大学生のうちに身につけておくと強いスキル10選
スキルは「数」ではなく「順序」で考えてください。多くの人が失敗するのは、いきなり専門的なスキルから始めるから。まず身につけるべきは①文章を書く力 ②PCの基本操作 ③調べる力——これらはすべての土台になり、レポートにも就活にも効きます。専門スキル(プログラミング、動画編集、デザイン)はその上に載せるものです。そして「1つを形になるまでやる」——3つを中途半端にやるより、1つ…
「大学生のうちに何かスキルを身につけたい」——そう思って調べ始めると、情報の多さに圧倒されます。
プログラミング、動画編集、デザイン、ライティング、英語、簿記、マーケティング。どれも「今後必要」と言われ、どれも「今から始めれば間に合う」と書かれている。
そして結局、何も始められないまま時間が過ぎます。
この記事では、スキルを「選ぶ基準」から整理します。10個を並べるだけでなく、それぞれが何に効くのか、どれくらいで形になるのか、そして自分はどれを選ぶべきかまで扱います。
この記事を7枚で
1 / 701スキルを選ぶ3つの基準
スキルを並べる前に、選ぶ基準を決めてください。基準がないと、流行や他人の意見で決めてしまいます。
| 基準 | 問い | なぜ重要か |
|---|---|---|
| ①汎用性 | どんな場面で使えるか | 使う機会が多いほど身につく |
| ②即効性 | いつから役に立つか | 大学生活で使えるか |
| ③継続性 | 自分が続けられるか | 続かなければ意味がない |
「③継続性」を軽視しないでください。
どんなに価値のあるスキルでも、続けられなければ身につきません。そして、興味がないものは続きません。
- 「稼げるらしいから」「必要と言われているから」——この動機だけで始めると、たいてい止まります。
- そして、「①汎用性」という基準。
- 使う機会が多いスキルほど、自然に上達します。逆に、特殊なスキルは意識的に練習しないと伸びません。
- 大学生にとって、レポート、発表、就活、バイト——これらで使う機会があるかどうかが、実は重要です。
02土台と専門に分ける
この記事で最も伝えたいことです。
スキルには「土台になるもの」と「その上に載るもの」があります。
| 分類 | スキル | 特徴 |
|---|---|---|
| 土台 | 文章を書く力 | すべてに効く |
| PCの基本操作 | 作業の速度が変わる | |
| 調べる力 | 独学の前提になる | |
| 専門 | プログラミング | 時間がかかる |
| 動画編集 | 需要はあるが競争も | |
| デザイン | センスより基礎 | |
| データを扱う力 | 専攻によっては必須 | |
| 横断 | 英語 | 時間はかかるが汎用性が高い |
| 会計・簿記 | 体系的に学べる | |
| 人前で話す力 | 訓練で伸びる |
多くの人が、いきなり「専門」から始めます。
プログラミングを始める、動画編集を始める。それ自体は悪くありませんが、土台がないと苦労します。
- 調べる力がないと、独学で詰まる
- PCの操作が遅いと、作業効率が上がらない
- 文章が書けないと、質問も説明もできない
- 成果物を説明できないと、評価されない
- 学んだことを整理できない
- 土台は地味です。「文章を書く力を身につけました」では、目立ちません。
- しかし、土台があると、あらゆるスキルの習得が速くなります。そして大学生活でも直接役に立ちます。
- まず土台、次に専門。この順序を意識してください。
03①文章を書く力
最も汎用性が高く、最も過小評価されているスキルです。
「質問する」が独学の効率に直結する、という点を説明します。
プログラミングでも動画編集でも、独学では必ず詰まります。そのとき、何がわからないかを言語化できないと、調べることも聞くこともできません。
「動かない」ではなく「◯◯をしたときに、◯◯というエラーが出る」と書ければ、答えにたどり着けます。
そして、文章力は訓練で伸びます。センスではありません。
- 結論を先に書く:何が言いたいか
- 一文を短くする:読みやすさが変わる
- 具体例を入れる:抽象論だけにしない
- 主語と述語を対応させる:ねじれを直す
- 書いた後に読み返す:これが最も効く
- 人に読んでもらう:客観的な指摘
練習の場は日常にあります。レポート、メール、SNSの投稿。意識的に書くだけで変わります。
特別な教材も費用も要りません。だからこそ、最初に手をつけるべきスキルです。
04②PCの基本操作
地味ですが、作業の総量に効きます。
タイピングの速度は、すべての作業時間に掛かってきます。
レポートを書く、調べたことをメモする、連絡を送る。1日に何千文字も打つなら、速度の差は積み上がります。
そして、タイピングは練習すれば必ず速くなります。才能は関係ありません。
表計算ソフトも、汎用性が高い。
- データを整理する:研究、バイト、家計
- 集計する:合計、平均、件数
- グラフにする:発表資料
- 条件で絞り込む:必要な情報を取り出す
- 簡単な計算を自動化する
基本的な関数と操作を覚えるだけで、作業時間が変わります。そしてこれは社会に出てからも使います。
「PCスキル」は就活でアピールするものではありませんが、ないと他のすべてが遅くなります。土台として押さえてください。
05③調べる力
独学の前提になるスキルです。
どんなスキルを学ぶにしても、わからないことは自分で調べることになります。この力の差が、学習速度の差になります。
- 「問いを立てる」が最も重要です。
- 「わからない」では調べられません。「何がわからないのか」を特定してはじめて、検索できます。
- そして、「情報源を評価する」力。
ネット上の情報には、正確なものも不正確なものもあります。古い情報、個人の思い込み、意図的な誘導。これを見分ける必要があります。
- 誰が書いているか:公式か、個人か
- いつの情報か:更新日を確認
- 根拠が示されているか:出典があるか
- 他の情報源と一致するか:照合する
- 公式の情報はあるか:一次情報を探す
この力は、大学の学習でも直接使います。レポートの文献調査、卒論の資料集め。そして就活や社会に出てからも使い続けます。
意識して鍛えられるスキルです。「調べ方を調べる」ところから始めてください。
06④英語
時間はかかるが、汎用性が最も高いスキルの1つです。
「情報量」という観点を強調します。
英語で読める情報の量は、日本語より圧倒的に多い。特に技術分野や学術分野では、最新の情報は英語で出ることが多い。
読めるだけでも価値があります。話せなくても、情報にアクセスできるという利点は大きい。
ただし、時間がかかるのが難点です。
- 短期間では変わらない:年単位
- 継続が必要:毎日の積み重ね
- 成果が見えにくい:途中で挫折しやすい
- 目的がないと続かない
- スコアは対策が別途必要
だから「目的」を決めてください。
留学に行く、スコアを取る、専門分野の論文を読む。具体的な目的があると、続きます。「なんとなく英語ができたら」では止まります。
07⑤プログラミング
需要は高いが、時間がかかるスキルです。
「挫折しやすい」という点を正直に書きます。
理由は環境構築とエラー対応にあるとされます。始める前の設定でつまずき、動かないエラーの原因がわからない。
ここで「調べる力」が効いてきます。エラーメッセージを読み、検索し、解決する。これができないと、独学は厳しい。
始めるときのポイントを挙げます。
- 作りたいものを決める:目的があると続く
- 言語を絞る:あれこれ手を出さない
- 環境構築で挫折しない:最初の壁
- 小さく動かす:完成を急がない
- エラーを恐れない:出るのが普通
- 詰まったら人に聞く
「作りたいものを決める」のが最も効きます。
目的なく文法を学んでも続きません。「こういうものを作りたい」があると、必要な知識を調べる動機が生まれます。
始め方の詳細はプログラミングの記事で、スクールの判断はこちらの記事で扱っています。
08⑥動画編集
比較的短期間で形にしやすいスキルです。
- 「基本操作は比較的短期間で覚えられる」のが利点です。
- カット、テロップ、BGM、簡単な効果。これらの操作自体は、集中すれば数週間で形になります。
- そして、成果が見えるのも利点。作った動画をそのまま見せられます。ポートフォリオを作りやすい。
- ただし、注意点があります。
- 「基本操作ができる人」は多いとされます。操作を覚えただけでは差別化になりません。
- 何を伝える動画か:構成の力
- 誰に向けた動画か:目的の理解
- 見やすいか:テンポ、字幕
- 依頼者の意図を汲めるか:コミュニケーション
- 納期を守れるか:基本的なこと
操作より「何を作るか」が問われます。ここに文章力や構成力が効いてきます。
そして、PCのスペックを確認してください。動画編集は負荷が高い作業で、PCによっては動作が厳しいことがあります。
詳しくは動画編集の記事で扱っています。
09⑦デザインの基礎
「センス」ではなく「基礎」という点を強調します。
これらは「原則」であり、覚えれば使えます。センスの問題ではありません。
そして、大学生活で直接使えます。
- 発表のスライド:見やすさが変わる
- レポートの図表:伝わりやすくなる
- サークルの告知:チラシ、SNS
- ゼミの資料
- 就活の資料(分野による)
「発表のスライドが見やすい」だけで、評価が変わることがあります。内容が同じでも、伝わり方が違うからです。
始めるハードルも低い。無料や低価格で使えるツールがあり、テンプレートから始められます。
ただし、「デザインで稼ぐ」となると話は別です。基礎だけでは足りず、より専門的な学習と実績が必要になります。
まずは「自分の資料が見やすくなる」レベルを目指してください。それだけでも十分に価値があります。詳しくはデザインの記事で扱っています。
10⑧データを扱う力
専攻によっては必須、そうでなくても有用なスキルです。
| レベル | 内容 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 基礎 | 表計算ソフトの関数、グラフ | ほぼすべての分野 |
| 中級 | データの整理、集計、可視化 | 研究、分析 |
| 応用 | 統計の基礎、分析手法 | 専門分野 |
| 発展 | プログラミングでの処理 | 大量のデータ |
まず基礎からで十分です。
表計算ソフトで、データを整理し、集計し、グラフにする。これができるだけで、レポートも発表も変わります。
そして、「数字で語れる」という力。
- 主張に根拠をつけられる:印象論にしない
- 変化を示せる:前後の比較
- 説得力が上がる:具体的になる
- 誤りに気づける:数字が合わない
- 就活でも使える:実績を数字で示す
- 「なんとなく良くなった」ではなく「◯%改善した」と言えるかどうか。これは訓練で身につきます。
- そして、統計の基礎を学ぶと、データの読み方も変わります。
- ニュースやレポートの数字を鵜呑みにせず、疑えるようになる。これは情報を扱ううえで重要な力です。
- 専攻で統計の授業があるなら、まずそれを真面目に受けるのが効率的です。
11⑨会計・簿記の基礎
体系的に学べて、資格という形になるスキルです。
「体系性」が最大の利点です。
プログラミングや動画編集と違い、学ぶ順序が確立されています。教材も豊富で、「次に何を学べばいいか」で迷いません。
- そして、資格という形で残る。
- 「勉強しました」ではなく「取得しました」と言える。努力を客観的に示せるのは大きい。
- 使える場面を挙げます。
- 企業の数字を読める:就活の企業研究
- ビジネスの仕組みがわかる:どう儲かっているか
- 自分の家計にも使える:お金の管理
- 専攻の授業が理解しやすくなる:経済・経営系
- 将来の選択肢:業種を問わず
「企業の数字を読める」のは、就活で効きます。
企業研究で、決算の資料を読めるかどうか。読めれば、その企業がどう儲けているかがわかります。志望動機の深さが変わる。
ただし、試験の勉強は地道です。コツコツ続ける必要があります。「続けられるか」を正直に判断してください。
12⑩人前で話す力
訓練で伸びるのに、練習の機会が限られているスキルです。
- 「面接」という場面で、直接的に効きます。
- どんなに良い経験をしていても、それを言葉で伝えられなければ評価されません。
- そして、これは訓練で伸びます。才能ではありません。
- 結論から話す:何が言いたいか先に
- 構成を決めてから話す:即興で組み立てない
- 間を怖がらない:焦って早口にならない
- 相手を見る:反応を確認する
- 録音して聞き返す:最も効く練習
- 練習の機会を作る:ゼミ、サークル
「録音して聞き返す」が最も効果的な練習です。
自分の話し方は、自分ではわかりません。録音を聞くと、「えー」が多い、早口すぎる、結論が見えないといった課題が客観的に見えます。
そして、練習の機会を意識的に作ること。
ゼミの発表を「練習の機会」として捉えるだけで、取り組み方が変わります。逃げずに手を挙げる——これが最も効率的な訓練です。
13自分はどれを選ぶか
10個並べましたが、全部やる必要はありません。
選び方の指針を示します。
「何から始めるか迷っている」なら、土台3つです。
費用がかからず、大学生活で直接使え、他のスキルの前提になります。迷っている時間で、これらを始めたほうがいい。
そして、「時間がある1〜2年生」。
時間がかかるスキル(英語、プログラミング)は、早く始めるほど有利です。3年生から始めると、形になる前に就活が来ます。
逆に、「3年生以降」なら、短期で形になるものを選ぶほうが現実的です。就活に直結する文章力や話す力を優先するという判断もあります。
141つに絞る理由
この記事で最も強調したいことです。
3つを中途半端にやるより、1つを形になるまでやるほうが価値があります。
理由を3つ挙げます。
① 中途半端では使えない。「少しできる」レベルでは、実際の場面で役に立ちません。そして人にも示せません。
② 達成の経験が次に活きる。1つを最後までやり切ると、「やればできる」という感覚が得られます。これが次のスキルの習得を助けます。
③ 語れる材料になる。「いろいろやりました」より「これをここまでやりました」のほうが、はるかに伝わります。
「あれもこれも」は、実は逃げです。
1つに絞ると、その1つで結果を出さなければならない——これは負荷がかかります。だから、複数に分散させて、どれも中途半端なまま「やっている」状態を維持する。
この状態を避けてください。1つ決めて、形になるまでやる。
15「形にする」とは何か
「形になるまでやる」の定義を示します。
共通しているのは「他人に示せる」ことです。
自分の中で「できるようになった」と思うだけでは、形になっていません。作ったもの、取ったスコア、書いたもの。外に出せる何かが必要です。
そして、これが就活でも効きます。
- 「勉強しました」ではなく「作りました」
- 「できます」ではなく「これがその成果です」
- 過程も語れる:どう詰まって、どう解決したか
- 継続の証明になる:時間をかけた証拠
- 会話が具体的になる
「形にする」を目標に置くと、学習の進め方が変わります。
「何を作るか」を先に決めて、逆算して学ぶ。これが最も効率的です。
16どれくらい時間がかかるか
正直に書きます。目安であり、個人差は非常に大きいことを前提に読んでください。
この表から言えることを整理します。
① 時間がかかるものは早く始める。英語とプログラミングは、1〜2年生のうちに始めないと、形になる前に就活が来ます。
② 短期で形になるものもある。PC操作、デザインの基礎、動画編集の基本操作。3年生からでも間に合う可能性があります。
③ 継続が前提のものもある。文章力や調べる力は、「いつ完成する」というものではありません。使い続けて伸びます。
「あとどれくらい時間があるか」を考えてください。
- 1年生:時間がかかるものも選べる
- 2年生:まだ選択肢は広い
- 3年生:就活との兼ね合いを考える
- 4年生:短期で形になるものか、卒業後を見据えて
「早く始めるほど有利」——これは間違いありません。迷っている時間も、時間です。
17続かない場合の対処
最も多い失敗への対処です。
「1日10分でもゼロにしない」——これが最も実務的な対処です。
週末にまとめて3時間より、毎日10分のほうが続きます。そして間隔が空くと忘れるため、頻度が効きます。
そして、「成果が見えない」問題。
記録を残してください。やった日、やったこと、できるようになったこと。後から見返すと、進んでいることがわかります。
- やった日をカレンダーに印をつける
- 作ったものを保存する:最初の作品も残す
- できるようになったことを書き出す
- 小さく区切る:大きな目標を分解する
- 人に見せる:締切と反応が生まれる
「人に見せる」のは効果的です。締切ができ、反応が返ってくる。一人で黙々とやるより続きやすい。
詳しくは続かない人への記事で扱っています。
18スキルで稼ぐという話
慎重に扱うべき論点です。
「スキルを身につけて稼ぐ」という話は魅力的に見えますが、正確に理解しておくべきことがあります。
- 「短期間で稼げる」という説明には注意してください。
- スキルを身につけ、実績を作り、信頼を得る。この過程には時間がかかります。
- そして、「稼ぐこと」を最初の目的にすると続きにくいという問題があります。
- すぐには稼げないため、途中で「意味がない」と感じてしまう。結果として止まります。
- 現実的な考え方を示します。
- まず「作れるようになる」:稼ぐのはその後
- 最初の実績は単価より経験:形を作る
- 時間単価で考える:バイトと比べてどうか
- 学生のうちは投資期間:すぐの収入を求めない
- 就活での材料としても価値がある
「時間単価で考える」という視点は重要です。
慣れないうちは、1つの作業に非常に時間がかかります。時間単価に直すと、バイトより低いことも珍しくありません。
それでも意味があるのは、「スキルが蓄積する」からです。バイトの時給は上がりませんが、スキルは上がれば単価も上がる可能性があります。
ただし、それは「続けられれば」の話です。過度な期待をせず、まず1つ形にすることを目標にしてください。
19よくある質問
何から始めればいいですか?
迷っているなら「文章を書く力」「PCの基本操作」「調べる力」の3つです。費用がかからず、レポートや就活で直接使え、他のすべてのスキルの土台になります。多くの人はいきなり専門スキル(プログラミング、動画編集)から始めますが、土台がないと独学で詰まったときに解決できません。
複数のスキルを並行して学ぶのはどうですか?
おすすめしません。3つを中途半端にやるより、1つを形になるまでやるほうが価値があります。中途半端では実際の場面で使えず、人にも示せない。また1つをやり切ると「やればできる」という感覚が得られ、次のスキルの習得を助けます。「あれもこれも」は実は逃げになりがちです。
「形になる」とはどういう状態ですか?
「他人に示せる」状態です。プログラミングなら動くものを1つ作った、動画編集なら人に見せられる作品がある、英語ならスコアか具体的な運用場面がある、簿記なら資格を取得した。自分の中で「できるようになった」と思うだけでは形になっていません。外に出せる何かが必要です。
プログラミングは大学生におすすめですか?
時間がある1〜2年生なら有力な選択肢ですが、習得に時間がかかり挫折率も高いとされます。環境構築とエラー対応でつまずくことが多く、ここで「調べる力」が効いてきます。始めるなら「作りたいものを決める」のが最も効きます。目的なく文法を学んでも続きません。
動画編集は稼げますか?
基本操作は比較的短期間で覚えられ、作品として成果を見せやすい利点があります。ただし「基本操作ができる人」は多いとされ、操作を覚えただけでは差別化になりません。何を伝える動画か、誰に向けたものかという構成の力が問われます。また動画編集は負荷の高い作業なので、PCのスペックも確認してください。
英語は今から始めて間に合いますか?
「何に間に合わせたいか」によります。英語は年単位で時間がかかるため、1〜2年生のうちに始めるほうが有利です。3年生から始める場合、就活までに大きく変わるとは期待しにくい。ただし「読めるだけでも価値がある」という側面はあり、専門分野の情報収集には早く効いてきます。
スキルを身につければ稼げますか?
時間がかかります。スキルを身につけ、実績を作り、信頼を得るという過程が必要で、最初は単価も低いことが多い。慣れないうちは1つの作業に時間がかかり、時間単価ではバイトより低いこともあります。「稼ぐこと」を最初の目的にすると、すぐに結果が出ないため続きにくい。まず「作れるようになる」を目標にしてください。
3年生ですが、今から何を始めるべきですか?
短期で形になるもの、または就活に直結するものを優先してください。PC操作、デザインの基礎、動画編集の基本操作は比較的短期間で形になります。就活が近いなら「人前で話す力」と「文章力」が直接効きます。時間がかかる英語やプログラミングは、卒業後も続ける前提なら始める意味があります。
続きません。どうすればいいですか?
まず1つに絞ってください。複数に手を出していると、どれも中途半端で達成感が得られません。そのうえで「1日10分でもゼロにしない」——週末にまとめてより毎日少しのほうが続きます。記録を残して進捗を見えるようにし、可能なら人に見せてください。締切と反応が生まれます。
資格は取ったほうがいいですか?
「形に残る」という点では価値があります。特に簿記は学ぶ順序が確立されていて教材も豊富、そして資格という客観的な証明になります。企業の数字が読めるようになると就活の企業研究でも効きます。ただし試験勉強は地道なので、続けられるかを正直に判断してください。
20まとめ|順序と絞り込み
スキルは「数」ではなく「順序」で考えてください。
まず土台3つ——文章を書く力、PCの基本操作、調べる力。これらは費用がかからず、レポートにも就活にも直接効き、他のすべてのスキルの前提になります。
専門スキル(プログラミング、動画編集、デザイン)は、その上に載せるものです。土台がないと、独学で詰まったときに解決できません。
そして、1つに絞ってください。
3つを中途半端にやるより、1つを形になるまでやるほうが価値があります。
「形になる」とは、他人に示せる状態のこと。作ったもの、取ったスコア、書いたもの。外に出せる何かがあるかどうかです。
最後に、時間がかかるものは早く始めること。英語もプログラミングも年単位です。1〜2年生のうちに始めないと、形になる前に就活が来ます。
迷っている時間も、時間です。