもあります。使うなら、日常的に練習しておいてください。

入力したノートは、定期的にバックアップを取ってください。端末の故障で失うと取り返しがつきません。

09タブレットの特徴

両方の中間にあたります。

1手書きもできる入力速度は手書き並み
2資料に直接書き込める端末の費用がかかる
3かさばらない電源が必要
4整理・検索がしやすい使用不可の科目がある
5図と文字を併用できる操作に慣れが要る

タブレットの最大の利点は、配布資料に直接書き込めることです。資料が電子で配られる科目では、印刷せずに済み、資料とノートが一体化します。

手書きと文字入力を切り替えられるため、図が必要な場面にも対応できます。複数科目のノートを1台にまとめられるので、荷物も減ります。

一方、端末の費用がかかります。パソコンとの二台持ちになることも多いため、必要性をよく考えてから判断してください。

端末を導入する場合は、授業で実際に使えるかを確認してから購入してください。使えない科目が多ければ効果は限られます。

103つの比較

優劣ではなく、向き不向きです。

観点 手書き パソコン タブレット
入力速度 △ ◎ △〜○
図・数式 ◎ △ ◎
検索 × ◎ ○
資料への書き込み △(印刷が必要) △ ◎
費用 ◎ △ △
使用制限 なし 科目による 科目による

3つの方法に絶対的な優劣はありません。科目の性格と自分の特性で、向き不向きが決まります。

注目してほしいのが「使用制限」の行です。端末の使用が認められていない科目では、選択肢が手書きしかありません。手書きは常に使えるという点で、基礎的な方法だと言えます。

比較表はあくまで一般的な傾向です。自分で試してみて、合う方法を選んでください。

どの方法でも、見直しをしなければ価値は半減します。道具より習慣の方が影響は大きいものです。

11科目による使い分け

一つに統一する必要はありません。

1数式が多い手書き・タブレット
2口頭の説明が中心パソコン
3資料が電子で配られるタブレット
4図解が多い手書き・タブレット
5端末が使えない手書き

最も現実的なのは、科目によって使い分けることです。すべての科目で同じ方法を使う必要はありません。

よく機能する組み合わせが、数式の多い理系科目は手書き、講義中心の科目はパソコンという形です。それぞれの強みが活きます。

ただし、分散させすぎると管理が大変になります。「どの科目のノートがどこにあるか」が分からなくなると本末転倒です。2種類までに絞るのが現実的でしょう。

使い分ける場合は、どの科目をどの方法で取るかを最初に決めてください。その場で選ぶと、記録が分散します。

使い分けが負担になるなら、一つに統一しても構いません。管理のしやすさも重要な条件です。

12講義科目での取り方

構造を優先します。

1全体の流れ今日の話の構成
2キーワード重要な用語
3関係性AとBの関係
4具体例抽象を補う
5すべて書かない取捨選択する

講義科目では、全体の構造を優先してください。細部を完璧に記録しようとすると、話の流れを見失います。

コツは、「今日の話は何についてで、どういう順序か」を常に意識することです。この枠組みがあれば、細部は後から教科書や資料で補えます。

逆に、すべてを書き取ろうとすると失敗します。書くことに集中して、内容を理解できないまま終わります。取捨選択する勇気を持ってください。

講義で扱われた内容が教科書のどこに当たるかを書いておくと、後から補いやすくなります。

講義中に理解が追いつかない箇所があっても、そのまま書き留めておいてください。後から調べる手がかりになります。

13演習科目での取り方

議論の内容を残します。

1発表の要点誰が何を報告したか
2出た論点議論になった部分
3教員のコメント最も重要なことが多い
4自分の発言後で振り返る材料
5次回の準備指示された文献など

演習では、教員のコメントが最も重要です。発表に対する指摘や補足には、その分野の考え方が凝縮されています。

議論で出た論点も記録してください。自分が卒業論文を書くときのヒントになることがあります。ゼミの選び方はゼミの選び方|大学2・3年で後悔しない決め方で扱っています。

あわせて次回の準備の指示を必ずメモしてください。演習は準備が前提の形式なので、これを聞き逃すと次回困ります。

演習では、自分の発表への指摘も記録してください。次の発表に活かせます。

14実験・実習での記録

後でレポートを書くための記録です。

1手順実際にやったこと
2データ・測定値その場でしか取れない
3条件温度・時間など
4気づいたこと考察の材料
5うまくいかなかった点考察で重要

実験・実習の記録は、レポートを書くための材料です。その場で取らなければ二度と手に入らないデータがあります。

特に重要なのが、うまくいかなかった点です。予想と違った結果や失敗は、考察を書くときの中心的な材料になります。「失敗したから書かない」ではなく、記録してください。

記録の方法については、担当教員の指示に従ってください。所定のノートや様式が指定されている場合があります。

実験の記録は、その場で書くことが前提です。後から思い出して書くと、正確性が失われます。

15配布資料がある場合

資料に書き込む形が効率的です。

1資料に直接書き込む口頭の補足を余白に
2別ノートと併用資料に書ききれない分
3資料を整理する科目ごとにまとめる
4電子資料端末に書き込む
5紛失に注意再配布されないことも

資料が配られる科目では、資料に直接書き込むのが最も効率的です。資料に書かれていない口頭の補足を余白に書けば、それだけでノートになります。

注意したいのが資料の管理です。科目ごとにまとめておかないと、試験前に探すことになります。配られたその日に整理する習慣をつけてください。

また、資料は再配布されないことがあります。紛失すると取り返しがつかないので、電子で配られる場合はバックアップも取っておくと安心です。

資料に書き込む場合も、余白が足りなくなることがあります。別紙を用意しておくと安心です。

資料が配られる科目では、資料の量が学期を通じてかなりになります。保管場所を決めておいてください。

16授業後5分の見直し

最も効果が大きい習慣です。

1ノートを読み返す抜けに気づく
2不足を補う記憶が新しいうちに
3疑問を整理する調べる対象が決まる
4見出しを整える後から読みやすく

ノートの価値を決めるのは、授業後の5分です。この習慣があるかどうかで、同じノートがまったく別物になります。

授業直後なら、書ききれなかった部分を記憶から補えるからです。時間が経つと、これができなくなります。断片的な記録が、意味の通る記録に変わるのはこの5分です。

空きコマがあれば、そこで済ませてしまうのが理想です。移動中でも構いません。空きコマの使い方は空きコマの使い方12選|大学のスキマ時間を無駄にしないで扱っています。

5分が難しければ、2分でも構いません。まったく見返さないことと、少しでも見返すことの差は大きいものです。

見直しの習慣は、最初の学期に始めると定着しやすくなります。後から始めるのは難しいものです。

17週末の整理

週に一度、見返します。

1その週のノートを読む全科目まとめて
2疑問を解決する調べる・質問の準備
3関連を見つける科目間のつながり
4資料を整理する科目ごとにまとめる

週に一度、その週のノートをまとめて見返す時間をつくると、試験前の負担が大きく減ります。

このとき、印をつけた疑問を解決してください。教科書を調べる、参考文献を読む、質問する内容をまとめる——放置すると、疑問は積み上がります。

複数科目をまとめて見返すと、科目間のつながりに気づくこともあります。別の授業で聞いた話が、理解の助けになることは珍しくありません。

週末の整理が負担に感じる場合は、科目を絞ってください。全科目を完璧にやろうとすると続きません。

整理の時間は、週末でなくても構いません。自分が落ち着いて取れる時間帯を選んでください。

18試験前の使い方

作り直すのではなく、使います。

1全体を通して読む流れを把握する
2強調された箇所を確認出題の可能性
3疑問が残る箇所優先して潰す
4資料と照合抜けを補う
5作り直さない時間の浪費

試験前にノートをきれいに作り直す人がいますが、これは効率的ではありません。書き写す作業に時間を使うより、内容を理解する時間に充てるべきです。

やるべきは、全体を通して読み、強調された箇所を確認し、疑問が残る箇所を潰すことです。日頃から見直しをしていれば、この作業は短時間で済みます。

もし読んでも意味が分からないノートになっているなら、次の学期は取り方を変えるサインです。作り直すのではなく、次に活かしてください。

試験前に読み返して意味が分からない箇所があれば、友人や教員に確認してください。放置すると当日に困ります。

ノートが役に立ったかどうかは、試験を終えた時点で振り返ってください。次の学期の改善につながります。

19注意すべきこと

ルールを確認してください。

1端末の使用可否科目によって異なる
2録音・撮影認められないことがある
3資料の共有許可なく配布しない
4他人のノートそのまま提出しない

授業中の端末の使用は、科目によって認められていないことがあります。シラバスや初回授業での指示を確認してください。

録音や板書の撮影も、許可が必要な場合があります。著作権や肖像権に関わることもあるため、自己判断せず確認してください。

また、配布資料や他人のノートを許可なく共有・配布することは避けてください。友人にノートを見せてもらった場合も、その内容をそのまま課題に使うと不正行為になりえます。

ルールを確認せずに使い始めると、注意を受けることがあります。初回に確認しておけば防げます。

20自分に合う形を見つける

最初の学期は試行錯誤で構いません。

1道具を変えてみる科目ごとに試す
2書く量を変える多め・少なめ
3見直しの習慣あり・なしで比べる
4試験前に検証使えたかどうか

ノートの取り方に唯一の正解はありません。科目の性格と自分の特性によって、最適な形は変わります。

最初の学期は試行錯誤の期間だと考えてください。検証のタイミングは試験前です。そのノートが実際に役立ったかどうかが、最も確実な評価になります。

役立たなかったなら、次の学期で方法を変えればよいだけです。4年間のうちに自分の形が固まれば十分です。

他人の方法をそのまま真似ても、うまくいくとは限りません。参考にしつつ、自分に合わせて調整してください。

方法が固まるまでは、試験のたびに振り返ってください。何回か繰り返すうちに、自分の形が見えてきます。

21よくある質問

大学のノートは何を書けばいいですか?

「構造(見出し・順序)」「口頭の説明」「自分の疑問」の3つです。板書を写すことが目的ではなく、後から読んで内容を再現できる記録を残すことが目的です。この3つが欠けたノートは、後から使えません。

手書きとパソコン、どちらがいいですか?

科目によります。数式や図が多い科目は手書き、口頭の説明が中心の講義はパソコンが向いています。一つに統一する必要はなく、使い分けるのが最も現実的です。ただし分散させすぎると管理が大変になります。

パソコンは授業で使えますか?

科目によって認められていないことがあります。シラバスや初回授業での指示を確認してください。端末が使えない科目では手書きしか選択肢がないため、ノートは常に持っておくと安心です。

先生の話が速くて書ききれません。

すべてを書き取ろうとしないでください。書くことに集中して内容を理解できないままでは本末転倒です。全体の構造とキーワードを優先し、細部は後から教科書や資料で補うという方針にしてください。

タブレットは買うべきですか?

配布資料が電子で配られる科目が多いなら効果的です。資料に直接書き込めて、資料とノートが一体化します。ただし費用がかかり、パソコンとの二台持ちになることも多いので、必要性をよく考えてから判断してください。

授業後の見直しは本当に必要ですか?

最も効果が大きい習慣です。授業直後なら書ききれなかった部分を記憶から補えますが、時間が経つとできなくなります。断片的な記録が意味の通る記録に変わるのは、この5分です。

試験前にノートを作り直すべきですか?

効率的ではありません。書き写す作業より、内容を理解する時間に充てるべきです。全体を通して読み、強調された箇所を確認し、疑問が残る箇所を潰してください。日頃から見直していれば短時間で済みます。

授業を録音してもいいですか?

許可が必要な場合があります。著作権や肖像権に関わることもあるため、自己判断せず担当教員に確認してください。板書の撮影についても同様です。

友人のノートを見せてもらってもいいですか?

休んだ回を補う目的なら一般的なことですが、その内容をそのまま課題に使うと不正行為になりえます。また、配布資料や他人のノートを許可なく共有・配布することも避けてください。

実験のノートは普通の授業と違いますか?

違います。レポートを書くための材料として、手順、データ、条件、気づいたことを記録します。特にうまくいかなかった点は考察の中心的な材料になるので、必ず記録してください。所定のノートや様式が指定されている場合は、その指示に従ってください。

22まとめ|写すのではなく、残す

目的は板書を写すことではありません。後から読んで内容を再現できる記録を残すこと。この視点で見ると、何を書くべきかが決まります。

記録すべきは3つ。構造、口頭の説明、自分の疑問。この3つが揃っていれば、後から必ず使えます。

道具は科目で使い分けてください。手書きは図と数式に強く、パソコンは文字量と検索に強い。タブレットは資料への書き込みに強い。優劣ではなく向き不向きです。

授業後の5分が、ノートの価値を決めます。記憶が新しいうちに補えば、断片が意味の通る記録に変わります。

最後に。試験前に作り直すより、日頃の見直しを。そして自分に合う形が見つかるまで、試行錯誤して構いません。4年間のうちに固まれば十分です。

この記事について:本記事は一般的な方法の紹介であり、特定の道具や製品を推奨するものではありません。授業中の端末(パソコン・タブレット等)の使用可否、録音・撮影の可否、配布資料の扱いと再配布の可否、実験ノートの様式は、大学・科目・担当教員によって異なります。必ずシラバスと担当教員の指示に従ってください。授業の録音・撮影や、配布資料・他人のノートを許可なく共有することは認められない場合があり、著作権等に関わることもあります。課題における他人の記録の使用は、不正行為として扱われる場合があります。