通信業界の求人票|確認する項目
通信の求人票でまず見るのは「技術系か事務系か」「交替制の有無」「転勤の範囲」です。通信は24時間動き続ける仕組みで、運用に関わる職種では交替の勤務が行われることがあります。設備と拠点は全国にあり、転勤の範囲を勤務地欄で確認する必要があります。グループ会社が多い業界です。応募先の正式名称を確認してください。労働に関する制度は厚生労働省などの公的機関の情報でご確認ください。
通信の求人票では、「技術系か事務系か」を先に見てください。
区分によって勤務の形も勤務地の考え方も違います。
そして通信は24時間動き続ける仕組みです。運用に関わる職種では交替の勤務があります。
この記事では、求人票の読み方を、この業界で特に見る項目から順に整理します。
この記事を7枚で
1 / 7第1部 この業界で特に見る項目
第2部 求人票の基本項目
第3部 給与と待遇の読み方
第4部 確認の仕方と相談先
第1部 この業界で特に見る項目
01この業界で特に見る項目
まずこの3点を埋めてください。
通信の求人票で先に見る3点。
グループ会社が多い業界です
名前が似た会社が複数あることがあります。応募先の正式名称を記録してください。
業界と選考の理解が前提になります
業界の構造は通信業界とは|全体像と分野の調べ方、職種は通信業界の職種|仕事内容の調べ方、選考は通信業界の選考|案内から流れを読むで整理しています。
02技術系と事務系で条件が違う
区分を先に決めてください。
| 技術系 | 事務系 | |
|---|---|---|
| 扱うもの | ネットワーク、設備、システム | 顧客、事業の仕組み、制度 |
| 勤務地 | 設備のある拠点や開発の拠点 | 支店や本社 |
| 交替制 | 運用に関わる職種では行われることがある | ないことが多い |
| 応募の条件 | 学科に関する記載があることがある | 専攻を問わない募集が多い |
募集要項で区分を確認してください
技術系と事務系で募集が分かれることが多い業界です。応募する区分の欄を読んでください。
技術系の中でも分かれることがあります
ネットワーク、システム、設備——さらに細かい区分が設けられる会社があります。
技術系では学科に関する記載があることがあります
応募資格の欄に学んできた分野に関する記載がある場合があります。確認してください。
事務系でも技術の理解は求められます
営業や企画でも、何ができて何ができないかを理解していることは仕事につながります。
配属の決まり方を聞いてください
区分の中でどこに配属されるかは、説明会で聞いてよい質問です。
03交替制の勤務と災害時の対応
生活の形が変わる項目です。
通信は止まらない前提の仕組みです
使えて当たり前と思われる仕組みを支えるため、設備を見守る職場があります。
そうした職場では交替の勤務が行われることがあります。
配属によって変わることがあります
同じ会社でも、運用に関わる職種と本社の職種では勤務の形が違います。
手当の記載と合わせて見てください
時間帯を分けて働く職場では、それに応じた手当が設けられていることがあります。
災害時の対応があります
通信が止まったときに復旧にあたる役割を担うことがあります。体制がどうなっているかは説明会で聞ける内容です。
制度の名前が出てきたら調べてください
変形労働時間制など、労働時間の扱いが通常と異なる仕組みが記載されることがあります。意味は公的機関の説明で確認してください。
04勤務地と転勤の範囲
全国に設備と拠点があります。
設備は各地にあります
通信の仕組みは全国を覆っています。そのため設備を扱う拠点も各地にあります。
拠点の一覧を見てください
「全国」と書かれていても、実際に行きうるのは拠点のある地域です。会社のサイトで確認してください。
地域を限定したコースがある会社があります
転勤の範囲が限られるコースを設けている会社があります。募集要項のコース欄を見てください。
グループ会社によって拠点の置き方が違います
システム開発、設備の工事、コンテンツ——会社によって拠点が違います。
住まいの制度と合わせて見てください
転勤がある会社では、社宅や家賃補助の制度が生活費を大きく左右します。
05グループ会社で条件が違う
応募先を正確に確認してください。
名前が似た会社が複数あります
グループの中に名前の一部が同じ会社があることがあります。応募先を取り違えないでください。
それぞれ事業が違います
システム開発、設備の工事、コンテンツ、販売——グループには多様な会社があります。
条件も別に定められます
グループ会社は別の会社です。勤務地も勤務の形も賃金の構成も、それぞれの募集要項で確認してください。
親会社だけを見ると選択肢を狭めます
グループ会社にも多様な仕事があります。会社のサイトでグループの一覧を確認してください。
応募先ごとに求人票を分けて保存してください
どの会社のどの区分に応募したかを記録してください。
職種の詳細は関連記事で
それぞれの仕事内容は通信業界の職種|仕事内容の調べ方で整理しています。
第2部 求人票の基本項目
06条件は書面で示されるものです
働く条件は、口頭の説明だけで済ませるものではありません。
募集の段階の記載と、確定する条件は別です
求人票に書かれているのは募集の段階での条件です。個別の条件は、内定の段階で示される書面で確認してください。
「聞いていた話と違う」を防ぐには、書かれたものを確認するのがいちばん確実です。
グループ会社は別の会社です
名前が似た会社が複数あることがあります。応募先の正式名称を確認してください。
示される内容は制度で定められています
労働条件として示すべき事項は法令で定められています。内容は改正されることがあるため、厚生労働省などの公的機関の情報でご確認ください。
記載がないことは推測で埋めないでください
書かれていないことは、説明会や問い合わせで確認してください。
募集要項全般の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで扱っています。
07まず見る基本の項目
ここを飛ばさないでください。
職種の記載が広いことがあります
「総合職」とだけ書かれている場合、幅広い業務が含まれます。具体的に何をするかは説明会で確認してください。
技術系と事務系で区分が分かれます
募集要項の区分を確認し、応募する区分の欄を読んでください。
コースが分かれている場合は必ず見比べる
コース別に募集されている場合、コースごとに条件が違うことがあります。応募するコースの欄を読んでください。
分からない言葉はそのままにしない
制度の名前が書かれていて意味が分からないときは、公的機関の説明で確認するのが確実です。
08勤務地と転勤の範囲
生活がいちばん変わるのがここです。
「全国」と書かれている意味を確認してください
拠点がどこにあるかによって、実際に行きうる場所が決まります。会社のサイトの拠点一覧と合わせて読んでください。
全国に設備と拠点があります
通信の設備は各地にあります。転勤の範囲を募集要項の勤務地欄で確認してください。
地域を限定したコースがある会社があります
転勤の範囲が限られるコースを設けている会社があります。仕事の内容や処遇の仕組みが異なる場合もあるため、両方の記載を読み比べてください。
初任配属の決まり方を聞いてください
どこに配属されるかがいつ決まるのか。説明会で聞いてよい質問です。
住まいの制度と合わせて見てください
転居を伴う異動がある場合、社宅や家賃補助の制度が生活費を左右します。
09勤務時間と休日
制度の名前が出てきたら、意味を確認してください。
制度の名前が書かれていたら調べてください
変形労働時間制、みなし労働時間制、裁量労働制——労働時間の扱いが通常と異なる仕組みです。
意味は厚生労働省などの公的機関が説明を公表しています。制度は改正されることがあるため、一次の情報で確認してください。
設備を止めない職場があります
通信は24時間動き続けます。運用に関わる職種では交替の勤務が行われることがあります。
年間休日の数字を見てください
週の休みだけでなく、年間で何日休めるかが書かれていることがあります。会社を比べるときの分かりやすい材料です。
実際の運用は説明会で聞いてください
記載は制度の枠です。実際にどう運用されているかは、説明会や社員の話で確認してください。
第3部 給与と待遇の読み方
10賃金の内訳を読む
金額そのものより、内訳を見てください。
月額の内訳を確認してください
同じ金額でも、手当が含まれているかどうかで意味が変わります。基本給がいくらかを見てください。
固定的な時間外手当が含まれる場合
あらかじめ一定時間分の時間外手当を含めて支払う仕組みがあります。何時間分が含まれているかが記載されます。
この仕組みの扱いは公的機関が説明を公表しています。意味が分からないときは確認してください。
交替勤務に対応する手当を確認してください
時間帯を分けて働く職場では、それに応じた手当の記載があるかを賃金欄で見てください。
記載は控除前の額です
実際に受け取る額は、税や社会保険料が引かれたあとの額になります。
コースによって違うことがあります
コース別に募集されている場合、処遇の仕組みが異なることがあります。応募するコースの欄を読んでください。
11手当と賞与
会社によって差が大きいところです。
住まいに関する制度は生活費を左右します
社宅や家賃の補助がある場合、実際に使える額が変わります。金額の比較だけでは見えない部分です。
転勤がある場合は住まいの制度を見てください
全国に拠点がある会社では、社宅や家賃補助の制度が生活費を左右します。
賞与は「どう決まるか」を見てください
回数だけでなく、何によって変わるかが書かれていることがあります。
手当の条件を確認してください
手当には支給の条件があることがあります。誰にでも支給されるとは限りません。
記載がない手当は「ない」とは限りません
ただしあるとも限りません。気になる項目は説明会で確認してください。
12福利厚生と制度
長く働くほど効いてくる部分です。
制度があることと、使われていることは別です
制度の記載があっても、実際にどのくらい使われているかは別の話です。説明会や社員の話で確認してください。
技術の学びの支援を見てください
技術が更新される分野です。学ぶ仕組みがあるかを確認してください。
入社後に学ぶ仕組みを見てください
研修や資格取得の支援は、入社後の成長に直結します。会社によって差があります。
公表されている情報もあります
一定の企業は労働に関する情報を公表しています。公的機関が運営する仕組みで確認できる場合があります。
制度は改正されます
休暇や育児・介護に関する制度は法令で定められた部分があります。内容は厚生労働省などの公的機関でご確認ください。
132社を並べて比べる
1社だけ見ても、良し悪しは分かりません。
表にして並べてください
頭の中で比べると、印象で判断してしまいます。項目を決めて表にすると、違いが見えます。
同じ位置づけの会社どうしで比べてください
親会社とグループ会社では前提が違います。同じ位置づけで比べてください。
同じ業界の2社で比べてください
業界が違うと前提が違いすぎます。同じ業界の同じような規模の会社で比べると違いが分かります。
優先順位を決めてください
すべてが良い会社はありません。自分が何を優先するかを決めると、選びやすくなります。
複数の内定で迷ったら
判断の材料は複数の内定|選ぶときの基準で整理しています。
第4部 確認の仕方と相談先
14分からないことをどう聞くか
聞くこと自体は問題ありません。
書かれていることを聞くのは避けてください
募集要項に書いてあることを聞くと、読んでいないことが伝わります。読んだうえで、書かれていない部分を聞いてください。
聞き方を整えてください
「残業は多いですか」より、「時間外労働の実際の運用を教えてください」のほうが答えやすくなります。
災害時の対応は聞いてよい質問です
通信が止まったときにどう動くのか——説明会で聞ける内容です。
条件の確認は内定後にもできます
選考の途中で聞きにくいことは、内定後の確認で扱えます。手順は内定後の条件確認|承諾の前にすることで整理しています。
記録を残してください
口頭で聞いた内容はメモに残すのが確実です。あとで確認するときの材料になります。
15相談できる先
一人で抱えないでください。
労働条件について不安があるとき
都道府県労働局や労働基準監督署に相談の窓口が設けられています。案内は厚生労働省などの公的機関で確認できます。
電気・情報系の先輩に聞ける場合があります
技術系では同じ学科から進んだ先輩がいることがあります。
キャリアセンターは求人票を見慣れています
自分では判断しにくい記載も、見慣れた人に聞くと早いことがあります。
内定後に不安が出たとき
条件の確認や、辞退の手順については内定承諾の前に|確認する項目で整理しています。
本記事は個別の判断をするものではありません
ここに書いたのは一般的な整理です。個別の事情については、上記の相談先にご相談ください。
16確認する項目の一覧
手元で使える形にしておいてください。
この業界で特に埋めたい欄
技術系か事務系か、交替制の有無、転勤の範囲——この3つは先に埋めてください。
書き出して比べてください
志望する会社ごとに同じ項目を埋めると、違いがはっきりします。
埋まらない項目は聞く候補です
調べても分からなかった項目が、説明会で聞くべきことになります。
自分の優先順位を書き添えてください
どの項目を重く見るかは人によって違います。自分の順位を決めておくと、判断が早くなります。
17やらない方がいいこと
求人票の読み方でとくに起きやすい失敗です。
一人で判断しないでください
読み方に迷ったら、大学のキャリアセンターに相談してください。
労働条件に不安があるとき
都道府県労働局や労働基準監督署に相談の窓口があります。案内は公的機関で確認できます。
18よくある質問
求人票でまず何を見ればいいですか?
この業界では、技術系か事務系か、交替制の有無、転勤の範囲の3点です。区分によって勤務の形も勤務地の考え方も違います。通信は24時間動き続ける仕組みなので、運用に関わる職種では交替の勤務が行われることがあります。
技術系と事務系はどう違いますか?
技術系はネットワーク、設備、システムを扱い、設備のある拠点や開発の拠点での勤務になります。運用に関わる職種では交替制が行われることがあります。事務系は顧客や事業の仕組みを扱い、支店や本社での勤務が中心です。応募資格の欄の記載も違うことがあります。
交替制の勤務とは何ですか?
設備を見守る職場で、時間帯を分けて勤務する仕組みです。使えて当たり前と思われる仕組みを支えるため、こうした職場があります。募集要項の就業時間欄で確認し、対応する手当の記載も賃金欄で見てください。配属によって変わることがあります。
災害時の対応もあるのですか?
通信が止まったときに復旧にあたる役割を担うことがあります。体制がどうなっているか、入社後にどう関わるかは説明会で聞ける内容です。
転勤はありますか?
通信の仕組みは全国を覆っているため、設備を扱う拠点も各地にあります。転勤の範囲を募集要項の勤務地欄で確認し、会社のサイトの拠点一覧と合わせて読んでください。転勤の範囲が限られるコースを設けている会社もあります。
グループ会社はどう扱えばいいですか?
グループ会社は別の会社で、条件も別に定められます。名前の一部が同じ会社があることもあるため、応募先の正式名称を確認してください。システム開発、設備の工事、コンテンツ、販売とそれぞれ事業が違い、親会社だけを見ると選択肢を狭めます。
技術系は学科が決まっていますか?
応募資格の欄に学んできた分野に関する記載がある場合があります。募集要項で確認してください。技術系の中でもネットワーク、システム、設備とさらに細かい区分が設けられる会社があります。
文系でも応募できますか?
事務系では専攻を問わない募集が多くなります。営業や企画でも、何ができて何ができないかという技術の理解は仕事につながります。募集要項で応募の条件を確認してください。
「変形労働時間制」と書かれていました。
期間を通じて労働時間を調整する仕組みです。労働時間の扱いが通常と異なるため、意味は厚生労働省などの公的機関が公表している説明で確認してください。制度は改正されることがあるので、一次の情報で確認するのが確実です。
賃金は何を見ればいいですか?
金額そのものより内訳です。基本給がいくらか、手当が含まれているか、固定的な時間外手当が含まれる場合は何時間分か。記載は税や社会保険料が引かれる前の額です。交替制がある職場では、それに応じた手当の記載も確認してください。
住まいの制度はどのくらい重要ですか?
転勤がある会社では、社宅や家賃補助の制度が生活費を大きく左右します。金額の比較だけでは見えない部分なので、福利厚生欄を必ず見てください。
条件について不安があるときはどこに相談すればいいですか?
大学のキャリアセンターは求人票を見慣れています。労働条件に関する一般的な相談は、都道府県労働局や労働基準監督署に窓口が設けられています。学生向けの就職の相談には新卒応援ハローワークもあります。
19まとめ|区分・交替制・転勤の範囲から埋める
- 通信の求人票では、技術系か事務系か、交替制の有無、転勤の範囲を先に見てください。
- 区分によって勤務の形も勤務地の考え方も違います。まず区分を決めてください。
- 通信は24時間動き続ける仕組みです。運用に関わる職種では交替の勤務があります。
- 設備と拠点は全国にあります。拠点の一覧と合わせて読んでください。
- グループ会社は別の会社です。応募先の正式名称を確認してください。
- 災害時の対応があります。体制は説明会で聞ける内容です。
最後に。労働に関する制度は改正されることがあります。実際の条件は各社の募集要項と示された書面で、制度は公的機関の情報でご確認ください。個別の事情はキャリアセンターや公的な相談窓口へ。
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