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レポートの構成テンプレート|序論・本論・結論の型と例文

結論

レポートの基本は序論・本論・結論の3部構成です。分量の目安は序論1割・本論8割・結論1割。序論には背景・問い・進め方、本論には根拠と議論、結論には答え・要約・限界を書きます。本論の組み立て方には型があり、①論点を並べる型 ②比較する型 ③時系列で追う型 ④反論を検討する型が代表的です。課題の指示によって使い分けてください。そして1段落=1論点が鉄則。複数の話題を詰め込むと読…

19分読み終わるまで
22章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.14
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書きたいことはあるのに、どの順番で並べればいいか分からない。

レポートで手が止まる原因の多くは、文章力ではなく構成にあります。何をどこに書くかが決まっていないから、書いては消しを繰り返すことになります。

逆に言えば、構成さえ決まれば書く作業は速く進みます。各部分に何を書くかが分かっていれば、埋めていくだけだからです。構成に時間をかけることは、遠回りではなく最短の道です。

この記事では、基本の型、各部分の役割と分量、段落の作り方、課題の型に応じた構成、そして構成が決まらないときの対処を、例文とともに整理します。

この記事について:本記事は一般的な構成の型の紹介です。求められる構成、見出しの要否、分量の配分、書式は、大学・学部・科目・担当教員によって異なります。課題ごとの指示がある場合はそちらが優先されます。掲載の例文は型を示すための架空のもので、特定の主題についての見解を示すものではありません。

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なぜ構成が重要か基本の3部構成分量の配分序論の型序論の例この記事

この記事の流れ

レポートの構成テンプレート

レポートの基本は序論・本論・結論の3部構成です。

1
書いては止まる埋めていくだけ
2
話がずれる脱線に気づける
3
同じ話を繰り返す重複を防げる
4
読み手が迷う流れが伝わる

なぜ構成が重要か

書く速度と読みやすさが変わります。

構成を決めずに書き始めると、書いては止まりを繰り返します。次に何を書けばいいか分からなくなるためです。また、話がずれていることに気づけません。構成という基準があれば、脱線した時点で戻れます。

1
序論何を論じるかを示す
2
本論根拠を示して議論する
3
結論問いに答える

基本の3部構成

序論・本論・結論です。

レポートの基本は、序論・本論・結論の3部構成です。ほとんどの課題はこの型で書けます。この3部には、それぞれ明確な役割があります。序論は予告、本論は中身、結論はまとめ——役割を混同しないことが重要です。

1
序論200字前後
2
本論1600字前後
3
結論200字前後

分量の配分

本論が中心です。

分量の目安は、序論1割・本論8割・結論1割です。本論が中心であることが、この配分から分かります。よくあるのが、序論が長すぎるケースです。背景の説明に文字数を使いすぎて、肝心の議論が薄くなります。

1
1背景(なぜこの話題か)
2
2問題の所在(何が課題か)
3
3問い(何を明らかにするか)
4
4進め方(どういう順で論じるか)

序論の型

4つの要素を順に書きます。

序論は、この4つを順に書くと形になります。広い話から狭い話へ、という流れです。最も重要なのが3の問いです。「本稿では〜について検討する」という一文を必ず入れてください。これがないと、何のレポートか分かりません。

1
背景「近年、○○が広く普及している。」
2
問題の所在「一方で、△△という指摘もある。」
3
問い「本稿では、○○が△△に与える影響を検討する。」
4
進め方「まず先行研究を整理し、次に□□の事例を検討する。」

序論の例

型に当てはめた形です。

上の例は、型を示すための架空の主題です。実際の主題に置き換えて使ってください。ポイントは、一文ずつ役割が違うことです。

1
書く速度と読みやすさが変わります。なぜ構成が重要か
2
序論・本論・結論です。基本の3部構成
3
本論が中心です。分量の配分
4
4つの要素を順に書きます。序論の型

まとめ

この記事の要点

分量の目安は序論1割・本論8割・結論1割。序論には背景・問い・進め方、本論には根拠と議論、結論には答え・要約・限界を書きます。

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01なぜ構成が重要か

書く速度と読みやすさが変わります。

1書いては止まる埋めていくだけ
2話がずれる脱線に気づける
3同じ話を繰り返す重複を防げる
4読み手が迷う流れが伝わる
5中断すると再開できないどこから再開するか分かる

構成を決めずに書き始めると、書いては止まりを繰り返します。次に何を書けばいいか分からなくなるためです。

また、話がずれていることに気づけません。構成という基準があれば、脱線した時点で戻れます。

読み手にとっても構成は重要です。どこに何が書いてあるかが分かる文章は、評価が上がります。逆に、思いついた順に書かれた文章は読みにくく、内容が良くても伝わりません。

構成を考える時間は、執筆時間の一部だと考えてください。別の作業ではなく、書く作業の前半にあたります。ここを省くと、後半で何倍も時間がかかることになります。

構成を紙に書き出すと、頭の中にあったものが客観的に見えます。整理されていない部分や、根拠が足りない論点が浮かび上がるため、書き始める前に問題を発見できます。

構成は、書き手のためだけでなく読み手のためにもあります。

02基本の3部構成

序論・本論・結論です。

1序論何を論じるかを示す
2本論根拠を示して議論する
3結論問いに答える

レポートの基本は、序論・本論・結論の3部構成です。ほとんどの課題はこの型で書けます。

この3部には、それぞれ明確な役割があります。序論は予告、本論は中身、結論はまとめ——役割を混同しないことが重要です。

よくある失敗が、序論で結論まで詳しく書いてしまうことです。序論は「これから何を論じるか」を示す場所で、答えの詳細は結論で述べます。

3部構成は、どの分野でも通用する基本形です。分野によって呼び方や細部は変わりますが、「予告・中身・まとめ」という骨格は共通しています。

序論・本論・結論という枠組みは、読み手の期待に沿った形でもあります。どこに何が書いてあるかが予測できると、内容が頭に入りやすくなります。

03分量の配分

本論が中心です。

部分 割合 2000字の場合
序論 約1割 200字前後
本論 約8割 1600字前後
結論 約1割 200字前後

分量の目安は、序論1割・本論8割・結論1割です。本論が中心であることが、この配分から分かります。

よくあるのが、序論が長すぎるケースです。背景の説明に文字数を使いすぎて、肝心の議論が薄くなります。

構成を決める段階で各部分に文字数を割り振っておくと、この失敗を防げます。書きながら配分を確認してください。

配分は目安であり、厳密に守る必要はありません。ただし本論が半分を切るようなら、議論が薄い可能性があります。見直してください。

文字数が少ない課題では、序論と結論をさらに短くして本論を確保してください。1000字程度なら、序論100字・本論800字・結論100字という配分も成立します。

配分を意識して書くと、どこに力を入れるべきかが明確になります。本論を厚くすることが、評価につながります。

04序論の型

4つの要素を順に書きます。

  1. 1背景(なぜこの話題か)
  2. 2問題の所在(何が課題か)
  3. 3問い(何を明らかにするか)
  4. 4進め方(どういう順で論じるか)

序論は、この4つを順に書くと形になります。広い話から狭い話へ、という流れです。

最も重要なのが3の問いです。「本稿では〜について検討する」という一文を必ず入れてください。これがないと、何のレポートか分かりません。

4の進め方は、短く1〜2文で構いません。「まず〜を確認し、次に〜を検討する」という形です。読み手が全体像をつかめます。

序論の4要素は、すべてを長く書く必要はありません。それぞれ1〜2文で十分に機能します。短くても要素が揃っていることが重要です。

序論を書く順序は、背景から問いへと絞り込む形が一般的です。広い話から始めて、徐々に自分が扱う範囲へ狭めていくと、読み手が自然についてこられます。

序論の出来で、読み手の印象が決まります。ここだけは丁寧に書いてください。

05序論の例

型に当てはめた形です。

1背景「近年、○○が広く普及している。」
2問題の所在「一方で、△△という指摘もある。」
3問い「本稿では、○○が△△に与える影響を検討する。」
4進め方「まず先行研究を整理し、次に□□の事例を検討する。」

上の例は、型を示すための架空の主題です。実際の主題に置き換えて使ってください。

ポイントは、一文ずつ役割が違うことです。背景、問題、問い、進め方——それぞれの文が何のためにあるかを意識すると、無駄のない序論になります。

この4文だけでも、序論として成立します。200字程度なら、これで十分です。

例文をそのまま使うのではなく、構造を真似てください。同じ形の文を自分の主題で作ると、序論は完成します。

序論の例を見ると、一文ごとに役割が異なることが分かります。自分の序論でも、各文が何のためにあるかを説明できる状態が理想です。

06本論の役割

根拠を示して議論を進めます。

1事実を示す資料・データ
2解釈するそこから何が言えるか
3積み重ねる結論に向かう
4出典を示すすべての情報に

本論の基本は、「事実→解釈」の繰り返しです。資料から得た情報を示し、そこから何が言えるかを述べる。これを積み重ねます。

重要なのは、結論に向かって積み上げることです。関係のない情報を並べても、議論にはなりません。

本論の組み立て方には型があります。次の4つから、課題に合うものを選んでください。

本論では、読み手が納得できる順序を意識してください。自分が調べた順ではなく、読み手が理解しやすい順に並べ替える作業が必要です。

本論の各部分には、それぞれ役割を持たせてください。なんとなく情報を並べるのではなく、「この部分は何のためにあるか」を意識すると、無駄のない議論になります。

議論の流れが見えないと感じたら、段落の順序を入れ替えてみてください。

07本論の型①論点を並べる

最も汎用的な型です。

1論点1根拠と議論
2論点2根拠と議論
3論点3根拠と議論
4まとめ結論へつなぐ

一つの問いに対して、複数の観点から論じる型です。最も汎用的で、多くの課題に使えます。

論点の数は、2〜4つ程度が適切です。多すぎると一つあたりが浅くなり、少なすぎると議論が薄くなります。

並べる順序も考えてください。重要な論点を先に置くか、結論に近い論点を最後に置くか——どちらでも構いませんが、意図を持って決めてください。

論点を並べる型では、それぞれの論点が独立していることが大切です。内容が重なっていると、同じ話を繰り返している印象になります。

論点の数を決めたら、それぞれに割り当てる文字数も決めてください。配分が偏ると、一つの論点だけが詳しく、他が薄いという不均衡が生じます。

論点が思いつかないときは、資料を読み返してください。

08本論の型②比較する

「比較しなさい」の課題に使います。

1比較の軸を示す何を基準に比べるか
2軸1での比較AとBを比べる
3軸2での比較AとBを比べる
4総合全体としてどうか

比較型で最も重要なのが、比較の軸を明示することです。何を基準に比べるのかが示されていないと、羅列になります。

軸ごとに比較する形と、対象ごとにまとめて述べてから比較する形があります。軸が少ないなら前者、対象の説明が長いなら後者が向いています。

最後に総合的な評価を述べてください。比較しただけで終わると、結論につながりません。

比較の軸は、課題の指示から導けることもあります。「費用と効果の面から比較しなさい」なら、軸はすでに示されています。

比較する対象の数は、2つが基本です。3つ以上になると、それぞれの比較が浅くなりやすいので、文字数と相談して決めてください。

比較の結果、どちらが優れているという結論にならなくても構いません。「観点によって評価が分かれる」という結論も、十分に成立します。

09本論の型③時系列で追う

変化や経緯を扱う課題に使います。

1時期1状況と特徴
2時期2変化と要因
3時期3現在の状況
4分析変化の意味

歴史的な経緯や、制度の変遷を扱う課題に向く型です。時期を区切って順に述べます。

注意点は、年表になってしまわないことです。出来事を並べるだけでは、レポートになりません。

各時期で「なぜそうなったか」「何が変わったか」を述べ、最後に変化全体の意味を分析してください。ここが議論の部分になります。

時系列の型では、区切り方に理由が必要です。なぜその時期で区切るのかを説明できると、分析として成立します。

時系列で追う場合も、すべての出来事を扱う必要はありません。問いに関係する変化だけを選んで述べる方が、議論が明確になります。

変化の要因を説明できると、単なる記述から分析に変わります。「なぜ」を必ず入れてください。

10本論の型④反論を検討する

説得力が上がる型です。

1自分の主張根拠とともに示す
2想定される反論別の見方を紹介
3反論への応答それでもなお言えること
4結論主張の再確認

自分の主張だけを述べるより、反論を検討した方が説得力が上がります。別の見方を知ったうえでの主張だと示せるからです。

反論は、公平に紹介してください。都合よく弱めた反論を持ち出すと、かえって評価が下がります。

応答では、「それでもなお自分の主張が成り立つ理由」を示します。反論の一部を認めたうえで、限定的に主張するという形もあります。

反論を検討する型は、文字数が必要になります。短いレポートでは、主張と反論の両方を十分に書けないことがあります。

反論として取り上げるのは、実際に存在する見解にしてください。誰も主張していない反論を作り出して否定しても、議論としての意味はありません。

11本論の段落の例

1段落の内部構造です。

11文目この段落の主張
22〜3文目根拠(資料・データ)
34文目そこから言えること
4最後次の段落へつなぐ(必要なら)

段落の内部も、構造を持たせると読みやすくなります。最初の一文で、その段落の主張を示すのが基本です。

次に根拠を示します。資料の内容、データ、先行研究の指摘——出典とともに提示します。

そしてそこから何が言えるかを述べます。この一文があるかどうかで、事実の羅列になるか議論になるかが分かれます。

段落の構造を意識すると、書くときに迷いません。次に何を書くかが決まっているためです。

すべての段落をこの構造にする必要はありません。ただ、議論の中心となる段落では意識すると、主張が伝わりやすくなります。

12結論の型

3つの要素で構成します。

  1. 1問いへの答え
  2. 2根拠の要約
  3. 3限界・今後の課題

結論は、問いへの答えから始めてください。「本稿の検討から、〜と言える」という形です。

次に根拠を簡潔に要約します。本論で述べたことを繰り返すのではなく、要点だけを示してください。

最後に限界を書くと、議論の範囲が明確になります。「本稿では〜については扱えなかった」という記述です。

結論は、本論を書き終えてから書いてください。書きながら議論が変わることもあるので、先に決めすぎない方が自然です。

結論で使う言葉は、序論と対応させると全体がまとまります。同じ用語を使い、同じ問いに答える形にしてください。

13結論の例

型に当てはめた形です。

要素 例(架空の主題)
答え 「以上の検討から、○○は△△に一定の影響を与えていると考えられる。」
根拠の要約 「その理由は、□□の事例と▲▲の傾向にある。」
限界 「ただし本稿では、◇◇の観点は扱えなかった。」

結論も、3文程度で成立します。長く書く必要はありません。

注意点は、新しい情報を入れないことです。本論で扱っていない根拠を結論で出すのは、構成として不適切です。

また、問いと答えが対応しているかを確認してください。序論で立てた問いと違うことに答えていると、構成が破綻します。

限界を書くときは、言い訳にならないよう注意してください。「時間がなかった」ではなく、議論の範囲として示します。

結論の例は短く見えますが、本論で十分に議論していれば、これで足ります。結論だけで説得しようとしないでください。

141段落=1論点

鉄則です。

11段落に1つの主張詰め込まない
2話題が変わったら改段区切りを作る
3長すぎる段落を分ける目安は数文
4一続きにしない読みにくくなる

1つの段落には1つの論点——これが読みやすい文章の基本です。複数の話題を詰め込むと、何が言いたいのか伝わりません。

話題が変わったら、段落を改めてください。改行がないまま何百字も続く文章は、それだけで読みにくくなります。

逆に、1文ごとに改段するのも不適切です。主張・根拠・結論がひとまとまりになる程度が目安です。

段落の長さは、内容によって変わって構いません。ただし、極端に長い段落と短い段落が混在すると読みにくくなります。

段落を分ける判断に迷ったら、話題が変わったかどうかで考えてください。同じ論点を続けているなら同じ段落、別の論点に移るなら改段です。

読み手にとって読みやすいかを基準に判断してください。

15接続の言葉

流れを示します。

1追加また、さらに、加えて
2対比一方、これに対して
3理由なぜなら、その理由は
4結果したがって、ゆえに
5例示たとえば、具体的には
6要約つまり、以上より

接続の言葉は、段落と段落の関係を示します。適切に使うと、議論の流れが読み手に伝わります。

ただし多用は避けてください。すべての文頭に接続語があると、かえって読みにくくなります。

また、話し言葉的な接続語は避けます。「でも」「だから」ではなく「しかし」「したがって」を使ってください。

接続語がなくても流れが通るなら、それが理想です。無理に入れると、かえって不自然になります。

接続語を使いすぎていないかは、読み返すと分かります。文頭が同じ言葉で続いている場合は、削れる箇所があります。

16見出しをつけるか

指示と分量で決まります。

1指示があるそれに従う
22000字程度なくてもよい
34000字以上あった方が読みやすい
4論点が複数つけると整理される

見出しをつけるかどうかは、指示があればそれに従い、なければ分量で判断してください。

短いレポートでは、見出しがなくても構成は伝わります。長くなるほど、見出しがあった方が読みやすくなります。

見出しをつける場合は、内容が分かる具体的な言葉にしてください。「本論1」より「○○の現状」の方が機能します。

見出しをつける場合は、全体を通して粒度を揃えてください。大きな見出しと小さな見出しが混ざると、構造が分かりにくくなります。

見出しを使うと、構成を確認しやすくなるという利点もあります。見出しだけを並べて読めば、議論の流れが分かります。

見出しの有無で評価が変わることは多くありませんが、読みやすさには影響します。

17課題の型に応じた構成

指示の動詞で選びます。

1「論じなさい」論点を並べる/反論を検討する
2「比較しなさい」比較する型
3「経緯を説明しなさい」時系列で追う型
4「評価しなさい」基準を立てて論点を並べる
5「まとめなさい」整理型(論じる必要は薄い)

課題の指示にある動詞が、構成を選ぶ手がかりになります。

「評価しなさい」という課題では、評価の基準を最初に示す必要があります。基準がないまま「良い」「悪い」と述べても、根拠のない主張になります。

複数の指示が組み合わさっている場合は、それぞれに対応する部分を構成に入れてください。「説明し、論じなさい」なら、説明の部分と議論の部分が必要です。レポートの基本は大学のレポートの書き方|構成・書き出し・文字数の基本で扱っています。

指示が複数ある場合は、それぞれに対応する部分が本文にあるかを確認してください。一つでも欠けると減点の対象になります。

課題の指示が抽象的な場合は、自分で範囲を定めて書くことになります。その場合、どう解釈したかを序論で示しておくと誠実です。

18構成が決まらないとき

結論から逆算します。

11. 結論を仮に決める一文で書く
22. 理由を挙げるなぜそう言えるか
33. 根拠を探す資料で裏づける
44. 順序を決める説得力のある流れ
55. 序論を書く最後でよい

構成が決まらないときは、結論を仮に一文で書いてみてください。答えが見えれば、そこに至る道筋を逆算できます。

次に「なぜそう言えるのか」を3つ程度挙げます。これがそのまま本論の論点になります。

序論は最後に書いても構いません。本論と結論が決まってから書く方が、内容と一致した序論になります。

仮の結論は、書きながら変わっても構いません。出発点があることが重要で、最初から正しい必要はありません。

逆算の方法は、時間がないときにも有効です。結論から組み立てると、必要な作業だけに絞れます。

19構成の確認方法

見出しだけを抜き出して読みます。

1各段落の1文目を並べる流れが通るか
2問いと結論を照合対応しているか
3重複がないか同じ話の繰り返し
4抜けがないか課題の指示との照合
5分量の配分本論が中心か

構成が機能しているかを確認する方法が、各段落の1文目だけを並べて読むことです。それだけで議論の流れが通るなら、構成は良好です。

あわせて問いと結論の照合をしてください。序論で立てた問いに、結論が答えているかを確認します。

重複の確認も重要です。同じ内容を別の場所で繰り返していないか——書いているうちに起こりやすい失敗です。

確認は、書き終えた直後ではなく時間を置いてから行ってください。直後は自分の意図が頭に残っていて、誤りに気づけません。

確認の段階で構成の問題が見つかったら、修正する時間が必要です。締切当日に確認しても、直す余裕がありません。

確認の作業は、構成段階と書き上げた後の2回行うと確実です。

20相談できる窓口

構成の相談ができます。

1担当教員構成の方向性
2ライティング支援の窓口設置している大学も
3図書館参考になる文献
4先輩科目の傾向

構成に迷ったら、「こういう構成で書こうと思うが、どうか」と担当教員に相談できます。書き上げてから直すより、事前に確認する方が効率的です。

大学によっては、レポートの書き方を相談できる窓口があります。構成の組み立てについて助言をもらえます。

また、その分野の論文を読むことも構成の参考になります。どういう順序で議論が進んでいるかを見ると、型が分かります。

相談するときは、構成案を紙に書いて持っていくと話が早く進みます。口頭で説明するより伝わります。

相談できる機会は限られています。締切の直前ではなく、構成を考えた段階で相談してください。

21よくある質問

レポートの構成はどうすればいいですか?

序論・本論・結論の3部構成が基本です。分量の目安は序論1割・本論8割・結論1割。序論には背景・問い・進め方、本論には根拠と議論、結論には答え・要約・限界を書きます。

本論の組み立て方が分かりません。

4つの型から選んでください。①論点を並べる ②比較する ③時系列で追う ④反論を検討する。課題の指示にある動詞が手がかりになります。「比較しなさい」なら比較型、「論じなさい」なら論点を並べる型か反論を検討する型です。

序論に何を書けばいいですか?

背景、問題の所在、問い、進め方の4つを順に書きます。最も重要なのは問いで、「本稿では〜について検討する」という一文を必ず入れてください。200字程度なら、4文で十分です。

序論が長くなってしまいます。

背景の説明に文字数を使いすぎている可能性があります。序論は全体の1割程度が目安です。構成を決める段階で各部分に文字数を割り振っておくと、この失敗を防げます。

段落はどう分ければいいですか?

1段落=1論点が鉄則です。話題が変わったら段落を改めてください。段落の内部も、1文目で主張を示し、次に根拠、最後にそこから言えることを述べる、という構造にすると読みやすくなります。

構成が決まらないときはどうしますか?

結論を仮に一文で書いてみてください。答えが見えれば、そこに至る道筋を逆算できます。次に「なぜそう言えるのか」を3つ程度挙げると、それがそのまま本論の論点になります。序論は最後に書いても構いません。

見出しはつけるべきですか?

指示があればそれに従い、なければ分量で判断してください。2000字程度なら見出しがなくても構成は伝わりますが、4000字以上ならあった方が読みやすくなります。つける場合は内容が分かる具体的な言葉にしてください。

結論に何を書けばいいですか?

問いへの答え、根拠の要約、限界の3つです。3文程度で成立します。注意点として、本論で扱っていない新しい情報を結論に入れないでください。また、序論の問いと結論が対応しているかを必ず確認してください。

構成が機能しているか確認する方法はありますか?

各段落の1文目だけを並べて読んでみてください。それだけで議論の流れが通るなら構成は良好です。あわせて、序論の問いに結論が答えているか、同じ内容を繰り返していないかも確認してください。

反論を書くと自分の主張が弱くなりませんか?

逆です。反論を検討した方が説得力は上がります。別の見方を知ったうえでの主張だと示せるからです。ただし反論は公平に紹介してください。都合よく弱めた反論を持ち出すと、かえって評価が下がります。

22まとめ|構成が決まれば、書ける

手が止まる原因は、文章力ではなく構成です。何をどこに書くかが決まっていれば、埋めていくだけになります。

基本は序論・本論・結論、配分は1:8:1。本論が中心です。序論が長くなりすぎないよう、最初に文字数を割り振ってください。

本論には4つの型があります。論点を並べる、比較する、時系列で追う、反論を検討する。課題の指示の動詞で選んでください。

1段落=1論点。段落の内部も、主張・根拠・そこから言えること、という構造にすると読みやすくなります。

最後に。決まらないときは、結論を一文で書いてみてください。答えが見えれば道筋は逆算できます。序論は最後でも構いません。

この記事について:本記事は一般的な構成の型の紹介です。求められる構成、見出しの要否、分量の配分、書式、評価の基準は、大学・学部・科目・担当教員によって異なります。課題ごとの指示がある場合はそちらが優先されます。掲載の例文は型を示すための架空のものであり、特定の主題についての見解を示すものではありません。判断に迷う場合は担当教員にご確認ください。