3 TIMES
お礼は3回に分けて伝える
OB・OG訪問では、先輩が仕事の合間に時間をつくってくれています。お礼は、次の3つのタイミングで伝えましょう。
- 1① 別れぎわに、その場で伝える
話が終わったら、立ち上がる前に「本日はお忙しい中、ありがとうございました」と伝えます。お店を出たあと、駅や会社の前で別れるときにも、もう一度頭を下げてお礼を言いましょう。
- 2② その日のうちに、メールやLINEで送る
帰ってから、その日の夜までにお礼のメッセージを送ります。依頼したときと同じ連絡手段(メール、LINE、OB・OG訪問のアプリなど)で送るのが自然です。
- 3③ 選考が進んだら、結果を報告する
先輩に聞いた話を生かしてエントリーした、面接に進んだ、内定が出た、などのときに報告します。うまくいかなかったときも報告すると、誠実な印象が残ります。
ON THE SPOT
その場で使えるお礼の一言15
メールよりも先に、別れぎわの一言が大切です。場面ごとに、そのまま言える言葉を集めました。
話が終わったとき
- 本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。いちばん基本の形
- 〇〇のお話が、とても参考になりました。具体的な話を1つ入れる
- お話を伺って、〇〇の仕事のイメージがはっきりしました。
- 教えていただいたことを、さっそく自己分析に生かしてみます。
- また分からないことがあったら、ご相談してもよろしいでしょうか。関係を続けたいとき
ごちそうになったとき
- ごちそうさまでした。ありがとうございます。会計のあと、すぐに伝える
- お気遣いいただき、ありがとうございます。「払います」と言っても断られたとき
- とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。お店を出たときにもう一度
- 私が社会人になったら、今度は後輩にごちそうできるようになります。気持ちを込めて伝えたいとき
- お言葉に甘えて、ごちそうになります。ありがとうございます。先輩が払うと言ってくれたとき
別れるとき
- 本日は本当にありがとうございました。お気をつけてお戻りください。先輩が会社に戻るとき
- お仕事中に抜けていただき、ありがとうございました。昼休みや業務中に会ったとき
- また選考の結果など、ご報告させてください。報告の約束をしておく
- 〇〇様のように働けるよう、就活を頑張ります。
- オンラインで画面越しでしたが、とても身近に感じられました。オンライン訪問のとき
TEMPLATES
そのまま使えるお礼の例文7つ
〇〇の部分を自分の情報と、先輩から聞いた話に書きかえて使ってください。メールの例文は、先輩の会社のメールアドレスあてを前提にしています。
OB・OG訪問をした日の夜までに、メールで送るとき
件名:本日のOB訪問のお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。 特に、入社1年目に担当されたお客様とのやりとりのお話から、〇〇の仕事は「売ること」よりも「困りごとを聞くこと」が中心なのだと知り、仕事の見え方が大きく変わりました。 本日教えていただいたことをもとに、自分がこの仕事で何をしたいのかを、改めて考えてみます。 選考に進んだ際には、またご報告させていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
最後に「またご報告させていただきます」と書いておくと、結果報告のメールを送りやすくなります。
カフェや食事の代金を先輩に払ってもらったとき
件名:本日のお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 本日はお忙しい中、お時間をいただき、誠にありがとうございました。 また、昼食までごちそうになり、本当にありがとうございました。 〇〇様が話してくださった、配属先が希望と違ったときの気持ちの切りかえ方のお話は、これから会社を選ぶうえで、とても大切な視点だと感じました。 いただいたアドバイスを生かして、就職活動に取り組んでまいります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
ごちそうへのお礼は、話の内容へのお礼とは別に1文で書きます。その場で言っていても、メールでもう一度伝えましょう。
サークルやゼミの先輩など、LINEやOB・OG訪問アプリでやりとりしていたとき
〇〇さん 今日はお忙しい中、お時間をつくっていただき、本当にありがとうございました! 〇〇さんが話してくれた「最初の1年は、とにかく先輩の電話の受け答えをまねした」という話がすごく印象に残っています。社会人になってからの1年目が、少し具体的に想像できるようになりました。 エントリーするときに、またご報告させてください。 今後ともよろしくお願いいたします。 〇〇大学 山田太郎
LINEでも、宛名と最後の名前は入れておくと丁寧です。スタンプや絵文字は、相手が使っていても控えめにしましょう。
訪問した先輩から、同じ会社やほかの部署の社員を紹介してもらったとき
件名:ご紹介のお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 先日はOB訪問のお時間をいただき、ありがとうございました。 また、〇〇部の△△様をご紹介いただき、心より感謝申し上げます。 本日、△△様にご連絡し、11月15日(日)にお話を伺えることになりました。 〇〇様から伺った営業のお仕事と、△△様の企画のお仕事の違いについても、しっかり聞いてまいります。 お話を伺ったあとに、改めてご報告いたします。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
紹介してくれた先輩には、「連絡がついた」「会えた」の2回報告すると安心してもらえます。
先輩の会社にエントリーし、書類選考や一次面接を通過したとき
件名:選考のご報告とお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 10月にOB訪問でお話を伺った者です。 その節は、ありがとうございました。 おかげさまで、御社の一次面接を通過し、来週二次面接を受けることになりました。 面接では、〇〇様から伺った「お客様の話を最後まで聞く」というお話をもとに、自分のアルバイトでの経験と重ねて志望理由をお伝えしました。 引き続き、精一杯準備して臨みます。 取り急ぎ、ご報告とお礼を申し上げます。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
訪問から時間がたっている場合は「〇月にOB訪問でお話を伺った者です」と最初に添えます。選考の中身について新しく質問するのは、選考の公平さの面から控えましょう。
先輩の会社、またはほかの会社から内定をもらい、就活を終えるとき
件名:内定のご報告とお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 昨年、OB訪問でお話を伺った際は、大変お世話になりました。 本日、御社より内定のご連絡をいただき、入社を決めましたので、ご報告いたします。 〇〇様に伺った仕事のお話が、御社を志望する大きなきっかけになりました。 入社後は、〇〇様のように、お客様から頼られる社会人を目指して頑張ります。 本当にありがとうございました。 これからは同じ会社の後輩として、どうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 4年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
ほかの会社に入社を決めた場合も、「〇〇様に伺ったお話のおかげで、会社選びの軸がはっきりしました」と、お礼とあわせて報告しましょう。
先輩の会社の選考で不合格になったとき
件名:選考結果のご報告とお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 先日は、OB訪問の機会をいただき、ありがとうございました。 大変残念ながら、御社の二次面接で、今回はご縁がないという結果になりました。 ご協力いただいたにもかかわらず、よいご報告ができず申し訳ございません。 〇〇様に教えていただいた「自分の言葉で話す」ことの大切さは、これからの就職活動でも生かしてまいります。 改めまして、本当にありがとうございました。 〇〇様のますますのご活躍をお祈りしております。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
言いにくい報告ほど、きちんと伝えると誠実さが伝わります。理由を推測したり、選考への不満を書いたりするのはやめましょう。
TIMING
報告するタイミングの目安
毎回の選考ごとに報告すると、相手の負担になることもあります。次の目安を参考に、区切りのよいところで伝えましょう。
| タイミング | 報告する? | ひとこと |
|---|---|---|
| 訪問した当日 | 必ず送る | お礼と、印象に残った話を1つ |
| 先輩の会社にエントリーした | 送ってもよい | 訪問がきっかけになったなら伝える |
| 面接を通過した | 1回か2回にしぼって送る | 毎回ではなく、大きな区切りで |
| 内定が出た・就活を終えた | 必ず送る | 先輩の会社でも、ほかの会社でも |
| 選考に落ちた | 送るのがおすすめ | お礼を中心に、短く |
| 紹介してもらった人と会えた | 必ず送る | 紹介してくれた先輩へ |
DO & DON'T
やりがちな失敗
こうする
- お礼はその日のうちに、依頼したときと同じ手段で送る
- 先輩から聞いた話を1つ、具体的に書く
- ごちそうになったら、その場とメールで2回お礼を言う
- 就活が終わったら、どの会社に決めたかも報告する
- 先輩の名前と会社名の漢字を確かめてから送る
これはしない
- お礼メールで、また新しい質問をたくさん書く
- 先輩から聞いた社内の話を、SNSやほかの人に広める
- 報告を何か月も忘れて、内定後に一度だけ連絡する
- 「選考で有利になるようにお願いします」と頼む
- 会計のとき、何も言わずに払ってもらう
POINT
迷ったら
FAQ
よくある質問
お礼メールに先輩から返信が来たら、また返すべき?
1回だけ短く返すと丁寧です。「ご丁寧にありがとうございます。またご報告させていただきます」程度で十分です。そのあとは、やりとりが終わってかまいません。
お礼の品を渡したほうがいい?
学生の場合、お礼の品は必要ないことがほとんどです。会社によっては受け取れない決まりがある場合もあります。品物より、当日のお礼と結果の報告のほうが喜ばれます。
ごちそうになるのが申し訳ないときは?
会計の前に「自分の分はお支払いします」と一度伝えましょう。それでも先輩が払ってくれる場合は、遠慮しすぎず「ごちそうさまでした。ありがとうございます」と気持ちよくお礼を言うのがマナーです。
オンラインでのOB・OG訪問でも、お礼メールは必要?
対面のときと同じく、当日中に送りましょう。「画面越しでも、職場の雰囲気がよく伝わりました」のように、オンラインならではの一言を入れてもかまいません。
お礼を送るのを忘れて、何日もたってしまったら?
気づいたときにすぐ送りましょう。最初に「お礼のご連絡が遅くなり、申し訳ございません」と一言おわびを入れれば問題ありません。
手紙でお礼を送ってもいい?
特にお世話になった先輩や、内定の報告をするときは、手紙もよい方法です。ただし住所を知らないことが多いので、まずはメールで伝え、手紙はできる場合だけで十分です。
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あわせて使いたいテクニック
このページは Campi 編集部が作成しました(2026年10月24日更新)。例文は、自分の言葉と状況に合わせて書きかえて使ってください。企業から案内がある場合は、その指示を優先してください。