大学・キャンパス 更新 2026.09.14 この記事にはPRを含みます

グループワーク・発表を乗り切るコツ|役割分担と当日の進め方

結論

グループワークが失敗する原因のほとんどは、最初の30分でやるべきことをやっていないことにあります。必要なのは①連絡手段 ②締切からの逆算 ③役割と担当範囲 ④次に集まる日の4つを最初に決めること。特に「誰が何をいつまでに」を曖昧にしたまま解散すると、次に集まったときに何も進んでいません。進まないときは個人を責めるのではなく、担当範囲を小さく区切り直すのが有効です。それでも動…

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22章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.14
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集まらない、決まらない、返信が来ない。そして発表は来週。

大学のグループワークで多くの学生が経験するのが、この状態です。自分の努力だけではどうにもならないという点で、他の課題とはまったく性質が違います。

そして厄介なことに、グループワークは増えています。演習、ゼミ、実習、そして講義科目でも共同発表が課されることがあります。避けて通るのは難しいのが現状です。

この記事では、うまくいかない構造的な理由、最初にやるべきこと、役割分担の決め方、進まないときの対処、そして発表当日の進め方までを整理します。

この記事について:本記事は一般的な進め方の整理です。評価の方法(個人評価か集団評価か)、役割分担の指定、発表の形式と時間、使用するツールは、大学・科目・担当教員によって異なります。深刻な問題が生じた場合は、担当教員や大学の窓口にご相談ください。

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なぜうまくいかな…評価の仕組みを確…最初の30分でやる…連絡手段を決める締切から逆算するこの記事

この記事の流れ

グループワーク・発表を乗り切るコツ

グループワークが失敗する原因のほとんどは、最初の30分でやるべきことをやっていないことにあります。

1
予定が合わない全員の空き時間が重ならない
2
責任が分散する誰かがやると思う
3
担当が曖昧何をすべきか分からない
4
関係が浅い言いにくい

なぜうまくいかないのか

構造的な理由があります。

グループワークがうまくいかないのは、個人のやる気の問題とは限りません。構造的な理由があります。最大の要因が責任の分散です。「誰かがやるだろう」と全員が思うと、誰もやりません。

1
グループ一括全員が同じ評価
2
個人評価担当部分で評価
3
併用グループ点+個人点
4
相互評価メンバー同士で評価

評価の仕組みを確認する

最初に知っておくべきことです。

評価の方式は、取り組み方を左右します。グループ一括評価なら全員で完成度を上げる必要があり、個人評価なら自分の担当に責任を持つことが中心になります。

1
連絡手段どこでやり取りするか
2
締切と逆算いつまでに何を
3
役割と担当範囲誰が何をするか
4
次に集まる日日時と方法

最初の30分でやること

ここですべてが決まります。

グループワークの成否は、最初の顔合わせで決まります。この4つを決めずに解散すると、次に集まったときに何も進んでいません。時間にして30分あれば足ります。

1
全員が使えるか持っていない人がいないか
2
通知に気づくか普段使っているもの
3
記録が残るか後から確認できる
4
ファイルを共有できるか資料のやり取り

連絡手段を決める

全員が使えるものを選びます。

連絡手段は、全員が日常的に使っているものを選んでください。普段使わない手段だと、通知に気づかず返信が遅れます。大学のメールアドレスは全員が持っていますが、頻繁に確認する習慣がない人もいます。

1
テーマ・方針の決定最初の1週間
2
各自の調査中間
3
資料の作成発表の1週間前
4
全体の確認発表の数日前

締切から逆算する

中間の期限を設けます。

最終の締切だけを決めると、全員が直前まで動きません。中間の期限を設けることが、進行の鍵になります。特に重要なのが、発表の1週間前に資料を揃えるという期限です。

1
構造的な理由があります。なぜうまくいかないのか
2
最初に知っておくべきことです。評価の仕組みを確認する
3
ここですべてが決まります。最初の30分でやること
4
全員が使えるものを選びます。連絡手段を決める

まとめ

この記事の要点

必要なのは①連絡手段 ②締切からの逆算 ③役割と担当範囲 ④次に集まる日の4つを最初に決めること。特に「誰が何をいつまでに」を曖昧にしたまま解散すると、次に集まったときに何も進んでいません。

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01なぜうまくいかないのか

構造的な理由があります。

1予定が合わない全員の空き時間が重ならない
2責任が分散する誰かがやると思う
3担当が曖昧何をすべきか分からない
4関係が浅い言いにくい
5目標が共有されていない完成像が違う

グループワークがうまくいかないのは、個人のやる気の問題とは限りません。構造的な理由があります。

最大の要因が責任の分散です。「誰かがやるだろう」と全員が思うと、誰もやりません。これは意図的な怠慢ではなく、担当が曖昧なときに自然に起こる現象です。

もう一つが関係の浅さです。初対面のメンバーだと、進捗を確認したり指摘したりするのが気まずく、問題が表面化しないまま締切を迎えます。

構造的な理由を知っておくと、問題が起きても冷静に対処できます。人のせいにせずに済みます。

目標が共有されていないことも、うまくいかない原因の一つです。「とりあえず形にする」のか「高い評価を目指す」のかで、必要な作業量はまったく違います。最初にすり合わせておいてください。

02評価の仕組みを確認する

最初に知っておくべきことです。

1グループ一括全員が同じ評価
2個人評価担当部分で評価
3併用グループ点+個人点
4相互評価メンバー同士で評価
5個人レポート併用別途提出

評価の方式は、取り組み方を左右します。グループ一括評価なら全員で完成度を上げる必要があり、個人評価なら自分の担当に責任を持つことが中心になります。

相互評価がある場合は、メンバーの貢献度を互いに評価することになります。この仕組みがあると、負担の偏りが評価に反映されやすくなります。

この章の要点
  • 方式はシラバスか初回の説明で示されます。メンバー全員で共有しておくと、認識のずれを防げます。
  • 評価方式によって、取るべき行動は変わります。最初に全員で確認しておいてください。
  • 個人評価の科目でも、全体の完成度は自分の評価に影響します。協力は必要です。
  • 評価方式が示されていない場合は、初回に質問してください。取り組み方の前提が変わる重要な情報です。

03最初の30分でやること

ここですべてが決まります。

1連絡手段どこでやり取りするか
2締切と逆算いつまでに何を
3役割と担当範囲誰が何をするか
4次に集まる日日時と方法

グループワークの成否は、最初の顔合わせで決まります。この4つを決めずに解散すると、次に集まったときに何も進んでいません。

時間にして30分あれば足ります。雑談から入るより、先にこの4つを片付ける方が、結果的にお互いにとって楽です。

逆に言えば、この4つさえ決まっていれば、その後は各自が動けます。最初の30分への投資だと考えてください。

最初の集まりは、できるだけ全員が揃う日に設定してください。一人欠けると認識がずれます。

最初に決める4つは、紙に書き出しながら進めると漏れません。

04連絡手段を決める

全員が使えるものを選びます。

1全員が使えるか持っていない人がいないか
2通知に気づくか普段使っているもの
3記録が残るか後から確認できる
4ファイルを共有できるか資料のやり取り
5個人情報への配慮必要な範囲にとどめる

連絡手段は、全員が日常的に使っているものを選んでください。普段使わない手段だと、通知に気づかず返信が遅れます。

大学のメールアドレスは全員が持っていますが、頻繁に確認する習慣がない人もいます。速さを求めるなら別の手段が必要です。

連絡先を交換する際は、個人情報の扱いに配慮してください。必要な範囲にとどめ、グループワークが終わった後の扱いも意識しておきましょう。

グループ用の連絡手段は、他の用途と分けておくと情報が埋もれません。

連絡手段を決めたら、その場で全員が参加できているかを確認してください。

05締切から逆算する

中間の期限を設けます。

1テーマ・方針の決定最初の1週間
2各自の調査中間
3資料の作成発表の1週間前
4全体の確認発表の数日前
5練習発表前日まで

最終の締切だけを決めると、全員が直前まで動きません。中間の期限を設けることが、進行の鍵になります。

特に重要なのが、発表の1週間前に資料を揃えるという期限です。直前に集めると、不足に気づいても補う時間がありません。

この章の要点
  • 期限は余裕を持って設定してください。誰かが遅れることを前提に組んでおくと、破綻を防げます。
  • 中間の期限を設けると、遅れに早く気づけます。最終締切だけでは手遅れになります。
  • 期限を決めるときは、各自の他の予定も聞いてください。無理な設定は守られません。

逆算するときは、各段階に予備の日数を入れておいてください。誰かが遅れることを前提に組んでおけば、多少の遅延では破綻しません。余裕のない計画は必ず崩れます。

06役割分担の決め方

作業量を均等にします。

1進行の管理日程・連絡の調整
2調査分野ごとに分担
3資料の作成まとめる作業
4発表当日話す
5記録決めたことを残す

役割を決めるときは、作業量が均等になるよう配慮してください。「資料作成」は他より重いことが多いので、複数人で分けるか、他の負担を減らす調整が必要です。

得意なことを申告してもらうのも有効です。調べるのが得意な人、まとめるのが得意な人、話すのが得意な人——適材適所にすると全体の質が上がります。

ただし、「発表だけ」の人を作らない方が公平です。当日話すだけでは負担が軽すぎると感じられ、不満の原因になります。

役割は固定しなくても構いません。段階ごとに変えるという方法もあります。

役割を決めたら、全員が納得しているかを確認してください。不満は後で表面化します。

07担当範囲を明確にする

ここが最も重要です。

1誰が担当者の名前
2何を具体的な作業
3どこまで完成の定義
4いつまでに日付と時刻
5どこに出すか提出先

グループワークで最も多い失敗が、担当範囲の曖昧さです。「〇〇について調べる」だけでは、どこまでやればよいのか分かりません。

必要なのは、「誰が・何を・どこまで・いつまでに・どこに出すか」の5点です。ここまで決めれば、認識のずれが起きません。

特に「どこまで」——完成の定義が重要です。「調べる」なのか「スライド3枚にまとめる」なのかで、作業量はまったく違います。

担当範囲を決めるときは、その場で全員が理解しているかを確認してください。

担当範囲は、書き出して共有してください。口頭だけでは必ずずれます。

担当範囲を決めるときは、「完成した状態」を具体的に言葉にしてください。「調べる」では人によって解釈が違いますが、「スライド3枚にまとめて共有フォルダに入れる」なら誤解が生じません。

08次に集まる日を決める

解散前に決めてください。

1日時その場で確定させる
2方法対面かオンラインか
3場所教室・図書館など
4持ち寄るもの各自の担当分

解散する前に、次に集まる日時をその場で決めてください。「後で調整しよう」にすると、日程調整だけで1週間が過ぎます。

全員が予定を持っている場でなら、数分で決まります。後からやり取りすると、返信を待つ時間が発生します。

集まる場所も決めておいてください。グループ学習室は予約が必要な大学もあるので、誰が押さえるかまで決めておくと確実です。図書館の使い方は大学図書館の使い方|貸出・取り寄せ・学習スペースの活用で扱っています。

次の予定が決まっていると、それまでに作業を進める動機になります。

日程調整に時間をかけると、それだけで作業の時間が減ります。その場で決めることが最も効率的です。

09決めたことを記録する

口約束は忘れられます。

1担当と期限誰が何をいつまでに
2決定事項テーマ・方針
3次回の予定日時・場所
4共有する全員が見られる形で

決めたことは、必ず文章にして共有してください。口頭で決めただけだと、記憶が食い違います。

記録があると、「そんな話だったか」という認識のずれを防げます。また、進捗を確認するときの基準にもなります。

誰が記録するかも、役割として決めておくとよいでしょう。その場で打ち込んで、解散前に共有するのが最も確実です。

この章の要点
  • 記録は短くて構いません。担当と期限が分かれば十分です。
  • 記録を残す役割は、持ち回りにしても構いません。負担を分散できます。
  • 記録は共有できる場所に置いてください。個人の手元にあるだけでは、全員が確認できません。

10進まないときの対処

範囲を小さく区切り直します。

1状況を確認する責めずに聞く
2範囲を小さくする着手しやすくする
3期限を近くする短い単位で区切る
4一緒にやる同じ場で作業する
5役割を入れ替える合わない場合

誰かの作業が進まないとき、個人を責めても解決しません。まず状況を確認してください。着手できない理由があることもあります。

有効なのが、担当範囲を小さく区切り直すことです。「資料を作る」が重すぎるなら、「まず参考文献を3つ探す」に分解します。

一緒に作業する時間を作るのも効果的です。同じ場所で取り組むと、一人では進まない作業が進むことがあります。

進まない理由が体調や事情によることもあります。まず状況を聞いてください。

進まない状態を放置すると、最後に全員が困ります。早めに動いてください。

状況を聞くときは、責める口調にならないよう気をつけてください。「進んでる?」より「困っているところある?」の方が、実際の状況を話してもらいやすくなります。

11返信が来ないとき

段階を踏んで対応します。

  1. 1別の手段で連絡する
  2. 2授業で直接声をかける
  3. 3期限を示して再度連絡
  4. 4教員に相談する

返信が来ない場合、まず別の手段を試してください。通知に気づいていないだけということがよくあります。

授業で会える相手なら、直接声をかけるのが最も確実です。対面で聞けば、状況が分かります。

それでも連絡が取れず、作業が滞る状態が続くなら、教員に相談してください。抱え込んで一人で全部やる前に、状況を共有しておくことが大切です。

連絡が取れない状態が続く場合は、他のメンバーとも状況を共有しておいてください。

12負担が偏るとき

早めに調整してください。

1自分に集中している分担を提案する
2特定の人に偏る全体で調整する
3言い出しにくい記録を根拠にする
4改善しない教員に相談する
5全部やってしまう最後の手段

負担の偏りは、我慢すると悪化します。「今回だけ」と引き受けると、次からもそうなります。

言い出しにくい場合は、最初に決めた担当の記録を根拠にしてください。「最初にこう決めたので」と言えば、個人を責める形になりません。

一人で全部やってしまうのは、最後の手段です。評価の方式によっては、それでも自分の負担だけが増えて終わります。改善しないなら、教員に相談してください。

偏りを指摘するのは、相手を責めるためではありません。完成させるための調整です。

負担の偏りは、記録があれば客観的に示せます。だから記録が重要なのです。

13意見が対立したとき

判断の基準を決めます。

1目的に戻る課題の要件は何か
2評価基準で判断何が求められているか
3時間で区切る議論を延々と続けない
4両方試す比べて決める
5教員に聞く判断がつかないとき

意見が割れたときは、課題の目的と評価基準に戻ってください。「どちらが好きか」ではなく「どちらが要件に合うか」で判断します。

議論が長引く場合は、時間で区切ることも必要です。決まらないまま時間だけが過ぎるのが最も損失の大きい状態です。

判断がつかないときは、教員に聞くという選択もあります。「こういう方向で考えているが、要件に合っているか」と確認すれば、方向性が定まります。

対立したときこそ、記録が役立ちます。最初に決めた方針に立ち返れます。

意見が割れること自体は悪いことではありません。複数の視点が出ることで、内容が深まることもあります。問題は、決まらないまま時間が過ぎることです。

14オンラインで進める場合

記録と明確さがより重要になります。

1決定事項を文章にする認識のずれを防ぐ
2共同編集を使う進捗が見える
3短く頻繁に長時間より回数
4反応を返す読んだことを示す
5時間を決めるだらだら続けない

オンラインでの共同作業は、対面より意思疎通が難しくなります。雑談の中で自然に確認していたことが、できなくなるためです。

対策は、決めたことを必ず文章にすることと、共同編集できる仕組みを使うことです。進捗が見える状態だと、確認の手間が減ります。

また、読んだら反応を返すという約束をしておくと、届いているかの不安がなくなります。オンライン授業の受け方はオンライン授業の受け方とコツ|集中を切らさない環境づくりで扱っています。

オンラインでは、沈黙が誤解を生みます。短くても反応を返してください。

画面越しでは表情が読みにくく、誤解が生じやすくなります。言葉で確認してください。

共同編集の仕組みを使うと、誰がどこまで進めたかが見えます。進捗の確認にかかる手間が大きく減ります。

15資料の作り方

統一感が評価に影響します。

1形式を統一する文字の大きさ・配色
2ひな形を共有する最初に決める
31人が最終調整ばらつきを整える
4出典を明記引用のルール
5時間内に収まるか枚数の目安

分担して作った資料は、そのまま合わせるとばらばらになります。文字の大きさ、配色、見出しの付け方——統一されていないと、それだけで評価が下がります。

対策は、最初にひな形を共有することです。全員が同じ形式で作れば、後の調整が最小限で済みます。

それでも差は出るので、最後に1人が全体を調整する役割を決めておいてください。あわせて出典の明記も忘れずに。引用のルールは全員で確認しておきましょう。

資料の最終確認は、発表の前日までに終わらせてください。当日の修正は混乱のもとです。

出典の明記は、グループ全員の責任です。誰か一人が忘れると全体の問題になります。

資料作成の分担では、担当箇所の境目で内容が重複したり抜けたりしがちです。最初に全体の構成を決めて、誰がどの部分を書くかを図にしておくと防げます。

16発表の練習

一度は通してやってください。

1時間制限内に収まるか
2つなぎ交代の箇所
3流れ話の順序に無理がないか
4機材表示できるか
5想定質問聞かれそうなこと

練習をせずに本番を迎えると、時間が大幅に超過することがよくあります。時間の制限がある発表では、これだけで評価が下がります。

特に確認したいのが発表者の交代です。誰がどこまで話すのかが曖昧だと、当日に空白が生まれます。

機材の確認も重要です。教室の設備で資料が表示できるかを、事前に確かめておいてください。当日に映らないというのは、実際によくあるトラブルです。

練習は一度で構いません。通してやるだけで、問題点が見えます。

練習の場では、聞き手の立場で見てくれる人がいると効果が上がります。同じグループ内でも、発表していない人が聞き役になってください。

17発表当日

準備の確認から始めます。

1早めに集まる機材の確認
2資料の予備別の形式でも用意
3役割の最終確認誰がどこを話すか
4時間を計る誰かが見る
5欠席者への対応担当部分をどうするか

発表当日は、早めに集まって機材を確認してください。ファイルが開けない、表示が崩れるといったトラブルは、事前に分かれば対処できます。

資料は別の形式でも用意しておくと安心です。想定していた環境が使えないことがあります。

メンバーが欠席した場合の対応も、あらかじめ決めておくとよいでしょう。誰がその部分を引き継ぐかを決めておけば、当日に慌てません。

当日のトラブルは起こりえます。予備の手段を用意しておくと落ち着いて対応できます。

当日は、開始前に全員で流れを確認してください。それだけで落ち着きます。

18質疑応答

誰が答えるかを決めておきます。

1想定質問を挙げる聞かれそうな点
2答える担当分野ごとに決める
3分からない場合正直に伝える
4補足を用意予備の資料

質疑応答で沈黙が続くのは、誰が答えるか決まっていないためです。分野ごとに担当を決めておけば、スムーズに応答できます。

想定される質問は、練習のときに出し合っておいてください。「ここは突っ込まれそう」という箇所は、たいてい実際に質問されます。

分からない質問には、正直に「分かりません」と答えて構いません。その場で取り繕うより、誠実な対応の方が評価されます。

質問は、発表の理解が深まる機会でもあります。身構えすぎないでください。

想定質問を考える作業は、発表内容の弱点を見つけることでもあります。答えにくい質問が浮かんだら、そこを補強してください。

19終わった後の振り返り

次に活かせます。

1何がうまくいったか次も使える方法
2何が問題だったか改善点
3自分の役割果たせたか
4次に試すこと具体的に

グループワークは、在学中に何度も経験します。一度終わったら、何がうまくいって何が問題だったかを振り返っておくと、次に活かせます。

特に自分の役割を果たせたかを確認してください。人のことは目につきますが、自分の対応を振り返る機会は少ないものです。

この経験は、就職活動で話す材料にもなります。共同作業での工夫や、問題への対処は、具体的に語れる経験です。

振り返りは、個人でやっても構いません。自分の対応を確認するだけでも意味があります。

振り返りで得たことは、次のグループワークで実際に試してみてください。

振り返った内容は書き留めておくと、次の機会に読み返せます。経験が積み重なると、進め方の判断が速くなります。

20相談できる窓口

一人で抱えないでください。

1担当教員進行の問題・負担の偏り
2指導補助の担当者作業の進め方
3学生相談室人間関係のつらさ
4ハラスメント窓口強い苦痛がある場合

進行に問題がある場合、教員に相談することは正当な行動です。「告げ口」と考える必要はありません。

相談するときは、記録を持っていくと話が具体的になります。決めた担当と実際の進捗を示せば、状況が伝わります。

人間関係でつらい思いをしている場合は、学生相談室も利用できます。侮辱や無視など、強い苦痛を感じる言動があるなら、ハラスメントの相談窓口もあります。

相談の結果、グループの構成が見直されることもあります。状況によっては、教員が調整に入る場合もあります。

21よくある質問

グループワークが毎回うまくいきません。

個人のやる気ではなく、構造的な理由があります。最も多いのが責任の分散で、担当が曖昧だと「誰かがやるだろう」と全員が思います。最初の30分で「連絡手段・締切からの逆算・役割と担当範囲・次に集まる日」の4つを決めてください。

最初に何を決めればいいですか?

4つです。①連絡手段 ②締切から逆算した中間の期限 ③役割と担当範囲 ④次に集まる日時。特に担当範囲は「誰が・何を・どこまで・いつまでに・どこに出すか」まで決めてください。「どこまで」が最も曖昧になりやすい部分です。

メンバーの作業が進みません。

責めても解決しません。まず状況を確認し、担当範囲を小さく区切り直してください。「資料を作る」が重すぎるなら「まず参考文献を3つ探す」に分解します。一緒に作業する時間を作るのも効果的です。

返信が来ません。

段階を踏んでください。①別の手段で連絡 ②授業で直接声をかける ③期限を示して再度連絡 ④教員に相談。通知に気づいていないだけということもよくあります。作業が滞る状態が続くなら、抱え込む前に教員へ。

負担が自分に偏っています。

我慢すると悪化します。最初に決めた担当の記録を根拠にして、「最初にこう決めたので」と伝えれば個人を責める形になりません。改善しないなら教員に相談してください。一人で全部やるのは最後の手段です。

教員に相談するのは告げ口になりませんか?

なりません。進行に問題がある場合、教員に相談するのは正当な行動です。相談するときは記録を持っていくと話が具体的になります。決めた担当と実際の進捗を示せば、状況が伝わります。

意見が対立して決まりません。

課題の目的と評価基準に戻ってください。「どちらが好きか」ではなく「どちらが要件に合うか」で判断します。議論が長引く場合は時間で区切ることも必要です。判断がつかなければ教員に確認するという選択もあります。

資料がばらばらになります。

最初にひな形を共有してください。文字の大きさ、配色、見出しの付け方を統一しておけば、後の調整が最小限で済みます。それでも差は出るので、最後に1人が全体を調整する役割を決めておくと確実です。

発表の練習は必要ですか?

必要です。練習なしだと時間が大幅に超過することがよくあります。特に発表者の交代箇所を確認してください。誰がどこまで話すかが曖昧だと、当日に空白が生まれます。機材で資料が表示できるかも事前に確かめましょう。

質問に答えられなかったらどうすればいいですか?

正直に「分かりません」と答えて構いません。その場で取り繕うより、誠実な対応の方が評価されます。ただし、練習のときに想定質問を出し合っておくと、多くは準備できます。「ここは突っ込まれそう」という箇所は、たいてい実際に質問されます。

22まとめ|最初の30分がすべて

失敗の原因は、最初にやるべきことをやっていないことです。連絡手段、締切からの逆算、役割と担当範囲、次に集まる日——この4つを最初に決めてください。

担当範囲は「どこまで」まで決めます。「誰が・何を・どこまで・いつまでに・どこに出すか」。曖昧さが、責任の分散を生みます。

決めたことは必ず文章にして共有してください。口約束は忘れられ、認識がずれます。記録は進捗確認の基準にもなります。

進まないときは、範囲を小さく区切り直す。個人を責めても解決しません。着手しやすい単位に分解してください。

最後に。抱え込んで一人で全部やる前に、教員へ相談を。それは正当な行動で、記録があれば状況は具体的に伝わります。

この記事について:本記事は一般的な進め方の整理です。評価の方法(グループ一括か個人評価か、相互評価の有無)、役割分担の指定、発表の形式と時間、使用するツールや設備は、大学・科目・担当教員によって異なります。必ずシラバスと担当教員の指示をご確認ください。資料作成における引用と出典の明記は必須で、出典を示さない引用は不正行為として扱われます。連絡先の交換にあたっては個人情報の取り扱いにご配慮ください。侮辱・無視など強い苦痛を感じる言動がある場合は、学生相談室・ハラスメント相談窓口にご相談ください。