大学・キャンパス 更新 2026.09.14 この記事にはPRを含みます

予習・復習はどこまで必要?大学の勉強時間の目安と回し方

結論

大学の単位は1単位=45時間の学修で設計されています。授業時間を差し引いた残りが授業外の学修です。16単位を履修する学期なら、合計720時間相当、15週で割って週48時間——これが制度上の目安になります。ただしすべての科目に均等に配分する必要はありません。予習が必須なのは演習・実習・語学、復習が効くのは講義。時間が取れないときの優先順位は①締切のある課題 ②予習が前提の科目…

19分読み終わるまで
22章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.14
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「大学生は勉強しない」と言われる一方で、制度上は週40時間以上の学修が前提になっています。

この落差が、多くの学生を混乱させます。周りを見れば誰も予習していないように見えるのに、シラバスには毎回の準備学習が書かれている。どちらに合わせればいいのか分からないまま、なんとなく過ごしてしまう。

実際に必要な勉強時間は、履修した単位数から計算できます。そして多くの場合、その数字を見ると「思ったより多い」と感じるはずです。

この記事では、制度上の目安の計算方法、予習と復習の使い分け、科目別の配分、現実的な回し方、そして時間が取れないときの優先順位を整理します。

この記事について:本記事は大学設置基準にもとづく一般的な考え方の整理です。実際に必要な学修時間は科目・分野・個人の理解度によって大きく異なります。記載の時間は制度上の目安であり、すべての人に当てはまる基準ではありません。各科目で求められる学修については、シラバスと担当教員の指示をご確認ください。

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制度上の目安自分の目安を計算…現実との差授業外の学修に含…予習と復習の違いこの記事

この記事の流れ

予習・復習はどこまで必要?大学の勉強時間の目安と回し方

大学の単位は1単位=45時間の学修で設計されています。

1
1単位45時間の学修
2
含まれるもの授業時間+授業外の学修
3
2単位の科目90時間相当
4
根拠大学設置基準

制度上の目安

1単位=45時間が基準です。

大学の単位は、1単位あたり45時間の学修を基準に設計されています。この45時間には、授業に出ている時間だけでなく、予習・復習・課題の時間が含まれます。2単位の科目なら90時間。

12単位36時間16単位48時間20単位60時間24単位72時間

自分の目安を計算する

履修単位数から出せます。

週あたり 計算は単純です。履修単位数×45時間が学期全体の学修時間、それを15週前後で割れば週あたりの目安が出ます。16単位なら週48時間。

1
制度上の目安1単位45時間
2
実際の学修時間個人差が非常に大きい
3
科目による差課題量が大きく違う
4
理解度による差得意不得意で変わる

現実との差

差があるのは事実です。

制度上の目安と実際の学修時間に差があるのは、事実として知られています。ただし「だから勉強しなくていい」という話にはなりません。重要なのは、科目によって必要な時間がまったく違うことです。

1
予習指定文献を読む
2
復習ノートの整理・理解の確認
3
課題レポート・演習問題
4
発表の準備調査・資料作成

授業外の学修に含まれるもの

幅広い活動が含まれます。

授業外の学修には、幅広い活動が含まれます。机に向かって教科書を読む時間だけではありません。レポートの執筆、発表資料の作成、図書館での資料集め——これらもすべて学修時間です。試験前の勉強も含まれます。

1
目的授業の理解を上げる
2
効果その日の授業に出る
3
必要度が高い科目演習・実習・語学
4
時間の目安科目による

予習と復習の違い

役割が違います。

予習と復習は、役割が違います。予習はその日の授業の理解を上げるためのもの、復習は学んだ内容を定着させるためのものです。限られた時間で両方やるのは難しいので、科目によって使い分けるのが現実的です。

1
1単位=45時間が基準です。制度上の目安
2
履修単位数から出せます。自分の目安を計算する
3
差があるのは事実です。現実との差
4
幅広い活動が含まれます。授業外の学修に含まれるもの

まとめ

この記事の要点

授業時間を差し引いた残りが授業外の学修です。16単位を履修する学期なら、合計720時間相当、15週で割って週48時間——これが制度上の目安になります。

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01制度上の目安

1単位=45時間が基準です。

11単位45時間の学修
2含まれるもの授業時間+授業外の学修
32単位の科目90時間相当
4根拠大学設置基準

大学の単位は、1単位あたり45時間の学修を基準に設計されています。この45時間には、授業に出ている時間だけでなく、予習・復習・課題の時間が含まれます。

2単位の科目なら90時間。半期15回の授業で、1回90分だとすれば授業時間は約22.5時間です。残りの約67.5時間が授業外の学修ということになります。

この数字を見ると、「授業に出るだけ」では設計の3分の1しか満たしていないことが分かります。単位の仕組みは大学の単位とは?1単位の計算方法と卒業に必要な単位数の仕組みで詳しく扱っています。

この基準を知っている学生は多くありません。知っているだけで、履修の判断が変わります。

授業時間だけでは設計の3分の1程度にしかなりません。この事実を知っておいてください。

02自分の目安を計算する

履修単位数から出せます。

履修単位数 学期の学修時間 週あたり
12単位 540時間相当 約36時間
16単位 720時間相当 約48時間
20単位 900時間相当 約60時間
24単位 1080時間相当 約72時間

計算は単純です。履修単位数×45時間が学期全体の学修時間、それを15週前後で割れば週あたりの目安が出ます。

16単位なら週48時間。このうち授業時間が約12時間なので、授業外に36時間程度が必要という計算になります。

この数字を一度出してみてください。アルバイトやサークルの時間と足して、1週間に収まるか——ここが履修数を決める判断材料になります。

計算した結果は、記録しておいてください。学期ごとに見比べると、自分の適量が分かります。

数字で見ると、感覚とのずれに気づきます。そこが見直しの出発点です。

03現実との差

差があるのは事実です。

1制度上の目安1単位45時間
2実際の学修時間個人差が非常に大きい
3科目による差課題量が大きく違う
4理解度による差得意不得意で変わる

制度上の目安と実際の学修時間に差があるのは、事実として知られています。ただし「だから勉強しなくていい」という話にはなりません。

重要なのは、科目によって必要な時間がまったく違うことです。毎週課題が出る科目と、期末試験だけの科目では、必要な時間が数倍違います。

また理解度によっても変わります。得意な分野なら短時間で済み、苦手な分野なら目安を超えることもあります。平均値ではなく、自分の状況で考えてください。

目安に届いていないことを責める必要はありません。まず配分を見直すところから始めてください。

目安に届いていないと感じても、まずは配分の見直しから始めてください。時間を増やすより、優先度の高い科目に振り分ける方が効果が出やすいものです。全体を一度に変えようとしないでください。

04授業外の学修に含まれるもの

幅広い活動が含まれます。

1予習指定文献を読む
2復習ノートの整理・理解の確認
3課題レポート・演習問題
4発表の準備調査・資料作成
5試験勉強定期試験の準備
6資料集め図書館での作業

授業外の学修には、幅広い活動が含まれます。机に向かって教科書を読む時間だけではありません。

レポートの執筆、発表資料の作成、図書館での資料集め——これらもすべて学修時間です。試験前の勉強も含まれます。

この幅を知っておくと、「思ったよりやっている」と分かることもあります。逆に、課題に追われるだけで予習も復習もしていないなら、その配分は見直す余地があります。

学修時間に何が含まれるかを知ると、自分の取り組みを正しく評価できます。

レポートや発表の準備も学修時間です。机に向かう時間だけを数えないでください。

05予習と復習の違い

役割が違います。

観点 予習 復習
目的 授業の理解を上げる 定着させる
効果 その日の授業に出る 次回以降に効く
必要度が高い科目 演習・実習・語学 講義
時間の目安 科目による 短くても効果がある

予習と復習は、役割が違います。予習はその日の授業の理解を上げるためのもの、復習は学んだ内容を定着させるためのものです。

この章の要点
  • 限られた時間で両方やるのは難しいので、科目によって使い分けるのが現実的です。
  • 一般に、発表や議論がある科目は予習が必須、聞いて理解する科目は復習が効くという傾向があります。
  • 両方をやる余裕がある科目もあります。負担の軽い科目では、両方試してみてください。

予習と復習のどちらに時間を使うかは、その科目で何が評価されるかにも関係します。発言や発表が評価されるなら予習、試験で問われるなら復習が効きます。シラバスの評価方法を見て判断してください。

06予習が必要な科目

準備が前提になっている科目です。

1演習・ゼミ指定文献を読む
2語学単語・文法の準備
3実験・実習手順の確認
4反転授業事前の動画視聴など
5積み上げ式の講義前回の復習

予習が必須なのは、準備していることを前提に授業が進む科目です。演習で指定文献を読んでいなければ、議論に参加できません。

実験・実習も予習が必要です。手順を把握していないと、当日に何をしているか分からないまま時間が過ぎます。

語学も同様です。単語や文法の準備がないと、授業についていけません。第二外国語の進め方は第二外国語の選び方と単位の取り方|挫折しない語学の進め方で扱っています。

予習の量は、慣れれば短縮できます。最初は時間がかかっても、続けるうちに速くなります。

予習が追いつかない週は、優先度の高い科目から回してください。

07復習が効く科目

聞いて理解する科目です。

1ノートを読み返す抜けに気づく
2教科書で補う省略された説明
3例題を解く理解の確認
4疑問を調べる次回に持ち越さない

講義形式の科目では、復習の方が効果的なことが多くあります。聞いた内容を整理し、定着させる作業です。

最も効果が大きいのが、授業直後にノートを読み返すことです。5分でも、記憶が新しいうちなら抜けを補えます。

数式や計算がある科目では、例題を解くことが復習になります。読んで分かったつもりでも、解けなければ理解できていません。

復習は、間隔を空けて繰り返すと定着します。一度で完璧にしようとしないでください。

復習の効果は、すぐには実感できません。試験前になって差が出ます。

復習は、完璧を目指さず「分からない箇所を特定する」ことを目標にしてください。それだけでも次の授業の理解が変わります。

08講義科目の回し方

復習中心で組み立てます。

タイミング やること 時間
授業直後 ノートを見返す 5分
その日のうち 疑問を調べる 15分
週末 その週の内容を整理 30分
試験前 全体を通す まとまった時間

講義科目は、短い復習を積み重ねるのが効率的です。授業直後の5分、その日のうちの15分——この程度でも、積み重なれば大きな差になります。

週末にその週の内容をまとめて整理すると、試験前の負担が減ります。分からない箇所を特定しておけば、質問もできます。

この方法の利点は、試験前に慌てなくて済むことです。日頃の積み重ねがあれば、試験勉強は確認作業になります。

この章の要点
  • 短い復習の積み重ねは、試験前の負担を大きく減らします。投資だと考えてください。
  • 週末の整理は30分程度で構いません。続けることに意味があります。
  • 授業直後の5分は、移動中でも確保できます。特別な時間を取る必要はありません。

09演習科目の回し方

予習が本体です。

1指定文献を読む担当でない回も
2論点を整理する疑問を用意
3発表の準備担当回は多めに
4議論の記録授業後に整理

演習科目では、予習が学修の本体です。授業は、準備してきたものを持ち寄って議論する場になります。

自分が発表する回は当然準備が必要ですが、他の人が発表する回も文献を読んでおく必要があります。読んでいないと議論に入れません。

授業後は、議論で出た論点を整理しておくと、卒業論文のヒントになることがあります。ゼミの選び方はゼミの選び方|大学2・3年で後悔しない決め方で扱っています。

演習の予習は、読むだけでなく疑問を用意するところまでやると、議論に入りやすくなります。

演習の準備は、早めに始めると余裕が生まれます。直前では読み切れません。

議論の内容を記録しておくと、後で自分の考えを整理するときに役立ちます。その場で理解できなかった点も残せます。

10語学科目の回し方

毎日少しずつが基本です。

1単語毎日10分でも
2発音声に出す
3文法の確認授業の前後
4小テストの準備前日までに

語学は、まとめてやるより毎日少しずつの方が定着します。記憶の仕組みとして、分散した方が有利だとされています。

単語は1日10分でも毎日の方が、週末に2時間やるより残ります。通学時間や空きコマを使うのも有効です。

発音は声に出して練習してください。黙読では身につきません。授業でしかできない練習もあるので、出席の価値も高い科目です。

この章の要点
  • 語学は、触れない期間が空くと戻ります。休みの間も少しだけ続けてください。
  • 語学は毎日が理想ですが、できない日があっても構いません。翌日に戻してください。
  • 短時間でも毎日続けることが、語学では最も効果的です。

11実験・実習の回し方

レポートの時間を見込みます。

1事前に手引きを読む30分程度
2実験本体数時間
3レポート作成数時間
4目的・原理を先に書く実験前でも可

実験・実習は、時間割上のコマ数と実際の負担が最も乖離する科目です。実験そのものに加えて、レポートの時間が必要になります。

負担を減らす方法は、目的と原理を実験前に書いておくことです。この2項目は結果に関係しないため、事前に作成できます。

実験中の記録を正確に取ることも、時間短縮につながります。詳しくは実験・実習レポートの進め方|理系1・2年の乗り切り方で扱っています。

実験科目は、時間割の見た目以上に負担があります。その学期の履修数を抑える判断も必要です。

実験レポートの時間は、あらかじめ予定に組み込んでおいてください。

実験科目がある学期は、他の科目を軽めにしておくと全体が回ります。時間割の見た目で判断しないでください。

12科目ごとの配分

均等ではありません。

1実験・実習最も多い
2演習・ゼミ多い(予習が本体)
3語学頻度が高い
4課題の多い講義多い
5試験のみの講義試験前に集中

時間配分は、科目によってまったく違います。すべての科目に同じ時間をかけるのは非効率です。

実験・実習と演習は、構造的に時間がかかります。ここに多く配分し、試験のみの講義は試験前に集中させるのが現実的です。

ただし、試験前だけで済む科目でも、日頃の復習があれば試験勉強は短くなります。完全に後回しにすると、試験期間に破綻します。

配分は学期ごとに見直してください。履修する科目が変われば、必要な時間も変わります。

配分を考えるときは、履修した科目のシラバスを見比べてください。

配分を決めたら、実際にその通りに動けるかを1週間試してみてください。無理があれば調整します。最初の計画が完璧である必要はなく、試して直すことが前提です。

13いつやるか

決めておかないと消えます。

1授業直後その科目の復習
2空きコマ課題・予習
3通学中単語・読み物
4帰宅後まとまった作業
5週末整理・レポート

学修の時間は、「空いたときにやる」では確保できません。あらかじめ時間帯を決めておく必要があります。

最も効率的なのが授業直後と空きコマです。大学にいる時間を使えば、帰宅後の時間が自由になります。

通学時間も使えます。単語や短い読み物なら、移動中でも進められます。空きコマの使い方は空きコマの使い方12選|大学のスキマ時間を無駄にしないで扱っています。

この章の要点
  • 時間帯を決めるときは、自分が集中できる時間を選んでください。無理な時間帯は続きません。
  • 決めた時間に必ずできるとは限りません。予備の時間帯も考えておくと安心です。
  • 決めた時間に取り組めなかった日は、翌日に振り替えてください。

14空きコマの活用

ここで大きな差がつきます。

11コマ約45時間
22コマ約90時間
33コマ約135時間

週3コマの空きがあれば、年間で約135時間になります。2単位科目1.5個分の学修時間に相当します。

この時間を学修に使えるかどうかで、帰宅後の余裕がまったく変わります。課題を大学で終わらせれば、家では休めます。

この章の要点
  • すべてを学修に充てる必要はありませんが、週に1〜2コマでも決めておくと効果があります。
  • 空きコマを使う習慣は、学年が上がってからも役立ちます。就活期にも効いてきます。
  • 空きコマの使い道を決めておくと、迷う時間がなくなります。

空きコマでできることは限られますが、積み重ねると大きな時間になります。細切れでもできる作業を用意しておくと使いやすくなります。

15習慣にする方法

固定すると続きます。

1時間を固定する曜日・時限を決める
2場所を決める図書館など
3短く始める15分から
4記録するやったことを残す
5完璧を求めないできない日があってよい

学修の習慣をつけるコツは、時間と場所を固定することです。「火曜の3限は図書館で課題」と決めれば、毎回考えずに済みます。

最初は短く始めてください。いきなり2時間と決めると続きません。15分から始めて、慣れたら伸ばす方が確実です。

そしてできない日があってよいと考えてください。完璧を求めると、一度崩れたときにやめてしまいます。

習慣が途切れても、責める必要はありません。翌日から再開すれば十分です。

習慣にするまでには数週間かかります。最初の1〜2週間でうまくいかなくても、それは失敗ではありません。続けているうちに、その時間に取り組むことが自然になります。

勉強時間は、量より継続で差がつきます。

16時間が取れないとき

まず現状を把握します。

11週間の使い方何に何時間使っているか
2アルバイトの時間週何時間か
3移動時間通学・移動の合計
4削れる時間調整の余地
5履修数多すぎないか

時間が取れないと感じたら、まず1週間の使い方を書き出してください。感覚ではなく数字で把握することが出発点です。

書き出すと、削れる時間が見つかることもあれば、物理的に無理だと分かることもあります。後者なら、履修数かアルバイトの時間を調整する必要があります。

アルバイトとの配分はバイトと学業の両立|週何回までなら無理がないかで扱っています。学業に支障が出ているなら、働く時間の見直しが必要です。

書き出す作業自体が、時間の使い方を見直すきっかけになります。

現状を把握すると、漠然とした不安が具体的な課題に変わります。

書き出してみると、思っていたより多くの時間を移動や待ち時間に使っていることがあります。そうした細切れの時間を学修に充てられないかも検討してみてください。

17優先順位のつけ方

この順番で回してください。

  1. 1締切のある課題
  2. 2予習が前提の科目
  3. 3積み上げ式の科目
  4. 4その他の復習

時間が足りないときは、優先順位をつけて回すしかありません。すべてを完璧にやろうとすると、結局どれも中途半端になります。

最優先は締切のある課題です。提出しなければ点にならず、挽回できません。

次が予習が前提の科目。準備なしで出ると、その90分が無駄になります。そして積み上げ式の科目——放置すると次回以降も追えなくなるためです。

優先順位を決めておくと、迷う時間がなくなります。それ自体が時間の節約です。

優先順位は、学期の状況によって変わります。定期的に見直してください。

優先順位に従って動くと、やり残しがあっても影響の小さいものになります。すべてを完璧にやろうとするより、確実な方法です。

18試験前の配分

逆算して配分します。

1試験日程を並べるいつ何があるか
2科目の重さを見る範囲・難易度
3日数を配分する重い科目に多く
4日頃の復習を活かす積み上げがあれば短縮
5体調を守る徹夜を避ける

試験前は、日程を並べて逆算してください。試験日が近い科目から準備するのが基本ですが、範囲が広い科目は早めに着手する必要があります。

日頃の復習があれば、試験勉強は確認作業になります。一から覚え直す必要がないぶん、時間が大幅に短縮されます。

そして体調を守ってください。徹夜で臨むと当日の実力が出ません。睡眠を削るより、計画を前倒しする方が確実です。

試験前の計画は、余裕を持って立ててください。予定どおりに進まないことが普通です。

試験前に慌てないためには、日頃の積み重ねが最も効きます。一夜漬けで対応できる範囲には限界があります。

19履修数の見直し

時間で検算してください。

1必要な学修時間単位数×45時間
2使える時間1週間の空き
3収まるか差を確認
4収まらない場合履修数か他を減らす
5修正期間変更できる期限

学修時間が明らかに足りない場合、履修数そのものを見直す必要があります。詰め込んで複数落とすより、確実に取り切る方が早く進みます。

判断は時間の計算で行ってください。必要な学修時間と、実際に使える時間を比べれば、無理があるかどうかが分かります。

修正期間内であれば、履修を減らすことができます。期間を過ぎると1学期間その状態が続くので、判断は早めに。

履修数を減らす判断は、後退ではありません。確実に取り切るための前進です。

見直しの判断は、修正期間内に行う必要があります。期限を確認してください。

履修数を減らした結果、残りの科目の成績が上がることもあります。総量を抑える判断には意味があります。

20相談できる窓口

組み立ての相談もできます。

1担当教員その科目に必要な学修
2指導教員・アドバイザー全体の配分
3教務課履修数の調整
4学習支援の窓口勉強の進め方
5学生相談室負担が重く苦しいとき

科目ごとに必要な学修量が分からないときは、担当教員に聞くのが確実です。「毎週どのくらい準備が必要ですか」という質問は自然なものです。

全体の配分に迷う場合は、指導教員やアドバイザーに相談できます。学科の事情を踏まえた助言がもらえます。

負担が重くて苦しいときは、学生相談室も利用できます。睡眠が取れない状態が続いているなら、履修の問題として調整できることがあります。

相談するときは、計算した数字を持っていくと具体的な助言をもらえます。

一人で抱え込むと、状況が悪化してから相談することになります。早い段階で話しておくと、選択肢が多く残ります。

21よくある質問

大学の勉強時間の目安はどれくらいですか?

制度上は1単位=45時間の学修が基準です。履修単位数×45時間が学期全体、15週前後で割れば週あたりの目安が出ます。16単位なら週48時間、うち授業時間が約12時間なので、授業外に36時間程度という計算になります。

周りは勉強していないように見えます。

制度上の目安と実際の学修時間に差があるのは事実として知られています。ただし科目によって必要な時間はまったく違い、理解度によっても変わります。平均値ではなく、自分が履修している科目の実情で判断してください。

予習と復習、どちらを優先すべきですか?

科目によります。演習・実習・語学は準備が前提なので予習が必須、講義形式は復習の方が効きます。限られた時間で両方やるのは難しいので、科目の性格で使い分けてください。

全部の科目を予習する時間がありません。

する必要はありません。予習が必須なのは、準備していることを前提に進む科目です。演習で指定文献を読んでいなければ議論に入れませんが、独立した内容の講義なら復習の方が効果的です。

時間が取れないときの優先順位は?

①締切のある課題 ②予習が前提の科目 ③積み上げ式の科目 ④その他の復習、の順です。締切のある課題は提出しなければ挽回できません。予習が前提の科目は、準備なしで出ると90分が無駄になります。

いつ勉強すればいいですか?

「空いたときにやる」では確保できないので、時間帯を決めてください。最も効率的なのは授業直後と空きコマです。大学にいる時間を使えば、帰宅後が自由になります。通学時間も単語などに使えます。

習慣にするコツはありますか?

時間と場所を固定することです。「火曜の3限は図書館で課題」と決めれば毎回考えずに済みます。最初は15分から始めて、慣れたら伸ばしてください。できない日があってもよいと考えることも大切です。

試験前だけ勉強すればいいですか?

試験のみで評価される科目でも、日頃の復習があれば試験勉強は確認作業になり、時間が大幅に短縮されます。完全に後回しにすると試験期間に破綻するので、短くても日頃の積み重ねをおすすめします。

アルバイトと両立できません。

まず1週間の使い方を書き出して、数字で把握してください。削れる時間が見つかることもあれば、物理的に無理だと分かることもあります。後者なら、履修数か働く時間の調整が必要です。学業に支障が出ているなら見直しを。

履修しすぎかどうか、どう判断しますか?

時間で検算してください。履修単位数×45時間を15週で割った数字と、実際に使える時間を比べます。収まらないなら、履修数か他の活動を減らす必要があります。修正期間内なら履修を減らせるので、判断は早めに。

22まとめ|計算してから、配分する

制度上の目安は、1単位=45時間です。履修単位数×45時間を15週で割れば、週あたりの目安が出ます。一度計算してみてください。

すべての科目に均等配分は不要です。実験・実習と演習は構造的に時間がかかり、試験のみの講義は試験前に集中させるのが現実的です。

予習が必須なのは、準備が前提の科目。演習、実習、語学。講義は復習の方が効きます。

時間が足りないときは、優先順位で回してください。締切のある課題、予習が前提の科目、積み上げ式の科目、その他の復習——この順です。

最後に。計算して明らかに無理なら、履修数を見直す。詰め込んで複数落とすより、確実に取り切る方が早く進みます。

この記事について:本記事は大学設置基準にもとづく一般的な考え方の整理です。記載の時間は制度上の目安であり、実際に必要な学修時間は科目・分野・個人の理解度によって大きく異なります。すべての人に当てはまる基準ではありません。各科目で求められる学修の内容と量についてはシラバスと担当教員の指示をご確認ください。履修数の調整については教務課に、負担が重く心身がつらいときは学生相談室・保健管理センターにご相談ください。