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面接練習問題30問

ケース面接の基本|考え方の5ステップと、回答例3つ・練習問題30問

ケース面接では、正しい答えよりも「どう考えて、どう伝えたか」が見られることが多いです。考え方の型を一つ身につけ、練習問題で手を動かすのが上達の近道です。

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BASIC

ケース面接とは

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    その場でお題を考え、答えを話す面接

    「あるカフェの売上を上げるには」「〇〇の市場規模は」のようなお題が出され、数分から十数分考えたあと、面接官と話しながら答えを伝えます。コンサルティング会社のほか、ほかの業界でも取り入れる企業があります。

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    見られているのは考える力と伝える力

    問題を分けて考えられるか、筋道を立てて説明できるか、指摘を受けて考え直せるか、などが見られると言われます。何を重視するかは企業によって違います。

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    面接官との「対話」で進む

    一方的に発表するのではなく、途中で質問や指摘が入ることがよくあります。指摘は減点ではなく、考えを深めるきっかけと受け止めましょう。

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    正解は一つではない

    同じお題でも、前提の置き方や分け方によって答えは変わります。「なぜそう考えたか」を説明できることが大切です。

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FRAME

考え方の型は5ステップ

お題のタイプが違っても、この順番で考えれば大きく外れません。

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    ① 前提を確認する

    お題の言葉の意味、対象の範囲、ゴールをはっきりさせます。「売上は1日あたりで考えてよいですか」「ここでいうカフェは駅前の個人店と考えてよいですか」のように、面接官に確かめるか、自分で定義して伝えましょう。

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    ② 分解する

    大きな問題を、足し算やかけ算で表せる小さな要素に分けます。売上なら「客数×客単価」、客数なら「新規客+リピーター」のように、もれやだぶりがないように分けましょう。

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    ③ 課題を見つける・数字を置く

    分けた要素のうち、どこに伸びしろや問題があるかを考えます。フェルミ推定なら、各要素に仮の数字を置き、その理由を一言そえます。

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    ④ 打ち手を考えて選ぶ

    課題に対する打ち手を複数出し、効果の大きさ・かかる費用・実現しやすさなどの基準で比べて、一つか二つに絞ります。

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    ⑤ 結論から伝える

    「結論は〇〇です。理由は3つあります」のように、結論を先に言い、分解と根拠をあとから説明します。時間が限られていても、結論は必ず言い切りましょう。

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TYPES

お題のタイプ別の考え方

よく出るお題は、大きく4つのタイプに分けられます。それぞれの最初の一手と、その場で使える一言の例です。

フェルミ推定すぐには分からない数を、筋道を立てて見積もる

「〇〇の数は」「〇〇の市場規模は」のように、調べないと分からない数を推定します。答えの数字の正確さより、どう分けて、どんな理由で数字を置いたかが大切です。

  • 人口・世帯・店舗など、出発点を決める
  • かけ算で表せるように分ける
  • 仮の数字には理由をそえる
  • 最後に、答えが常識的な大きさか見直す

「「需要側から、利用する人の数×1人あたりの利用回数で考えます。」」

売上・利益アップ伸ばす要素を分けて、効く打ち手を選ぶ

「〇〇の売上を2倍にするには」のようなお題です。売上を客数と客単価に分け、さらに細かく分けて、どこを伸ばすのがよいかを考えます。利益なら売上と費用に分けます。

  • 売上=客数×客単価から始める
  • 客数は新規とリピーター、時間帯などに分ける
  • 打ち手は効果・費用・早さで比べる

「「売上を客数と客単価に分け、まず客数のほうに伸びしろがあると考えました。理由は〜」」

新規事業誰の、どんな困りごとを解決するかから考える

「〇〇社が新しく始めるべき事業は」のようなお題です。会社の強み、狙う顧客、その顧客の困りごと、競合との違いの順に考えると整理しやすくなります。

  • その会社の強みを最初に確認する
  • 狙う顧客を一つに絞る
  • 競合と比べた違いを一言で言う

「「この会社の強みは〇〇なので、それを生かせる〇〇向けのサービスを考えます。」」

社会・公共の課題課題の原因を分けて、効く対策を選ぶ

「〇〇の利用者を増やすには」「〇〇の問題を減らすには」のようなお題です。課題を起こしている原因を分けて考え、原因ごとに対策を出し、優先順位をつけます。

  • ゴールを数字や状態で定義する
  • 原因を人・仕組み・環境などで分ける
  • すぐできる対策と時間がかかる対策を分ける

「「まずゴールを『〇年で利用者を今の〇倍にする』と置いて考えます。」」

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BREAKDOWN

よく使う分解の型

お題に合わせて、最初の分け方として使えます。分けたあと、さらに細かく分けていきます。

考えたいこと分け方の例
売上客数×客単価/客数=新規客+リピーター/客単価=商品の単価×1回に買う数
利益売上-費用/費用=材料費などの変動する費用+家賃などの決まった費用
お店の1日の客数席の数×1日の回転数(営業時間÷1人あたりの滞在時間)×席が埋まる割合
ある商品の年間の販売数(需要から)人口×その商品を使う人の割合×1人が年に買う数
ある商品の年間の販売数(供給から)店の数×1店あたり1日に売れる数×営業日数
人の行動知る→興味を持つ→試す→続ける、のように段階に分ける
市場の大きさ利用者の数×1人あたりの年間の利用金額
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EXAMPLES

回答の流れの例3つ

考えた順に、面接官に話す形で書いた例です。数字はすべて説明のための仮の値で、実際の統計ではありません。

① フェルミ推定:駅前のカフェの1日の売上

「ある駅前のカフェの1日の売上を推定してください」と出されたとき

【前提の確認】
駅前にある、席が40席ほどのチェーンのカフェで、平日の1日の売上を考えます。営業時間は7時から22時の15時間と置きます。

【分解】
売上=客数×客単価と考えます。
客数は、店内で飲む客と、持ち帰りの客に分けます。

【数字を置く】
店内の客:席が40、1人あたりの滞在を1時間とすると、1時間に40人入れます。ただし、朝と夕方以外は席が半分ほどしか埋まらないと考え、15時間の平均で席の半分が埋まると置きます。40席×15時間×0.5で、約300人です。
持ち帰りの客:駅前で通勤の人が多いと考え、朝を中心に1日100人と置きます。
合計の客数は約400人です。
客単価は、飲み物と軽食で500円と置きます。

【結論】
400人×500円で、1日の売上は約20万円と推定します。

【見直し】
席の埋まり方は時間帯で大きく変わるので、より正確にするなら、朝・昼・夕方・夜に分けて考えたいと思います。

仮の数字には、必ず「なぜその数字か」を一言そえましょう。最後に、どこを細かくすれば精度が上がるかを言えると、考えの深さが伝わります。

② 売上アップ:駅前のカフェの売上を1.5倍にするには

「このカフェの売上を1年で1.5倍にする方法を考えてください」と出されたとき

【前提の確認】
①と同じ駅前のカフェとし、店の場所や大きさは変えられないものとします。

【分解】
売上=客数×客単価です。客数は時間帯ごと(朝・昼・午後・夜)に分けます。

【課題】
朝は通勤の人で満席に近い一方、午後と夜は席が空いていると考えます。席を増やせないので、朝の客数を伸ばすのは難しく、伸びしろは午後と夜の客数、そして客単価にあると考えました。

【打ち手】
・午後:近くの学生や在宅で働く人に向けて、電源のある席と、長くいても頼みやすいおかわりのメニューを用意する
・夜:仕事帰りの人に向けて、軽い食事のメニューを増やす
・客単価:朝の持ち帰りに、飲み物と軽食のセットを用意する

効果の大きさと始めやすさで比べると、午後の席の活用がいちばん効果が大きく、費用も少ないと考えます。

【結論】
午後と夜の空いている席を埋めることを中心に、朝はセットで客単価を上げることで、1.5倍を目指します。

「なぜそこを伸ばすのか」を、分解した要素とつなげて説明するのがポイントです。打ち手は、比べる基準を言ってから選びましょう。

③ 社会の課題:地方の路線バスの利用者を増やすには

「ある地方都市の路線バスの利用者を増やす方法を考えてください」と出されたとき

【前提の確認】
人口が数十万人ほどの地方都市で、車で移動する人が多い地域と考えます。ゴールは「3年で利用者を今の1.2倍にする」と置きます。

【分解】
利用者の数を、使う人の種類(通学の学生、通勤の人、高齢の人、観光の人)で分けます。さらに、使わない理由を「知らない」「不便」「高い」の3つに分けて考えます。

【課題】
高齢の人は、車の運転をやめたあとに移動の手段を必要とする一方で、時刻や路線が分かりにくく使い方が分からない、という課題が大きいと考えました。

【打ち手】
・病院やスーパーなど、よく行く場所を結ぶ路線を分かりやすく案内する
・地域の集まりで、乗り方の説明会を開く
・本数を増やすのは費用がかかるので、まずは時刻と乗り場の案内の改善から始める

【結論】
最初の1年は、高齢の人に向けて「行き先から分かる案内」と乗り方の説明会に絞り、利用が増えた路線から本数を見直すことを提案します。

社会の課題では、ゴールを数字や状態で定義すると話がぶれません。費用やすぐにできるかどうかも考えに入れましょう。

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PRACTICE

練習問題30問

タイマーで考える時間を5分と決め、紙に分解を書いてから、声に出して2〜3分で説明する練習をしましょう。

フェルミ推定(10問)

  1. ある駅前のコンビニの1日の売上客数×客単価。時間帯で分ける
  2. 国内で1年間に売れる傘の本数人口×1人が年に買う本数。ビニール傘を分けて考える
  3. ある大学の食堂の1日の利用者数学生数×食堂を使う割合
  4. 国内のカラオケ店の1年間の利用者数店の数×1店あたりの利用者数、でも考えられる
  5. ある遊園地の1日の来場者数アトラクションの数と待ち時間から考える方法もある
  6. 国内の美容室の数需要側:人口×年に行く回数÷1店が年にこなせる人数
  7. ある都市のタクシーの1日の売上台数×1台あたりの乗車回数×1回の料金
  8. 国内で1日に飲まれるコーヒーの杯数年代別に飲む人の割合を分ける
  9. 国内の自動販売機の1年間の売上台数×1台あたり1日に売れる本数×単価×日数
  10. あるショッピングモールの駐車場に、休日に止まる車の台数駐車場の台数×回転数

売上・利益アップ(10問)

  1. 大学の近くの定食屋の売上を1.5倍にするには時間帯ごとの客数と客単価に分ける
  2. 地方の映画館の売上を上げるには上映以外の売上(飲食・グッズ)も考える
  3. あるスポーツジムの会員数を増やすには新規入会と退会を分けて考える
  4. 書店の売上を上げるには来店客数と、来店した人が買う割合に分ける
  5. ある温泉旅館の平日の売上を上げるには平日に来られる客層は誰かを考える
  6. ネット通販のサイトの売上を上げるには訪問者数×購入する割合×購入金額
  7. 大学の学園祭の模擬店の売上を最大にするには売る時間と、作れる量の上限を考える
  8. あるパン屋の利益を増やすには売上だけでなく、売れ残りによる費用も考える
  9. コインランドリーの売上を上げるには利用者の種類(一人暮らし、家族、大物の洗濯)で分ける
  10. あるアプリの有料会員を増やすには無料会員の数×有料に切り替える割合

新規事業・社会の課題(10問)

  1. 鉄道会社が駅を使って始められる新しい事業は駅に毎日来る人の多さという強みを生かす
  2. 文房具メーカーが大学生向けに始める新しいサービスは大学生の困りごとから考える
  3. 地方の商店街に人を呼び戻すには来ない理由を分けて考える
  4. 大学の図書館の利用者を増やすには使う目的(勉強・調べもの・休憩)で分ける
  5. 食品の売れ残りによる廃棄を減らすには作る・運ぶ・売る・買う、の段階で分ける
  6. 若い世代の投票に行く人を増やすには知る・関心を持つ・行動する、の段階で考える
  7. 地方の観光地に、外国からの旅行者を増やすには知ってもらう・来てもらう・満足してもらう
  8. ある市の献血の協力者を増やすには初めての人と、2回目以降の人を分ける
  9. 高齢の人の買い物の不便を減らすには店に行く、届けてもらう、の両面から考える
  10. 大学生の朝食を食べない習慣を変えるには食べない理由(時間・お金・習慣)で分ける

練習問題の答えは一つではありません。友だちと同じ問題を解いて、分け方の違いを比べると、考えの幅が広がります。

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PHRASES

面接中に使える言い方

考える力と同じくらい、面接官とのやりとりの言葉が大切です。

前提を確かめるとき

お題の範囲があいまいなときは、自分で決めてよいか確かめます。

「「ここでいう売上は、1年間の売上と考えてよろしいでしょうか。」」

考える時間をもらうとき

黙りこむより、時間をもらうと伝えるほうが、面接官も待ちやすくなります。

「「少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか。3分ほどで整理します。」」

全体の流れを先に示すとき

説明を始める前に、話の地図を見せると伝わりやすくなります。

「「まず前提、次に分け方、最後に打ち手の順にご説明します。」」

指摘を受けたとき

指摘はチャンスです。受け止めて、どこを直すかを言いましょう。

「「ご指摘ありがとうございます。たしかに〇〇を考えに入れていませんでした。その点を加えると〜」」

数字に自信がないとき

分からない数字は、仮に置いたと伝え、理由をそえます。

「「正確な数は分かりませんが、〇〇と考え、仮に〇〇と置きます。」」

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DO & DON'T

やりがちな失敗

こうする

  • 最初に前提を確かめ、お題の範囲をはっきりさせる
  • 紙に分解の図を書きながら考える
  • 仮の数字には理由をそえる
  • 結論から話し、そのあとに根拠を説明する
  • 指摘を受けたら、受け止めて考え直す

これはしない

  • 前提を確かめずに、いきなり計算を始める
  • 知っている数字を覚えているかどうかにこだわる
  • フレームワークの名前を並べるだけで、中身を考えない
  • 時間切れで、結論を言わずに終わる
  • 指摘に対して、自分の考えを守ろうと言い返す
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POINT

上達のいちばんの近道

ケース面接は、本を読むだけでは上達しにくい面接です。練習問題を1日1問、紙に分解を書いて、声に出して説明しましょう。友だちやキャリアセンターの方に面接官役をしてもらい、途中で質問してもらうと、本番の対話に近い練習になります。
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FAQ

よくある質問

ケース面接はどんな企業で行われますか?

コンサルティング会社でよく行われるほか、ほかの業界でも選考に取り入れる企業があります。行うかどうかや形式は企業によって違うので、募集要項や説明会、先輩の話などで確かめましょう。

数字や知識をたくさん覚えておく必要がありますか?

多くの知識は必要ありません。仮に置いた数字でも、理由が筋道立っていれば問題ありません。ただ、国内の人口のような、出発点になる大まかな数字は知っておくと考えやすくなります。

考えている間、黙っていてもいいですか?

考える時間が与えられているときは黙って考えてかまいません。対話の途中で考えたいときは「少し考える時間をいただけますか」と一言伝えましょう。

途中で間違いに気づいたらどうすればいいですか?

気づいた時点で「先ほどの〇〇を訂正させてください」と正直に伝え、直したうえで続けましょう。間違いを自分で直せることも、考える力の一つです。

オンラインのケース面接では、紙に書いてもいいですか?

手元の紙に書いて考えるのは一般的です。面接官から画面共有やカメラで見せるよう求められることもあるので、読みやすく書いておきましょう。メモの扱いは企業の指示に従います。

1・2年生のうちからできる練習はありますか?

身の回りのお店の売上を考えたり、ニュースで見た課題の原因を分けてみたりするだけで練習になります。インターンの選考でケース面接やグループワークが出ることもあるので、早めに慣れておくと安心です。

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NEXT

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このページは Campi 編集部が作成しました(2026年10月24日更新)。例文は、自分の言葉と状況に合わせて書きかえて使ってください。企業から案内がある場合は、その指示を優先してください。