初任給は低いのに平均年収が高い企業【新卒・2028卒】入社後に伸びる会社ランキング
いま新卒の募集があり初任給がわかる上場企業429社のうち、学部卒の初任給が中央値(月給276,550円)以下なのに平均年収が800万円以上の会社は35社ありました。平均年収を「初任給の12か月分」で割った倍率で並べると、1位はレーザーテック(5.7倍)、2位は西川計測(3.9倍)です。上位50社の平均勤続年数の中央値は約15年で、長く働く人が多く、入社後に給料が上がっていく…
「初任給が高い会社のほうがいい会社なのかな」と迷っていませんか。初任給ランキングを見ると、月給30万円台の会社がたくさん並んでいて、月給25万円前後の会社が見劣りして見えるかもしれません。
でも、会社で働くのは1年目だけではありません。初任給がふつうでも、そのあと順調に上がり、社員全体の平均年収が高い会社はたくさんあります。この記事では、初任給は控えめなのに平均年収が高い会社を、有価証券報告書と公式の募集要項の数字で探しました。「入ったあとに伸びる会社」を見つける手がかりにしてください。
この記事のデータを7枚で
1 / 701この記事の「初任給が低い」「伸びる」の決め方
初任給が429社の中央値(月給276,550円)以下の会社を「初任給が低い会社」とし、平均年収が初任給の何倍かで並べました。
対象は、Campi に新卒求人が載っていて、募集要項に学部卒の月給が書いてあり、有価証券報告書で平均年収がわかる上場企業429社です。この429社の初任給(学部卒の月給)を低い順に並べたとき、真ん中にくる金額が月給276,550円でした。この金額以下の215社を「初任給が低めの会社」としています。
会社によってはコースごとに初任給がちがいます。「低い」と言い切れるように、その会社でいちばん高いコースの学部卒の月給で判定しました。どのコースを選んでも中央値以下、という会社だけが残っています。
並べ方は「平均年収 ÷(初任給×12か月)」の倍率です。たとえば初任給が月給25万円で平均年収が900万円なら、900万円 ÷ 300万円=3.0倍です。429社全体ではこの倍率の中央値は2.29倍でした。平均年収には賞与(ボーナス)や残業代が入っていて、初任給×12には入っていないので、倍率は「入社後にどれくらい伸びる余地があるか」をざっくり比べる目安として見てください。
02初任給は低いのに平均年収が高い企業ランキング上位20社
1位はレーザーテックの5.7倍。20位の東京テアトルでも2.7倍で、429社全体の中央値(2.29倍)を上回ります。
募集コース:技術開発職
平均年収は初任給12か月分の5.7倍平均年収 1,881万円 ÷ 学部卒の初任給 275,000円×12
学部卒 月給275,000円/修士了 月給305,000円(大卒は予定。博士了330,000円)
8.7年(本社の社員534人)
募集コース:セールスエンジニア
平均年収は初任給12か月分の3.9倍平均年収 1,169万円 ÷ 学部卒の初任給 251,400円×12
学部卒 月給251,400円(ライン職の学歴別範囲251,400〜276,800円)
16.6年(本社の社員411人)
募集コース:技術系総合職
平均年収は初任給12か月分の3.5倍平均年収 1,160万円 ÷ 学部卒の初任給 275,000円×12
学部卒 月給275,000円/修士了 月給286,000円(高専卒は月給25万4000円)
15.2年(本社の社員1,824人)
募集コース:営業職
平均年収は初任給12か月分の3.1倍平均年収 875万円 ÷ 学部卒の初任給 235,000円×12
学部卒 月給235,000円/修士了 月給250,000円(2026年4月実績。初任給変動制で最大+15,000円(MOS・TOEIC 850点・マーケティング検定3級の合格各5,000円))
14.7年(本社の社員1,429人)
募集コース:総合職(営業)
平均年収は初任給12か月分の3.1倍平均年収 1,004万円 ÷ 学部卒の初任給 273,000円×12
学部卒 月給273,000円/修士了 月給288,800円(初任基本給。月給は基本給+地域手当(上限の目安は基本給の約13%)。想定年収 学部卒555万円・修士卒584万円(東京勤務想定、標準賞与含む))
14.7年(本社の社員5,303人)
募集コース:総合職(技術系・事務系)
平均年収は初任給12か月分の3.1倍平均年収 908万円 ÷ 学部卒の初任給 248,000円×12
学部卒 月給248,000円/修士了 月給267,600円(2026年4月時点。博士297,700円、高専本科232,700円、専門・短大211,900円)
18.1年(本社の社員1,087人)
募集コース:技術職(総合職)
平均年収は初任給12か月分の3.0倍平均年収 1,006万円 ÷ 学部卒の初任給 275,000円×12
学部卒 月給275,000円/修士了 月給300,000円(2026年度実績。高専卒233,000円)
15.1年(本社の社員73,133人)
募集コース:技術系コース
平均年収は初任給12か月分の3.0倍平均年収 980万円 ÷ 学部卒の初任給 269,000円×12
学部卒 月給269,000円/修士了 月給291,500円(基本給(2026年4月時点)。博士了310,000円。時間外手当・諸手当は別途)
14.4年(本社の社員5,489人)
募集コース:技術職(開発・生産ほか)
平均年収は初任給12か月分の3.0倍平均年収 929万円 ÷ 学部卒の初任給 261,400円×12
学部卒 月給261,400円/修士了 月給287,100円(ページ表記は2026年卒向け。地域手当11,500円別途)
15.1年(本社の社員786人)
募集コース:事務職
平均年収は初任給12か月分の2.9倍平均年収 945万円 ÷ 学部卒の初任給 270,000円×12
学部卒 月給270,000円/修士了 月給291,000円(2026年度。博士了327,700円)
19.0年(本社の社員3,367人)
募集コース:技術職
平均年収は初任給12か月分の2.9倍平均年収 867万円 ÷ 学部卒の初任給 250,000円×12
学部卒 月給250,000円/修士了 月給270,000円(諸手当別。専門卒230,000円(2026年度確定額))
15.3年(本社の社員284人)
募集コース:研究技術系総合職
平均年収は初任給12か月分の2.9倍平均年収 904万円 ÷ 学部卒の初任給 261,500円×12
学部卒 月給261,500円/修士了 月給274,000円(27卒要項。博士了300,320円)
18.0年(本社の社員1,737人)
募集コース:技術系 総合職 職種別採用コース
平均年収は初任給12か月分の2.9倍平均年収 933万円 ÷ 学部卒の初任給 270,000円×12
学部卒 月給270,000円/修士了 月給295,700円(2025年度実績(学部/高専専攻科卒、修士了))
21.0年(本社の社員32,547人)
募集コース:総合コース(事務)
平均年収は初任給12か月分の2.9倍平均年収 873万円 ÷ 学部卒の初任給 253,000円×12
学部卒 月給253,000円/修士了 月給276,000円(博士了285,000円。勤務地域限定制度を適用する場合は異なる)
19.8年(本社の社員4,587人)
募集コース:事務系(総合・事業開発・エリア)
平均年収は初任給12か月分の2.9倍平均年収 874万円 ÷ 学部卒の初任給 255,000円×12
学部卒 月給255,000円/修士了 月給277,000円(2026年度。エリアコースは250,000円)
18.5年(本社の社員2,111人)
募集コース:技術系(技術開発・製品設計・生産技術・情報システム等)
平均年収は初任給12か月分の2.8倍平均年収 796万円 ÷ 学部卒の初任給 234,400円×12
学部卒 月給234,400円/修士了 月給252,400円(2025年度実績(大卒/大学院卒)。高専・短大・専門卒は211,000円)
19.8年(本社の社員438人)
募集コース:事務系グローバルスタッフ職
平均年収は初任給12か月分の2.8倍平均年収 870万円 ÷ 学部卒の初任給 257,000円×12
学部卒 月給257,000円/修士了 月給282,000円(2025年4月実績)
17.9年(本社の社員3,370人)
募集コース:総合職(大丸松坂屋百貨店)
平均年収は初任給12か月分の2.8倍平均年収 898万円 ÷ 学部卒の初任給 267,900円×12
学部卒 月給267,900円(初任給267,900円(学歴別の記載なし))
15.6年(本社の社員243人)
募集コース:セールス&マーケティング(事務系)
平均年収は初任給12か月分の2.8倍平均年収 915万円 ÷ 学部卒の初任給 275,000円×12
学部卒 月給275,000円/修士了 月給300,000円(2025年度実績、ライフプラン原資含む。博士334,000円)
22.9年(本社の社員43,889人)
レーザーテックは初任給が月給275,000円で、平均年収は1,881万円です。初任給は429社の中央値(月給276,550円)より低い水準ですが、平均年収は全体でもトップクラスです。西川計測(1,169万円、初任給 月給251,400円)、大気社(1,160万円、初任給 月給275,000円)、日本たばこ産業(1,004万円、初任給 月給273,000円)、トヨタ自動車(1,006万円、初任給 月給275,000円)も、初任給は中央値以下なのに平均年収が1,000万円を超えています。
平均勤続年数が極端に短い、または長い会社は、社員の構成がほかの会社と違うことがあります。カードの勤続年数と平均年齢もあわせて見て、気になる数字は企業ページで確かめておきましょう。
03ランキング21〜50位の企業一覧
50位でも倍率は2.45倍。食品・化学・電機・機械など、メーカーが多く並びます。
| 順位 | 会社 | 業種 | 平均年収 | 学部卒の初任給(月給) | 倍率 | 平均年齢 | 受付状況 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21位 | 花王 | 化学 | 865万円 | 264,400円 | 2.7倍 | 40.6歳 | プレエントリー受付中 |
| 22位 | 東映 | 情報・通信業 | 863万円 | 265,300円 | 2.7倍 | 43.3歳 | プレエントリー受付中 |
| 23位 | ヤクルト本社 | 食料品 | 855万円 | 264,000円 | 2.7倍 | 41.7歳 | プレエントリー受付中 |
| 24位 | 日本発條 | 金属製品 | 853万円 | 264,420円 | 2.7倍 | 41.9歳 | エントリー受付中 |
| 25位 | J-オイルミルズ | 食料品 | 840万円 | 261,000円 | 2.7倍 | 44.6歳 | 公式で確認 |
| 26位 | 日本ギア工業 | 機械 | 747万円 | 232,811円 | 2.7倍 | 42.9歳 | エントリー受付中 |
| 27位 | ジェコス | 卸売業 | 829万円 | 260,000円 | 2.7倍 | 42.7歳 | 公式で確認 |
| 28位 | 東映アニメーション | 情報・通信業 | 855万円 | 272,300円 | 2.6倍 | 39.0歳 | プレエントリー受付中 |
| 29位 | ローム | 電気機器 | 804万円 | 257,000円 | 2.6倍 | 42.4歳 | プレエントリー受付中 |
| 30位 | 日本精工 | 機械 | 788万円 | 252,000円 | 2.6倍 | 42.1歳 | プレエントリー受付中 |
| 31位 | リオン | 電気機器 | 810万円 | 260,100円 | 2.6倍 | 41.3歳 | 公式で確認 |
| 32位 | IDEC | 電気機器 | 682万円 | 219,000円 | 2.6倍 | 42.9歳 | 公式で確認 |
| 33位 | リコーリース | その他金融業 | 808万円 | 260,000円 | 2.6倍 | 41.5歳 | 公式で確認 |
| 34位 | プロネクサス | その他製品 | 744万円 | 241,500円 | 2.6倍 | 43.5歳 | 公式で確認 |
| 35位 | アールシーコア | その他製品 | 798万円 | 260,000円 | 2.6倍 | 40.9歳 | エントリー受付中 |
| 36位 | エクシオグループ | 建設業 | 843万円 | 275,000円 | 2.6倍 | 45.1歳 | プレエントリー受付中 |
| 37位 | コニカミノルタ | 電気機器 | 844万円 | 276,550円 | 2.5倍 | 46.4歳 | プレエントリー受付中 |
| 38位 | メガチップス | 電気機器 | 824万円 | 270,000円 | 2.5倍 | 42.9歳 | 公式で確認 |
| 39位 | 電算 | 情報・通信業 | 805万円 | 265,000円 | 2.5倍 | 45.4歳 | エントリー受付中 |
| 40位 | ニコン | 精密機器 | 799万円 | 264,000円 | 2.5倍 | 41.9歳 | エントリー受付中 |
| 41位 | 日本通信 | 情報・通信業 | 802万円 | 265,000円 | 2.5倍 | 39.4歳 | エントリー受付中 |
| 42位 | エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート | 情報・通信業 | 752万円 | 250,000円 | 2.5倍 | 36.5歳 | 公式で確認 |
| 43位 | 東芝テック | 電気機器 | 804万円 | 269,000円 | 2.5倍 | 45.69歳 | プレエントリー受付中 |
| 44位 | 曙ブレーキ工業 | 輸送用機器 | 715万円 | 240,000円 | 2.5倍 | 46.0歳 | プレエントリー受付中 |
| 45位 | 資生堂 | 化学 | 708万円 | 237,890円 | 2.5倍 | 39.3歳 | プレエントリー受付中 |
| 46位 | 山善 | 卸売業 | 802万円 | 270,000円 | 2.5倍 | 40.0歳 | エントリー受付中 |
| 47位 | ミルボン | 化学 | 758万円 | 255,600円 | 2.5倍 | 36.0歳 | 公式で確認 |
| 48位 | スターゼン | 卸売業 | 688万円 | 232,000円 | 2.5倍 | 40.0歳 | プレエントリー受付中 |
| 49位 | 四電工 | 建設業 | 774万円 | 261,500円 | 2.5倍 | 40.0歳 | エントリー受付中 |
| 50位 | ニチレイ | 食料品 | 773万円 | 263,000円 | 2.4倍 | 45.2歳 | プレエントリー受付中 |
出典:平均年収・平均年齢は各社の有価証券報告書、初任給・受付状況は各社の公式の募集要項(2026年10月23〜24日確認)。倍率は編集部の計算です。
04初任給と平均年収はふつう比例する
初任給が高い会社ほど平均年収も高い傾向があり、「低いのに高い」会社は少数派です。
429社全体で見ると、初任給が中央値より高い214社の平均年収の中央値は842万円、中央値以下の215社は668万円でした。平均年収800万円以上の会社は、初任給が高いグループに133社、低いグループに35社です。初任給が低めの会社で平均年収800万円を超えるのは、215社のうち35社、1,000万円を超えるのは5社だけです。
| 学部卒の初任給(月給) | 会社数 | 平均年収の中央値 | 平均年収800万円以上 |
|---|---|---|---|
| 25万円未満 | 63社 | 582万円 | 2社 |
| 25万円以上27.5万円以下 | 145社 | 697万円 | 32社 |
| 27.5万円超30万円未満 | 111社 | 813万円 | 59社 |
| 30万円以上 | 110社 | 904万円 | 75社 |
出典:対象の会社の有価証券報告書と募集要項をもとに編集部で集計。
つまり、この記事のランキングに入った会社は「初任給が低い会社の中の例外」です。初任給の額だけで会社を外してしまうと、こうした会社を見落とします。逆に、初任給が低い会社がみんな伸びるわけでもありません。初任給を見たら、必ず平均年収と平均勤続年数もセットで確かめましょう。
05伸びる会社に共通すること
上位50社は平均勤続年数の中央値が約15年。長く働く人が多いメーカーが中心です。
上位50社の平均年齢の中央値は約42歳、平均勤続年数の中央値は約15年でした(429社全体もそれぞれ約41歳・約15年で、ほぼ同じ水準です)。新卒で入った人が15年前後働き続けている会社が多く、初任給はおさえめでも、毎年の昇給や昇格、賞与で少しずつ上がっていく給与のしくみだと考えられます。平均勤続年数は会社によって差が大きいので、カードの数字で1社ずつ確かめましょう。
業種:メーカーが多い
| 業種(東証) | 上位50社に入った数 | 会社 |
|---|---|---|
| 電気機器 | 8社 | レーザーテック、フクダ電子、ローム、リオン、IDEC、コニカミノルタ、メガチップス、東芝テック |
| 化学 | 6社 | ユニ・チャーム、高砂香料工業、上村工業、花王、資生堂、ミルボン |
| 食料品 | 5社 | 日本たばこ産業、カゴメ、ヤクルト本社、J-オイルミルズ、ニチレイ |
| 情報・通信業 | 5社 | 東映、東映アニメーション、電算、日本通信、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート |
| 卸売業 | 4社 | 西川計測、ジェコス、山善、スターゼン |
| 輸送用機器 | 4社 | トヨタ自動車、本田技研工業、デンソー、曙ブレーキ工業 |
| 機械 | 4社 | 荏原製作所、リケンNPR、日本ギア工業、日本精工 |
| 建設業 | 3社 | 大気社、エクシオグループ、四電工 |
| 電気・ガス業 | 3社 | 中部電力、東北電力、四国電力 |
| その他製品 | 2社 | プロネクサス、アールシーコア |
出典:各社の有価証券報告書をもとに編集部で集計。1社だけの業種は省いています。
電気機器・化学・食料品・機械などのメーカーが目立ちます。メーカーは研究・開発や生産の仕事を長く続ける人が多く、勤続年数が長い会社がそろっています。食品・化学などの業界の特徴は 食品・飲料の業界ページ や 化学・素材の業界ページ で確かめられます。
賞与(ボーナス)の比重が大きい
初任給は「毎月の給料」ですが、平均年収には賞与が入っています。賞与が年に月給の5〜6か月分ある会社では、月給が同じでも年収は大きく変わります。募集要項に「賞与 年2回」「前年度実績◯か月分」と書いてある会社は、そこも見比べてみましょう。
06この数字を見るときの注意点
平均年収は「全社員の平均」で、自分が何年後にいくらもらえるかを約束する数字ではありません。
1つめは、平均年齢の影響です。平均年齢が45歳前後の会社は、管理職の比率が高くなり平均年収も上がりやすくなります。若い社員の年収がどう上がるかまでは、有価証券報告書からはわかりません。
2つめは、初任給の書き方の違いです。初任給に地域手当や固定残業代を含めて書く会社もあれば、基本給だけを書く会社もあります。カードの「新卒の初任給」には、募集要項の注記をそのまま入れました。基本給だけの金額なら、実際の月の手取りはもう少し多くなることがあります。
3つめは、提出会社の数字であることです。有価証券報告書の平均年収は、グループ全体ではなく提出会社(多くは本社)の社員の平均です。持株会社は少人数の本社の数字になって高く出やすいので、この記事では除きました。
4つめは、職種による違いです。同じ会社でも、総合職・技術職・地域限定の職種などで給与の上がり方が違うことがあります。気になる会社は、説明会でモデル年収や昇給の仕組みを聞いてみましょう。
07初任給より年収の伸びで選ぶための3ステップ
初任給・平均年収・勤続年数の3つを並べて見るだけで、「入ってから伸びる会社」かどうかの見当がつきます。
ステップ1:初任給の高い順だけで選ばない。初任給の比較は 初任給が高い企業ランキング で見られますが、そこに出てこない会社にも、平均年収が高い会社があります。この記事の一覧と見比べてみましょう。
ステップ2:平均年収は業界の中で比べる。平均年収の全体の順位は 平均年収が高い企業ランキング にまとめています。業界ごとに水準が違うので、同じ業界の会社どうしで比べるのが公平です。
ステップ3:説明会で「伸び方」を聞く。「入社5年目・10年目のモデル年収」「昇給は年何回か」「賞与は何か月分か」を質問しましょう。内定が出たあとに労働条件を確かめる方法は 内定後の条件確認 で解説しています。
年収700万円以上の求人をまとめて見たいときは、年収700万円以上の新卒求人 から探せます。
初任給の相場を知りたいときは 初任給の平均・中央値、長く働いて年収が上がる会社を見たいときは 平均年収が高くて平均勤続年数も長い企業 もあわせて読んでください。手当込みの金額に左右されずに比べたいなら 固定残業代なしで初任給が高い企業ランキング も役に立ちます。
08よくある質問
初任給が低い会社は、年収も低いままですか?
そうとは限りません。この記事で調べた429社では、初任給が中央値(月給276,550円)以下でも、平均年収が800万円以上の会社が35社ありました。ただ、全体としては初任給が高い会社ほど平均年収も高い傾向があり、初任給が低い215社の平均年収の中央値は668万円です。
倍率はどうやって計算していますか?
平均年収を、学部卒の初任給(月給)の12か月分で割っています。平均年収には賞与や残業代が入り、初任給×12には入っていないため、倍率は「伸びる余地」を比べる目安です。
ランキングの1位はどこですか?
レーザーテックです。初任給は月給275,000円、平均年収は1,881万円で、倍率は5.7倍でした。2位は西川計測(3.9倍)、3位は大気社(3.5倍)です。
この中で、いま応募できる会社はありますか?
2026年10月23〜24日の確認時点で、上位50社のうちエントリー受付中が12社、プレエントリー受付中が23社でした。残りは公式サイトで受付状況を確かめてください。カードの「求人票を見る」から募集要項に進めます。
平均年収が高いのは、平均年齢が高いからではないですか?
その影響はあります。上位50社の平均年齢の中央値は約42歳です。平均年齢が高い会社ほど管理職が多く、平均年収が上がりやすくなります。カードに平均年齢を載せているので、あわせて見てください。
持株会社が入っていないのはなぜですか?
持株会社の平均年収は、少人数の本社の社員だけの平均になり、高く出ることがあるためです。同じ理由で、本社の社員が100人未満の会社も除いています。
09この記事のデータについて
対象は、Campi に新卒求人が載っている会社のうち、公式の募集要項に学部卒の月給が書いてあり、有価証券報告書で平均年収がわかる上場企業429社です。持株会社(社名に「ホールディングス」「持株」「グループ本社」「フィナンシャルグループ」などを含む会社)と、提出会社の社員が100人未満の会社は除きました。
平均年収・平均年齢・平均勤続年数・本社の社員数は、各社の最新の有価証券報告書(提出会社の数字)です。初任給・募集コース・受付状況は、各社の公式の新卒募集要項を Campi が2026年10月23〜24日に確認した内容です。コースが複数ある会社は、学部卒の月給がいちばん高いコースの金額を使っています。
「初任給が低い」は429社の初任給の中央値(月給276,550円)以下としました。倍率は「平均年収 ÷(初任給×12)」で、小数第2位を四捨五入して小数第1位まで表示しています(同じ表示の倍率でも、計算上の大きい順に並べています)。中央値・集計は編集部の計算です。最新の情報は各社の公式発表でご確認ください。