大学・キャンパス 更新 2026.09.14 この記事にはPRを含みます

持ち込み可試験・レポート試験の対策|形式別の準備の違い

結論

持ち込み可の試験は「暗記不要」であって「準備不要」ではありません。資料を見れば分かる知識は問われず、その知識を使って考える力が問われます。準備の中心は①持ち込める物の正確な確認 ②資料を引ける形に整える ③論点を自分で説明できる状態にするの3つ。特に重要なのが索引や対応表の自作で、「この論点はこのページ」という1枚があるだけで試験中の時間が変わります。レポート試験は提出形式…

19分読み終わるまで
22章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.14
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「持ち込み可」と聞いて安心した人ほど、当日に苦戦します。

大学の試験には、教科書やノートを持ち込める形式があります。暗記が不要になるため、楽だと思われがちです。

ところが実際には、持ち込み可の試験の方が難しいと感じる学生が少なくありません。資料があることを前提に、問題が作られているためです。

この記事では、持ち込み可試験の実態、形式ごとの準備の違い、資料の整理方法、そしてレポート試験の対策までを整理します。

この記事について:本記事は一般的な準備の整理です。持ち込みの可否と対象範囲、レポート試験の実施方法、不正行為の扱いは、大学・学部・科目によって異なります。必ずシラバス・担当教員の指示・大学の試験に関する規程をご確認ください。持ち込み条件に反する物の持ち込みは不正行為に該当し得ます。

この記事を7枚で

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持ち込み可の実態なぜ難しく感じる…持ち込みの種類条件の確認方法自筆のみの場合この記事

この記事の流れ

持ち込み可試験・レポート試験の対策

持ち込み可の試験は「暗記不要」であって「準備不要」ではありません。

1
暗記しなくていい暗記は不要だが理解は必要
2
調べれば解ける調べても解けない問題が出る
3
準備が少なくて済む資料の準備に時間がかかる
4
時間に余裕がある探す時間で足りなくなる

持ち込み可の実態

楽ではありません。

持ち込み可の試験でよくある誤解が、「準備が少なくて済む」というものです。実際には、資料の準備に相応の時間がかかります。また、時間が足りなくなるのも特徴です。資料を探している間に、解答の時間がなくなります。

1
持ち込み不可知識の再現
2
持ち込み可知識の運用

なぜ難しく感じるのか

問われるものが違うからです。

持ち込み不可の試験では、知識を覚えているかが問われます。用語や定義を再現できれば点になります。一方、持ち込み可の試験では、知識を使って考えられるかが問われます。

1
自筆ノートのみ手書きのものに限る
2
A4用紙1枚枚数を限定
3
教科書のみ指定の書籍
4
教科書・ノート可複数を許可

持ち込みの種類

条件は科目ごとに違います。

持ち込みの条件は、科目ごとにまったく違います。同じ学期の科目でも、片方は自筆ノートのみ、もう片方は全て可ということがあります。特に注意したいのが、「自筆」の定義です。

1
シラバス評価方法の欄
2
授業での告知最も確実
3
ポータル変更の連絡
4
教員に質問迷ったら聞く

条件の確認方法

必ず自分で確認してください。

持ち込みの可否は、授業で告知されることがほとんどです。試験前の回で説明されるため、聞き逃さないでください。欠席した回に告知があった場合は、友人に確認するか教員に問い合わせてください。

1
要点を絞る全部は書けない
2
構造化する探しやすく
3
自分の言葉で理解が定着する
4
図や表を使う一覧性が上がる

自筆のみの場合

作る過程が勉強になります。

自筆のみという条件は、一見すると厳しく感じますが、作る過程そのものが勉強になります。限られた分量に収めるには、何が重要かを判断する必要があります。この判断が、理解を深めます。

1
楽ではありません。持ち込み可の実態
2
問われるものが違うからです。なぜ難しく感じるのか
3
条件は科目ごとに違います。持ち込みの種類
4
必ず自分で確認してください。条件の確認方法

まとめ

この記事の要点

資料を見れば分かる知識は問われず、その知識を使って考える力が問われます。準備の中心は①持ち込める物の正確な確認 ②資料を引ける形に整える ③論点を自分で説明できる状態にするの3つ。

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01持ち込み可の実態

楽ではありません。

1暗記しなくていい暗記は不要だが理解は必要
2調べれば解ける調べても解けない問題が出る
3準備が少なくて済む資料の準備に時間がかかる
4時間に余裕がある探す時間で足りなくなる

持ち込み可の試験でよくある誤解が、「準備が少なくて済む」というものです。実際には、資料の準備に相応の時間がかかります。

また、時間が足りなくなるのも特徴です。資料を探している間に、解答の時間がなくなります。

「持ち込み可だから」と油断した結果、持ち込み不可の試験より成績が悪かったというのは珍しい話ではありません。

もう一つ見落とされがちなのが、持ち込み可であることが事前に分かっていないケースです。試験直前の回で告知されるため、そこまで「不可」の前提で準備していた人は、方針を切り替える時間がありません。試験形式の確認を早めに行う意味は、ここにもあります。

持ち込み可という条件は、教員側から見れば「覚えているかは問わない」という宣言です。裏を返せば、覚えていれば取れる点は用意されていないということです。暗記で稼げる部分がない分、理解の差がそのまま点差になります。準備の総量が減るわけではなく、配分が変わるだけだと考えてください。

02なぜ難しく感じるのか

問われるものが違うからです。

1持ち込み不可知識の再現
2持ち込み可知識の運用

持ち込み不可の試験では、知識を覚えているかが問われます。用語や定義を再現できれば点になります。

一方、持ち込み可の試験では、知識を使って考えられるかが問われます。資料に答えが書いてある問題は、出題する意味がないためです。

そのため、「この事例をどう説明するか」「2つの立場をどう比較するか」といった問いが中心になります。資料を写しても点になりません。

この違いは、準備の方向を根本から変えます。持ち込み不可なら、覚える作業が中心です。持ち込み可なら、覚える作業はほぼ不要で、代わりに「この論点をどう使うか」を考える作業が中心になります。同じ時間をかけても、やることがまったく違います。

また、採点の基準も変わります。用語が正しく書けているかではなく、論の筋が通っているか、根拠が示されているかが見られます。資料から正確な記述を引用できても、それをどう使ったかが書かれていなければ評価されません。

03持ち込みの種類

条件は科目ごとに違います。

1自筆ノートのみ手書きのものに限る
2A4用紙1枚枚数を限定
3教科書のみ指定の書籍
4教科書・ノート可複数を許可
5全て可電子機器を除くことが多い

持ち込みの条件は、科目ごとにまったく違います。同じ学期の科目でも、片方は自筆ノートのみ、もう片方は全て可ということがあります。

特に注意したいのが、「自筆」の定義です。印刷物は不可、コピーも不可という科目があります。

また、電子機器は原則不可と考えてください。「全て可」であっても、スマートフォンやパソコンは別扱いであることがほとんどです。

なお、条件が途中で変更されることもあります。受講者数や実施方法の都合で、直前に「やはり持ち込み不可にします」と告知されるケースです。ポータルや掲示を試験期間中も確認してください。

条件を確認するときは、「持ち込み可」と「持ち込み自由」が同じとは限らない点にも注意してください。前者は対象が限定されていることが多く、後者でも電子機器は除外されるのが通例です。言葉の印象で判断せず、具体的に何が許されるかを確認してください。

04条件の確認方法

必ず自分で確認してください。

1シラバス評価方法の欄
2授業での告知最も確実
3ポータル変更の連絡
4教員に質問迷ったら聞く

持ち込みの可否は、授業で告知されることがほとんどです。試験前の回で説明されるため、聞き逃さないでください。

欠席した回に告知があった場合は、友人に確認するか教員に問い合わせてください。曖昧なまま当日を迎えるのが最も危険です。

「たぶん大丈夫だろう」で持ち込んだ物が条件に反していれば、不正行為として扱われる可能性があります。確認は必須です。

確認するときは、「何が持ち込めるか」だけでなく「何が持ち込めないか」も聞いてください。「ノート可」と言われても、印刷した講義スライドがノートに含まれるかは分かりません。境界が曖昧なものほど、事前に潰しておく価値があります。

なお、確認した内容はメモに残してください。複数科目の条件を記憶で管理すると、必ず混同します。「この科目は自筆のみ、この科目は教科書可」という一覧を作っておくと、当日の持ち物の準備も確実になります。

05自筆のみの場合

作る過程が勉強になります。

1要点を絞る全部は書けない
2構造化する探しやすく
3自分の言葉で理解が定着する
4図や表を使う一覧性が上がる
5余白を残す当日の書き込み用

自筆のみという条件は、一見すると厳しく感じますが、作る過程そのものが勉強になります。

限られた分量に収めるには、何が重要かを判断する必要があります。この判断が、理解を深めます。

書くときは、自分の言葉に置き換えてください。教科書を丸写ししたものは、当日に読んでも意味が入ってきません。

なお、作成に時間がかかることは計画に入れておいてください。要点を絞り、構造化して書く作業は、数時間で終わるものではありません。試験直前に始めると、まとめ切れずに終わります。

なお、余白を残しておくと当日に書き込めます。試験開始直後、思い出した要点をその場で書き足せると、後半の設問で役に立つことがあります。

06教科書可の場合

引ける状態にしてください。

1目次を把握全体の構造
2索引を使う練習巻末の索引
3付箋を貼る重要章に
4書き込みの可否条件を確認
5重さ持ち運びも考慮

教科書が持ち込める場合、重要なのは引ける状態にしておくことです。持っているだけでは役に立ちません。

まず目次で全体の構造を把握してください。「この話はこのあたり」という感覚があれば、探す時間が減ります。

なお、教科書への書き込みが認められるかは確認が必要です。書き込み不可という条件の科目もあります。

また、教科書のどこに何が書いてあるかは、日頃から読んでいないと把握できません。試験前にはじめて開く教科書は、持ち込めても使いこなせません。

なお、教科書は重いという現実的な問題もあります。複数科目で持ち込む日は、荷物の量を事前に確認してください。

07全て可の場合

持ちすぎないでください。

1持ちすぎない探す時間が増える
2優先順位をつけるよく使う物を手前に
3電子機器原則不可
4机の広さ置ける量に限りがある
5問題は難しい資料前提の出題

全て持ち込み可の場合、持ちすぎるのが失敗のもとです。資料が多いほど、探す時間が増えます。

また、机の広さにも限りがあります。大量の資料を置ける前提で考えない方が安全です。

そして、全て可の試験は問題そのものが難しいと考えてください。資料があることを織り込んで出題されます。

また、全て可の科目こそ油断しやすいという問題があります。「何でも持ち込めるから大丈夫」と準備を後回しにすると、資料が整理されないまま当日を迎えることになります。条件が緩いほど、準備の質で差がつきます。

なお、使う資料は事前に決めておくと迷いません。当日に「どれを見るか」から考えると、それだけで時間を失います。

08準備の全体像

3つを押さえてください。

1①条件の確認何を持ち込めるか
2②資料の整備引ける形に
3③理解の確認説明できる状態に

準備は、この3つです。どれが欠けても当日に苦戦します。

最も軽視されがちなのが③の理解です。資料があれば分かると思い込み、内容の確認を怠ると、問題が読めません。

資料は思い出すための補助であって、理解の代わりにはなりません。この前提を外さないでください。

この3つは、順番にも意味があります。条件が分からなければ資料の整備方針が決まらず、資料が整わなければ理解の確認にも入れません。まず条件の確認から着手してください。

なお、この3つの準備はどれも試験直前には終わりません。条件の告知は試験の数回前、資料の整備には数時間、理解の確認にはそれ以上かかります。持ち込み可だと分かった時点で着手するのが現実的な進め方です。

条件が分かった時点で、すぐ動き出してください。

09資料を整理する

探す時間を減らします。

1順序を整える授業の流れに沿って
2まとめるばらばらの資料を1つに
3見出しをつける一目で分かるように
4不要な物を外す探す対象を減らす
この章の要点
  • 資料が配布プリントのまま散らばっていると、当日に探し回ることになります。
  • まず授業の流れに沿って順序を整えてください。それだけで、目的の資料に辿り着く速度が上がります。
  • そして、使わない資料は外してください。試験範囲外の回のプリントは、探す邪魔にしかなりません。

整理の際は、ページ番号を振っておくと索引と連動します。配布プリントには通し番号がないことが多いため、自分で振っておくと「索引の3番はこのページ」という対応が作れます。

なお、オンライン配布の資料は印刷が必要になることがあります。電子機器が持ち込めない以上、画面で見ることはできません。印刷には時間がかかるため、前日に慌てないよう早めに済ませてください。

10索引を作る

これが最も効きます。

1論点を書き出す授業で扱ったもの
2場所を対応させる資料名とページ
31枚にまとめる見開きで済む量に
4手元に置く最初に見る物

持ち込み可試験の準備で最も効果が高いのが、索引の自作です。

「この論点は、このプリントのこのページ」という対応表を1枚作っておくだけで、探す時間が大幅に減ります。

作る過程も有効です。論点を書き出す作業が、そのまま範囲の整理になります。ノートの作り方は大学の授業のノートの取り方|手書き・PC・タブレットを比較で扱っています。

索引は、科目ごとに1枚が目安です。複数科目分をまとめると、かえって探しにくくなります。試験ごとに独立させてください。

なお、索引を作る余裕がない場合でも、資料の表紙に主要な論点と該当箇所を数行書くだけで効果があります。完璧な索引を目指して着手できないより、簡易版を作る方が有効です。

11付箋とインデックス

物理的な速さが違います。

1付箋重要ページに
2色分け分野ごとに
3見出しを書く何の付箋か分かるように
4貼りすぎない全部が目立つと意味がない
5条件の確認認められるか

付箋やインデックスシールは、物理的に探す速度を上げます。索引と併用すると効果的です。

ただし、貼りすぎると意味がなくなります。すべてのページに付箋があれば、探す手間は変わりません。

なお、付箋への書き込みが持ち込み条件に反しないかは確認してください。「書き込みのない教科書のみ」という条件の場合、問題になる可能性があります。

なお、付箋は移動しやすい点に注意してください。持ち運びの途中で位置がずれたり剥がれたりします。重要な箇所は、インデックスシールなど剥がれにくいものを使う方が確実です。

12理解が問われる

資料では埋められません。

1事例への適用理論を使える
2比較・対比違いを説明できる
3根拠を示すなぜそうなるか
4自分の見解立場を選んで論じる

持ち込み可の試験で出やすいのが、事例への適用です。「この状況にこの理論を当てはめるとどうなるか」という問いです。

これは資料を探しても答えが見つかりません。理解していなければ書けません。

対策は、論点ごとに自分の言葉で説明できるようにすることです。資料の準備と並行して進めてください。

理解の確認方法として有効なのが、資料を閉じた状態で説明してみることです。資料がなくても要点を説明できるなら、当日は資料が補助として機能します。逆に、資料がないと何も言えない状態なら、理解が足りていません。

なお、問いが抽象的なほど資料の価値は下がります。「〜について論じよ」という形式の問いでは、資料に該当箇所がありません。自分で論点を選び、構成を立てる必要があります。この力は、資料の準備では身につきません。

13練習しておく

使い慣れが必要です。

1資料を引く時間を計る
2問いを想定する自分で作ってみる
3書いてみる資料を見ながら
4改善する引きにくい箇所を直す

資料を作ったら、実際に引く練習をしてください。使ってみてはじめて、引きにくい箇所が分かります。

おすすめは、自分で問いを作って解いてみることです。「この論点について説明せよ」と設定し、資料を使って書いてみます。

そこで時間がかかった箇所は、当日も時間がかかります。索引を足すなどして改善してください。

また、手書きの速度も確認しておいてください。持ち込み可の試験は記述式であることが多く、分量を書き切れるかが結果を左右します。普段パソコンで書いている人ほど、手書きの速度が落ちています。

この練習は、1時間程度でも十分な効果があります。まったく練習せずに当日を迎えるのと、一度でも資料を引きながら書いてみたのとでは、手際が大きく違います。

14当日の注意

段取りで差がつきます。

1早めに着席資料を並べる時間
2配置を決めるよく使う物を手前に
3問題を全部読む時間配分を決める
4探しすぎない見切りをつける
5指示に従う試験監督の指示

当日は早めに着席し、資料を並べる時間を取ってください。開始直後に慌てると、その後も崩れます。

試験が始まったら、まず問題を全部読んでください。どこに時間を使うかを決めてから動きます。

そして、探しすぎないことです。1つの答えを探して10分使うより、書ける問題を確実に書く方が点になります。

なお、資料の置き場所は試験監督の指示に従ってください。机の上に置ける量に制限がある場合や、床に置くよう指示される場合があります。指示を無視すると、それ自体が問題になります。

なお、資料を落としたり崩したりしないよう、まとめて留めておくと安心です。ばらばらの紙は、机の上で扱いにくくなります。

15不正行為にならないように

条件を守ってください。

1条件外の物を持ち込む不正行為に該当し得る
2電子機器の使用原則不可
3資料の貸し借り試験中は不可
4他人の答案を見る明確な不正

持ち込み可の試験でも、条件に反する物を持ち込めば不正行為になり得ます。

特に注意したいのが、「自筆のノートのみ」の科目に印刷物を混ぜてしまうケースです。悪意がなくても、条件違反は条件違反です。

また、試験中の資料の貸し借りは不可です。忘れた場合は、試験監督に申し出てください。処分の内容は大学の規程で確認できます。

また、持ち込み条件を勘違いしていた場合でも、開始前に申し出れば対応されます。「持ち込めない物を持ってきてしまった」と気づいたら、試験監督に伝えてください。黙って机に置いたままにするのが最も危険です。

準備の差が、そのまま点差になる形式です。

16レポート試験とは

試験の代わりに課されます。

1事前課題型課題が事前に示される
2当日提示型試験時間に課題が出る
3期間内提出型数日の猶予がある
この章の要点
  • 試験の代わりにレポートを課す科目もあります。これをレポート試験と呼びます。
  • 形式は科目によって違います。課題が事前に示される場合は、試験期間前に準備を進められます。
  • 一方、当日に課題が提示される形式もあります。この場合は、範囲全体を理解しておく必要があります。

なお、レポート試験は試験期間外に実施されることもあります。試験の時間割に載っていないため、存在自体を見落とすことがあります。シラバスの評価方法を確認してください。

17レポート試験の準備

計画に組み込んでください。

1執筆時間を確保他科目と重なる
2資料を先に集める試験期間前に
3構成を考える書く前に
4分量を確認指定の文字数
5引用の準備出典を記録

レポート試験で見落とされがちなのが、執筆に時間がかかることです。他科目の試験勉強と重なります。

課題が事前に分かっているなら、資料集めと構成は試験期間前に済ませてください。

書き方の基本は大学のレポートの書き方|構成・書き出し・文字数の基本で扱っています。引用の作法も同様に必要です。

また、他科目との重なりを先に把握しておいてください。レポート試験の締切と、他科目の試験日が重なっていれば、執筆は前倒しするしかありません。試験期間に入ってから気づくと間に合いません。

18提出方法の確認

ここで失敗しないでください。

1提出先システム・窓口・教室
2締切の日時分単位で厳格
3ファイル形式指定がある場合
4ファイル名指定がある場合
5提出の確認完了したか

レポート試験で最も避けたい失敗が、提出できなかったことです。内容以前の問題で評価を失います。

オンライン提出では、締切が分単位で厳格です。1分過ぎると受け付けられないシステムもあります。

また、提出が完了したかを必ず確認してください。アップロードしたつもりで完了していなかった、という事故が実際に起きます。

なお、締切直前はシステムが混雑することがあります。提出が集中してアップロードに時間がかかり、結果として締切を過ぎるというケースです。余裕を持って提出してください。

なお、提出後のファイルを手元にも残しておいてください。提出できていなかった場合や、システムの不具合があった場合に、提出した証拠として使えます。

19書き方の注意

通常のレポートと同じです。

1問いに答える設問から外れない
2根拠を示す感想で終わらせない
3出典を書く引用の作法
4コピペをしない不正行為
5分量を守る指定に従う

レポート試験でも、書き方の基本は通常のレポートと同じです。問いに答え、根拠を示し、出典を明記します。

特に注意したいのが、時間がないからとコピペに走ることです。これは不正行為であり、通常のレポート以上に厳しく扱われることがあります。

分量が足りないと感じたときの対処はレポートの文字数が足りないとき|水増しせずに中身を増やす方法で扱っています。水増しは評価を下げます。

また、生成系ツールの利用可否も確認してください。大学や科目によって扱いが異なり、禁止されている場合に使用すれば不正行為となります。指示がない場合は担当教員に確認するのが安全です。

20確認できる窓口

迷ったら聞いてください。

1担当教員持ち込み条件・課題の内容
2教務課試験の規程
3学生便覧不正行為の定義
4ポータル提出システムの操作

持ち込み条件が曖昧なら、担当教員に確認してください。「この資料は持ち込めますか」という質問は自然なものです。

提出システムの操作で困った場合は、締切前に問い合わせてください。締切後では対応されないことがあります。

試験の進め方全般は大学の定期試験の勉強法|2週間前からの逆算スケジュールで扱っています。あわせて確認してください。

なお、質問のタイミングも考慮してください。試験直前は教員も多忙です。疑問が生じた時点で早めに聞く方が、丁寧な回答を得られます。

21よくある質問

持ち込み可の試験は楽ですか?

楽とは限りません。資料があることを前提に問題が作られるため、資料を見れば分かる知識は問われず、それを使って考える力が問われます。準備が少なくて済むという誤解は避けてください。

何を持ち込めるか分かりません。

担当教員に確認してください。シラバスや授業での告知に書かれていることが多いのですが、曖昧なまま当日を迎えるのが最も危険です。条件に反する物を持ち込むと不正行為に該当し得ます。

「自筆のみ」とは何を指しますか?

一般には手書きのノート等を指し、印刷物やコピーは不可とされることが多くあります。ただし具体的な範囲は科目によって異なるため、担当教員に確認してください。

スマートフォンは持ち込めますか?

原則として不可と考えてください。「全て持ち込み可」であっても、電子機器は別扱いとされることがほとんどです。使用すれば不正行為として扱われます。

資料はたくさん持っていった方がいいですか?

持ちすぎない方が有利です。資料が多いほど探す時間が増え、机の広さにも限りがあります。よく使う物を絞り、索引を作って引ける状態にしておく方が効果的です。

準備で一番効くことは何ですか?

索引の自作です。「この論点はこの資料のこのページ」という対応表を1枚作っておくだけで、試験中に探す時間が大幅に減ります。作る過程が範囲の整理にもなります。

資料があれば理解していなくても解けますか?

解けません。持ち込み可の試験では、事例への適用や比較といった問いが中心になります。これらは資料を探しても答えが見つからず、理解していなければ書けません。

付箋を貼ってもいいですか?

多くの場合は問題ありませんが、「書き込みのない教科書のみ」といった条件の科目では確認が必要です。また貼りすぎると探す手間が変わらなくなるため、絞って使ってください。

レポート試験の準備はいつからですか?

課題が事前に示されるなら、試験期間前に資料集めと構成を済ませてください。試験期間中は他科目の勉強と重なるため、執筆時間を確保する必要があります。

提出で気をつけることは?

締切の日時、提出先、ファイル形式とファイル名の指定です。オンライン提出では締切が分単位で厳格なことがあります。提出が完了したかも必ず確認してください。

22まとめ|暗記不要でも準備は必要

持ち込み可は「準備不要」ではありません。資料があることを前提に問題が作られるため、知識の運用が問われます。

まず条件を正確に確認してください。自筆のみ、教科書のみ、全て可——科目ごとに違います。条件に反する持ち込みは不正行為に該当し得ます。

準備の中心は索引の自作です。「この論点はこのページ」という1枚があるだけで、試験中の時間が大きく変わります。

理解の確認は別途必要です。事例への適用や比較は、資料を探しても答えが出ません。論点ごとに説明できる状態を目指してください。

最後に。レポート試験は提出方法の確認が最優先です。内容以前の失敗で評価を失うのは、あまりにもったいないことです。

この記事について:本記事は一般的な準備の整理です。持ち込みの可否と対象範囲、「自筆」の定義、電子機器の扱い、レポート試験の実施方法と提出手順、不正行為の定義と処分は、大学・学部・科目によって異なります。必ずシラバス・担当教員の指示・学生便覧・試験に関する規程をご確認ください。持ち込み条件に反する物の持ち込みは不正行為に該当し得ます。判断に迷う場合は担当教員または教務課にご確認ください。