マーケティング職の仕事内容|求人票から役割を読む
マーケティング職の求人票では「どこまでを担当するか」「相手が個人か企業か」「新卒で配属があるか」を先に読み取ってください。この職種名は会社によって指す範囲が大きく違います。調べること、商品を考えること、伝え方を組み立てること、数字を見ること——どこまでが担当かを業務内容の欄で確認してください。新卒で配属されるとは限らず、営業や店舗を経てからという会社があります。
「マーケティング」ほど、会社によって指す範囲が違う職種名はありません。
調べることを指す会社、商品を考えることを指す会社、伝え方を組み立てることを指す会社があります。
だからこそ業務内容の欄を読まないと、何をする仕事か分かりません。
この記事では、求人票からマーケティング職の役割を読み取る手順を整理します。
この記事を7枚で
1 / 7第1部 この職種の仕事内容
第2部 求人票から役割を読む
第3部 入社後の流れと必要なもの
第4部 確認と相談
第1部 この職種の仕事内容
01この職種の仕事内容
まずこの3点を読み取ってください。
マーケティング職の求人票で先に読み取る3点。
共通しているのは「届くようにする」こと
つくったものが必要な人に届く状態をつくるのが共通の役割です。
そのために調べ、考え、伝え方を組み立て、反応を確かめます。
職種名だけでは判断できません
同じ「マーケティング」でも、調査だけを指す会社と商品づくりまで含む会社があります。
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02担当する範囲を読み取る
ここが会社ごとに最も違います。
すべてを担当する会社は多くありません
会社の規模や事業の形によって、担当する範囲が変わります。
調査だけを指す会社があります
市場やお客様について調べ、ほかの部署に渡す役割です。
商品づくりまで含む会社があります
何をつくるかを決めるところから関わる場合、商品企画と重なります。
インターネットでの施策に絞る区分があります
サイトや配信の運用を担当する区分を別に設けている会社があります。
業務内容の欄を読んでください
何をすると書かれているか。職種名ではなく記載で判断してください。
記載が広いときは説明会で確認してください
「マーケティング業務全般」とだけ書かれている場合、具体を聞く必要があります。
03相手が個人か企業かで変わる
届け方も測り方も違います。
| 個人が相手 | 企業が相手 | |
|---|---|---|
| 届け方 | 広告、店頭、インターネット | 展示会、資料、営業との連携 |
| 決まり方 | 本人が決めることが多い | 複数の人が関わる |
| 反応の見え方 | 数が多く、傾向がつかみやすい | 件数が少なく、一件が大きい |
| 営業との関係 | 直接届けることがある | 営業に引き継ぐことが多い |
個人が相手なら数が多くなります
反応の数が多いため、傾向をつかみやすい面があります。
企業が相手なら営業との連携が中心になります
関心を持った相手を営業に引き継ぐという流れになることがあります。
そのため営業と近い位置で働くことになります。
手段が変わります
企業が相手の場合、展示会や資料が主な手段になることがあります。
測り方も変わります
件数が少ない場合、数字だけでは判断しにくいことがあります。
求人票の記載で確認してください
「個人のお客様向け」「法人のお客様向け」という記載があることがあります。
扱う製品で手段が決まることがあります
何を扱っているかを会社の資料で確認すると、手段の見当がつきます。
04数字との関わり方
反応を確かめる仕事が含まれます。
やって終わりではありません
施策を実行したあと、どう受け取られたかを確かめる作業があります。
数字と声の両方を見ます
数字だけではなぜそうなったかが分かりません。お客様の声も材料になります。
専門の知識が最初から要るとは限りません
入社後に学ぶ前提の募集もあります。募集要項の応募資格欄を確認してください。
調査の会社と組むことがあります
自社で調べるだけでなく、外部に依頼することがあります。
すぐに結果が出ないこともあります
施策の効果が現れるまでに時間がかかることがあります。
数字の扱い方は会社で違います
どこまで自分で見るかは会社と区分によって変わります。説明会で聞ける内容です。
05誤解されやすいこと
先に知っておくと、ずれが減ります。
つくるのは外部に依頼することがあります
広告や制作物を自社でつくらない会社があります。その場合、依頼して進める役割になります。
調べて確かめる時間が長くなります
思いつきでは通りません。根拠を集め、結果を確かめる作業が仕事に含まれます。
新卒からの配属は会社によります
お客様に近い場所を知ってから、という考え方の会社があります。配属の経路を説明会で聞いてください。
指す範囲を必ず確認してください
この職種名は会社によって意味が違います。業務内容の欄を読んでください。
本記事は向き不向きを判断するものではありません
ここに書いたのは記載から読み取れることです。合う合わないは、説明会や社員の話を踏まえてご自身で判断してください。
企画職と並べて読んでください
重なる部分が多い職種です。同じ会社の両方の記載を読み比べると違いが見えます。
第2部 求人票から役割を読む
06業務内容の記載を読む
職種名ではなく、書かれている中身で判断してください。
同じ職種名でも中身が違います
会社によって担当する範囲が違います。名前ではなく記載で判断してください。
「マーケティング」は範囲が広い言葉です
調べる、商品を考える、伝え方を組み立てる、数字を見る——どこまでを指すかが会社で違います。
記載が広いときは説明会で確認してください
「幅広い業務」とだけ書かれている場合、具体的に何をするかは聞かないと分かりません。
募集要項全般の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで扱っています。
07応募資格の欄を読む
条件が書かれていることがあります。
専攻の指定があることがあります
技術系の職種では学んできた分野に関する記載がある場合があります。
新卒での募集が少ないことがあります
独立した区分として募集しない会社があります。募集要項の区分を確認してください。
資格は入社後に取るものが多くあります
学生のうちに必須とされるとは限りません。記載を確認してください。
記載がないことは推測で埋めないでください
書かれていないことは、説明会や問い合わせで確認してください。
08配属と異動の記載
その職種に必ず就けるとは限りません。
一括で募集される場合は配属で決まります
職種を分けずに募集する会社では、入社後の配属でどの仕事をするかが決まります。
営業や店舗を経てからという流れがあります
お客様に近い場所を知ってから、という考え方の会社があります。
職種別に募集する会社もあります
その場合、応募した職種で採用されるのが前提になります。募集要項の区分を確認してください。
異動の考え方を聞いてください
入社後に別の職種に移ることがあるか。説明会で聞いてよい質問です。
09ほかの職種と並べて読む
一つだけ読んでも違いは分かりません。
同じ会社の複数の職種を並べてください
同じ会社の中で比べると、職種ごとの違いがはっきりします。
企画職と並べてみてください
重なる部分が多い職種です。記載の違いを読み比べてください。
表にして書き出してください
頭の中で比べると印象で判断してしまいます。項目を決めて並べてください。
職種の選び方は別記事で
比べ方の手順は職種を比べる|求人票の項目で並べるで整理しています。
第3部 入社後の流れと必要なもの
10入社後の流れを確認する
すぐにその仕事をするとは限りません。
研修の仕組みを確認してください
入社後にどう学ぶかは会社によって差があります。採用ページに記載があることがあります。
数字を見る作業から始まることがあります
売れ方や反応の数字を整理するところから入ることがあります。
制度があることと使われていることは別です
記載があっても、実際にどう運用されているかは説明会や社員の話で確認してください。
最初から完成形を求められるわけではありません
どの職種でも入社時点でできることは限られます。学ぶ前提で募集されています。
11資格と学びの支援
入社後に取るものが多くあります。
資格の要件は実施する機関で確認してください
制度は改正されることがあります。一次の情報で確認するのが確実です。
特定の資格が必須とされることは多くありません
ただし扱う領域によっては関連する知識が求められることがあります。
支援の仕組みがあるかを見てください
受験の費用や学ぶ時間について、支援を設けている会社があります。
学生のうちに焦って取る必要はありません
入社後に取るものが多くあります。募集要項で必要な条件を確認してください。
12誰と関わる仕事か
ここで働き方が変わります。
社外か社内かで前提が変わります
社外の相手がいる仕事では、相手の予定に合わせる場面が出てきます。
社内と社外の両方に関わります
社内の部署に加えて、広告会社や調査の会社と一緒に進めることがあります。
一人で完結する仕事は多くありません
どの職種でも誰かと一緒に進める場面があります。
働く人の紹介を読んでください
採用ページの紹介には誰とどう関わるかが書かれていることがあります。
13一日の流れを調べる
想像で埋めないでください。
採用ページに紹介があることがあります
一日の流れが時間ごとに書かれていることがあります。想像するより確実です。
数字を見る時間と、つくる時間があります
反応を確かめながら次の手を決めるという流れになります。
一人の話は一人の経験です
紹介されている人の働き方が全員に当てはまるとは限りません。複数の人の話を読んでください。
忙しい時期があるかを聞いてください
職種によっては時期によって忙しさが変わります。説明会で聞ける内容です。
第4部 確認と相談
14説明会で聞くこと
調べても分からなかったことを聞いてください。
書かれていることを聞くのは避けてください
募集要項に書いてあることを聞くと、読んでいないことが伝わります。
どこまでを担当するかは聞いてよい質問です
会社によってマーケティングが指す範囲が違います。
聞き方を整えてください
「大変ですか」より、「どんな場面で難しさを感じますか」のほうが答えやすくなります。
記録を残してください
口頭で聞いた内容はメモに残すのが確実です。
15相談できる先
一人で決めないでください。
キャリアセンターは職種の相談ができます
多くの求人票を見てきた人がいます。言葉にできない迷いも相談できます。
この職種に進んだ先輩に聞いてください
会社ごとに役割が違うため、複数の会社の人に聞くと像が立ちます。
同じ職種の人に複数会ってください
一人の話はその人の経験です。複数の人に聞くと偏りが減ります。
労働条件に不安があるとき
都道府県労働局や労働基準監督署に相談の窓口があります。案内は厚生労働省などの公的機関で確認できます。
16確認する項目の一覧
手元で使える形にしておいてください。
この職種で特に埋めたい欄
どこまでを担当するか、相手が個人か企業か、新卒で配属があるか——この3つは先に埋めてください。
会社ごとに同じ項目を埋めてください
項目をそろえると違いがはっきりします。
埋まらない項目は聞く候補です
調べても分からなかった項目が、説明会で聞くべきことになります。
自分の優先順位を書き添えてください
どの項目を重く見るかは人によって違います。自分の順位を決めておくと判断が早くなります。
17やらない方がいいこと
読み方でとくに起きやすい失敗です。
業務内容の欄を読んでください
この職種はとくに記載を読まないと分かりません。
記載が広いときは聞いてください
「全般」とだけ書かれている場合、具体を聞く必要があります。
18よくある質問
求人票でまず何を読めばいいですか?
どこまでを担当するか、相手が個人か企業か、新卒で配属があるかの3点です。この職種名は会社によって指す範囲が大きく違うため、業務内容の欄を読まないと何をする仕事か分かりません。
マーケティングの範囲とは何ですか?
調べること、商品を考えること、価格や売り方を考えること、伝え方を組み立てること、インターネットでの施策、数字を見ることです。すべてを担当する会社は多くなく、調査だけを指す会社もあれば、商品づくりまで含む会社もあります。
企画職とどう違いますか?
重なる部分が多い職種です。同じ会社の両方の記載を読み比べると違いが見えます。商品づくりまで含む場合は商品企画と重なり、伝え方に絞る場合は販促の役割に近くなります。
相手が個人か企業かで何が変わりますか?
個人が相手なら広告や店頭やインターネットが手段になり、反応の数が多いため傾向をつかみやすくなります。企業が相手なら展示会や資料が主な手段になり、関心を持った相手を営業に引き継ぐ流れになることがあります。測り方も変わります。
広告をつくる仕事ですか?
広告や制作物を自社でつくらない会社があります。その場合は広告会社や制作会社に依頼して進める役割になります。自社でつくる会社もあるため、業務内容の記載で確認してください。
数字は扱いますか?
施策を実行したあと、どう受け取られたかを確かめる作業があります。売れ方の推移、施策への反応、お客様の声、調査の結果を見ます。専門の知識が最初から要るとは限らず、入社後に学ぶ前提の募集もあります。
新卒で配属されますか?
会社によります。独立した区分として募集しない会社があり、営業や店舗というお客様に近い場所を経てからという考え方の会社もあります。募集要項の区分を確認し、説明会で配属の経路を聞いてください。
入社後は何から始まりますか?
売れ方や反応の数字を整理するところから入ることがあります。研修の仕組みは採用ページや説明会で確認してください。
資格は要りますか?
特定の資格が必須とされることは多くありません。ただし扱う領域によっては関連する知識が求められることがあります。募集要項の応募資格欄を確認してください。
誰と関わる仕事ですか?
社内と社外の両方に関わります。社内では営業、商品、生産といった部署、社外では広告会社や調査の会社と一緒に進めることがあります。
すぐ結果が出ますか?
施策の効果が現れるまでに時間がかかることがあります。数字だけではなぜそうなったかが分からないため、お客様の声も合わせて見ます。
ほかの職種と比べるには?
企画、営業、広報といった隣接する職種の記載と並べてください。業務内容、関わる相手、扱う手段、入社後に学ぶ仕組みを表にすると違いがはっきりします。
19まとめ|担当範囲・相手・配属
マーケティング職の求人票では、どこまでを担当するか、相手が個人か企業か、新卒で配属があるかを先に読み取ってください。
- 会社によって指す範囲が大きく違う職種です。業務内容の欄を必ず読んでください。
- 広告を自社でつくらない会社があります。依頼して進める役割になります。
- 相手が企業なら営業との連携が中心になります。手段も測り方も変わります。
- 反応を確かめる作業が含まれます。数字と声の両方を見ます。
- 企画職と並べて読んでください。重なる部分の違いが見えます。
最後に。本記事は求人票から仕事内容を読み取るための整理であり、向き不向きを判断するものではありません。実際の業務は各社の募集要項と説明会でご確認ください。
・職種を比べる|求人票の項目で並べる
・企画職の仕事内容|求人票から役割を読む
・募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認する
・配属希望の出し方|記載の確認
・職種別採用とは|募集区分の確認
・就活・キャリアの記事一覧