建設・ゼネコン業界の職種|仕事内容の調べ方
建設の職種は「決める →つくる →支える」で整理できます。決める=設計(意匠・構造・設備)、積算、技術研究。つくる=施工管理(建築・土木・設備)、工事の計画、安全管理。支える=営業、調達、不動産開発、事務系。人数のうえで中心になるのは施工管理です。そして建築と土木では、まったく別の世界になります。
建築学科に進んだ人の多くは、設計職に就きません。
建設会社の技術職で人数のうえで中心になるのは施工管理です。これは事実として知っておいてください。
そして施工管理は自分で工事をする仕事ではありません。工程・品質・原価・安全を管理する仕事です。
この記事では、建設・ゼネコン業界の職種を整理し、仕事の中身、資格、専攻との関係、調べ方まで通しで扱います。
この記事を7枚で
1 / 7第1部 どんな職種があるか|決める・つくる・支える
第2部 職種の選び方|資格・専攻・勤務地
第3部 仕事内容の調べ方
第4部 選考に向けて|志望職種と確認事項
第1部 どんな職種があるか|決める・つくる・支える
01職種の地図|決める・つくる・支える
まずこの整理を頭に入れてください。
建設の職種を3区分で整理する。
| 区分 | 職種 | やること |
|---|---|---|
| 決める | 意匠設計 | 建物の形、空間、見た目を設計する |
| 構造設計 | 建物が安全に立つための骨組みを設計する | |
| 設備設計 | 電気・空調・給排水の計画を立てる | |
| 積算 | 図面から数量と費用を算出する | |
| 技術研究 | 材料、構造、施工技術などを研究する | |
| つくる | 建築施工管理 | 建物の工事の工程・品質・原価・安全を管理する |
| 土木施工管理 | 道路・橋などの工事を管理する | |
| 設備施工管理 | 電気・空調・衛生の工事を管理する | |
| 安全管理 | 現場の安全の仕組みを整え、点検する | |
| 支える | 営業 | 工事の情報を集め、受注につなげる |
| 調達 | 資材と協力会社を手配する | |
| 不動産開発 | 土地を仕入れ、事業として企画する | |
| 事務系 | 経理、人事、法務、総務 |
人数のうえで中心は施工管理です
「建築を学んだら設計」と思われがちですが、施工管理として採用される人が多いのが一般的です。
これは良し悪しではなく、事実として知っておいてください。
建築と土木は別の世界です
つくるものも、発注者も、学科も違います。まずどちらに関心があるかを決めてください。
業界の構造は別記事で
どんな会社があるか(ゼネコン、サブコン、専門工事、道路、設計事務所、建設コンサルタント)は建設・ゼネコン業界とは|全体像と分野の調べ方で整理しています。
02施工管理という仕事
現場監督と呼ばれることもある職種です。
この4つを「4大管理」と呼びます
どれか1つを優先すると、他が崩れます。そのバランスを取るのが難しさであり、面白さでもあります。
調整が仕事の大半です
自分で工事をするのではなく、複数の会社の作業が噛み合うように段取りするのが仕事です。人と話す時間が長い職種です。
現場には専門工事会社の職長や作業員がいます。年上の職人と話す仕事でもあります。
記録と書類が多い仕事です
できあがったものは後から中が見えません。だから工事の途中で写真を撮り、記録を残します。
「現場仕事」と聞いて体力仕事を想像するかもしれませんが、書類と記録の比重は大きいのが実際です。
危険を見つけたら止めます
相手が年上の職人でも、危険な作業は止める必要があります。根拠は法令と手順です。
03設計|意匠・構造・設備
設計は1種類ではありません。
| 設計の種類 | 決めること | 関わる専攻 |
|---|---|---|
| 意匠設計 | 建物の形、空間の使い方、見た目 | 建築(意匠・計画) |
| 構造設計 | 地震や風に耐える骨組み | 建築(構造)、土木 |
| 設備設計 | 電気、空調、給排水の計画 | 建築(環境設備)、機械、電気 |
働く場所がいくつかあります
設計の仕事は設計事務所、ゼネコンの設計部門、住宅メーカー、官公庁などにあります。同じ設計でも進め方が違います。
ゼネコンの設計部門は自社の施工と一体で進められるという特徴があります。
設計部門の枠は限られます
ゼネコンでは設計部門の募集が別に設けられることがありますが、枠は限られます。
設計を志望するなら、設計部門の募集があるか、配属はどう決まるかを先に確認してください。
構造設計は専門性が高い
地震や風に対して建物が安全であることを計算で示す仕事です。法令上の基準に沿って設計する必要があります。
人数が限られ、専門性が高いと言われる分野です。
建築士の資格が関わります
設計・工事監理を行うには建築士の資格が関わります。受験には実務経験などの要件があり、制度は改正されることがあります。
04設備施工管理という選択肢
電気・機械系の学生がまっすぐ生きる職種です。
建物は箱だけでは使えません
電気が通り、空調が効き、水が流れて、初めて建物は機能します。この部分を担う職種です。
サブコンという会社があります
設備工事を専門に担う会社(サブコン)があり、そこで働く道もあります。ゼネコンの設備部門で働く道もあります。
設備工事の会社が元請になることもあります。
高度な案件があります
半導体工場のクリーンルーム、データセンターの電源と空調——高い性能が求められる案件があります。
半導体業界とも接点があります。全体像は半導体業界とは|全体像と分野の調べ方で整理しています。
資格が関わります
電気工事や管工事に関する施工管理の資格があります。多くは入社後に取得します。詳しくは7章で扱います。
05積算・技術研究・安全管理
外からは見えにくい専門職です。
積算は受注を左右します
いくらで工事ができるかを図面から計算する仕事です。積算の精度が、受注と採算に直結します。
建築や土木の知識と、数字を扱う正確さが求められます。
技術研究所を持つ会社があります
大手のゼネコンには技術研究所があり、材料、構造、環境、施工技術などの研究が行われています。
どんな研究をしているかは、会社サイトで公開されていることがあります。研究職としての採用がある会社もあります。
安全管理は仕組みをつくる仕事です
現場ごとの管理に加えて、会社全体の安全の仕組みを整える役割があります。法令に基づく業務です。
施工計画という仕事
大きな工事ではどう作るかを事前に詳細に検討します。クレーンの配置、資材の搬入、工程の組み方——ここで工事の成否が決まります。
06営業・調達・事務系
文系出身者の入口です。
建設の営業は情報の仕事です
どこでどんな工事が計画されているか——早く知ることが受注につながります。発注者との関係づくりが仕事の中心です。
公共工事では入札の手続きに関わります。
調達は工事の進行に直結します
資材が届かなければ工事は止まります。価格、納期、品質を管理する仕事です。
協力会社の手配も重要な役割です。
工事ごとの採算を管理します
建設では工事ごとに採算を見ます。経理の仕事も、この単位で行われます。
不動産開発を持つ会社があります
ゼネコンには自社で不動産事業を行う会社があります。発注される側と発注する側の両方の立場を持つことになります。
不動産・住宅業界は不動産・住宅業界とは|全体像と分野の調べ方で整理しています。
第2部 職種の選び方|資格・専攻・勤務地
07資格が仕事に関わる業界です
建設では、資格が業務の範囲に関わります。
| 資格 | どんな場面で関わるか |
|---|---|
| 施工管理技士(建築・土木・電気工事・管工事など) | 工事の技術上の管理を担う立場に関わる |
| 建築士(一級・二級) | 建物の設計・工事監理に関わる |
| 技術士 | 建設コンサルタントなどで評価される |
| 測量士・測量士補 | 測量の業務に関わる |
| 電気工事士・電気主任技術者 | 電気設備の工事・保安に関わる |
入社後に取るのが一般的です
多くの資格には実務経験などの要件があります。そのため学生のうちに取れるとは限りません。
受験費用の補助や、取得時の手当がある会社があります。制度の有無は採用ページで確認してください。
資格が昇進に関わることがあります
資格を持っていることが担える役割に関わる場合があります。だから会社が計画的に取得を支援します。
学生のうちに取れるものもあります
学科によっては在学中に受験できる資格があります。大学の就職担当や学科の教員に確認してください。
制度は改正されることがあります
受験資格や試験の区分は見直されることがあります。最新の情報は実施機関や公的機関の情報で確認してください。
08専攻と職種の対応
建築・土木以外の専攻にも入口があります。
電気・機械系は設備で強い
設備施工管理は電気・機械の知識が直接生きます。建築学科でなくても、専門がそのまま使える道です。
情報系にも入口があります
三次元の設計データの活用、施工の自動化、現場の遠隔管理——技術で変わりつつある部分があります。
研究テーマは一致しなくて構いません
会社が見ているのはどう課題を立て、どう確かめたかという進め方であることが一般的です。整理の仕方は学生時代の経験の棚卸し|書き出す順番で扱っています。
文系から建設業界へ
営業、調達、不動産開発、事務系——文系出身者が就く職種があります。応募資格は募集要項で確認してください。
09勤務地・住まい・働き方
現場に付いて動く職種があります。
現場が変わるということ
ひとつの工事が終われば、次の現場に移ります。現場の場所によっては転居や単身赴任になることがあります。
会社によっては勤務地の範囲を限定する区分を設けていることがあります。
住まいの制度を確認してください
現場の近くに社宅や寮が用意されることがあります。家賃補助や赴任に関する手当の有無も含め、確認してください。
働き方の見直しが進められています
建設業についても時間外労働の上限に関する規制が適用されています。各社が働き方の見直しに取り組んでいます。
制度の内容は厚生労働省の情報で確認してください。取り組みは説明会で聞いてよい質問です。
海外の現場もあります
大手のゼネコンには海外の案件があります。現地に長期間滞在する働き方です。
第3部 仕事内容の調べ方
10募集要項から仕事内容を読む
いちばん確実な情報源は、会社が出している募集要項です。
「若干名」「総合職」だけの募集もあります
仕事内容が抽象的にしか書かれていない場合、配属で決まる可能性が高くなります。その場合は説明会で具体的に聞いてください。
建設では技術系の区分が明確です
建築施工、土木施工、設備、設計、技術研究——専門ごとに募集が分かれることが一般的です。
どの区分に応募するかで、入社後の仕事が決まります。
複数年分を見ると分かることがあります
去年と今年で募集する職種の区分が変わっていることがあります。会社の方針の変化が表れている場合があります。
募集要項の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで詳しく扱っています。
11社員インタビューの読み方
採用ページの社員紹介は、使い方を間違えなければ役に立ちます。
良い面が中心に書かれている前提で読む
採用ページは会社が伝えたいことを載せる場所です。厳しい面が書かれていないこともあります。
だから「何をしているか」という事実の部分を拾い、評価の言葉は割り引いて読んでください。
複数人を読み比べてください
1人だけだと、その人の特殊な経歴かもしれません。同じ職種の複数の人を読むと、共通する部分が見えます。
施工管理の紹介を必ず読んでください
人数のうえで中心となる職種です。一日の流れと、現場での役割が書かれていれば、実態に近い情報です。
載っていない職種にも注意
採用ページに紹介がない職種もあります。紹介がない=存在しないではありません。募集要項の職種欄で確認してください。
12一次資料から職種の手がかりを得る
採用向けではない資料にも、仕事の手がかりがあります。
| 資料 | 職種について分かること |
|---|---|
| 有価証券報告書「従業員の状況」 | セグメント別の従業員数。どの事業に人が多いか |
| 有価証券報告書「設備の状況」 | 事業所・工場の所在地。どこに職場があるか |
| 有価証券報告書「研究開発活動」 | 研究・開発がどの領域で行われているか |
| 中期経営計画 | これから人を増やす領域、力を入れる事業 |
| 統合報告書 | 人材の育成や働き方に関する考え方 |
従業員数は職種の規模を表します
セグメント別の従業員数を見ると、どの事業に人が多いかが分かります。人が多い事業には、その分職種も多くあります。
希望する職種が、会社の中でどれくらいの規模かを推測する材料になります。
施工実績が職種の手がかりになります
どんな建物や構造物を手がけているかが分かれば、どんな技術者が必要かの見当がつきます。
中期経営計画に採用の方向が表れます
「この領域を強化する」と書かれていれば、その領域で人を必要としている可能性があります。
志望する職種と、会社が力を入れる方向が合っているかを確かめてください。
13OB・OG訪問で聞くこと
資料では分からないことを聞くための機会です。
「やりがい」は聞いても情報が少ない
抽象的な質問には抽象的な答えが返ります。具体的な事実を聞くほうが、判断の材料になります。
「昨日は何をしていましたか」くらい具体的でも構いません。
建設で聞いておきたいこと
現場の一日の流れ、住まいの決まり方、現場が変わる頻度、書類と現場確認の時間の割合——このあたりは資料では分かりません。
複数の人に聞いてください
- 職種が同じでも、配属先や担当によって経験が違います。1人の話を全体だと思わないでください。
- 進め方はOB・OG訪問の依頼と当日|連絡からお礼までの流れで扱っています。
- 第4部 選考に向けて|志望職種と確認事項
14志望する職種をどう書くか
「職種が決まっていない」ままでも書けますが、材料は要ります。
| 書くときの材料 | どこから取るか |
|---|---|
| その職種が何をしているか | 募集要項、社員インタビュー、OB・OG訪問 |
| なぜその職種に関心があるか | 自分の経験と、職種の仕事の重なり |
| その会社でなければならない理由 | セグメント情報、中期経営計画、事業の特徴 |
| 入社後に何を学ぶ必要があるか | 募集要項の応募資格、研修の内容 |
職種名だけを書かないでください
「開発職を希望します」だけでは、その職種の何に関心があるのかが伝わりません。
仕事の中身のどの部分に関心があるかまで書いてください。
「建築か土木か」「どの用途か」を書いてください
建設は建築と土木でまったく別の世界です。さらに建築の中でも用途(オフィス、住宅、工場、病院)で仕事が変わります。
各社の施工実績を見れば、得意な用途が分かります。そこまで読んで書いてください。
希望が変わることもあります
入社後に別の職種に関心が移ることもあります。それ自体は問題ではありません。ただし選考の時点では、いま考えていることを具体的に言えることが大切です。
志望理由の組み立ては志望理由が弱いと感じたら|足りない情報を埋めるで扱っています。
15配属はどう決まるか
ここを確認せずに入社すると、想像とずれます。
確認すべきこと
| 確認したいこと | どこで確認するか |
|---|---|
| 技術系の区分(建築・土木・設備) | 募集要項の職種欄 |
| 現場配属の期間と場所 | 説明会での質問 |
| 設計部門の募集があるか | 募集要項の職種欄 |
| 希望はどの程度考慮されるか | 説明会での質問 |
| 配属はいつ決まるか | 説明会での質問 |
| 入社後に職種を変える道があるか | 説明会での質問 |
聞いても失礼になりません
配属や勤務地は働き方の前提です。遠慮せず確認してください。曖昧なまま進めるほうが、お互いにとって良くありません。
現場配属が前提の職種があります
施工管理は現場に付いて動きます。転居や単身赴任の可能性があるため、住まいの制度も含めて確認してください。
最初の配属がすべてではありません
多くの会社では異動の機会があります。ただし、どの程度動けるかは会社によって違います。実際の例をOB・OG訪問で聞いてください。
16選考の時期と併願
職種によって、選考の進み方が違うことがあります。
技術系は推薦という道がある場合があります
建築・土木系の学科では推薦での応募の仕組みがあることがあります。対象の会社・手続き・期限は大学ごとに違うため、早めに就職担当に確認してください。
締切は一覧で管理してください
職種別に応募すると、締切がばらばらになります。会社名、職種、応募した日、次の予定、締切をまとめておけば、出し忘れは防げます。
管理の仕方は選考管理の作り方|進み具合を一覧にするで扱っています。
17相談できる窓口
一人で抱えないでください。
建築・土木系は学科のつながりが強い
学科の進路資料を見ると、同じ会社に毎年複数名が進んでいることがあります。まず学科の就職担当に聞いてください。
条件面で疑問があるとき
提示された条件に疑問があるとき、自分で判断せずに相談してください。労働局の総合労働相談コーナーは無料で、全国にあります(予約なしで利用できる場合があります)。法令の解釈が必要な場合は弁護士にご相談ください。
18よくある質問
建築学科ですが、設計に配属されますか?
会社と募集の区分によります。建設会社の技術職では、人数のうえで施工管理が中心であることが一般的です。設計部門の募集がある会社もありますが枠は限られます。設計を志望するなら、設計部門の募集があるか、配属がどう決まるかを募集要項と説明会で確認してください。設計事務所という選択肢もあります。
施工管理は具体的に何をするのですか?
工程・品質・原価・安全の4つを管理します。自分で工事をするのではなく、複数の専門工事会社の作業が噛み合うように段取りし、図面どおりにできているかを確認し、記録を残す仕事です。人と話す時間と、書類・記録の比重が大きい職種です。
建築・土木以外の専攻でも入れますか?
入れます。電気・機械系は設備施工管理でまっすぐ専門が生きます。情報系は三次元データの活用や施工の自動化に関わる道があります。文系では営業、調達、不動産開発、事務系といった職種があります。
設備施工管理はどんな仕事ですか?
建物の電気、空調、給排水といった設備の工事を管理する仕事です。建物は箱だけでは使えないため、この部分がなければ機能しません。半導体工場のクリーンルームやデータセンターの電源・空調など、高い性能が求められる案件もあります。サブコンという専門の会社で働く道もあります。
資格はいつ取るのですか?
多くの資格には実務経験などの要件があり、入社後に会社の支援を受けて取得するのが一般的です。受験費用の補助や取得時の手当がある会社もあります。学科によっては在学中に受験できるものもあるので、就職担当や教員に確認してください。
構造設計に興味があります。
地震や風に対して建物が安全であることを計算で示す仕事です。法令上の基準に沿って設計する必要があり、専門性が高く人数も限られると言われます。建築の構造分野を学んだ人が進む道です。設計事務所やゼネコンの設計部門で募集があるかを確認してください。
積算とはどんな仕事ですか?
図面から必要な数量と費用を算出する仕事です。いくらで工事ができるかを計算するため、積算の精度が受注と採算に直結します。建築や土木の知識と、数字を扱う正確さが求められる専門職です。
転勤は多いですか?
施工管理は現場に付いて動くため、工事が終われば次の現場に移ります。現場の場所によっては転居や単身赴任になることがあります。会社によっては勤務地の範囲を限定する区分を設けていることがあります。社宅や手当の制度も併せて確認してください。
労働時間はどうですか?
建設業についても時間外労働の上限に関する規制が適用されており、各社が働き方の見直しに取り組んでいます。制度の内容は厚生労働省の情報で確認してください。会社の取り組みについては、説明会で「どんな取り組みをされていますか」と聞くと具体的な答えが返ります。
現場は体力仕事ですか?
施工管理は自分で工事をする職種ではありません。現場を歩き、確認し、調整し、書類と記録を作る仕事です。屋外での作業や早い時間の始業がある一方、書類の比重も大きいのが実際です。インターンや現場見学で実際に見ておくと印象がはっきりします。
技術研究所ではどんな仕事をしますか?
材料、構造、環境、施工技術などの研究を行います。大手のゼネコンが持っていることがあり、研究職としての採用がある会社もあります。どんな研究をしているかは会社サイトの技術研究所のページで公開されていることがあります。
まず何から調べればいいですか?
志望する会社の施工実績を見て、どんな建物や構造物を手がけているかを知るのが早道です。そのうえで募集要項の技術系の区分(建築・土木・設備・設計)を確認し、社員インタビューで施工管理の一日の流れを読んでください。
19まとめ|施工管理が中心にあります
建設の職種は「決める・つくる・支える」で整理できます。
人数のうえで中心は施工管理です。「建築を学んだら設計」ではありません。この前提を知ってから志望先を決めてください。
施工管理は自分で工事をする仕事ではありません。工程・品質・原価・安全を管理し、調整し、記録を残します。
- 設計は3種類あります。意匠、構造、設備。それぞれ別の専門です。
- 電気・機械系は設備でまっすぐ生きます。サブコンという選択肢もあります。
- 資格が仕事に関わる業界です。多くは入社後に会社の支援を受けて取得します。
- 現場に付いて動く職種があります。勤務地、住まい、働き方は必ず確認してください。
最後に。職種の名称や区分は会社によって異なり、組織の変更によって変わることもあります。本記事は一般的な整理であり、特定の会社の制度を示すものではありません。制度に関することは公的機関の情報で、実際の職種・配属・条件は各社の募集要項でご確認ください。
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