PayPay
「決済」と「金融サービス」で稼ぐ会社
平均年収・社員数などは、新卒で入るPayPayの数字
- 1年目の月給
- 未確認・学部卒
- 毎年の採用
- —公式サイトで確認できず
- 平均年収
- 1,065万円平均37.4歳・勤続3.4年
- もうけ(純利益)
- 1,150億円PayPayの社員1,994人
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益
業界地図INDUSTRY MAP 2026
クレディセゾン・イオンフィナンシャルサービス・オリエントコーポレーション・ジャックス・GMOペイメントゲートウェイ・PayPayの6社を、有価証券報告書の数字だけで比べました。カード、分割払い、お店の決済のしくみまで、どこで稼いでいるかを同じ物差しで並べています。
有価証券報告書(2026年3月期。イオンFSは2026年2月期・GMO-PGは2025年9月期)。平均年収は本社の全社員の平均(賞与込み)で、新卒の年収ではありません(一部の会社は、持株会社の代わりに新卒で入る会社の数字。名刺に記載)。
WHAT IS IT
ひとことで言うと
買い物の代金をいったん立て替えてお店に払い、あとで使った人から集める“支払いの立て替え役”。お店からの手数料や、分割払い・ローンの利息で稼ぎます。
クレジット・決済業界とは、クレジットカードやスマホ決済、分割払いのローンなどで、お金の支払いを便利にする業界です。買い物をしたお店(加盟店)から受け取る手数料や、分割払い・リボ払い・融資の利息が主な収入です。お店とカード会社の間で決済のしくみを提供する会社もあります。
上の段が支払いを立て替える稼ぎ方、下の段がお金を貸したり返済を保証したりする稼ぎ方です。
ふだん目にするお店・商品・サービスの後ろに、この業界の会社がいます。
クレディセゾングループ会社(議決権の49.0%)
クレディセゾングループ会社(議決権の50.0%)
イオンFS子会社(議決権の100%)
オリコ逆にみずほフィナンシャルグループがオリコの議決権の48.8%を持つ大株主
PayPay子会社(議決権の100%)
PayPay子会社(議決権の75.5%)
PayPay子会社(議決権の75.2%)
PayPayグループ会社(議決権の40.0%)
PayPay逆にソフトバンクがPayPayの議決権の62.2%(間接分を含む)を持つ親会社
出典:各社の有価証券報告書(2026年3月期)「関係会社の状況」。割合は会社が持っている議決権の割合です。
カード会社は、会員が買い物をした代金をお店にまとめて立て替えて払い、会員からは後で回収します。イオンFSは、この仕組みを包括信用購入あっせん(カード業務)と説明しています。
車や家電などの高い買い物の分割払い(個品割賦)や、お金の貸し付けで利息を受け取ります。オリコの事業ごとの利益は、カード・融資が600億円、個品割賦が388億円です。
家賃や銀行ローンの返済を保証し、保証料を受け取ります。オリコは銀行保証で209億円の利益を出しています。ジャックスも家賃保証や銀行個人ローン保証の拡大を掲げています。
GMO-PGは、ネットショップなどがカード決済を使えるようにする決済代行サービスを提供し、手数料を受け取ります。決済代行事業が298億円の利益を出しています。
お店や企業にカード決済やスマホ決済を導入してもらうよう提案します。分割払いを扱う販売店との関係づくりもあります。
カードの発行やローンの申し込みに対し、返済できるかを判断して利用できる金額を決めます。オリコは与信力を強みにしています。
カードのポイントや特典、提携カードなどを企画し、会員を増やして使ってもらう施策を考えます。
決済のシステムを止まらず安全に動かし、カードの不正利用やサイバー攻撃から、お客さまの情報を守ります。
支払いが遅れたお客さまへの連絡や回収の手続きを担い、貸したお金をきちんと返してもらう仕組みを守ります。
クレジットカードやスマホ決済での支払いを受け付けているお店や企業のこと。
利用額にかかわらず、毎月ほぼ決まった金額を返していく支払い方法。残高には手数料がかかります。
車や家電など、一つの商品を買うときに組む分割払いのローンのこと。
お店に代わって、カード会社など複数の決済手段とまとめて契約・接続する仕組みを提供するサービス。
IN 30 SECONDS
どのくらい稼ぐ?
0.2兆円
6社の1年間のもうけ(純利益)の合計。1位はPayPayの1,150億円。
平均年収は?
666〜1,097万円
社員全体の平均(賞与込み)。いちばん高いのはGMO-PG。新卒の年収ではありません。
同じ「クレジット・決済」でも、何で稼いでいるかは会社ごとにかなり違います。志望動機で聞かれる「なぜうちの会社?」に答えるには、まずこの違いを知るのが近道です。
FEATURES & TRENDS
イオンFSは親会社イオンのグループと一体で金融サービスを提供しています。ジャックスはMUFGグループとの連携を重点戦略に、PayPayは銀行と証券を子会社にしています。
根拠:イオンFS・ジャックス・PayPay 有価証券報告書「事業の内容」「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」イオンFSの事業ごとの利益は、メコン圏161億円、マレー圏150億円、中華圏108億円で、海外が大きな割合を占めます。クレディセゾンもインドなどでの融資を「第三の柱」にしています。
根拠:イオンFSの事業ごとの利益(2026年2月期) / クレディセゾン 有価証券報告書(2026年3月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」イオンFSは、政策金利の上昇で事業資金を借りるコストが増える見込みだと書いています。お金を借りて貸す商売のため、金利の動きが利益の構造を変えます。
根拠:イオンFS 有価証券報告書(2026年2月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」GMO-PGは、カード情報などの重要な情報を管理しているため、情報セキュリティの強化を課題の1番目に挙げています。イオンFSも、高度化するサイバー攻撃への備えを求められているとしています。
根拠:GMO-PG(2025年9月期)・イオンFS(2026年2月期)有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」PayPayは、2025年のキャッシュレス決済比率が58%に達したと書いています。2026年3月末で登録ユーザー数は7,336万人となり、同じ月に米国ナスダック市場に上場しました。
PayPay 有価証券報告書(2026年3月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」PayPayは、決済の利用者を銀行や証券などの金融サービスにつなげるとしています。イオンFSも、コード決済「AEON Pay」を金融サービスの中心となるブランドに育てるとしています。
PayPay・イオンFS 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」オリコは、生成AIなどのデジタル技術の活用の巧拙が競争力を大きく左右すると書いています。ジャックスもAIを使った審査モデルを検討しています。
オリコ・ジャックス 有価証券報告書(2026年3月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」ジャックスは、取扱いの量より収益性を重視する「量から質」への事業構造改革を進めています。クレディセゾンも、若年層の会員獲得や、メインカードとして使ってもらうことに力を入れています。
ジャックス・クレディセゾン 有価証券報告書(2026年3月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」この節は、上の会社の有価証券報告書(「事業の内容」「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」)と、事業ごとの利益の数字をもとに書いています。
FIND BY INTEREST
やってみたい仕事に近いものを押してください。その分野でたくさん稼いでいる順に並びます(=その分野の仕事が大きい会社)。
INDUSTRY MAP
明るいマスほど、その会社がその分野で大きく稼いでいます。マスに指を置くと中身の事業名が出ます。
横にずらすと6社すべて見られます →
| クレディセゾン | イオンFS | オリコ | ジャックス | GMO-PG | PayPay | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| クレジットカード・決済 | 306億円 | 186億円 | 717億円 | 229億円 | 298億円 | 645億円 |
| ローン・分割払い | 473億円 | — | 388億円 | — | — | — |
| 保証 | — | — | 209億円 | — | — | — |
| 海外 | △14億円 | 419億円 | △22億円 | △25億円 | — | — |
| リース・不動産・その他 | 265億円 | — | — | — | 58億円 | 156億円 |
各社の有価証券報告書(2026年3月期)にある「事業ごとの利益」(セグメント利益・営業利益又は営業損失・セグメント利益又は損失合計・営業利益。会社によって違う)を億円に丸め、編集部が5つの分野に分けたもの。△は損失。オリコの「決済・保証」「カード・融資」、GMOペイメントゲートウェイとPayPayの「金融関連事業」「金融サービス」は、名前だけで1つに決められないため、前の2つは「クレジットカード・決済」、後の2つは「その他」に入れました。JCB・三井住友カードは有価証券報告書を出していないため入っていません。全社共通の費用などは入っていないので、足しても純利益とは一致しません。
6 COMPANIES
もうけが大きい順。事業の名前は各社が使っているそのままです。
「決済」と「金融サービス」で稼ぐ会社
平均年収・社員数などは、新卒で入るPayPayの数字
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益
「ファイナンス事業」と「ペイメント事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとのセグメント利益
「決済代行事業」と「金融関連事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益
数字だけでは決められないときは
年収やもうけは会社選びの一部です。仕事の中身や社風は、働いている先輩に聞くのがいちばん確かです。
「メコン圏」と「マレー圏」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
イオンフィナンシャルサービスは国内を「リテール」「ソリューション」、海外を地域で分けて公表しているため、国内はすべて「クレジットカード・決済」に入れています
「国内」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとのセグメント利益又は損失合計
ジャックスは事業を国内と海外に分けて公表しているため、国内はすべて「クレジットカード・決済」に入れています
「カード・融資」と「個品割賦」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
COMPARE
見出しを押すと、その順に並び替わります。棒の長さは6社の中での大きさです。
| 会社 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| クレディセゾン | — | — | 667万円 | 617億円 | 3,446人 | 44.4歳 |
| イオンFS | — | — | 712万円 | 211億円 | 1,859人 | 40.7歳 |
| オリコ | — | — | 666万円 | 129億円 | 3,866人 | 43.1歳 |
| ジャックス | — | — | 677万円 | 153億円 | 2,676人 | 40.4歳 |
| GMO-PG | — | — | 1,097万円 | 218億円 | 594人 | 37.5歳 |
| PayPay | — | — | 1,065万円 | 1,150億円 | 1,994人 | 37.4歳 |
1年目の月給=各社の募集要項の学部卒の初任給(入社年度は会社で違う。条件は名刺に記載)。毎年の採用=直近の新卒採用者数(クレディセゾン・イオンFS・オリコ・ジャックス・GMO-PG・PayPayは公式の数字を確認できず)。平均年収・平均年齢・本社の社員=有価証券報告書の「従業員の状況」(本社=提出会社だけで、子会社の社員は入らない)。もうけ=純利益(親会社の所有者に帰属する当期利益・連結)。
NOW HIRING
いま募集しているクレジット・決済の会社です(エントリー受付中4社)。受付中の会社から、初任給の高い順に並べました。中身は各社の公式の募集要項です。
MORE COMPANIES
上の6社のほかに、クレジット・決済の仕事をしている上場企業です。数字は各社の最新の有価証券報告書。見出しを押すと並び替わり、社名を押すと会社のページへ進みます。
| 会社 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 丸井グループ | 689万円 | 39.6歳 | 3,820人 | 2,769億円 | 285億円 |
| GMOペイメントゲートウェイ | 1,097万円 | 37.5歳 | 882人 | 825億円 | 218億円 |
| プレミアグループ | 802万円 | 36.7歳 | 899人 | 440億円 | 61億円 |
| デジタルガレージ | 850万円 | 39.7歳 | 1,383人 | 410億円 | 13億円 |
| ネットプロテクションズホールディングス | 1,166万円 | 38.4歳 | 377人 | 252億円 | 17億円 |
| GMOフィナンシャルゲート | 1,335万円 | 39.7歳 | 123人 | 179億円 | 16億円 |
| トランザクション・メディア・ネットワークス | 739万円 | 41.4歳 | 491人 | 133億円 | -1億円 |
| ペイクラウドホールディングス | 704万円 | 40.8歳 | 301人 | 102億円 | 1億円 |
| ウェルネット | 608万円 | 39歳 | — | 101億円 | 11億円 |
| インフキュリオン | 709万円 | 37.2歳 | 388人 | 95億円 | 4億円 |
| アクリート | 673万円 | 42.5歳 | 185人 | 88億円 | 3億円 |
| ネットスターズ | 693万円 | 38.2歳 | 221人 | 48億円 | 5億円 |
| ビリングシステム | 694万円 | 38.4歳 | 97人 | 45億円 | 4億円 |
| ROBOT PAYMENT | 616万円 | 32.8歳 | — | 33億円 | 5億円 |
| ジィ・シィ企画 | 542万円 | 42.9歳 | — | 23億円 | 1億円 |
平均年収・平均年齢=提出会社(単体)の全従業員の平均(賞与込み・新卒の年収ではない)。持株会社は本社の少人数の数字です。社員数・売上・純利益=グループ全体(連結。連結の無い会社は単体)。決算期は会社で違います。どの業界に入れるかは、有価証券報告書の「事業の内容」をもとに編集部が決めました。
PRIVATE COMPANIES
株式を上場していない会社と、上場企業のグループ会社です。有価証券報告書を出していないため売上や平均年収は比べられませんが、企業図鑑で事業内容や募集要項を見られます。新卒の募集がある会社から並べています。
WORK STYLE
法律で公表が決まっている3つの数字(本社・2026年3月期)。
高いほど、女性が課長以上に就いている
●は育児目的の休暇も含めた数え方(下の注)
100に近いほど男女の差が小さい
男性の育休の取得率:●の会社は育児休業と育児目的の休暇を合わせた割合、無印の会社は育児休業だけの割合(育児・介護休業法の施行規則第71条の6)。数え方が違う会社どうしはそのまま比べられません。100%を超えるのは、前の年度までに子どもが生まれた人がこの年度に取った分も数えるためです。女性の平均賃金は全労働者の平均で、管理職や総合職に男性が多いと低く出ます。
HOW TO START
「業界地図」と「6社の名刺」で、どの会社が何で稼いでいるかを押さえます。業界全体としては、クレジットカードやキャッシュレス決済を提供する業界。データ活用とFinTechが鍵。
キャッシュレスとデータ活用の動向をおさえる。日程は28卒の就活スケジュールで確認できます。
同じ会社でも部署で仕事はまったく違います。OB・OG訪問で「入って何をしているか」を具体的に聞くと、志望動機が自分の言葉になります。
「御社は◯◯で大きく稼いでいて、私は◯◯に関わりたい」と、地図の事実とつなげて話せると説得力が出ます。
向いている人キャッシュレス・データに興味/金融とITの融合に関わりたい
PayPayです。純利益は1,150億円で、2位はクレディセゾン(617億円)でした(各社の有価証券報告書)。
6社の平均年収は666.4万円(オリコ)から1,097.3万円(GMO-PG)です。賞与を含む全社員の平均で、新卒の1年目の年収ではありません。
PayPayの平均年収・平均年齢などは、有価証券報告書の「従業員の状況」の本文の数字です(上場会社と同じく、提出会社の社員の平均です)。
各社が提出した最新の有価証券報告書の数字です。決算期は2026年3月期(イオンFSは2026年2月期・GMO-PGは2025年9月期)。年に1回、新しい有価証券報告書が出たら見直します。