三菱HCキャピタル
「航空」と「カスタマーソリューション」で稼ぐ会社
- 1年目の月給
- 未確認・学部卒
- 毎年の採用
- —公式サイトで確認できず
- 平均年収
- 1,029万円平均40.6歳・勤続15.1年
- もうけ(純利益)
- 1,622億円本社の社員2,111人
何で稼いでいる?事業ごとの親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失
業界地図INDUSTRY MAP 2026
三菱HCキャピタル・東京センチュリー・三井住友ファイナンス&リース・芙蓉総合リース・みずほリースの5社を、有価証券報告書の数字だけで比べました。会社の機械や車、航空機、不動産まで、何を貸して稼いでいるかを同じ物差しで並べています。
有価証券報告書(2026年3月期)。平均年収は本社の全社員の平均(賞与込み)で、新卒の年収ではありません。
WHAT IS IT
ひとことで言うと
会社が使う機械や車、航空機などを代わりに買い、その会社に長く貸して毎月の使用料をもらう業界です。高い設備を一度に買わなくても使えるようにする「お金の役割」を担っています。
リース業界とは、会社が使う機械や車、航空機、不動産などを買い取り、それを企業に長期間貸して使用料を受け取る業界です。お客さまは主に企業や官公庁で、高い設備を一度に買わずに使えるようにする金融の役割を担います。貸すだけでなく、お金の貸付や発電事業、不動産投資まで手がける会社も増えています。
上の段が設備を買って貸す稼ぎ方、下の段がお金を貸したり出資したりする稼ぎ方です。
ふだん目にするお店・商品・サービスの後ろに、この業界の会社がいます。
東京センチュリー子会社 ニッポンレンタカーサービス(議決権の88.6%)
出典:各社の有価証券報告書(2026年3月期)「関係会社の状況」。割合は会社が持っている議決権の割合です。
お客さまが選んだ機械や情報機器をリース会社が代わりに買い、数年かけて分割で使用料(リース料)を受け取ります。お客さまは大きな資金を一度に用意せずに設備を使えます。
芙蓉総合リースは有報で、リース契約の満了・解約に伴う物件販売もリース業務に含めています。三井住友F&Lは中古売買を手がけ、物の価値を最後まで生かして稼ぎます。
みずほリースのファイナンス事業のように、不動産や船舶、航空機などを対象にお金を貸したり出資したりして、利息や配当を得る稼ぎ方もあります。
再エネの発電所を持って電気を売る、不動産に投資して運用を任される(アセットマネジメント)など、貸すだけでなく事業そのものから収益を得る形も広がっています。
企業や官公庁を訪ね、設備投資の計画を聞いて、機械や車、情報機器のリースや貸付を提案します。メーカーと組んで販売時にリースを付ける販売金融もあります。
お客さまが最後まで使用料を払えるかを、決算書や事業の中身から判断します。貸す物の価値が将来どれくらい残るかも見ます。
航空機やエンジン、船舶、不動産、再エネ発電所といった大きな資産を扱い、投資の判断や海外の航空会社との契約、運用の管理を担います。
リースに必要な資金を銀行などから集めたり、どの事業にお金を振り向けるかを考えたりします。中期経営計画づくりや投資判断の仕組みも担います。
リース会社がお客さまの代わりに設備を買い、長期間貸して使用料を受け取る取引です。レンタルより期間が長く、物はお客さまが選びます。
代金を分割払いで受け取る約束で物を売る取引です。リースと違い、払い終えると物の持ち主がお客さまに移ります。
投資家から預かったお金で不動産や航空機などの資産に投資し、運用して利益を出す仕事です。運用の手数料を受け取ります。
ROAは持っている資産に対してどれだけ利益を出したか、ROEは株主のお金(自己資本)に対してどれだけ利益を出したかを示す指標です。
IN 30 SECONDS
どのくらい稼ぐ?
0.5兆円
5社の1年間のもうけ(純利益)の合計。1位は三菱HCキャピタルの1,622億円。
平均年収は?
932〜1,029万円
社員全体の平均(賞与込み)。いちばん高いのは三菱HCキャピタル。新卒の年収ではありません。
同じ「リース」でも、何で稼いでいるかは会社ごとにかなり違います。志望動機で聞かれる「なぜうちの会社?」に答えるには、まずこの違いを知るのが近道です。
FEATURES & TRENDS
三菱HCキャピタルは事業ごとの利益で航空が545億円と最大でした。三井住友F&Lもトランスポーテーション事業(航空機・船舶など)が1099億円、不動産事業が705億円で、国内リースを上回っています。
根拠:5社の事業ごとの利益東京センチュリーは有報で、情報通信機器や産業工作機械から、レンタカー・カーシェア、船舶、航空機、不動産、再エネの発電事業まで5つの事業に分けています。1社で扱う物が多いのが特徴です。
根拠:東京センチュリー 有価証券報告書(2026年3月期)「事業の内容」三菱HCキャピタルは三菱商事と三菱UFJフィナンシャル・グループが関係会社です。東京センチュリーは伊藤忠商事、みずほリースは〈みずほ〉の顧客基盤や丸紅のネットワークの活用を有報に書いています。
根拠:三菱HCキャピタル・東京センチュリー・みずほリース 有価証券報告書(2026年3月期)「事業の内容」「経営方針」三菱HCキャピタルは欧州・米州・中国・ASEANで事業を行い、三井住友F&Lは中国やシンガポール、マレーシアなどに子会社を持ちます。航空機リースはアイルランドなど海外の会社で行う例も見られます。
根拠:三菱HCキャピタル・三井住友F&L・みずほリース 有価証券報告書(2026年3月期)「事業の内容」環境エネルギーの事業利益は、三菱HCキャピタルがマイナス49億円、東京センチュリーの環境インフラがマイナス444億円でした。一方、三井住友F&Lの地球環境事業は68億円の黒字です。
根拠:5社の事業ごとの利益三菱HCキャピタルは有報で、資産規模の拡大による成長から収益性を重視した成長へ転換するとしています。みずほリースも、資産拡大のステージからROA(資産に対する利益)を意識した収益強化へ移るとしています。
三菱HCキャピタル・みずほリース 有価証券報告書(2026年3月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」東京センチュリーは有報で「金利のある世界」への回帰を環境変化に挙げています。みずほリースは、政策金利の更なる引き上げやリース会計基準の変更に対応する必要があると書いています。
東京センチュリー・みずほリース 有価証券報告書(2026年3月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」三井住友F&Lは有報で、航空機関連や不動産事業でアセットマネジメント(投資家の資産を預かり運用する仕事)を本格化するとしています。資産を早く回す「資産回転型」のビジネスも全部門で加速させる方針です。
三井住友F&L 有価証券報告書(2026年3月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」三井住友F&LはAIを使ったソリューションの開発・提供を本格化するとしています。芙蓉総合リースはデータセンター関連事業の拡大や、AIなどを使った業務の生産性向上を有報に挙げています。
三井住友F&L・芙蓉総合リース 有価証券報告書(2026年3月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」この節は、上の会社の有価証券報告書(「事業の内容」「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」)と、事業ごとの利益の数字をもとに書いています。
FIND BY INTEREST
やってみたい仕事に近いものを押してください。その分野でたくさん稼いでいる順に並びます(=その分野の仕事が大きい会社)。
INDUSTRY MAP
明るいマスほど、その会社がその分野で大きく稼いでいます。マスに指を置くと中身の事業名が出ます。
横にずらすと5社すべて見られます →
| 三菱HCキャピタル | 東京センチュリー | 三井住友F&L | 芙蓉総合リース | みずほリース | |
|---|---|---|---|---|---|
| 国内の企業向けリース | 411億円 | 228億円 | 316億円 | 446億円 | 269億円 |
| 海外 | 84億円 | 235億円 | △39億円 | — | — |
| 乗り物(航空機・車・物流) | 872億円 | 121億円 | 1,099億円 | — | — |
| 不動産 | 262億円 | — | 705億円 | — | — |
| 環境・エネルギー | △49億円 | △444億円 | 68億円 | — | — |
| 融資・その他 | — | 1,122億円 | — | 11億円 | 170億円 |
各社の有価証券報告書(2026年3月期)にある「事業ごとの利益」(親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失・経常利益又は経常損失・営業利益又は営業損失。会社によって違う)を億円に丸め、編集部が6つの分野に分けたもの。△は損失。東京センチュリーの「スペシャルティ」は名前だけで分野を決められないため「融資・その他」に、芙蓉総合リースとみずほリースの「リース及び割賦」「リース・割賦」は国内の企業向けリースに入れました。事業ごとの利益は、会社によって純利益・経常利益・営業利益と物差しが違います。全社共通の費用などは入っていないので、足しても純利益とは一致しません。
5 COMPANIES
もうけが大きい順。事業の名前は各社が使っているそのままです。
「航空」と「カスタマーソリューション」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失
「トランスポーテーション事業」と「不動産事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの経常利益又は経常損失
「スペシャルティ」と「国際」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失
数字だけでは決められないときは
年収やもうけは会社選びの一部です。仕事の中身や社風は、働いている先輩に聞くのがいちばん確かです。
「リース・割賦」と「ファイナンス」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
「リース及び割賦」と「ファイナンス」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
COMPARE
見出しを押すと、その順に並び替わります。棒の長さは5社の中での大きさです。
| 会社 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 三菱HCキャピタル | — | — | 1,029万円 | 1,622億円 | 2,111人 | 40.6歳 |
| 東京センチュリー | — | — | 932万円 | 1,113億円 | 1,101人 | 43歳 |
| 三井住友F&L | — | — | 990万円 | 1,201億円 | 2,339人 | 42.7歳 |
| 芙蓉総合リース | — | — | 979万円 | 216億円 | 876人 | 40.9歳 |
| みずほリース | — | — | 972万円 | 476億円 | 838人 | 44.6歳 |
1年目の月給=各社の募集要項の学部卒の初任給(入社年度は会社で違う。条件は名刺に記載)。毎年の採用=直近の新卒採用者数(三菱HCキャピタル・東京センチュリー・三井住友F&L・芙蓉総合リース・みずほリースは公式の数字を確認できず)。平均年収・平均年齢・本社の社員=有価証券報告書の「従業員の状況」(本社=提出会社だけで、子会社の社員は入らない)。もうけ=純利益(親会社の所有者に帰属する当期利益・連結)。
NOW HIRING
いま募集しているリースの会社です(エントリー受付中1社)。受付中の会社から、初任給の高い順に並べました。中身は各社の公式の募集要項です。
MORE COMPANIES
上の5社のほかに、リースの仕事をしている上場企業です。数字は各社の最新の有価証券報告書。見出しを押すと並び替わり、社名を押すと会社のページへ進みます。
| 会社 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| オリックス | 1,040万円 | 44.2歳 | 37,286人 | 3.3兆円 | 4,473億円 |
| リコーリース | 808万円 | 41.5歳 | 1,686人 | 3,386億円 | 128億円 |
| NECキャピタルソリューション | 833万円 | 44.3歳 | 924人 | 3,062億円 | 92億円 |
| イチネンホールディングス | 785万円 | 44.4歳 | 2,067人 | 1,623億円 | 77億円 |
| FPG | 1,019万円 | 41.4歳 | 383人 | 1,298億円 | 182億円 |
| SBIリーシングサービス | 1,133万円 | 41.5歳 | 66人 | 643億円 | 61億円 |
| 中道リース | 620万円 | 40歳 | — | 512億円 | 11億円 |
| ジャパンインベストメントアドバイザー | 958万円 | 48.1歳 | 343人 | 387億円 | 105億円 |
| 九州リースサービス | 714万円 | 42.4歳 | 189人 | 358億円 | 39億円 |
| コーユーレンティア | 598万円 | 41.5歳 | 893人 | 347億円 | 19億円 |
| ユーピーアール | 829万円 | 41.1歳 | 224人 | 154億円 | 3億円 |
平均年収・平均年齢=提出会社(単体)の全従業員の平均(賞与込み・新卒の年収ではない)。持株会社は本社の少人数の数字です。社員数・売上・純利益=グループ全体(連結。連結の無い会社は単体)。決算期は会社で違います。どの業界に入れるかは、有価証券報告書の「事業の内容」をもとに編集部が決めました。
WORK STYLE
法律で公表が決まっている3つの数字(本社・2026年3月期)。
高いほど、女性が課長以上に就いている
●は育児目的の休暇も含めた数え方(下の注)
100に近いほど男女の差が小さい
男性の育休の取得率:●の会社は育児休業と育児目的の休暇を合わせた割合、無印の会社は育児休業だけの割合(育児・介護休業法の施行規則第71条の6)。数え方が違う会社どうしはそのまま比べられません。100%を超えるのは、前の年度までに子どもが生まれた人がこの年度に取った分も数えるためです。女性の平均賃金は全労働者の平均で、管理職や総合職に男性が多いと低く出ます。
HOW TO START
「業界地図」と「5社の名刺」で、どの会社が何で稼いでいるかを押さえます。業界全体としては、設備・機械を貸し出し、事業投資も行う業界。金融と事業の中間的な幅広さ。
金融と事業投資の両面を理解。日程は28卒の就活スケジュールで確認できます。
同じ会社でも部署で仕事はまったく違います。OB・OG訪問で「入って何をしているか」を具体的に聞くと、志望動機が自分の言葉になります。
「御社は◯◯で大きく稼いでいて、私は◯◯に関わりたい」と、地図の事実とつなげて話せると説得力が出ます。
向いている人金融と事業投資の両方に興味/幅広い商材に関わりたい
三菱HCキャピタルです。純利益は1,622億円で、2位は三井住友F&L(1,201億円)でした(各社の有価証券報告書)。
5社の平均年収は931.6万円(東京センチュリー)から1,029.2万円(三菱HCキャピタル)です。賞与を含む全社員の平均で、新卒の1年目の年収ではありません。
会社が使う機械や車、航空機などをリース会社が買い、使う会社に月々の料金で貸す仕事です。お客さんは大きなお金を一度に払わずに設備を使えます。
各社が提出した最新の有価証券報告書の数字です。決算期は2026年3月期。年に1回、新しい有価証券報告書が出たら見直します。