大学・キャンパス 更新 2026.09.14 この記事にはPRを含みます

転部・転科の方法|条件・試験・単位の引き継ぎ

結論

転部・転科は、大学に在籍したまま学内の別の学部・学科へ移る制度です。編入と違い大学は変わらないため、環境の変化が小さく手続きも比較的軽いのが特徴です。ただし、制度がない大学・受け入れていない学部もあります。まず確認すべきは①制度があるか ②募集が行われるか(定員に空きがあるか)③要件(成績・単位数・在籍年次)④試験の内容 ⑤単位の引き継ぎの5点。特に単位がどれだけ認定される…

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22章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.14
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大学を変えずに、学ぶ分野を変える方法です。

入学してみたら、学ぶ内容が想像と違った——そう感じることがあります。

その場合、転部・転科という制度があります。大学に在籍したまま、別の学部・学科へ移る仕組みです。

この記事では、制度の仕組み、条件と試験、単位の引き継ぎ、時期と手続き、他の選択肢との比較を整理します。

この記事について:本記事は一般的な整理です。転部・転科の制度の有無、要件、試験の内容、単位の認定、募集の時期は大学・学部によってまったく異なり、統一された基準はありません。制度自体がない大学もあります。本記事は合否や単位の認定を保証するものではなく、個別の状況を判断するものでもありません。必ず自分の大学の教務課・学生課および募集要項・学則で確認してください。奨学金への影響については貸与・給付元の機関にご確認ください。

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転部・転科とは転部と転科の違い編入との違い制度の有無を確認募集が行われるかこの記事

この記事の流れ

転部・転科の方法

転部・転科は、大学に在籍したまま学内の別の学部・学科へ移る制度です。

1
移る先学内の別学部・学科
2
大学変わらない
3
学籍継続する
4
選考試験がある場合が多い

転部・転科とは

学内で移る制度です。

転部・転科は、同じ大学の中で別の学部・学科へ移る制度です。大学は変わらないため、学籍は継続します。

1
転部別の学部へ
2
転科同じ学部の別学科へ
3
難易度転部の方が要件が重い傾向
4
単位転科の方が引き継ぎやすい傾向

転部と転科の違い

移る範囲が違います。

転部は別の学部へ、転科は同じ学部内の別学科へ移ることを指します。一般に、転部の方が要件が重く、単位の引き継ぎも少なくなる傾向があります。

1
大学変わる
2
学籍新たに
3
環境すべて変わる
4
手続き受験が必要

編入との違い

大学が変わるかどうかです。

編入は他大学へ移る制度で、大学そのものが変わります。転部・転科は学内で完結するため、環境の変化が小さく済みます。

1
学則制度の規定
2
学生便覧手続きの案内
3
教務課直接聞ける
4
Webページ公開されている場合

制度の有無を確認

最初にここを見てください。

まず、自分の大学に制度があるかを確認してください。学則や学生便覧に記載があるほか、教務課で直接聞けます。

1
定員空きが必要
2
学部ごと受け入れの有無
3
年度実施されない年も
4
人数若干名のことも

募集が行われるか

毎年あるとは限りません。

制度があっても、その年に募集が行われるとは限りません。受け入れ先の学部に定員の空きがなければ、実施されないこともあります。

1
学内で移る制度です。転部・転科とは
2
移る範囲が違います。転部と転科の違い
3
大学が変わるかどうかです。編入との違い
4
最初にここを見てください。制度の有無を確認

まとめ

この記事の要点

編入と違い大学は変わらないため、環境の変化が小さく手続きも比較的軽いのが特徴です。ただし、制度がない大学・受け入れていない学部もあります。

記事を読む

01転部・転科とは

学内で移る制度です。

1移る先学内の別学部・学科
2大学変わらない
3学籍継続する
4選考試験がある場合が多い
5制度ない大学もある
この章の要点
  • 転部・転科は、同じ大学の中で別の学部・学科へ移る制度です。
  • 大学は変わらないため、学籍は継続します。
  • ただし、制度がない大学もあります。まず有無を確認してください。

入学時に選んだ学部が、自分に合わないと感じることはあります。受験の段階では、その分野で実際に何を学ぶのかを完全には知りようがないためです。授業を受けてはじめて分かることは多くあります。転部・転科は、そうした状況に対応するために設けられている制度です。

なお、転部を考える理由が「今の学部が合わない」だけである場合、移った先でも同じことが起きる可能性があります。移りたい先で何を学べるのかを具体的に調べてから判断してください。

転部・転科を利用する人は、毎年一定数います。特別な手続きではなく、制度として用意されているものです。使うこと自体に問題はありません。

制度の名称も大学によって異なります。「転学部」「転学科」「学部変更」など、呼び方が違うだけで同じ制度を指していることがあります。学則で該当する規定を探してください。

移った後は、新しい学部のカリキュラムに従うことになります。入学時から在籍している学生と同じ要件で卒業を目指すのが一般的です。

02転部と転科の違い

移る範囲が違います。

1転部別の学部へ
2転科同じ学部の別学科へ
3難易度転部の方が要件が重い傾向
4単位転科の方が引き継ぎやすい傾向
5呼称大学により異なる
この章の要点
  • 転部は別の学部へ、転科は同じ学部内の別学科へ移ることを指します。
  • 一般に、転部の方が要件が重く、単位の引き継ぎも少なくなる傾向があります。
  • ただし、呼び方も扱いも大学によって違います。要項で確認してください。

同じ学部の中で移る場合、共通の基礎科目を履修していることが多く、単位の引き継ぎもしやすくなります。一方、学部をまたぐ場合は、学ぶ内容の前提から違うことがあり、認定される単位も限られます。

転科であっても、選考が行われる点は同じです。手続きが簡単になるわけではありません。

なお、学部内での移動を「コース変更」として扱い、選考を簡略化している大学もあります。呼び方が違うだけで実質的に同じ仕組みのこともあるため、名称にとらわれず内容を確認してください。

いずれの場合も、移った先で新しい人間関係が始まります。授業の顔ぶれが変わるため、その点の負担も想定しておいてください。

03編入との違い

大学が変わるかどうかです。

観点 転部・転科 編入
大学 同じ 変わる
学籍 継続 新たに
環境 変化が小さい すべて変わる
手続き 比較的軽い 受験が必要
この章の要点
  • 編入は他大学へ移る制度で、大学そのものが変わります。
  • 転部・転科は学内で完結するため、環境の変化が小さく済みます。
  • 友人関係や通学の経路が変わらない点も、負担が小さい理由です。

ただし、学びたい分野が自分の大学にない場合、転部では対応できません。その場合は編入を検討することになります。どちらが適しているかは、何を学びたいかによって決まります。

編入の場合、新しい大学で人間関係を一から作ることになります。この負担も含めて比較してください。

通学の経路が変わらない点も、転部の利点です。ひとり暮らしをしている場合、住まいを変えずに済みます。

転部と編入の両方を検討する場合、それぞれの時期が重なることもあります。準備の負担を考えて、優先順位を決めてください。

どちらを選ぶにせよ、準備には時間がかかります。学年が低いうちに情報を集めておいてください。

04制度の有無を確認

最初にここを見てください。

1学則制度の規定
2学生便覧手続きの案内
3教務課直接聞ける
4Webページ公開されている場合
5ない場合編入を検討
この章の要点
  • まず、自分の大学に制度があるかを確認してください。
  • 学則や学生便覧に記載があるほか、教務課で直接聞けます。
  • 制度がない場合は、編入が選択肢になります。

制度がある場合でも、どの学部からどの学部へ移れるかが限定されていることがあります。すべての組み合わせが認められているとは限りません。

学則に規定がない場合、制度は存在しません。その場合は他の方法を検討することになります。

制度の詳細は、学生便覧に記載されていることが多くあります。手元にない場合は、大学のWebページで公開されていることもあります。

制度があるかどうかを調べるだけなら、数分で済みます。まず確認してください。

制度の有無を確認するとき、あわせて過去の実施状況も聞いてみてください。毎年行われているのか、実績があるのかが分かります。

05募集が行われるか

毎年あるとは限りません。

1定員空きが必要
2学部ごと受け入れの有無
3年度実施されない年も
4人数若干名のことも
5発表要項で公表
この章の要点
  • 制度があっても、その年に募集が行われるとは限りません。
  • 受け入れ先の学部に定員の空きがなければ、実施されないこともあります。
  • 募集人数が若干名ということも珍しくありません。要項を確認してください。

募集の有無は、前年度の状況からは判断できません。毎年確認が必要です。教務課で、次年度の見込みを聞けることもあります。

この章の要点
  • 定員に空きがあるかどうかは、その学部の在籍状況によります。年度によって変わります。
  • 募集がない年に当たった場合、翌年を待つか、別の方法を検討することになります。
  • 募集の情報は掲示やWebページで公表されます。定期的に確認してください。
  • 募集人数が少ない場合、競争になることもあります。要件を満たしていても合格するとは限りません。

06要件

複数あります。

1在籍年次指定がある
2取得単位下限がある場合
3成績基準がある場合
4指定科目履修済みが条件
5確認募集要項で
この章の要点
  • 転部・転科には、要件が設けられています。
  • 在籍年次、取得単位数、成績、指定科目の履修——大学によって組み合わせが違います。
  • 要件を満たしていないと出願できません。早めに確認してください。

要件は募集要項に記載されます。要項が公表される前でも、前年度のものを参考にできる場合があります。教務課で確認してください。

要件を満たしていない場合、出願そのものができません。まず自分が該当するかを確認してください。

指定科目の履修が要件になっている場合、事前にその科目を取っておく必要があります。気づいたときには間に合わないこともあります。

要件を満たしているかの判断は、教務課で確認してもらえます。自己判断で諦めないでください。

要件のなかには、在籍している学部の科目を一定数取得していることを求めるものもあります。移りたいからといって、現在の学部の授業を疎かにしないでください。

要項が手元にない場合でも、教務課で閲覧できることがあります。

07成績・単位数

普段の成績が関わります。

1GPA基準がある場合
2取得単位一定数以上
3不可の数見られる場合
4時期出願時点で判定
5準備普段から確保
この章の要点
  • 成績や取得単位数が要件に含まれることがあります。
  • GPAの基準が設けられている場合、普段の成績が直接関わります。
  • 転部を考えているなら、現在の学部の単位も確実に取っておいてください。

成績の基準がある場合、1年次の前期から関わることになります。転部を少しでも考えているなら、その時点から単位を落とさないようにしてください。

この章の要点
  • 不可の科目が多いと、要件を満たせないことがあります。履修した科目は確実に単位にしてください。
  • GPAの計算方法は大学によって違います。自分の数値は学務システムで確認できます。
  • 成績が要件に届かない場合、翌年に出願できるかも確認してください。
  • 成績は出願の時点で判定されます。後から挽回することはできません。

08在籍年次

時期が限られます。

11年次終了時対象となることが多い
22年次終了時認める大学も
33年次以降難しいことが多い
4移る学年2年次からが一般的
この章の要点
  • 転部・転科ができる時期は、限られています。
  • 1年次の終わりに出願し、2年次から移るという形が一般的です。
  • 学年が進むほど機会が減るため、考えているなら早めに動いてください。

2年次の終わりに出願できる大学もありますが、その場合は3年次から移ることになり、卒業までの調整が難しくなることがあります。

この章の要点
  • 移る学年が2年次であれば、卒業までの調整がしやすくなります。早い時期の方が有利です。
  • 3年次以降の転部を認めていない大学も多くあります。時期の制約は大きい要素です。
  • 早い時期に決めるほど、移った後の期間が長くなり、学びを深める時間も取れます。

09試験の内容

大学ごとに違います。

1筆記専門科目・外国語
2面接志望理由など
3書類成績・志望理由書
4小論文課される場合
5確認要項で
この章の要点
  • 選考では、筆記試験や面接が課されることが一般的です。
  • 科目や形式は受け入れ先の学部によって違います。
  • 過去の出題が公開されている場合もあります。教務課で確認してください。

試験の科目が、現在の学部では履修しない内容である場合、独学で準備することになります。時間がかかるため、早めに調べてください。

試験の難易度は、受け入れ先の学部や年度によって変わります。前年の情報がそのまま当てはまるとは限りません。

この章の要点
  • 語学が課される場合、日頃の学習が活きます。授業を疎かにしないでください。
  • 筆記試験の範囲が広い場合、計画を立てて進める必要があります。
  • 試験対策のために、志望先の学部の授業を聴講できる場合もあります。可否を確認してください。
  • 試験の形式が面接のみという場合もあります。負担は大学によって大きく違います。

10面接・志望理由

理由を整理してください。

1志望理由なぜ移りたいか
2学びたい内容具体的に
3現在の学部これまでの学び
4準備何をしてきたか
5注意否定に終始しない
この章の要点
  • 面接では、なぜ移りたいのかを聞かれます。
  • 現在の学部への不満だけを述べるより、移った先で何を学びたいかを具体的に話す方が伝わります。
  • 志望先のカリキュラムを事前に調べておいてください。

志望理由は、書類にも記載することが一般的です。面接での説明と内容が食い違わないよう、整理しておいてください。

志望先で学びたい内容を具体的に述べるには、カリキュラムを読み込む必要があります。シラバスも参考になります。

この章の要点
  • 面接では、移った後に卒業まで続けられるかも見られます。計画を持っていることを示せると伝わります。
  • 現在の学部で学んだことをどう活かすかを話せると、説明に一貫性が出ます。
  • 面接の準備として、志望理由を声に出して説明してみてください。文章とは違う気づきがあります。

11単位の引き継ぎ

すべては引き継げません。

1共通科目認定されやすい
2専門科目認定されにくい
3判定移った先が行う
4上限設けられる場合
5確認事前に聞く
この章の要点
  • 取得した単位がすべて引き継がれるとは限りません。
  • 共通科目や語学は認定されやすい一方、専門科目は認定されにくい傾向があります。
  • 認定の判定は移った先の学部が行います。事前に見込みを聞いてください。

認定される単位数に上限が設けられている場合もあります。多く取っていても、すべてが反映されるとは限りません。

この章の要点
  • 認定の可否は出願前には確定しないこともあります。見込みとして聞いておいてください。
  • 認定されなかった科目も、履修した経験自体は残ります。無駄になるわけではありません。
  • 認定の判定は、出願時に提出した成績証明などをもとに行われます。

単位の引き継ぎが少ない場合でも、移る価値があるかは自分で判断してください。卒業が遅れても学びたい内容があるなら、選択としてあり得ます。

12卒業までの期間

延びる場合があります。

1多く認定される影響が小さい
2認定が少ない卒業が遅れる
3必修の取り直し時間が必要
4在学期間上限を確認
この章の要点
  • 単位の認定が少ないと、卒業までの期間が延びます。
  • 移った先の必修科目を1年次から取り直す必要が生じることもあります。
  • 在学期間の上限も踏まえて、卒業までの見通しを立ててください。
  • 卒業が1年遅れる可能性がある場合、その分の学費と生活費も考える必要があります。
  • 在学期間の上限に収まるかも確認してください。転部後に足りなくなると問題になります。
  • 卒業が遅れる場合、就職活動の時期も変わります。あわせて考えてください。
  • 卒業までの計画は、移った後に教務課で確認してください。
  • 必修科目の開講時期によっては、取り直しに複数年かかることもあります。

13時期と手続き

年1回が一般的です。

1要項の公表秋〜冬が多い
2出願期間が短い
3試験年度末が多い
4結果年度替わり前
5移籍新年度から
この章の要点
  • 募集は年1回のことが多く、要項の公表から出願までの期間は短くなりがちです。
  • 情報が出てから準備を始めると間に合わないことがあります。
  • 考えているなら、前の年度から教務課で確認しておいてください。
  • 出願の期間は数日から数週間ということもあります。書類の準備が間に合わないと出願できません。
  • 要項が公表される時期を、前もって教務課で聞いておいてください。見逃すと1年待つことになります。
  • 結果の発表から新年度までの期間は短いことがあります。履修登録の準備も必要です。
  • 出願に必要な書類は、大学によって違います。要項で確認してください。
  • 年度をまたぐ手続きになるため、履修登録や学費の納入とも時期が重なります。

14準備すること

早く始めるほど有利です。

1要件の確認満たせるか
2成績の確保普段から
3試験対策科目を調べる
4志望理由整理する
5カリキュラム志望先を調べる
この章の要点
  • 準備は、要件を満たせるかの確認から始まります。
  • 成績が要件に含まれる場合、普段の授業から関わっています。
  • 志望先のカリキュラムを調べ、志望理由を整理しておいてください。

準備の内容は、要件・試験・志望理由の3つに分けられます。それぞれ必要な時間が違うため、早い段階から並行して進めてください。

この章の要点
  • 志望理由は、書いてみると整理されます。早い段階で文章にしておいてください。
  • 試験の準備には数か月かかることもあります。出願直前から始めると間に合いません。
  • 志望先のカリキュラムは、大学のWebページで公開されていることが多くあります。

準備のなかで、本当に移りたいのかを確かめることもできます。調べるうちに考えが変わることもあります。

要件の確認は最優先です。満たせない場合、他の準備は不要になります。

15不合格だった場合

そのまま在籍できます。

1現在の学部そのまま続く
2再挑戦可否を確認
3他の方法編入など
4影響不利にはならない
この章の要点
  • 不合格でも、現在の学部にそのまま在籍できます。
  • 不利益を受けることは通常ありません。
  • 翌年に再挑戦できるかは大学によります。編入という別の道もあります。
  • 不合格だった場合も、他学部の科目を履修するなど、関心のある分野に触れる方法は残ります。
  • 再挑戦できる場合でも、学年が進むと要件を満たせなくなることがあります。
  • 不合格の理由が開示されないこともあります。次に向けた対策が立てにくい点は留意してください。
  • 不合格でも、学ぶ意欲が失われるわけではありません。他の方法を探してください。
  • 現在の学部で卒業したうえで、大学院で分野を変える道もあります。

16学費への影響

学部により差があります。

1学部ごとの学費異なる場合
2実習費加わる場合
3卒業の遅れ追加の負担
4確認窓口で
この章の要点
  • 学部によって学費が異なる大学もあります。
  • 実験や実習のある学部では、実習費が加わることもあります。
  • また、卒業が遅れればその分の負担も生じます。窓口で確認してください。
  • 学費の差額が生じる場合、その負担も判断材料になります。事前に確認してください。
  • 学費の納入時期が変わることもあります。窓口で確認してください。
  • 実習が多い学部では、教材費などの負担も生じることがあります。
  • 学費の差額が大きい場合、家族とも相談してください。

17奨学金への影響

確認してください。

1継続手続きが必要な場合
2届出所属の変更
3卒業の遅れ期間に影響
4確認先貸与・給付元
この章の要点
  • 転部・転科により、奨学金の手続きが必要になる場合があります。
  • 所属の変更を届け出る必要があるほか、卒業が遅れると期間にも影響します。
  • 扱いは制度によって違います。貸与・給付元の機関に確認してください。
  • 手続きを忘れると、支給が止まることもあります。転部が決まった時点で確認してください。
  • 給付型の奨学金の場合、学部の変更が要件に影響するかも確認してください。
  • 届出の様式や期限は、制度によって違います。窓口で確認してください。
  • 学費が変わる場合、奨学金の額との関係も確認してください。

18他の選択肢との比較

並べて考えてください。

1転部・転科環境の変化が小さい
2編入大学が変わる
3他学部履修移らずに学ぶ
4副専攻制度がある場合
5大学院分野を変えられる場合

移ること以外にも、方法があります。

他学部の科目を履修する、副専攻の制度を使う——移らずに学べる場合があります。

大学院で分野を変える道もあります。大学を辞めたいと思ったら|退学の前に検討したい選択肢でも選択肢を整理しています。

すぐに移らなくても、他学部の科目を履修して様子を見るという方法もあります。本当に合うかどうかを確かめられます。

この章の要点
  • 副専攻の制度がある大学では、所属を変えずに別分野を学べます。制度の有無を確認してください。
  • 大学院で分野を変える場合、出願の要件を満たす必要があります。志望先の要項を確認してください。
  • 他学部履修には上限が設けられていることもあります。確認してください。
  • 複数の選択肢を並べて比較すると、自分に合うものが見えてきます。

19相談できる窓口

教務課が中心です。

1教務課制度・要件・単位
2志望先の学部カリキュラム
3アドバイザー教員学びの方向
4学生課学費・制度
5奨学金の窓口継続の手続き
この章の要点
  • 制度や要件は、教務課で確認できます。
  • 志望先のカリキュラムについては、その学部の窓口で聞ける場合があります。
  • 窓口の全体像は大学の学生課・教務課の使い方|どんな相談ができる?で扱っています。
  • 志望先の学部の教員に話を聞ける場合もあります。オフィスアワーなどを利用してください。
  • 教務課では、自分の成績や単位の記録を見ながら相談できます。一般的な情報より具体的です。
  • 相談の記録が残ることで、その後の手続きが進めやすくなる場合もあります。
  • 相談は何度でもできます。一度で決めなくて構いません。

20考え方の基本

早めに確認してください。

1制度の有無まず確認
2募集の有無毎年とは限らない
3要件満たせるか
4単位引き継ぎを確認
5時期年1回・準備が短い
この章の要点
  • 転部・転科は、学ぶ分野を変える現実的な方法です。
  • ただし、制度がない大学もあり、募集が毎年あるとも限りません。
  • 機会が限られているため、考えているなら早めに教務課で確認してください。
  • 制度を知らないまま学年が進むと、機会を逃すことになります。まず確認してください。
  • 転部・転科が唯一の方法ではありません。他の選択肢と比べて判断してください。
  • 情報を集めたうえで、移らないという判断もあり得ます。
  • 確認すべきことは、制度・募集・要件・試験・単位の5つです。順に見ていってください。
  • そして、迷っている段階でも教務課に相談できます。決めてから行く必要はありません。

21よくある質問

転部・転科とは何ですか?

同じ大学の中で別の学部・学科へ移る制度です。大学は変わらないため学籍は継続し、環境の変化も小さく済みます。ただし、制度がない大学もあります。

転部と転科はどう違いますか?

転部は別の学部へ、転科は同じ学部内の別学科へ移ることを指します。一般に転部の方が要件が重く、単位の引き継ぎも少なくなる傾向があります。ただし呼び方も扱いも大学によって違います。

編入とどちらがいいですか?

編入は他大学へ移る制度で、大学そのものが変わります。転部・転科は学内で完結するため、友人関係や通学経路が変わらず負担が小さくなります。学びたい内容が自分の大学にあるなら転部、ないなら編入という判断になります。

誰でも転部できますか?

要件があります。在籍年次、取得単位数、成績、指定科目の履修——大学によって組み合わせが違い、満たしていないと出願できません。また、受け入れ先に定員の空きがなければ募集自体が行われないこともあります。

成績は関係しますか?

要件に含まれることがあります。GPAの基準が設けられている場合、普段の成績が直接関わります。転部を考えているなら、現在の学部の単位も確実に取っておいてください。

いつ出願できますか?

1年次の終わりに出願し、2年次から移るという形が一般的です。学年が進むほど機会が減ります。募集は年1回のことが多く、要項の公表から出願までの期間は短くなりがちです。前の年度から確認しておいてください。

試験はありますか?

筆記試験や面接が課されることが一般的です。科目や形式は受け入れ先の学部によって違います。過去の出題が公開されている場合もあるため、教務課で確認してください。

取った単位は引き継げますか?

すべては引き継げません。共通科目や語学は認定されやすい一方、専門科目は認定されにくい傾向があります。認定の判定は移った先の学部が行うため、事前に見込みを聞いてください。

卒業は遅れますか?

単位の認定が少ないと遅れます。移った先の必修科目を1年次から取り直す必要が生じることもあります。在学期間の上限も踏まえて、卒業までの見通しを立ててください。

不合格だったらどうなりますか?

現在の学部にそのまま在籍できます。不利益を受けることは通常ありません。翌年に再挑戦できるかは大学によります。編入という別の道もあります。

22まとめ|機会は限られています

転部・転科は、大学を変えずに学ぶ分野を変える制度です。編入より環境の変化が小さく済みます。

確認すべきは5点。制度があるか、募集が行われるか、要件を満たせるか、試験の内容、単位の引き継ぎ。

単位の認定で卒業までの期間が変わります。専門科目は認定されにくいため、事前に見込みを聞いてください。

時期は年1回、準備期間は短くなりがちです。情報が出てから動くと間に合わないことがあります。

最後に。考えているなら、早めに教務課で確認してください。機会が限られている制度です。

この記事について:本記事は一般的な整理です。転部・転科の制度の有無、要件、試験の内容、単位の認定、募集の時期・人数、学費の扱いは大学・学部によってまったく異なり、統一された基準はありません。制度自体がない大学もあり、実施されない年度もあります。本記事は合否や単位の認定を保証するものではなく、個別の状況を判断するものでもありません。必ず自分の大学の教務課・学生課および募集要項・学則でご確認ください。奨学金への影響については、貸与・給付元の機関にご確認ください。