職種を比べる|求人票の項目で並べる
職種を比べるときは先に項目を決め、記載から埋め、空欄を質問にしてください。項目は募集要項の欄名をそのまま使うと記載を探しやすくなります。同じ会社の複数の職種を並べると、職種ごとの違いが見えます。違う会社の同じ職種を並べると、会社ごとの違いが見えます。満たす数だけで決めず、優先順位の高い項目を満たしているかで判断してください。
職種を比べるときは、先に「項目」を決めてください。
項目を決めずに読むと、印象で判断してしまいます。目に入った言葉に引っ張られます。
項目を決め、記載から埋め、空欄を質問にする。この順番です。
この記事では、求人票の項目で職種を並べる手順を整理します。
この記事を7枚で
1 / 7第1部 比べる前に決めること
第2部 表のつくり方と埋め方
第3部 確認と相談
第4部 決め方と使い方
第1部 比べる前に決めること
01比べる前に項目を決める
ここを飛ばすと印象で判断してしまいます。
職種を比べる手順。
項目を決めずに読むと引っ張られます
目に入った言葉や、印象に残った一文で判断してしまいます。
項目を決めると同じ基準で見られます
どの会社も同じ欄を読むことになります。比べられる形になります。
空欄が残ってかまいません
記載から読み取れなければ空欄のままにしてください。それが質問になります。
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条件の決め方は職種の選び方|条件を言葉にする順番、決まらないときは職種が決まらないとき|比べる項目を絞るで整理しています。
02項目の選び方
募集要項の欄名をそのまま使ってください。
欄名を使うと記載を探しやすくなります
自分の言葉で項目を作ると、どこを読めばよいかが分からなくなります。
項目は多すぎないほうがよい
10個も20個もあると埋まりません。まず5つから7つで始めてください。
自分の条件も項目にしてください
決めた条件のうち記載と照らせるものを項目に加えてください。
記載から読み取れない項目は分けてください
「雰囲気」「成長できるか」は記載から埋まりません。別の欄にしてください。
あとから項目を足してもかまいません
読むうちに気になる項目が出てきます。そのときは足してください。
募集要項の読み方は別記事で
欄ごとの見方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで扱っています。
03何と何を並べるか
並べ方で見えるものが変わります。
同じ会社の複数の職種を並べてください
同じ会社の中で比べると、職種ごとの違いがはっきりします。
会社の条件が同じなので、職種の違いだけが見えます。
違う会社の同じ職種を並べてください
同じ職種名でも会社によって中身が違います。並べると分かります。
違う業界の同じ職種も並べてみてください
同じ「営業」でも、業界によって相手も扱うものも変わります。
前提が違いすぎるものは比べにくい
規模も事業の形も違う会社を並べても、違いが大きすぎて判断できません。
まず2つか3つから始めてください
いきなり多くを並べると埋まりません。
あとから足してください
表ができたら同じ項目で足すだけです。
04埋まらない欄の扱い
空欄は質問になります。
想像で埋めないでください
書かれていないことを推測で埋めると、比べる意味がなくなります。
記載をそのまま写してください
要約すると意味が変わることがあります。曖昧な記載は曖昧なまま写してください。
出どころを書いてください
募集要項か、採用ページか、説明会で聞いたことか。どこから来た情報かを残してください。
空欄の数も情報になります
空欄が多い会社は記載が少ないということです。それ自体が分かることです。
質問の印をつけてください
説明会に持って行けるよう、聞く項目が分かる形にしてください。
聞いたら日付を書いてください
いつの情報かがあとで分かります。
05満たす数だけで決めない
優先順位のほうが大事です。
数を数えても意味がありません
7つ満たすほうが5つ満たすより良いとは限りません。
大事なのはどの項目を満たしているかです。
譲れない項目を先に見てください
そこを満たさなければ、ほかがよくても選べません。
差がない項目は判断に使えません
すべての会社で同じなら、その項目では比べられません。
優先順位は書いておいてください
表の横に重みを書くと、読むときに迷いません。
優先順位は変わってかまいません
調べるうちに考えが変わることがあります。
表だけで決めきらないでください
記載から読み取れないことがあります。説明会や人の話も材料にしてください。
第2部 表のつくり方と埋め方
06表のつくり方
形は簡単でかまいません。
1行は「会社+職種」にしてください
同じ会社でも職種が違えば別の行にします。
コース別に募集される場合もコースごとに行を分けてください。
紙でも画面でもかまいません
形式は自分が使いやすいもので問題ありません。
出どころの欄をつくってください
あとで確認し直すときに役に立ちます。
日付を入れてください
募集要項は更新されることがあります。いつ確認したかを残してください。
空欄が分かる形にしてください
印をつけるか、色を変えるか。質問の候補が見えるようにしてください。
応募の管理は別記事で
進み方の記録は選考管理の作り方|進み具合を一覧にするで整理しています。
07記載から埋める
書かれていることだけを写してください。
区分を先に読んでください
ここが違うと、あとの欄の意味も変わってきます。
業務内容はそのまま写してください
要約すると意味が変わることがあります。
応募資格は満たすかどうかを書いてください
専攻や資格の記載があれば、自分が満たすかを書き込んでください。
場所と時間は生活に関わります
就業の場所、就業時間、休日——ここは必ず埋めてください。
賃金は内訳を書いてください
金額だけでなく、基本給と手当の構成を残してください。
入社後の仕組みも項目にしてください
採用ページに書かれていることがあります。出どころを添えて書いてください。
08埋まらない欄を質問にする
空欄がそのまま質問になります。
表を持って行ってください
空欄に印がついていれば、聞く項目が一目で分かります。
聞いたら表に書き込んでください
日付と、誰から聞いたかを添えてください。
その場で聞けなかったことは残してください
あとで問い合わせることもできます。
複数の会社で同じことを聞いてください
同じ質問をすると違いが見えます。
聞き方は整えてください
表の欄名をそのまま使って尋ねると、話が早くなります。
09優先順位をつけて読む
ここで判断が決まります。
三段階に分けてください
「譲れない」「重い」「どちらでもよい」——この3つで十分です。
譲れない項目で外してください
選ぶより外すほうが早いことがあります。
「譲れない」を増やしすぎないでください
全部を譲れないにすると候補がなくなります。
空欄が残っている項目では判断しないでください
聞いてから埋めて判断してください。
複数残ってかまいません
一つに絞る必要はありません。
結果を言葉にしてください
なぜその職種を選んだかが志望動機の材料になります。手順は職種を選んだ理由の整理|事実から組み立てるで整理しています。
第3部 確認と相談
10募集要項のどこを見るか
判断の材料は、書かれたものから取ってください。
区分の欄を先に読んでください
どんな分け方で募集しているかがすべての前提になります。
欄の名前をそのまま項目にしてください
募集要項の欄名を使うと、記載を探しやすくなります。
記載がないことは推測で埋めないでください
書かれていないことは、説明会や問い合わせで確認してください。
募集要項全般の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで扱っています。
11説明会で聞くこと
調べても分からなかったことを聞いてください。
書かれていることを聞くのは避けてください
募集要項に書いてあることを聞くと、読んでいないことが伝わります。
埋まらなかった欄を持って行ってください
表に空欄が残っていれば、それが質問になります。
聞き方を整えてください
漠然と聞くより、具体的に何を知りたいかを言うほうが答えが返ってきます。
記録を残してください
口頭で聞いた内容はメモに残すのが確実です。
12記録の取り方
あとで比べられる形にしてください。
会社ごとに同じ項目を埋めてください
項目をそろえると違いがはっきりします。
表そのものが記録になります
いつの情報かを書き添えておいてください。
自分が思ったことを書いてください
記載を写すだけでは判断の材料になりません。読んで何を感じたかを残してください。
応募の管理は別記事で
進み方の管理は選考管理の作り方|進み具合を一覧にするで整理しています。
13相談できる先
一人で決めないでください。
キャリアセンターは多くの求人票を見ています
自分では判断しにくい記載も、見慣れた人に聞くと早いことがあります。
表を見せて相談してください
形になっていると相談しやすくなります。
複数の人に聞いてください
一人の話はその人の経験です。複数の人に聞くと偏りが減ります。
労働条件に不安があるとき
都道府県労働局や労働基準監督署に相談の窓口があります。案内は厚生労働省などの公的機関で確認できます。
第4部 決め方と使い方
14決めきれないときの進め方
完全に決めてから動く必要はありません。
全部を比べようとしないでください
項目が多すぎると決まらなくなります。重い項目を2つか3つに絞ってください。
項目を減らしてください
表が埋まらないときは項目が多すぎることがあります。
外せるものから外してください
選ぶより除外するほうが決めやすいことがあります。
動いたほうが分かることがあります
調べ続けるより、説明会に行く、人に聞くほうが早いことがあります。
15決めたことの使い方
決めたら、それを言葉にしてください。
事実から説明してください
「なんとなく」では伝わりません。記載を読んで何を考えたかを言えるようにしてください。
表は志望動機の材料になります
なぜこの職種かを比べた結果から説明できます。
決めたことは変えてよいものです
調べるうちに考えが変わることがあります。それは自然なことです。
内定後の確認に使えます
条件の確認は内定後の条件確認|承諾の前にすることで整理しています。
16確認する項目の一覧
手元で使える形にしておいてください。
この記事で特に埋めたい欄
項目を決めたか、記載から埋めたか、優先順位をつけたか——この3つを確認してください。
会社ごとに同じ項目を埋めてください
そろえると比べられる形になります。
埋まらない項目は聞く候補です
調べても分からなかった項目が、説明会で聞くべきことになります。
優先順位を書き添えてください
どれを重く見るかは人によって違います。自分の順位を決めておくと判断が早くなります。
17やらない方がいいこと
比べ方でとくに起きやすい失敗です。
欄名をそのまま項目にしてください
記載を探しやすくなります。
空欄は質問にしてください
埋まらなかった項目が説明会で聞くことです。
18よくある質問
どうやって比べればいいですか?
先に項目を決め、記載から埋め、空欄を質問にし、優先順位の高い項目で読む——この順番です。項目を決めずに読むと、目に入った言葉や印象に残った一文で判断してしまいます。
項目はどう決めればいいですか?
募集要項の欄名をそのまま使ってください。職種・コースの区分、業務内容、応募資格、就業の場所、就業時間、休日、賃金、入社後に学ぶ仕組みです。自分の言葉で項目を作ると、どこを読めばよいか分からなくなります。
項目はいくつくらいがいいですか?
まず5つから7つで始めてください。10個も20個もあると埋まりません。読むうちに気になる項目が出てきたら、あとから足してください。
何と何を並べればいいですか?
同じ会社の複数の職種を並べると職種ごとの違いが見え、違う会社の同じ職種を並べると会社ごとの違いが見えます。違う業界の同じ職種を並べると、業界によって何が変わるかが分かります。規模も事業の形も違う会社を並べると違いが大きすぎて判断できません。
1行の単位はどうしますか?
「会社名+職種・コース」で1行にしてください。同じ会社でも職種が違えば別の行にし、コース別に募集される場合もコースごとに行を分けてください。
記載がない項目はどうしますか?
空欄にして、質問の印をつけてください。想像で埋めると比べる意味がなくなります。記載が曖昧な場合は、書かれたまま写して印をつけてください。空欄の多さ自体も、記載が少ないという情報になります。
記載は要約してもいいですか?
要約すると意味が変わることがあります。とくに業務内容はそのまま写してください。出どころ(募集要項か、採用ページか、説明会で聞いたことか)と日付も残しておくと、あとで確認し直せます。
満たす数が多いほうがいいですか?
数を数えても意味がありません。7つ満たすほうが5つ満たすより良いとは限らず、大事なのはどの項目を満たしているかです。譲れない項目を満たさなければ、ほかがよくても選べません。
優先順位はどうつけますか?
「譲れない」「重い」「どちらでもよい」の三段階で十分です。譲れない項目を満たさないものを外し、残ったものを重い項目で比べてください。ただし「譲れない」を増やしすぎると候補がなくなります。
空欄が残ったまま決めていいですか?
空欄が残っている項目では判断しないでください。説明会で聞いてから埋めて判断してください。表に印をつけておけば、聞く項目が一目で分かります。
表はどんな形式がいいですか?
紙でも画面でも、自分が使いやすいもので問題ありません。列に項目、行に会社と職種を並べ、出どころと日付の欄をつくってください。空欄が分かるよう印をつけるか色を変えてください。
一つに絞れないときは?
複数残ってかまいません。表が埋まらないときは項目が多すぎることがあるので減らしてください。また表だけで決めきらず、説明会や人の話も材料にしてください。
19まとめ|項目を決め、記載から埋める
職種を比べるときは、先に項目を決めてください。
- 項目は募集要項の欄名をそのまま使ってください。記載を探しやすくなります。
- 記載から埋め、想像で埋めないでください。要約せず、そのまま写してください。
- 空欄がそのまま質問になります。説明会に表を持って行ってください。
- 満たす数で決めないでください。優先順位の高い項目を満たしているかが大事です。
- 複数残ってかまいません。表だけで決めきらず、人の話も材料にしてください。
最後に。本記事は比べ方の一般的な整理であり、向き不向きを判断するものではありません。実際の内容は各社の募集要項と説明会でご確認ください。
・職種の選び方|条件を言葉にする順番
・職種が決まらないとき|比べる項目を絞る
・募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認する
・選考管理の作り方|進み具合を一覧にする
・職種を選んだ理由の整理|事実から組み立てる
・就活・キャリアの記事一覧