インフラエンジニアの仕事内容|求人票から役割を読む
この職種の求人票では「構築か運用か」「交替制や当番の有無」「就業の場所」を先に読み取ってください。新しく組み立てる業務と、動いているものを守る業務では性質が違います。止まらないことが前提の仕組みでは夜間や休日の体制があることがあります。そして受託を行う会社では取引先の場所が勤務地になることがあります。
インフラエンジニアは、仕組みが「動き続ける」ことを支える仕事です。
新しく組み立てる業務と、動いているものを守る業務があります。性質が違います。
そして止まらないことが前提の仕組みでは、夜間や休日の体制があることがあります。
この記事では、求人票からこの職種の役割を読み取る手順を整理します。
この記事を7枚で
1 / 7第1部 この職種の仕事内容
第2部 求人票から役割を読む
第3部 入社後の流れと必要なもの
第4部 確認と相談
第1部 この職種の仕事内容
01この職種の仕事内容
まずこの3点を読み取ってください。
インフラエンジニアの求人票で先に読み取る3点。
共通しているのは「動き続ける状態をつくる」こと
使う人が意識しなくても使える状態を保つのが共通の役割です。
問題が起きたときに存在が意識されます
うまくいっているときは気づかれません。止まったときにはじめて分かる仕事です。
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職種の比べ方は職種を比べる|求人票の項目で並べる、システムエンジニアとの違いはシステムエンジニアの仕事内容|求人票から役割を読むで整理しています。
02構築と運用
性質の違う業務です。
| 構築 | 運用 | |
|---|---|---|
| 主にすること | 新しく組み立てる | 動いているものを見守る |
| 期間 | 案件ごとに区切りがある | 継続して続く |
| 予定の立て方 | 計画に沿って進む | 急な対応が入ることがある |
| 勤務の形 | 通常の時間帯が多い | 時間帯が分かれることがある |
構築は案件ごとに区切りがあります
新しく組み立てる業務では、計画に沿って進みます。
完成すれば次の案件に移ります。
運用は継続して続きます
動いているものを見守る業務は終わりがありません。
そのため体制を組んで担当することになります。
両方を担当することがあります
会社によってはどちらも担当することがあります。比重は記載と説明会で確認してください。
変更の作業があります
動いているものに手を入れるときは、止めずに進める工夫が必要になります。
そのため利用の少ない時間帯に作業することがあります。
求人票の記載で確認してください
どちらを担当するかが書かれていることがあります。
03勤務の形を確認する
生活に直結する項目です。
時間帯を分けた勤務があることがあります
止まらないことが前提の仕組みを見守る職場では、交替の勤務が行われることがあります。
当番の仕組みがある会社があります
通常は日中に働き、順番で夜間に備えるという形もあります。
この仕組みがあるかどうかは説明会で聞いてよい質問です。
夜間に作業することがあります
動いているものに手を入れるとき、利用の少ない時間帯を選ぶことがあります。
手当の記載を確認してください
時間帯を分けて働く場合、それに応じた手当があるかを賃金欄で見てください。
配属によって変わることがあります
同じ会社でも、構築の部署と運用の部署では勤務の形が違います。
シフト勤務のある職種は別記事で
確認の手順はシフト勤務のある職種|勤務時間の確認で整理しています。
04扱う領域と学び方
範囲が広い職種です。
領域が分かれていることがあります
会社によっては特定の領域に絞ることがあります。記載を確認してください。
外部の基盤を使う比重が増えている分野があります
自社で機器を持たず、他社が提供する仕組みを使う形が広がっています。
安全に関する業務があります
守るための設定や監視を担当することがあります。専門の区分を設ける会社もあります。
手作業を減らす仕組みづくりがあります
繰り返す作業を自動で進むようにする業務が含まれることがあります。
入社後に学ぶ仕組みがあります
未経験から入る人が多い職種のため、研修を設けている会社があります。
技術が変わり続けます
扱う仕組みは更新されます。学び続けることが前提になります。
05誤解されやすいこと
先に知っておくと、ずれが減ります。
勤務の形は部署によって違います
構築が中心の部署では通常の時間帯で働くことが多くなります。
記載と説明会で配属によってどう変わるかを確認してください。
見守るだけの仕事ではありません
組み立てる業務、手作業を減らす業務——幅のある仕事です。
体制を組んで担当します
一人で見続けることはできません。交代しながら担当します。
就業の場所を確認してください
自社とは限りません。取引先での勤務があることがあります。
本記事は向き不向きを判断するものではありません
ここに書いたのは記載から読み取れることです。合う合わないは、説明会や社員の話を踏まえてご自身で判断してください。
システムエンジニアと並べて読んでください
会社によっては区分が分かれていないことがあります。
第2部 求人票から役割を読む
06業務内容の記載を読む
職種名ではなく、書かれている中身で判断してください。
同じ職種名でも中身が違います
会社によって担当する範囲が違います。名前ではなく記載で判断してください。
つくる段階か、守る段階かを見てください
新しく組み立てる業務と、動いているものを支える業務は別の性質を持ちます。
記載が広いときは説明会で確認してください
「幅広い業務」とだけ書かれている場合、具体的に何をするかは聞かないと分かりません。
募集要項全般の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで扱っています。
07応募資格の欄を読む
条件が書かれていることがあります。
専攻の指定があることがあります
技術系の職種では学んできた分野に関する記載がある場合があります。
入社後に学ぶ前提の募集があります
学科の指定があるかどうかを、まず記載で確かめてください。
資格は入社後に取るものが多くあります
学生のうちに必須とされるとは限りません。記載を確認してください。
記載がないことは推測で埋めないでください
書かれていないことは、説明会や問い合わせで確認してください。
08配属と異動の記載
その職種に必ず就けるとは限りません。
一括で募集される場合は配属で決まります
職種を分けずに募集する会社では、入社後の配属でどの仕事をするかが決まります。
取引先の場所が職場になることがあります
就業の場所の欄にその記載があるかを見てください。
職種別に募集する会社もあります
その場合、応募した職種で採用されるのが前提になります。募集要項の区分を確認してください。
異動の考え方を聞いてください
入社後に別の職種に移ることがあるか。説明会で聞いてよい質問です。
09ほかの職種と並べて読む
一つだけ読んでも違いは分かりません。
同じ会社の複数の職種を並べてください
同じ会社の中で比べると、職種ごとの違いがはっきりします。
同じ会社の技術系の区分を並べてください
区分名が違っても業務が重なることがあります。記載で見分けてください。
表にして書き出してください
頭の中で比べると印象で判断してしまいます。項目を決めて並べてください。
職種の選び方は別記事で
比べ方の手順は職種を比べる|求人票の項目で並べるで整理しています。
第3部 入社後の流れと必要なもの
10入社後の流れを確認する
すぐにその仕事をするとは限りません。
研修の仕組みを確認してください
入社後にどう学ぶかは会社によって差があります。採用ページに記載があることがあります。
動いているものを見るところから入ります
まず仕組みの全体像を覚えるところから始まることがあります。
制度があることと使われていることは別です
記載があっても、実際にどう運用されているかは説明会や社員の話で確認してください。
最初から完成形を求められるわけではありません
どの職種でも入社時点でできることは限られます。学ぶ前提で募集されています。
11資格と学びの支援
入社後に取るものが多くあります。
資格の要件は実施する機関で確認してください
制度は改正されることがあります。一次の情報で確認するのが確実です。
技術分野ごとの認定があります
取得の支援を設けている会社があります。福利厚生欄を確認してください。
支援の仕組みがあるかを見てください
受験の費用や学ぶ時間について、支援を設けている会社があります。
学生のうちに焦って取る必要はありません
入社後に取るものが多くあります。募集要項で必要な条件を確認してください。
12誰と関わる仕事か
ここで働き方が変わります。
社外か社内かで前提が変わります
社外の相手がいる仕事では、相手の予定に合わせる場面が出てきます。
使う人から見えにくい立場です
問題が起きたときにはじめて存在が意識される仕事でもあります。
一人で完結する仕事は多くありません
どの職種でも誰かと一緒に進める場面があります。
働く人の紹介を読んでください
採用ページの紹介には誰とどう関わるかが書かれていることがあります。
13一日の流れを調べる
想像で埋めないでください。
採用ページに紹介があることがあります
一日の流れが時間ごとに書かれていることがあります。想像するより確実です。
予定した作業と、急な対応があります
計画された作業のほかに、止まったときの対応が入ることがあります。
一人の話は一人の経験です
紹介されている人の働き方が全員に当てはまるとは限りません。複数の人の話を読んでください。
忙しい時期があるかを聞いてください
職種によっては時期によって忙しさが変わります。説明会で聞ける内容です。
第4部 確認と相談
14説明会で聞くこと
調べても分からなかったことを聞いてください。
書かれていることを聞くのは避けてください
募集要項に書いてあることを聞くと、読んでいないことが伝わります。
夜間や休日の体制は聞いておきたい点です
当番の仕組みがあるかどうかを確かめてください。
聞き方を整えてください
「大変ですか」より、「どんな場面で難しさを感じますか」のほうが答えやすくなります。
記録を残してください
口頭で聞いた内容はメモに残すのが確実です。
15相談できる先
一人で決めないでください。
キャリアセンターは職種の相談ができます
多くの求人票を見てきた人がいます。言葉にできない迷いも相談できます。
この分野に進んだ人に働き方を聞いてください
勤務の形が会社によって大きく違う職種です。
同じ職種の人に複数会ってください
一人の話はその人の経験です。複数の人に聞くと偏りが減ります。
労働条件に不安があるとき
都道府県労働局や労働基準監督署に相談の窓口があります。案内は厚生労働省などの公的機関で確認できます。
16確認する項目の一覧
手元で使える形にしておいてください。
この職種で特に埋めたい欄
構築か運用か、交替制や当番の有無、就業の場所——この3つは先に埋めてください。
会社ごとに同じ項目を埋めてください
項目をそろえると違いがはっきりします。
埋まらない項目は聞く候補です
調べても分からなかった項目が、説明会で聞くべきことになります。
自分の優先順位を書き添えてください
どの項目を重く見るかは人によって違います。自分の順位を決めておくと判断が早くなります。
17やらない方がいいこと
読み方でとくに起きやすい失敗です。
就業時間欄と賃金欄を合わせて読んでください
時間帯を分けて働く場合、手当の記載があるかを見てください。
配属によって変わるかを聞いてください
同じ会社でも部署によって勤務の形が違います。
18よくある質問
求人票でまず何を読めばいいですか?
構築か運用か、交替制や当番の有無、就業の場所の3点です。新しく組み立てる業務と動いているものを守る業務では性質が違います。
構築と運用はどう違いますか?
構築は新しく組み立てる業務で、案件ごとに区切りがあり計画に沿って進みます。運用は動いているものを見守る業務で、終わりがないため体制を組んで担当します。予定の立て方も勤務の形も変わります。両方を担当する会社もあるので、比重は記載と説明会で確認してください。
夜勤はありますか?
止まらないことが前提の仕組みを見守る職場では、交替の勤務が行われることがあります。通常は日中に働き、順番で夜間に備えるという当番の形もあります。また動いているものに手を入れるときは、利用の少ない時間帯を選ぶことがあります。募集要項の就業時間欄を確認し、当番の仕組みは説明会で聞いてください。
ずっと夜勤ですか?
構築が中心の部署では通常の時間帯で働くことが多くなります。同じ会社でも部署によって勤務の形が違うため、配属によってどう変わるかを説明会で確認してください。
手当はありますか?
時間帯を分けて働く場合、それに応じた手当があるかを募集要項の賃金欄で見てください。就業時間欄と合わせて読むと実態がつかめます。
就業の場所はどうなりますか?
受託を行う会社では取引先に出向いて働くことがあります。募集要項の就業の場所の欄に記載があるか確認してください。自社サービスの会社では自社の拠点が中心になります。
監視するだけの仕事ですか?
組み立てる業務、手作業を減らす仕組みづくり、守るための設定や監視など幅のある仕事です。動いているものに手を入れる変更の作業もあります。
どんな領域を扱いますか?
動かすための土台となる機器、つながる経路の設計と維持、他社が提供する外部の基盤、守るための設定と監視、手作業を減らす自動化です。会社によっては特定の領域に絞ることがあります。自社で機器を持たず外部の基盤を使う形も広がっています。
文系でも応募できますか?
入社後に学ぶ前提の募集があり、未経験から入る人が多い職種です。学科の指定があるかどうかを募集要項の応募資格欄で確かめてください。
資格は要りますか?
技術分野ごとの認定があり、取得の支援を設けている会社があります。募集要項の福利厚生欄を確認してください。
入社後は何から始まりますか?
まず仕組みの全体像を覚えるところから始まることがあります。扱う仕組みは更新されるため、学び続けることが前提になります。研修の仕組みは採用ページや説明会で確認してください。
システムエンジニアとどう違いますか?
会社によっては区分が分かれていないことがあります。同じ会社の技術系の区分を並べ、業務内容の記載で見分けてください。
19まとめ|構築か運用か・勤務の形・場所
- この職種の求人票では、構築か運用か、交替制や当番の有無、就業の場所を先に読み取ってください。
- 構築と運用は性質の違う業務です。予定の立て方も勤務の形も変わります。
- 止まらないことが前提の仕組みでは体制が組まれます。当番の仕組みを聞いてください。
- 部署によって勤務の形が違います。「ずっと夜勤」とは限りません。
- 取引先での勤務があることがあります。就業の場所の欄を読んでください。
- 扱う仕組みは更新されます。学び続けることが前提になります。
最後に。本記事は求人票から仕事内容を読み取るための整理であり、向き不向きを判断するものではありません。実際の業務は各社の募集要項と説明会でご確認ください。
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