DIFFERENCE
対面との違い
オンラインならではの難しさと、その対策です。
| 場面 | オンラインで起きやすいこと | 対策 |
|---|---|---|
| 話し出し | 2人以上が同時に話し出し、譲り合って間があく | 名前を呼んでから話す、手を挙げる機能を使う、かぶったら「お先にどうぞ」と譲る |
| 反応 | うなずきや表情が小さく映り、聞いているか分かりにくい | うなずきを大きめにし、「なるほど」「いいですね」と声でも返す |
| 議論の整理 | ホワイトボードがなく、今どこを話しているか見失いやすい | 共有メモ(ドキュメントやスライド)や画面共有で、議論を見える形にする |
| 時間 | 時計が目に入りにくく、時間が足りなくなりやすい | タイムキーパーを決め、区切りごとに残り時間を声とチャットで伝える |
| 通信 | 音声が途切れる、映像が止まる、接続が切れる | 聞き取れないときはすぐに伝える。切れたらすぐ入り直し、チャットで知らせる |
| 発言の量 | 発言する人が偏りやすく、黙っている人に気づきにくい | 画面に並んだ顔を見て、話していない人に名前を呼んで振る |
FLOW
当日の流れと、それぞれのコツ
- 1入室〜開始まで
指定の時刻の5分前を目安に入室し、表示名、カメラ、マイクを確かめます。待機中にほかの学生がいれば、「よろしくお願いします」と声をかけておくと、始まってから話しやすくなります。
- 2自己紹介(1人30秒ほど)
名前と大学名を、普段より少しゆっくり話しましょう。順番は「画面の左上から」など、誰かが決めるとスムーズです。
- 3役割と進め方を決める
対面より、書記(共有メモの係)とタイムキーパーの役割が大切になります。役割を決めたら、時間配分もあわせて共有メモやチャットに書いておきましょう。
- 4議論
書記がまとめている共有メモを全員で見ながら進めます。話す前に名前を呼ぶ、話し終わったら「以上です」とそえるなど、区切りをはっきりさせると議論のテンポがよくなります。
- 5まとめと発表の準備
残り5〜10分で結論をまとめ、共有メモを発表の原稿にします。発表者は、画面共有をしながら話すかどうかも事前に決めておきましょう。
- 6発表〜退室
発表のあと、面接官から質問があればグループで答えます。終わったら、面接官や運営の方の案内があるまで退室せずに待ちましょう。
TIPS
オンラインならではの動き方5つ
画面越しでも、議論に貢献していることが伝わる動き方です。
いきなり本題に入ると、ほかの人と声が重なりやすくなります。「一ついいですか」とひと言そえるか、名前を呼んでから話しましょう。かぶったときは、すぐに譲る人のほうが落ち着いて見えます。
「「すみません、かぶってしまいました。〇〇さん、お先にどうぞ。」」
画面では、小さなうなずきは伝わりにくくなります。少し大きめにうなずき、短い相づちを声でも返しましょう。ただし、人が話している途中に何度も声を出すと聞き取りにくくなるので、話し終わったタイミングで返すのがよいです。
「「なるほど、その視点はなかったです。」」
ドキュメントやスライドを共有できるときは、書記が議論をまとめると、オンラインの「今どこを話しているか分からない」を防げます。書記でなくても、「メモに〇〇を追加してもいいですか」と手伝えます。
「「今の3つの案を、共有メモに並べて書いておきますね。」」
残り時間の連絡、URLの共有、聞き取れなかった言葉の確認などに使うと便利です。チャットで議論を進めると、声で話している人と話がずれるので、大事な意見は声で伝えましょう。チャットの使い方は企業の指示に従います。
「「残り時間をチャットにも書いておきます。」」
画面の相手の顔を見ながら話すと、相手からは目線が下がって見えます。大事なところだけでもカメラを見て話すと、自信があるように伝わります。人の話を聞くときは、画面を見てうなずいてかまいません。
「「結論から言うと、私は〇〇がよいと考えます。」」
PHRASES
オンラインで使えるひと言30選
議論の中身のフレーズは「グループディスカッションで使えるフレーズ集」にまとめています。ここでは、オンラインならではの場面のひと言を集めました。
話し出す・発言がかぶったとき(6)
- 一ついいですか。話し出す前にひと言そえて、かぶりを防ぐ
- すみません、かぶってしまいました。〇〇さん、お先にどうぞ。譲るときは名前を呼ぶ
- ありがとうございます。では、お先に話します。譲ってもらったとき
- 〇〇さんのあとに、一つ付け足してもいいですか。順番を予約しておく
- 以上です。話し終わったことをはっきり伝える
- 手を挙げる機能で順番に話しませんか。かぶりが続くときの提案
聞こえない・通信のトラブル(6)
- すみません、〇〇さんの音声が少し途切れてしまいました。もう一度お願いできますか。聞こえなかったらすぐに伝える
- 私の声は聞こえていますか。マイクの調子が気になるとき
- 画面が止まっているようなので、一度入り直します。入り直す前にひと言(言えなければチャットで)
- 接続が切れてしまい、失礼しました。どこまで進んだか教えていただけますか。戻ったとき
- 〇〇さんが今、接続が切れてしまったようです。戻るまで、ここまでの内容をメモにまとめておきますね。ほかの人が落ちたとき
- 少し雑音が入ってしまうので、話さないときはミュートにしておきます。周りの音が気になるとき
共有メモ・画面共有(6)
- 共有メモを作ったので、URLをチャットに貼ります。書記が最初に
- 今の意見を、メモに書いておきますね。書きながら声にも出す
- メモに〇〇を追加してもいいですか。書記を手伝うとき
- 画面を共有してもいいですか。今の案を表にしてみました。画面共有の前に許可をとる
- 画面は見えていますか。共有を始めたら確認する
- メモの〇行目の、〇〇の部分について話してもいいですか。どこの話かを示す
反応・話を振る(6)
- なるほど、その視点はなかったです。声で反応を返す
- 〇〇さん、今の案についてどう思いますか。画面を見て、話していない人に振る
- まだ話せていない方もいるので、画面の左上から順に一言ずつ聞いてもいいですか。順番を画面の並びで決める
- 〇〇さん、ミュートになっているかもしれません。話しているのに聞こえないとき
- 賛成の方は、うなずくか、リアクションで教えてください。意見をすばやく確かめる
- チャットに書いてくださった〇〇さんの意見、ぜひ声でも聞きたいです。チャットの意見を議論に乗せる
時間・まとめ・発表(6)
- 残り10分です。チャットにも書いておきます。声とチャットの両方で伝える
- 時間が押しているので、この論点はあと3分で決めましょう。区切りを数字で示す
- 共有メモをそのまま発表の原稿にしませんか。まとめの時間を短くできる
- 発表は画面を共有しながら話してもいいですか。発表者が先に確かめる
- 発表のとき、私の音声が途切れたら、〇〇さん、続きをお願いできますか。通信のトラブルに備える
- 本日はありがとうございました。退室の前に、全員で
TEMPLATES
共有メモの型とチャットの例文3つ
書記になったときに、そのまま貼って使える型と、チャットで送る短い文です。
書記になり、ドキュメントなどの共有メモを作るとき
■お題 〇〇(お題をそのまま書く) ■ゴール 〇〇を1つに決めて、発表する ■時間配分(全体〇分) ・前提をそろえる:〜〇:〇〇 ・案を出す:〜〇:〇〇 ・絞り込む:〜〇:〇〇 ・発表の準備:〜〇:〇〇 ■前提 ・対象: ・期間: ・言葉の意味: ■案 1. 〇〇(〇〇さん) 2. 〇〇(〇〇さん) 3. 〇〇(〇〇さん) ■比べる基準 ・効果の大きさ ・実現しやすさ ・費用 ■結論 〇〇 ■理由 1. 2. ■残る課題 ・
案のあとに出した人の名前を書くと、発表でも全員の意見を生かしやすくなります。共有メモを使えるかどうかは、企業の指示に従いましょう。
通信が切れて入り直し、声をかけにくいとき
〇〇大学の山田です。接続が切れてしまい、失礼しました。今戻りました。議論を止めずに続けてください。
話している人の邪魔をしないよう、まずはチャットで知らせ、区切りのよいところで声でも一言伝えましょう。
タイムキーパーとして、区切りの時間を知らせるとき
【時間】残り10分です。〇:〇〇までに結論を1つに絞り、そのあと5分で発表の準備をしましょう。
声で伝えたあとにチャットにも残すと、聞き逃した人も確かめられます。
CHECK
事前のチェックリスト
パソコンや部屋の準備の細かい確認は「オンライン面接のチェックリスト」にまとめています。ここでは、GDならではの準備を確かめましょう。
0 / 10 できた
DO & DON'T
やりがちな失敗
こうする
- 話し出す前にひと言そえ、話し終わったら区切りを伝える
- うなずきと短い相づちで、聞いていることを伝える
- 共有メモや画面共有で、議論を見える形にする
- 聞こえなかったら、その場ですぐに伝える
- 画面を見て、話していない人に名前を呼んで振る
これはしない
- 発言がかぶるのが怖くて、最後まで黙っている
- 話していない間、無表情で画面を見ているだけ
- チャットだけで議論を進めて、声の議論とずれる
- 書記の作業に集中しすぎて、自分の意見を言わない
- 手元の資料や検索に気を取られて、目線が外れたままになる
POINT
迷ったら「見える化」と「区切り」
FAQ
よくある質問
オンラインのGDは、対面より評価が厳しいですか?
評価の基準が対面と大きく変わるとは限りませんが、画面越しでは反応や貢献が伝わりにくいのは確かです。うなずきや相づち、共有メモへの書きこみなど、目に見える形で議論に関わりましょう。
カメラはずっとオンにしておくべきですか?
企業から特に指示がなければ、オンにしておくのが一般的です。通信が不安定なときなどにオフにしたい場合は、面接官や運営の方の指示を確かめましょう。
話さないときはミュートにしたほうがいいですか?
周りの音が入りやすい環境ならミュートにし、話すときに外しましょう。ミュートの外し忘れに気づけるよう、話す前に「一ついいですか」とひと言そえるのがおすすめです。指示がある場合はそれに従います。
議論の途中で検索して調べてもいいですか?
調べてよいかどうかは企業によって違うので、案内の指示に従いましょう。指示がないときは、議論から目を離すことになるので、調べものは避けたほうが無難です。
通信が切れて戻れなかったらどうすればいいですか?
すぐに入り直しを試し、戻れないときは、案内に書かれた連絡先に電話かメールで連絡しましょう。連絡先は、始まる前にメモしておくと安心です。
ブレイクアウトルーム(小部屋)に分かれたら、何から始めればいいですか?
まず全員の声と画面が届いているかを確かめ、自己紹介と役割決めをすばやく済ませましょう。面接官が見ていない時間がある形式でも、同じように議論に参加します。
NEXT
あわせて使いたいテクニック
このページは Campi 編集部が作成しました(2026年10月24日更新)。例文は、自分の言葉と状況に合わせて書きかえて使ってください。企業から案内がある場合は、その指示を優先してください。