バイト・お金 更新 2026.10.23 この記事にはPRを含みます

バイト代の使い道を決める|貯める・使うの配分

結論

バイト代は、振り込まれた後に「余ったら貯める」のではなく、先に配分を決めて分けておくのが基本です。まず手取りの金額を給与明細で確認し、生活費・貯金・自由に使うお金の三つに分けてください。仕送りがあるかどうか、家賃を自分で払うかどうかで、割合は大きく変わります。貯金は金額の大小より、先に取り分ける仕組みをつくることが続けるコツです。教科書・免許・旅行・就活など、大学生には時期…

19分読み終わるまで
22章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.13
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給料日にはうれしいのに、月末には「今月も残っていない」。

バイト代が振り込まれたとき、何にいくら使うかを決めないまま過ごすと、気づいたときには手元に残っていない——多くの大学生が経験することです。

使い道に正解はありません。生活費を自分でまかなう人と、自由に使えるお金として受け取る人とでは、配分の考え方がまったく違います。大切なのは、自分の状況に合わせて、先に「配分」を決めておくことです。

この記事では、手取りの把握の仕方、生活費・貯金・自由に使うお金の配分、使いすぎのサイン、そして大学生ならではの出費への備えを整理します。

この記事について:本記事は一般的な考え方の整理であり、特定の金融商品や投資の勧誘ではなく、個別の状況に対する助言でもありません。記載の割合や金額は考え方を示すための目安です。税金や扶養の扱いは制度の変更や個別の状況によって異なります。必ず国税庁など公的機関の最新情報をご確認のうえ、家族とも相談してください。

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使い道を先に決め…手取りを把握する三つに分けて考える割合の決め方生活費が中心の人この記事

この記事の流れ

バイト代の使い道を決める

バイト代は、振り込まれた後に「余ったら貯める」のではなく、先に配分を決めて分けておくのが基本です。

1
月末に残らない使える分だけ使ってしまう
2
急な出費に対応できない教科書代・帰省・故障など
3
働く量が読めない足りなくなってから慌ててシフトを増やす
4
お金の不安が続くいくら必要かがわからない

使い道を先に決める理由

「余ったら貯める」では、なかなか残りません。

バイト代の使い道を決めていないと、「使えるお金がある」と感じたぶんだけ使ってしまい、月末には残っていないということになりがちです。

1
支給の合計基本の賃金・割増・交通費など
2
差し引かれるもの所得税など
3
振込額実際に使える金額
4
交通費実費の分は使えるお金ではない

手取りを把握する

実際に使えるのは、振り込まれた金額です。

配分を考えるときの基準は、支給の合計ではなく、実際に振り込まれた手取りの金額です。給与明細を見て、支給の合計、差し引かれているもの、振込額を確認してください。

1
生活費家賃・食費・通信費・日用品・交通費
2
貯金・備え将来のため・急な出費のため
3
自由に使うお金交際費・趣味・服など

三つに分けて考える

まずは、大きく三つに分けます。

細かく分けすぎると管理が続かないので、まずは「生活費」「貯金・備え」「自由に使うお金」の三つに分けるところから始めてください。自己投資に使うお金は、自由に使うお金に含めても、別に分けてもかまいません。

1
一人暮らしで生活費をまかなう生活費を先に確保し、残りを貯金と自由に使うお金に
2
一人暮らしで仕送りがある不足分の生活費+貯金+自由に使うお金
3
実家で生活費はかからない貯金と自由に使うお金が中心
4
学費の一部を負担している学費のための積み立てを先に

割合の決め方

状況によって、適切な割合は変わります。

配分の割合に決まった正解はありません。一人暮らしで生活費を自分でまかなっている人は、まず生活費を確保することが最優先です。

1
家賃・共益費毎月同じ額
2
光熱費季節で変わる
3
通信費見直しの余地がある
4
食費自炊と外食の割合

生活費が中心の人

固定費を把握することから始めます。

生活費を自分でまかなっている人は、まず毎月必ずかかる固定費(家賃、通信費など)を把握してください。固定費は毎月同じ額なので、バイト代から先に確保しておく必要があります。

1
「余ったら貯める」では、なかなか残りません。使い道を先に決める理由
2
実際に使えるのは、振り込まれた金額です。手取りを把握する
3
まずは、大きく三つに分けます。三つに分けて考える
4
状況によって、適切な割合は変わります。割合の決め方

まとめ

この記事の要点

まず手取りの金額を給与明細で確認し、生活費・貯金・自由に使うお金の三つに分けてください。仕送りがあるかどうか、家賃を自分で払うかどうかで、割合は大きく変わります。

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01使い道を先に決める理由

「余ったら貯める」では、なかなか残りません。

1月末に残らない使える分だけ使ってしまう
2急な出費に対応できない教科書代・帰省・故障など
3働く量が読めない足りなくなってから慌ててシフトを増やす
4お金の不安が続くいくら必要かがわからない

バイト代の使い道を決めていないと、「使えるお金がある」と感じたぶんだけ使ってしまい、月末には残っていないということになりがちです。急な出費があったときに対応できず、慌ててシフトを増やすことになれば、学業にも影響します。

先に配分を決めておくと、「今月はこの範囲で使える」という基準ができ、お金の不安も小さくなります。必要な収入がはっきりすれば、無理なシフトを入れずに済みます。

配分を決めることは、使うのを我慢することではありません。「この範囲なら使っていい」という基準ができることで、かえって気兼ねなく使えるようになります。使うたびに不安になる状態から抜け出すことが、配分を決める一番の目的です。

02手取りを把握する

実際に使えるのは、振り込まれた金額です。

1支給の合計基本の賃金・割増・交通費など
2差し引かれるもの所得税など
3振込額実際に使える金額
4交通費実費の分は使えるお金ではない
5月による変動シフトの回数で変わる

配分を考えるときの基準は、支給の合計ではなく、実際に振り込まれた手取りの金額です。給与明細を見て、支給の合計、差し引かれているもの、振込額を確認してください。

交通費が支給されている場合、その分は通勤に使うお金なので、自由に使える金額から外して考えると、計算が正確になります。バイト代は月によって変わるので、直近の数か月の平均で考えると見通しを立てやすくなります。

給与明細は、もらったらすぐ確認する習慣をつけてください。時給や勤務時間の記載が実際と違う場合、早く気づけば訂正を求めやすくなります。数か月経ってからでは、自分の記録も残っていないことが多く、確認が難しくなります。

03三つに分けて考える

まずは、大きく三つに分けます。

1生活費家賃・食費・通信費・日用品・交通費
2貯金・備え将来のため・急な出費のため
3自由に使うお金交際費・趣味・服など

細かく分けすぎると管理が続かないので、まずは「生活費」「貯金・備え」「自由に使うお金」の三つに分けるところから始めてください。自己投資に使うお金は、自由に使うお金に含めても、別に分けてもかまいません。

一人暮らしで生活費を自分でまかなっている人は、生活費の割合が大きくなります。実家に住んでいて仕送りや家族の支援がある人は、自由に使うお金と貯金の割合を大きくできます。

三つの区分に慣れてきたら、「自由に使うお金」の中をさらに交際費と趣味に分けるなど、少しずつ細かくしていくこともできます。ただし、最初から細かくすると管理が負担になるので、まずは三つで数か月続けてみてください。

04割合の決め方

状況によって、適切な割合は変わります。

1一人暮らしで生活費をまかなう生活費を先に確保し、残りを貯金と自由に使うお金に
2一人暮らしで仕送りがある不足分の生活費+貯金+自由に使うお金
3実家で生活費はかからない貯金と自由に使うお金が中心
4学費の一部を負担している学費のための積み立てを先に

配分の割合に決まった正解はありません。一人暮らしで生活費を自分でまかなっている人は、まず生活費を確保することが最優先です。実家に住んでいて生活費がかからない人は、貯金と自由に使うお金の配分を考えることになります。

学費の一部を自分で負担している場合は、学費のための積み立てを先に取り分けてください。毎月の積み立てにしておくと、納入の時期に慌てずに済みます。

一度決めた割合も、学年や生活が変われば見直しが必要です。一人暮らしを始めたとき、就職活動が始まったとき、シフトが大きく変わったときは、配分を決め直すタイミングだと考えてください。

05生活費が中心の人

固定費を把握することから始めます。

1家賃・共益費毎月同じ額
2光熱費季節で変わる
3通信費見直しの余地がある
4食費自炊と外食の割合
5日用品まとめ買いの月に増える

生活費を自分でまかなっている人は、まず毎月必ずかかる固定費(家賃、通信費など)を把握してください。固定費は毎月同じ額なので、バイト代から先に確保しておく必要があります。

光熱費は季節によって変わり、食費は自炊の割合で変わります。数か月記録をつけると、自分の生活にいくらかかるのかが見えてきます。家賃や仕送りとの関係については、一人暮らしの費用の記事も参考にしてください。

固定費の中では、通信費が見直しやすい費目です。使っている容量と料金が合っているかを一度確認するだけで、毎月の負担が変わることがあります。

06自由に使えるお金が中心の人

「全部使ってしまう」を防ぐ工夫が必要です。

1先に貯める額を決める残りを自由に使う
2使う目的を決める旅行・趣味・友人との時間
3月の上限を決める使いすぎを防ぐ
4将来の出費に備える免許・就活・卒業旅行

実家に住んでいて生活費がかからない人は、バイト代のほとんどを自由に使えます。使い道が自由なぶん、「気づいたら全部使っていた」ということが起こりやすくなります。

先に貯める額を決めて取り分け、残りを自由に使う形にすると、使いすぎを防げます。学生のうちにしかできない経験にお金を使うことも大切なので、「使わない」ことを目的にせず、使う目的と上限を決めるのがおすすめです。

実家に住んでいる場合でも、食費や光熱費の一部を家に入れている人もいます。その場合は、家に入れる分を先に確保してから、残りの配分を考えてください。

07貯金はいくらを目安にするか

金額より、続けられることが大切です。

1急な出費への備え数万円でも心強い
2目的のある貯金免許・留学・旅行・引っ越し
3目的のない貯金将来の選択肢を増やす
4無理のない額続かない額にしない

貯金の目安は、収入や生活の状況によって変わります。大切なのは金額の大小より、続けられることです。毎月少額でも続けると、急な出費に対応できる余裕が生まれます。

「免許を取る」「留学する」「引っ越しの費用にする」など、目的のある貯金は続けやすくなります。貯金の目標の立て方は、大学生の貯金の目標と方法|いくら貯める?続けるコツで詳しく扱っています。

貯金は、目標の額に届かない月があっても、やめてしまわないことが大切です。今月は少なかったとしても、続けている限り残高は増えていきます。

08先に取り分ける仕組み

「残ったら貯める」から「先に分ける」へ。

1給料日に取り分ける振り込まれたらすぐ
2別の口座に移す使う口座と分ける
3自動で移す仕組みを使う忘れずに続けられる
4金額を決めておく毎月同じ額・収入の一定割合

貯金が続かない一番の原因は、「余ったら貯めよう」と考えることです。給料日に振り込まれたら、先に貯める分を取り分けて別の口座に移し、残りで生活する形にすると、自然に貯まっていきます。

毎月同じ額にするか、収入の一定の割合にするかは、収入の安定度によって決めてください。先取りの仕組みのつくり方は、先取り貯金のやり方|学生が貯金を仕組み化する方法で扱っています。

先に取り分ける仕組みをつくったら、しばらくは残高を頻繁に確認しないのもコツです。手をつけにくい状態にしておくほど、貯金は続きます。

09口座を分ける

用途ごとに分けると、管理が楽になります。

1受け取りと生活費給料の振込先・引き落とし
2貯金基本的に引き出さない
3自由に使うお金残高が見えるようにする

一つの口座ですべてを管理すると、貯金の分と使える分の区別がつきにくくなります。給料の受け取りと生活費の口座、貯金の口座を分けておくと、「いくら使っていいか」が一目でわかります。

口座の使い分けの方法は、学生の銀行口座の使い分け方|生活費・貯金・仕送りの分け方で詳しく扱っています。口座やキャッシュカードを人に貸したり譲ったりすることは犯罪にあたるので、絶対にしないでください。

口座を分けるときは、管理できる数にとどめてください。多すぎると、残高の把握が難しくなり、使っていない口座が放置されることになります。

10使いすぎのサイン

早めに気づけば、立て直せます。

1給料日前に残高がほとんどない配分と固定費
2何に使ったか思い出せない記録の習慣
3シフトを増やしても足りない支出の構造
4カードの請求額が想定より多い後払いの使い方
5人に借りることがあるすぐに見直しが必要

給料日前にいつも残高がほとんどない、何に使ったか思い出せない、シフトを増やしても足りない——こうしたサインが出ていたら、配分と支出を見直すタイミングです。

特に、友人からお金を借りることが増えている場合は、早めの立て直しが必要です。人に借りたお金は、金額が小さくても関係に影響します。

サインに気づいたときは、その月のうちに小さく立て直してください。翌月まで放っておくと、不足が積み重なって取り戻しにくくなります。

11交際費との付き合い方

断ることと、大切にすることの両立を考えます。

1月の上限を決める使える範囲を把握する
2断り方を持っておく「今月は厳しくて」
3お金のかからない過ごし方大学で会う・持ち寄る
4大切な予定は優先するすべてを断らない

大学生活では、友人との食事や旅行、サークルの行事など、交際費がかかる場面が多くあります。すべてを断るとつながりが薄くなりますが、すべてに参加すると、お金がいくらあっても足りません。

月に使える交際費の上限を決めておき、大切な予定は優先し、それ以外は「今月は厳しくて」と断れるようにしておくと、無理なく付き合えます。20歳未満の飲酒は法律で禁止されているので、飲み会の場では特に注意してください。

断るときは、理由を細かく説明しなくても大丈夫です。「今月は厳しくて」の一言で十分で、そこで関係が壊れるような相手なら、無理に合わせる必要はありません。

12自己投資に使うとき

「将来のため」という言葉に注意します。

1資格の受験料・教材目的がはっきりしているか
2書籍比較的少額で始められる
3学校・講座金額と内容を確認する
4高額な情報商材「必ず稼げる」は疑う
5借金をしての契約絶対に避ける

資格の勉強や書籍、講座など、将来のためにお金を使うことは、バイト代の使い道として意味のある選択です。ただし、「自己投資」という言葉は、高額な契約を勧めるときにも使われます。

「必ず稼げるようになる」「今だけ特別価格」といった勧誘や、お金を借りてまで契約するよう求められる場合は、危険です。契約の前に、家族や大学の窓口、消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談してください。

資格や講座にお金を使う前に、大学が無料または低額で提供している講座や、図書館の資料で足りないかを確認してみてください。学内の資源で始められることは意外と多くあります。

13大学生ならではの大きな出費

時期ごとに、まとまった出費があります。

1教科書・参考書学期の初め
2帰省の交通費長期休み
3運転免許取る時期を決めて準備
4サークルの合宿・旅行長期休み
5就職活動3年後半から
6卒業・新生活4年の終わり

大学生には、学期の初めの教科書代、長期休みの帰省や旅行、運転免許、就職活動、卒業と新生活の費用など、時期ごとにまとまった出費があります。毎月の生活費だけを考えていると、こうした出費のときに足りなくなります。

一年の出費の予定を早めに書き出し、時期に合わせて備えておきましょう。大学4年間でかかるお金の全体像は、大学4年間でかかるお金の全体像|学費以外に必要な費用で、就活にかかるお金は就活にかかるお金の準備|交通費・スーツ・宿泊費の見積もりで扱っています。

大きな出費は、時期がわかっているものがほとんどです。「いつ、いくらくらい必要か」を書き出しておくだけで、直前に慌てることが減ります。

14収入の波に備える

学期中と長期休みで、収入は変わります。

1学期中収入が少なくなりやすい
2試験期間ほとんど働けない月もある
3長期休み多く働ける・貯める時期
4就活の時期収入が減り、出費が増える

学業を優先していると、試験期間や卒論の時期など、ほとんど働けない月が出てきます。一方、長期休みには多く働けます。この波を前提に、収入の多い時期に備えておくと、少ない時期も慌てずに済みます。

「毎月同じ額を稼ぐ」ことを目標にすると、忙しい時期に無理をすることになります。年間の合計で考え、働ける時期に多めに貯めておく方が、学業との両立もしやすくなります。働く時間の配分は、バイトと学業の両立|週何回までなら無理がないかで扱っています。

収入の波を把握するには、過去1年の給料を月ごとに並べてみるのが早道です。自分の忙しい時期と収入の少ない時期の関係が見えてきます。

15年収を意識して働く

1年の合計の収入が、税金や扶養に関わります。

11月〜12月の合計暦年で考える
2掛け持ちの場合すべての職場の合計
3家族の扶養基準を超えると影響が出ることがある
4制度の変更最新の情報を確認する

バイト代は、1月から12月までの合計で、自分の税金や、家族の税金・健康保険の扶養の扱いに関わります。掛け持ちをしている場合は、すべての職場の収入を合計して考えます。

年の後半になって慌てないよう、毎月の給料を記録して合計を把握しておきましょう。制度は変わることがあるので、大学生の年収の壁【2026年】を参考にしつつ、国税庁などの最新情報を確認し、家族と相談してください。

給与明細は、年末まで保管しておいてください。年の途中で合計を確認するときにも、後から扶養の話になったときにも、根拠として役立ちます。

16クレジットカードや後払い

「今の収入で払えるか」を基準にします。

1翌月の請求額を把握する使った時点で記録する
2収入を超えて使わない翌月のバイト代で払える範囲に
3分割・後払いの手数料条件を確認する
4支払いの遅れ信用の記録に影響することがある

クレジットカードや後払いの仕組みは便利ですが、支払いが後になるため、実際の収入以上に使ってしまいやすくなります。使った時点で金額を記録し、翌月の請求額を把握しておきましょう。

支払いが遅れると、信用の記録に影響することがあります。使うときは、「翌月のバイト代で払える範囲か」を基準にしてください。

後払いの仕組みは、一度に複数使うと、どの請求がいつ来るのかがわからなくなります。使うとしても、まずは一つに絞るのが安全です。

17お金の記録の付け方

続けられる方法を選びます。

1家計の管理のアプリ口座やカードと連携できるものも
2スマートフォンのメモ簡単に始められる
3レシートを取っておく後でまとめて確認
4大きな支出だけ記録細かく続かない人向け

お金の流れを把握するには、記録が欠かせません。ただし、細かく付けようとすると続かない人も多いので、まずは大きな支出だけ記録する、レシートを取っておいて月末に確認する、といった簡単な方法から始めてください。

アプリを使う場合は、口座やカードと連携できるものもあります。自分が続けられる方法を選ぶことが、一番大切です。

記録をつける目的は、節約そのものではなく、「自分が何にお金を使っているか」を知ることです。使途を把握できていれば、減らすかどうかは自分で判断できます。

18月に一度の見直し

配分は、状況に合わせて変えていきます。

1手取りの金額シフトの増減で変わる
2配分どおりに使えたか超えた費目を確認
3貯金が続いているか無理のない額か
4来月の予定大きな出費があるか

月に一度、給料日や月末に、配分どおりに使えたかを見直してください。超えてしまった費目があれば、来月の配分を調整します。

来月に大きな出費の予定があれば、今月から少しずつ備えることもできます。見直しは5分程度で十分です。続けることで、お金の流れが自然と把握できるようになります。

見直しのときは、使いすぎた費目を責めるのではなく、「来月はどう配分するか」を決めることに時間を使ってください。反省より調整の方が続きます。

19家族との話し合い

お金の役割分担を、はっきりさせておきます。

1仕送りの額と使い道何をまかなうお金か
2学費の負担誰がどこまで払うか
3バイト代の扱い自由に使ってよいか
4年収と扶養基準を超えそうなとき

仕送りや学費の負担がある場合は、何をどこまで家族が負担し、何を自分でまかなうのかを、はっきりさせておくと、お互いに安心です。「生活費は仕送りで、交際費はバイト代で」といった役割分担を決めておくと、配分も考えやすくなります。

年収が家族の扶養の基準を超えそうな場合は、早めに家族に伝えてください。知らないうちに超えて、家族の税金に影響が出ると、後から困ることになります。

家族と話すときは、金額だけでなく「何に困っているか」を具体的に伝えると、話が前に進みやすくなります。漠然と「お金がない」と言うより、状況が伝わります。

20お金が足りないとき

一人で抱えず、制度や窓口を頼ってください。

1奨学金を調べる大学の奨学金の窓口
2授業料の減免・分納大学の学費の窓口
3急な困窮大学の学生課
4支出の見直し固定費から確認
5家族に相談する早めに状況を伝える

お金が足りなくなったとき、バイトを増やして解決しようとすると、学業に影響が出て、結果的に苦しくなることがあります。奨学金や授業料の減免など、利用できる制度がないか、大学の窓口に相談してください。

「今すぐ借りられる」といった勧誘や、返済の条件がはっきりしない借り入れには、絶対に手を出さないでください。困ったときは、大学の学生課や消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談しましょう。

相談する窓口がわからないときは、まず大学の学生課に行けば、適切な窓口を案内してもらえます。一人で調べ続けるより早く解決に近づきます。

21よくある質問

バイト代はどう配分すればいいですか?

まず手取りの金額を確認し、「生活費」「貯金・備え」「自由に使うお金」の三つに分けるところから始めてください。一人暮らしで生活費をまかなう人は生活費を先に確保し、実家に住んでいる人は貯金と自由に使うお金の配分を考えます。決まった正解はなく、自分の状況に合わせて決めるものです。

貯金はいくらすればいいですか?

金額の大小より、続けられることが大切です。毎月少額でも続けると、急な出費に対応できる余裕が生まれます。「免許を取る」「引っ越しの費用にする」など目的のある貯金は続けやすくなります。目標の立て方は、貯金の目標の記事で扱っています。

貯金が全然続きません。

「余ったら貯める」ではなく、給料日に先に取り分けて別の口座に移す形にしてください。残ったお金で生活する仕組みにすると、自然に貯まっていきます。毎月同じ額にするか、収入の一定の割合にするかは、収入の安定度で決めましょう。

交際費を使いすぎてしまいます。

月に使える交際費の上限を決めておき、大切な予定は優先し、それ以外は「今月は厳しくて」と断れるようにしておきましょう。大学で会う、持ち寄るなど、お金のかからない過ごし方も取り入れてみてください。

手取りと支給額の違いがわかりません。

給与明細で、支給の合計、差し引かれているもの、振込額を確認してください。実際に使えるのは振込額です。交通費が支給されている場合は、その分は通勤に使うお金なので、自由に使える金額から外して考えると計算が正確になります。

教科書代や帰省の費用で、毎回足りなくなります。

学期の初めの教科書代、長期休みの帰省や旅行など、時期ごとの大きな出費を一年分書き出し、収入の多い時期に備えておきましょう。毎月の生活費だけを考えていると、こうした出費のときに足りなくなります。

「自己投資」の講座を勧められました。

「必ず稼げるようになる」「今だけ特別価格」といった勧誘や、お金を借りてまで契約するよう求められる場合は危険です。契約の前に、家族や大学の窓口、消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談してください。

クレジットカードを使いすぎてしまいます。

使った時点で金額を記録し、翌月の請求額を把握してください。「翌月のバイト代で払える範囲か」を基準にすると、使いすぎを防げます。支払いが遅れると信用の記録に影響することがあるので、注意が必要です。

年収は気にした方がいいですか?

バイト代は1月から12月までの合計で、自分の税金や家族の扶養の扱いに関わります。掛け持ちをしている場合は、すべての職場の収入を合計して考えます。毎月の給料を記録して合計を把握し、制度の最新情報を確認したうえで、家族とも相談してください。

お金が足りないので、バイトを増やすべきですか?

バイトを増やして解決しようとすると、学業に影響が出て、結果的に苦しくなることがあります。まず支出を見直し、奨学金や授業料の減免など利用できる制度がないか、大学の窓口に相談してください。「今すぐ借りられる」といった勧誘には手を出さないでください。

22まとめ|先に配分を決めて、時期ごとの出費に備える

バイト代は、「余ったら貯める」のではなく、先に配分を決めて分けておくのが基本です。まず給与明細で手取りの金額を確認しましょう。

「生活費」「貯金・備え」「自由に使うお金」の三つに分け、仕送りの有無や家賃の負担によって、割合を自分の状況に合わせて決めてください。

貯金は、金額より続けられることが大切です。給料日に先に取り分け、口座を分けておくと、自然に貯まっていきます。

教科書、帰省、免許、就活、卒業——大学生には時期ごとの大きな出費があります。一年の予定を書き出し、収入の多い時期に備えておきましょう。

最後に。お金が足りないときは、バイトを増やす前に、支出の見直しと大学の窓口への相談を。「必ず稼げる」という勧誘や、条件のはっきりしない借り入れには手を出さないでください。

この記事について:本記事は一般的な考え方の整理であり、特定の金融商品・サービスの勧誘や、個別の状況に対する助言ではありません。記載の配分の考え方や区分は一例です。年収による所得税・住民税の扱い、家族の扶養の基準、クレジットカードや後払いの条件などは、制度の変更や個別の状況によって異なります。必ず国税庁やカード会社などの最新の情報をご確認のうえ、家族とも相談してください。お金の勧誘や契約のトラブルは消費者ホットライン(188)、学費や生活費で困っている場合は在籍する大学の学生課・奨学金の窓口にご相談ください。