BASIC
お礼メールの基本は5つ
お礼メールは、長さよりも「早さ」と「自分の言葉」が大切です。次の5つを守れば、どの場面でも失礼にはなりません。
- 1その日のうちに送る
面接や説明会が終わったら、その日の夜までに送るのが目安です。遅くなっても翌日の午前中までに送りましょう。夜遅くに書き終えたときは、予約送信で翌朝9時ごろに届くようにすると丁寧です。
- 2件名は「お礼+何の日か+大学名・名前」
「〇月〇日 一次面接のお礼(〇〇大学 山田太郎)」のように、開かなくても用件と送り主が分かる件名にします。企業から届いたメールに返信する形で送る場合は、件名の「Re:」を残したままでかまいません。
- 3宛名は分かる範囲で、いちばん正確に
面接官や担当者の名前が分かっていれば「〇〇様」と書きます。分からないときは「採用ご担当者様」で問題ありません。会社名は(株)と略さず、正式な名前で書きます。
- 4話の中身を1つだけ入れる
「〇〇というお話が印象に残りました」のように、その日に聞いた話を1つ具体的に書くと、ほかの学生と同じ定型文になりません。たくさん書くより、1つにしぼるほうが伝わります。
- 5選考のお願いは書かない
「ぜひ合格させてください」「結果はいつ分かりますか」のような一文は入れません。お礼メールは、あくまで時間をつくってもらったことへのお礼です。結果の時期が気になるときは、案内のメールや説明を読み返しましょう。
TEMPLATES
そのまま使えるお礼メールの例文7つ
〇〇の部分を、自分の情報とその日の話に書きかえて使ってください。「印象に残った話」の一文だけは、必ず自分の言葉にしましょう。
人事担当者や現場の社員と面接をしたあと、その日のうちに送るとき
件名:11月10日 一次面接のお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 人事部 採用担当 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 本日はお忙しいところ、一次面接のお時間をいただき、誠にありがとうございました。 面接の中で伺った「若手のうちからお客様の前に立つ機会が多い」というお話から、御社で働く姿をより具体的に思い描くことができました。 本日の面接を通して、御社で働きたいという気持ちがいっそう強くなりました。 取り急ぎ、お礼を申し上げたくご連絡いたしました。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
面接で話しきれなかったことを長々と書き足すのはやめましょう。お礼と、印象に残った話を1つ、志望の気持ちを1文で十分です。
役員や社長との面接を終え、改めて入社への気持ちを伝えたいとき
件名:11月20日 最終面接のお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 人事部 採用担当 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 本日は最終面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 また、面接の日程調整から当日のご案内まで、丁寧にご対応いただき、重ねてお礼申し上げます。 〇〇様(役員の方)から伺った「10年後に地域の暮らしを支える会社でありたい」というお話に強く共感し、その一員として働きたいという思いを改めて強くいたしました。 面接官の皆様にも、どうぞよろしくお伝えくださいませ。 今後とも、よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
役員の方のメールアドレスは分からないことがほとんどなので、窓口の人事担当者に送り「よろしくお伝えください」と書き添えます。
少人数の説明会や社員との座談会で、質問に答えてもらったとき
件名:11月5日 座談会のお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 人事部 採用担当 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 本日は社員座談会に参加させていただき、ありがとうございました。 私が質問した「入社1年目にいちばん苦労したこと」について、〇〇様が具体的な失敗の話を交えて答えてくださったことが、とても心に残っています。 仕事の大変さも含めて知ることができ、御社への理解が深まりました。 今後の選考にも、ぜひ参加させていただきたいと考えております。 どうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
数百人が参加する大きな説明会では、お礼メールは送らなくてかまいません。少人数で直接話した場合に送りましょう。
1日だけのインターンや仕事体験に参加し、社員からフィードバックをもらったとき
件名:11月8日 1day仕事体験のお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 人事部 採用担当 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 本日は1day仕事体験に参加させていただき、誠にありがとうございました。 グループワークのあとに〇〇様からいただいた「結論を先に言うと、相手は安心して話を聞ける」というアドバイスは、さっそく大学のゼミの発表でも意識してみたいと思います。 実際の仕事に近い課題に取り組んだことで、御社の仕事の面白さと難しさの両方を知ることができました。 貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
もらったアドバイスを「次にどう使うか」まで書くと、話をきちんと聞いていたことが伝わります。
長めのインターンを終え、お世話になった担当者や部署の方にお礼を伝えるとき
件名:インターンシップのお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 人事部 採用担当 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 5日間のインターンシップでは、大変お世話になりました。 準備から最終日の発表まで、丁寧に支えていただき、心より感謝申し上げます。 特に3日目の顧客訪問に同行させていただいたことで、資料の作り方ひとつにもお客様への気配りがあることを学びました。 最終発表で〇〇様からいただいた「数字の裏にいる人を想像して」という言葉は、これからも大切にしたいと思います。 〇〇部の皆様にも、どうぞよろしくお伝えください。 本当にありがとうございました。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
期間が長いインターンほど、学んだことを「何日目の何で」と具体的に書けます。お世話になった部署の方への一言も忘れずに。
先輩社員に会って話を聞いたあと、その日のうちに送るとき
件名:本日のお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。 〇〇様が入社を決めた理由として話してくださった「人の話を最後まで聞く社風」について、実際の会議の様子まで教えていただき、とても参考になりました。 本日伺ったお話を生かして、志望動機を考え直してみます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
OB・OG訪問のお礼は、その後の結果報告まで含めて考えると印象がよくなります。詳しくは「OB・OG訪問のお礼の伝え方」のページにまとめています。
面接で答えに詰まってしまい、お礼とあわせてひとこと補足したいとき
件名:11月10日 一次面接のお礼(〇〇大学 山田太郎) 株式会社〇〇 人事部 採用担当 〇〇様 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部の山田太郎です。 本日は一次面接のお時間をいただき、誠にありがとうございました。 面接の中で「チームで意見が割れたときにどうするか」というご質問に、うまくお答えすることができませんでした。 帰り道に改めて考え、私は「まず全員の意見の共通点を書き出してから話し合う」ことを大切にしていると気づきました。ゼミの共同発表でも、この方法で意見をまとめた経験があります。 本日はありがとうございました。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― 山田 太郎(やまだ たろう) 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年 電話:090-0000-0000 メール:taro.yamada@example.ac.jp ――――――――――――――――
補足は1つ、3〜4文までにします。何でも書き足すと、かえって「面接で話をまとめられない人」に見えてしまいます。
TIMING
場面ごとの送る・送らないの目安
お礼メールは、必ず送らなければいけないものではありません。企業の方針によっても受け取り方は違うので、迷ったときの目安にしてください。
| 場面 | 送る? | いつまでに | 宛先 |
|---|---|---|---|
| 一次・二次面接 | 送ってよい(送らなくても問題ない) | 当日中 | 案内をくれた人事担当者 |
| 最終面接 | 送るのがおすすめ | 当日中 | 人事担当者(役員にはよろしくと添える) |
| 大人数の説明会 | 送らなくてよい | ― | ― |
| 少人数の説明会・座談会 | 送ってよい | 当日中 | 人事担当者 |
| 1日インターン | 送ってよい | 当日中〜翌日午前 | 人事担当者 |
| 数日以上のインターン | 送るのがおすすめ | 最終日の当日中 | 人事担当者、お世話になった社員 |
| OB・OG訪問 | 必ず送る | 当日中 | 会ってくれた先輩本人 |
企業から「お礼のメールは不要です」と案内があったときは、送らないのがマナーです。
PHRASES
印象に残る一文のフレーズ集18
例文の「印象に残った話」や「学んだこと」の部分を書くときに使えるフレーズです。〇〇に、その日に聞いた具体的な話を入れましょう。
印象に残った話を伝える
- 〇〇というお話が、特に印象に残りました。いちばん使いやすい形
- 〇〇について伺い、働く姿を具体的に思い描くことができました。仕事の中身を聞いたとき
- 〇〇様ご自身の経験を交えてお話しいただき、とても参考になりました。社員の体験談を聞いたとき
- 〇〇というお言葉に、強く共感いたしました。会社の考え方を聞いたとき
- 資料だけでは分からなかった〇〇を知ることができました。現場の様子を聞いたとき
- 〇〇の大変さも率直に教えていただき、理解が深まりました。仕事の厳しい面を聞いたとき
学んだこと・これからに生かすこと
- いただいたアドバイスを、今後の〇〇に生かしてまいります。フィードバックをもらったとき
- 〇〇の大切さを、身をもって学ぶことができました。インターンで体験したとき
- さっそく〇〇でも意識してみたいと思います。大学生活に結びつけるとき
- 本日伺ったお話をもとに、自己分析を深めてまいります。選考の準備に生かすとき
- 自分に足りないものが〇〇だと気づくことができました。課題が見つかったとき
- 〇〇という視点は、これまでの私にはないものでした。新しい考え方を知ったとき
締め・気持ちを伝える
- 御社で働きたいという気持ちが、いっそう強くなりました。面接後の定番
- 今後の選考にも、ぜひ参加させていただきたいと考えております。説明会・インターン後
- 貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。インターン後
- 皆様にも、どうぞよろしくお伝えくださいませ。複数の人にお世話になったとき
- 取り急ぎ、お礼を申し上げたくご連絡いたしました。短く締めたいとき
- 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。どの場面でも使える
DO & DON'T
やりがちな失敗
こうする
- その日に聞いた話を1つ、具体的に書く
- 件名に「何のお礼か」と大学名・名前を入れる
- 面接官の名前が分かれば、漢字を確かめてから書く
- 返信は求めない形で締める(「ご返信は不要です」と添えてもよい)
これはしない
- ネットの例文をそのまま送る(ほかの学生と同じ文になる)
- 「合格をお願いします」「結果はいつですか」と書く
- 面接で話せなかった自己PRを長々と書き足す
- 数日たってから送る(それなら送らないほうが自然なこともある)
- 深夜0時過ぎに送る(予約送信を使う)
CHECK
送信する前のチェックリスト
送信ボタンを押す前に、上から順に確かめましょう。
0 / 9 できた
POINT
迷ったら
FAQ
よくある質問
お礼メールを送らないと、選考で不利になりますか?
多くの場合、お礼メールの有無だけで合否が決まることはないと言われています。ただし企業によって受け取り方は違うため、気持ちを伝えたいときや、特にお世話になったときは送っておくと安心です。
お礼メールに返信が来ないのは、よくないサイン?
いいえ。お礼メールは返信を求めるものではないので、返事がないのはふつうのことです。気にせず、次の選考の準備を進めましょう。
企業から返信が来たら、また返したほうがいい?
返信は不要です。何度もやりとりが続くと相手の手間になるので、企業からのメールで終わりにしてかまいません。
面接官の名前が分からないときは?
宛名は「採用ご担当者様」として、本文で「面接をご担当いただいた皆様にも、よろしくお伝えください」と添えましょう。
オンライン面接のあとも送るべき?
対面のときと同じ考え方でかまいません。送る場合は、件名に「オンライン面接のお礼」と書くと分かりやすくなります。
お礼を電話や手紙で伝えてもいい?
就活ではメールがいちばん一般的です。電話は相手の時間をとってしまうので、お礼のためだけにかけるのは避けましょう。手紙は、特にお世話になったOB・OGや長期インターンの担当者に送ると気持ちが伝わります。
NEXT
あわせて使いたいテクニック
このページは Campi 編集部が作成しました(2026年10月24日更新)。例文は、自分の言葉と状況に合わせて書きかえて使ってください。企業から案内がある場合は、その指示を優先してください。