加藤産業
「常温流通事業」と「酒類流通事業」で稼ぐ会社
- 1年目の月給
- 未確認・学部卒
- 毎年の採用
- —公式サイトで確認できず
- 平均年収
- 748万円平均40.45歳・勤続14.81年
- もうけ(純利益)
- 132億円本社の社員1,152人
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
業界地図INDUSTRY MAP 2026
大手の三菱食品・国分・日本アクセスは有価証券報告書を出していないため入っていません。このページは加藤産業・スターゼン・マルイチ産商・尾家産業・久世の5社を、有価証券報告書の数字だけで比べました。メーカーとお店の間で食品を届ける会社の規模、年収、働き方を同じ物差しで並べています。
有価証券報告書(2025年9月期。スターゼンは2026年3月期・マルイチ産商は2026年3月期・尾家産業は2026年3月期・久世は2026年3月期)。平均年収は本社の全社員の平均(賞与込み)で、新卒の年収ではありません。
WHAT IS IT
ひとことで言うと
全国の食品メーカーや産地から食べ物を集め、ちょうどいい温度で保管して、スーパーや飲食店、病院の給食に届ける「食の中継ぎ役」。たくさんの量を扱い、少しずつ利益を積み上げます。
食品卸・商社業界とは、食品メーカーや産地から食品を仕入れ、スーパーや飲食店、病院・施設の給食などに届ける業界です。お金を払うのは、商品を仕入れる小売店や飲食店などです。メーカーとお店の間に立ち、商品を集めて、保管し、配送する役割を担います。
メーカーや産地から仕入れた食品をお店に届け、仕入れ値と売り値の差で稼ぎます。
ふだん目にするお店・商品・サービスの後ろに、この業界の会社がいます。
スターゼン子会社(議決権の100%)
出典:各社の有価証券報告書(2026年3月期)「事業の内容」「関係会社の状況」。割合は会社が持っている議決権の割合です。
メーカーや産地から仕入れ、小売店や飲食店に売った差が利益になります。加藤産業は売上1兆2143億円に対し純利益132億円で、多くの量を扱って少しずつ稼ぐ形です。
加藤産業は加工食品などの常温、冷凍・冷蔵の低温、お酒の流通を事業として分けています。商品に合った温度で保管・配送します。
尾家産業はホテルやレストラン、病院・高齢者施設などに食材を卸しています。久世も外食産業向けの業務用食材と資材を扱っています。
スターゼンは食肉の処理加工やハム・ソーセージの製造、豚・牛の生産・肥育まで手がけます。久世はブイヨンやスープ、ソースを製造しています。
スーパーや飲食店、給食施設に商品を提案します。売場づくりや、メニューに合う食材選びを一緒に考えます。
メーカーや産地から何をどれだけ仕入れるかを決め、価格や数量を交渉します。相場の動きも見ながら判断します。
常温・冷蔵・冷凍の倉庫や配送を管理し、決められた時間に正確に届けます。配送の効率化や受注の電子化も進めます。
尾家産業のPB商品や、久世のソースのように、自社オリジナルの食品を企画します。取引先の声を商品に生かします。
メーカーから商品を仕入れ、お店などの事業者に売ること。消費者に直接売る小売と区別されます。
お弁当や総菜など、買って家や職場で食べる食事のこと。外食と家での調理の中間にあたります。
冷蔵・冷凍が必要な食品を、決められた温度を保ったまま保管・配送すること。冷凍食品や生鮮品の流通を支えます。
飲食店などのプロが自分で来店して、現金などで支払い、その場で商品を持ち帰る業務用の店のことです。
IN 30 SECONDS
どのくらい稼ぐ?
0.0兆円
5社の1年間のもうけ(純利益)の合計。1位は加藤産業の132億円。
平均年収は?
578〜756万円
社員全体の平均(賞与込み)。いちばん高いのは尾家産業。新卒の年収ではありません。
同じ「食品卸・商社」でも、何で稼いでいるかは会社ごとにかなり違います。志望動機で聞かれる「なぜうちの会社?」に答えるには、まずこの違いを知るのが近道です。
FEATURES & TRENDS
加藤産業は加工食品、スターゼンは食肉、マルイチ産商は水産物などの生鮮食品、尾家産業と久世は外食向けの業務用食材が中心です。同じ食品卸でも、取引先や扱う商品の温度帯が違います。
根拠:5社の有価証券報告書「事業の内容」大手の三菱食品・国分・日本アクセスは有価証券報告書を出していないため、このページの比較には入っていません。比べた5社で売上が最大なのは、加藤産業の1兆2143億円です。
根拠:業界地図の対象企業の注記マルイチ産商は売上2971億円に対し純利益17億円でした。久世は営業利益率2%を計画上の指標に掲げ、当期は3.0%を達成したと書いています。多くの量を扱い、少しずつの利幅を積み重ねる形です。
根拠:マルイチ産商 有価証券報告書の売上・純利益/久世「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」マルイチ産商は1951年に長野市で水産物の卸売を始めました。2030年に向けて「地域のスペシャルパートナー」を掲げ、「信州」と「全国」の2つの事業領域をつなぐとしています。
根拠:マルイチ産商 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」加藤産業は、仕入価格や人件費、物流費の上昇で商品の値上げが続くと見ています。節約志向と価値を重視する消費の二極化が進むなか、営業と物流が連携して対応するとしています。
加藤産業 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」尾家産業は、物流の労働時間の上限規制に対応して、配送効率の向上や受注の電子化を進めるとしています。加藤産業も人件費や物流費の増加を厳しい経営環境として挙げています。
尾家産業・加藤産業 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」マルイチ産商は、世界の水産物生産が頭打ちになる一方で需要が増え、日本市場の地位が相対的に下がっていると書いています。安定した調達を大きな課題とし、食へのニーズの多様化にも対応するとしています。
マルイチ産商 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」スターゼンは「中期経営計画2030」で海外市場への挑戦を掲げ、5年間で260億円を海外市場向けに投資する計画です。最終年度には経常利益の15%を海外で稼ぐ目標です。
スターゼン 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」この節は、上の会社の有価証券報告書(「事業の内容」「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」)と、事業ごとの利益の数字をもとに書いています。
FIND BY INTEREST
やってみたい仕事に近いものを押してください。その分野でたくさん稼いでいる順に並びます(=その分野の仕事が大きい会社)。
INDUSTRY MAP
明るいマスほど、その会社がその分野で大きく稼いでいます。マスに指を置くと中身の事業名が出ます。
横にずらすと5社すべて見られます →
| 加藤産業 | スターゼン | マルイチ産商 | 尾家産業 | 久世 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 加工食品・お酒(常温) | 160億円 | — | — | — | — |
| 冷凍・冷蔵の食品(低温) | 13億円 | — | — | — | — |
| 肉・魚(生鮮) | — | — | 20億円 | — | — |
| 食材の卸(全般) | — | — | △2億円 | — | 26億円 |
| 食材の製造 | — | — | — | — | 9億円 |
| 海外・その他 | 2億円 | — | 7億円 | — | — |
各社の有価証券報告書(2025年9月期)にある「事業ごとの利益」(営業利益又は営業損失。会社によって違う)を億円に丸め、編集部が6つの分野に分けたもの。△は損失。マルイチ産商の「丸水長野県水グループ」は会社名の事業で、名前だけで分野を決められないため「その他」に入れました。三菱食品と国分は有価証券報告書を出していないため入っていません。ヤマエグループホールディングスとトーホーは本社の社員が300人未満のため入っていません。加藤産業は決算期が9月(2025年9月期)で、ほかの4社(2026年3月期)とずれています。全社共通の費用などは入っていないので、足しても純利益とは一致しません。
5 COMPANIES
もうけが大きい順。事業の名前は各社が使っているそのままです。
「常温流通事業」と「酒類流通事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
事業ごとの利益は、このページでは載せていません
何で稼いでいる?事業ごとの
事業ごとの利益は、このページでは載せていません
何で稼いでいる?事業ごとの
数字だけでは決められないときは
年収やもうけは会社選びの一部です。仕事の中身や社風は、働いている先輩に聞くのがいちばん確かです。
「食材卸売事業」と「食材製造事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
「水産事業」と「丸水長野県水グループ」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
COMPARE
見出しを押すと、その順に並び替わります。棒の長さは5社の中での大きさです。
| 会社 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 加藤産業 | — | — | 748万円 | 132億円 | 1,152人 | 40.45歳 |
| スターゼン | — | — | 688万円 | 83億円 | 1,298人 | 40歳 |
| マルイチ産商 | — | — | 646万円 | 17億円 | 514人 | 40.2歳 |
| 尾家産業 | — | — | 756万円 | 28億円 | 832人 | 40.2歳 |
| 久世 | — | — | 578万円 | 18億円 | 395人 | 42.7歳 |
1年目の月給=各社の募集要項の学部卒の初任給(入社年度は会社で違う。条件は名刺に記載)。毎年の採用=直近の新卒採用者数(加藤産業・スターゼン・マルイチ産商・尾家産業・久世は公式の数字を確認できず)。平均年収・平均年齢・本社の社員=有価証券報告書の「従業員の状況」(本社=提出会社だけで、子会社の社員は入らない)。もうけ=純利益(親会社の所有者に帰属する当期利益・連結)。
NOW HIRING
いま募集している食品卸・商社の会社です(エントリー受付中1社)。受付中の会社から、初任給の高い順に並べました。中身は各社の公式の募集要項です。
MORE COMPANIES
上の5社のほかに、食品卸・商社の仕事をしている上場企業です。数字は各社の最新の有価証券報告書。見出しを押すと並び替わり、社名を押すと会社のページへ進みます。
| 会社 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| ヤマエグループホールディングス | 696万円 | 39.3歳 | 6,414人 | 1.1兆円 | 111億円 |
| 神戸物産 | 530万円 | 38.5歳 | 1,674人 | 5,517億円 | 319億円 |
| トーホー | 680万円 | 44歳 | 2,540人 | 2,597億円 | 46億円 |
| ラクト・ジャパン | 982万円 | 37.6歳 | 424人 | 1,828億円 | 43億円 |
| 木徳神糧 | 780万円 | 42.27歳 | 385人 | 1,762億円 | 55億円 |
| 中央魚類 | 669万円 | 44.2歳 | 794人 | 1,586億円 | 29億円 |
| ユアサ・フナショク | 535万円 | 42歳 | 303人 | 1,264億円 | 23億円 |
| 横浜冷凍 | 597万円 | 36.6歳 | 1,804人 | 1,256億円 | 20億円 |
| 正栄食品工業 | 667万円 | 39.9歳 | 1,483人 | 1,249億円 | 30億円 |
| 大水 | 669万円 | 46.4歳 | 438人 | 1,058億円 | 7億円 |
| オーシャンシステム | 428万円 | 42.4歳 | 1,029人 | 961億円 | 11億円 |
| 大光 | 554万円 | 43.8歳 | 592人 | 795億円 | 1億円 |
| 石光商事 | 670万円 | 43.2歳 | 476人 | 765億円 | 13億円 |
| 築地魚市場 | 609万円 | 46.2歳 | 292人 | 675億円 | 4億円 |
| デリカフーズホールディングス | 861万円 | 48歳 | 850人 | 622億円 | 15億円 |
| アイスコ | 442万円 | 39.1歳 | — | 577億円 | 4億円 |
| ヨンキュウ | 478万円 | 42.9歳 | 134人 | 477億円 | 38億円 |
| オーウイル | 700万円 | 38.4歳 | 137人 | 419億円 | 8億円 |
| 横浜丸魚 | 663万円 | 43.2歳 | 178人 | 406億円 | 6億円 |
| 中部水産 | 658万円 | 46.56歳 | — | 374億円 | 4億円 |
| 横浜魚類 | 609万円 | 41.8歳 | — | 210億円 | 2億円 |
| タカチホ | 503万円 | 45.8歳 | 218人 | 97億円 | 3億円 |
| フーディソン | 503万円 | 37.7歳 | 103人 | 78億円 | 1億円 |
| ミクリード | 786万円 | 45.2歳 | — | 77億円 | 3億円 |
平均年収・平均年齢=提出会社(単体)の全従業員の平均(賞与込み・新卒の年収ではない)。持株会社は本社の少人数の数字です。社員数・売上・純利益=グループ全体(連結。連結の無い会社は単体)。決算期は会社で違います。どの業界に入れるかは、有価証券報告書の「事業の内容」をもとに編集部が決めました。
WORK STYLE
法律で公表が決まっている3つの数字(本社・2025年9月期)。
高いほど、女性が課長以上に就いている
●は育児目的の休暇も含めた数え方(下の注)
100に近いほど男女の差が小さい
男性の育休の取得率:●の会社は育児休業と育児目的の休暇を合わせた割合、無印の会社は育児休業だけの割合(育児・介護休業法の施行規則第71条の6)。数え方が違う会社どうしはそのまま比べられません。100%を超えるのは、前の年度までに子どもが生まれた人がこの年度に取った分も数えるためです。女性の平均賃金は全労働者の平均で、管理職や総合職に男性が多いと低く出ます。
HOW TO START
「業界地図」と「5社の名刺」で、どの会社が何で稼いでいるかを押さえます。業界全体としては、食品をメーカーから小売へつなぐ卸の業界。物流と提案力が核。
。日程は28卒の就活スケジュールで確認できます。
同じ会社でも部署で仕事はまったく違います。OB・OG訪問で「入って何をしているか」を具体的に聞くと、志望動機が自分の言葉になります。
「御社は◯◯で大きく稼いでいて、私は◯◯に関わりたい」と、地図の事実とつなげて話せると説得力が出ます。
向いている人食品流通に興味
加藤産業です。純利益は132億円で、2位はスターゼン(83億円)でした(各社の有価証券報告書)。
5社の平均年収は577.5万円(久世)から755.9万円(尾家産業)です。賞与を含む全社員の平均で、新卒の1年目の年収ではありません。
各社が提出した最新の有価証券報告書の数字です。決算期は2026年3月期(加藤産業は2025年9月期)。年に1回、新しい有価証券報告書が出たら見直します。