就活・キャリア 更新 2026.09.23 この記事にはPRを含みます

広告・メディア業界の選考|案内から流れを読む

結論

この業界の選考でまず分けるのは「会社の種類」と「職種」です。広告会社、放送局、出版社、新聞社、インターネット関連——成り立ちも事業も違います。そのうえで職種別に募集されることが多く、営業と制作では準備が変わります。作文や企画の課題が課されることがあり、早い時期に動く会社もあります。志望動機はその会社がつくったものを実際に見てから書いてください。

19分読み終わるまで
19章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.23
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広告・メディアの選考では、「どんな会社か」を先に分けて考えます。

広告会社、放送局、出版社、新聞社、インターネット関連の会社——成り立ちも事業も違います。

そして多くが職種別に募集します。営業、制作、媒体、企画。どれを選ぶかで準備が変わります。

この記事では、この業界の選考の特徴を整理し、案内の読み方、準備、当日の確認まで通しで扱います。

この記事について:本記事は選考の進め方の一般的な整理です。選考の流れ・時期・方式は会社ごとに異なり、年度によっても変わります。通過の基準や倍率についても扱っていません。実際の日程と内容は各社の採用ページと届いた案内でご確認ください。

この記事を7枚で

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この業界の選考の…会社の種類を分ける作文と課題についてその会社を調べるこの業界で聞かれ…この記事

この記事の流れ

広告・メディア業界の選考

この業界の選考でまず分けるのは「会社の種類」と「職種」です。

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時期は会社ごとに違います早い時期から始める会社があります。志望する会社の時期は早めに確認してくださ…
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本記事では通過の基準を扱いません何が評価されるか、倍率はどうかといった話は会社ごとに違い、外からは分かりま…
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業界と職種の理解が前提になります業界の構造は広告・メディア業界とは|全体像と分野の調べ方、職種は広告・メデ…

この業界の選考の特徴

まずこの点を確認してください。

早い時期から始める会社があります。志望する会社の時期は早めに確認してください。何が評価されるか、倍率はどうかといった話は会社ごとに違い、外からは分かりません。

1
広告会社は広告主の側に立ちます依頼した企業の課題を受けて、どう伝えるかを組み立てるのが役割です。
2
放送局や新聞社は事業の構成が複雑です番組や紙面だけでなく、イベント、不動産、配信の事業を持っていることがありま…
3
制作会社という選択肢があります番組や映像を実際につくる専門の会社があります。
4
インターネット関連の会社も同じ領域にいます広告の配信の仕組みを扱う会社、コンテンツを届ける会社——業界の境目は曖昧に…

会社の種類を分ける

同じ「メディア」でも、事業が違います。

依頼した企業の課題を受けて、どう伝えるかを組み立てるのが役割です。つくることそのものが目的ではありません。番組や紙面だけでなく、イベント、不動産、配信の事業を持っていることがあります。

1
時間がかかるため早めに着手してください自由に書かせる設問は考える時間が要ります。締切の直前では間に合いません。
2
誰かに読んでもらってください自分では伝わっているつもりでも、読む人には伝わらないことがあります。
3
具体を一つ入れてください一般論だけの文章は残りません。自分が見た場面、自分が動いた場面を一つ入れる…
4
奇をてらう必要はありません変わったことを書かなければと焦る必要はありません。

作文と課題について

準備の仕方が他の業界と変わります。

自由に書かせる設問は考える時間が要ります。締切の直前では間に合いません。自分では伝わっているつもりでも、読む人には伝わらないことがあります。キャリアセンターや友人に読んでもらってください。

1
実際に見て、何を感じたかを言えるようにその会社がつくったものを見て、何が良いと思ったか。
2
事業の構成を見てください放送局や出版社は本業以外の事業を持っています。
3
広告会社ならクライアントの業種を見てくださいどんな業種の広告主と仕事をしているか。会社の得意な領域が分かります。
4
2社を並べてください同じ種類の会社でも、つくるものの傾向が違います。

その会社を調べる

この業界は、つくったものが公開されています。

その会社がつくったものを見て、何が良いと思ったか。ここが志望動機の中心になります。褒めるだけでなく、なぜそう感じたかまで言えると深くなります。

1
「好き」の先を用意してくださいその好きなものがどうつくられ、何で成り立っているか。
2
気になったものを一つ持ってください最近見た広告、番組、記事。なぜ気になったかを言えるようにしておくと、自然に…
3
広告会社では課題を解く仕事だと理解しているかつくることが目的ではなく、広告主の課題に応えるのが役割です。
4
一人でつくる仕事ではありません多くの人が関わってひとつのものができます。人と進めた経験が材料になります。

この業界で聞かれやすいこと

会社によって違いますが、傾向はあります。

その好きなものがどうつくられ、何で成り立っているか。ここまで考えていると、話が変わります。最近見た広告、番組、記事。なぜ気になったかを言えるようにしておくと、自然に答えられます。

1
まずこの点を確認してください。この業界の選考の特徴
2
同じ「メディア」でも、事業が違います。会社の種類を分ける
3
準備の仕方が他の業界と変わります。作文と課題について
4
この業界は、つくったものが公開されています。その会社を調べる

まとめ

この記事の要点

広告会社、放送局、出版社、新聞社、インターネット関連——成り立ちも事業も違います。そのうえで職種別に募集されることが多く、営業と制作では準備が変わります。

記事を読む

第1部 この業界の選考の特徴

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01この業界の選考の特徴

まずこの点を確認してください。

①会社の種類広告会社/放送局/出版/新聞/インターネット関連②職種営業/制作/媒体/企画/管理この2つで準備が変わります作文や課題が課されることもある

先に分ける2軸。

特徴 内容
職種別採用が多い 営業、制作、媒体、企画で分けて募集する会社が多い
作文や課題が課されることがある 文章や企画を書かせる形式
独自の設問が出ることがある 自由に書かせる設問が設けられる
早い時期に動く会社がある 放送局や出版社では時期が早いことがある
成果物が公開されている 広告も番組も記事も実際に見られる
会社の種類で前提が違う 広告会社と放送局では事業が違う

時期は会社ごとに違います

早い時期から始める会社があります。志望する会社の時期は早めに確認してください。

本記事では通過の基準を扱いません

何が評価されるか、倍率はどうかといった話は会社ごとに違い、外からは分かりません。

業界と職種の理解が前提になります

業界の構造は広告・メディア業界とは|全体像と分野の調べ方、職種は広告・メディア業界の職種|仕事内容の調べ方で整理しています。

02会社の種類を分ける

同じ「メディア」でも、事業が違います。

1広告会社広告主の課題を受けて、伝える手段を組み立てる
2放送局番組をつくって流す。制度の枠組みがある
3出版社書籍や雑誌をつくる。権利を扱う事業も持つ
4新聞社取材して伝える。販売と広告で成り立つ
5インターネット関連配信の仕組みや広告の仕組みを扱う
6制作会社依頼を受けてつくる専門の会社

広告会社は広告主の側に立ちます

依頼した企業の課題を受けて、どう伝えるかを組み立てるのが役割です。つくることそのものが目的ではありません。

放送局や新聞社は事業の構成が複雑です

番組や紙面だけでなく、イベント、不動産、配信の事業を持っていることがあります。

採用ページと有価証券報告書を見ると、何で成り立っている会社かが分かります。

制作会社という選択肢があります

番組や映像を実際につくる専門の会社があります。知名度は低くても、つくる仕事の中心にいます。

インターネット関連の会社も同じ領域にいます

広告の配信の仕組みを扱う会社、コンテンツを届ける会社——業界の境目は曖昧になっています。

種類が違えば志望動機も変わります

「メディアに関わりたい」だけでは、どの種類の会社でも言えてしまいます。

03作文と課題について

準備の仕方が他の業界と変わります。

1作文テーマを与えて文章を書かせる
2企画の課題条件を与えて企画を考えさせる
3自由な設問応募書類に独自の設問が設けられる
4制作物の提出自分でつくったものを見せる
5実施しない会社もある形式は会社によって違う

時間がかかるため早めに着手してください

自由に書かせる設問は考える時間が要ります。締切の直前では間に合いません。

誰かに読んでもらってください

自分では伝わっているつもりでも、読む人には伝わらないことがあります。キャリアセンターや友人に読んでもらってください。

具体を一つ入れてください

一般論だけの文章は残りません。自分が見た場面、自分が動いた場面を一つ入れると、読む人に像が残ります。

奇をてらう必要はありません

変わったことを書かなければと焦る必要はありません。自分の経験を正確に書くほうが伝わります。

制作物は経緯を説明できるように

何をつくったかだけでなく、なぜそれをつくったか、何に困り、どう直したか。ここが話せると中身が伝わります。

形式は会社によって違います

実施するかどうか、どんな形式かは会社によって違います。届いた案内で確認してください。

04その会社を調べる

この業界は、つくったものが公開されています。

1つくられたもの広告、番組、記事、書籍。実際に見られる
2事業の紹介ページ広告以外にどんな事業を持っているか
3有価証券報告書(上場企業)事業の構成と収益の内訳
4採用ページの職種説明どんな職種があるか
5受賞や発表の記録どんな仕事を評価しているか

実際に見て、何を感じたかを言えるように

その会社がつくったものを見て、何が良いと思ったか。ここが志望動機の中心になります。

褒めるだけでなく、なぜそう感じたかまで言えると深くなります。

事業の構成を見てください

放送局や出版社は本業以外の事業を持っています。会社の全体像を知らずに志望すると、話が薄くなります。

広告会社ならクライアントの業種を見てください

どんな業種の広告主と仕事をしているか。会社の得意な領域が分かります。

2社を並べてください

同じ種類の会社でも、つくるものの傾向が違います。その違いが「なぜこの会社か」の答えになります。

業界団体の資料もあります

広告や放送の業界団体が統計や調査の資料を公表しています。業界の輪郭を知る材料になります。

05この業界で聞かれやすいこと

会社によって違いますが、傾向はあります。

1なぜこの業界か会社の種類の違いを理解したうえで言う
2なぜこの会社かつくられたものを見て、感じたことを言う
3なぜこの職種か営業と制作の違いを理解する
4最近気になったもの広告、番組、記事。理由まで言えるように
5企画を考えた経験大きくなくていい。考えた過程を話す
6人と進めた経験多くの人と一緒につくる仕事である前提

「好き」の先を用意してください

その好きなものがどうつくられ、何で成り立っているか。ここまで考えていると、話が変わります。

気になったものを一つ持ってください

最近見た広告、番組、記事。なぜ気になったかを言えるようにしておくと、自然に答えられます。

広告会社では課題を解く仕事だと理解しているか

つくることが目的ではなく、広告主の課題に応えるのが役割です。この理解を示せると深くなります。

一人でつくる仕事ではありません

多くの人が関わってひとつのものができます。人と進めた経験が材料になります。

第2部 案内の読み方と準備

06採用の案内はどこを読むか

会社が出している案内が、いちばん確実な情報です。

1募集要項職種、応募資格、勤務地、勤務時間、転勤、給与、休日
2選考の流れのページ何段階あるか、どんな形式か
3応募の締切いつまでに何を出すか
4提出物の指定書類、研究概要、作品など
5よくある質問会社が想定している疑問と回答
6届いたメール・案内個別の日程、持ち物、会場、オンラインの方法

就活サイトの一般論と、個別の案内は別です

「一般的にはこの時期」という説明は目安にすぎません。個別の会社に当てはまるとは限りません。

実際の日程は、各社の採用ページと届いた案内で確認してください。

職種別に募集されることが多い業界です

営業、制作、媒体、企画——職種ごとに応募する会社があります。一括で募集して入社後に決める会社もあります。

募集要項の区分を確認してください。

記載がないことは推測で埋めないでください

案内に書かれていないことは、説明会や問い合わせで確認してください。推測で動くと、行き違いが起こります。

募集要項の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで詳しく扱っています。

07提出書類の準備

何を出すかは会社によって違います。

1エントリーシート設問を読み、聞かれたことに答える形で書く
2履歴書学校の書式や指定の書式を確認する
3成績証明書・卒業見込証明書大学の窓口で発行に日数がかかることがある
4研究概要専門外の人が読んで分かる言葉で書く
5作品・ポートフォリオ指定の形式と分量を守る
6適性検査の受検期限と方式(自宅・会場)を確認する

証明書は早めに手配してください

大学の証明書は発行に日数がかかることがあります。締切の直前に慌てないよう、早めに確認してください。

独自の設問が出ることがあります

形式の決まった項目だけでなく、自由に書かせる設問が設けられることがあります。時間がかかるため早めに着手してください。

設問に答えているかを確認してください

書きたいことを書くのではなく、聞かれたことに答える——これが基本です。

書いたあと、設問をもう一度読んで、答えになっているか確かめてください。

08適性検査と筆記の考え方

形式は会社によって違います。案内で確認してください。

確認すること どこで分かるか
どんな形式か(能力・性格・記述など) 届いた案内、採用ページ
受検の方法(自宅・会場・オンライン) 届いた案内
受検の期限 届いた案内
使える道具(電卓・メモなど) 届いた案内の注意事項
結果の扱い 記載がある場合はその記載

案内の注意事項を必ず読んでください

受検の環境、使える道具、やり直しの可否——案内に書かれた条件を守ってください。

不正と受け取られる行為は、その会社の選考だけでなく信頼にも関わります。

作文や課題が課されることがあります

テーマを与えて文章を書かせる形式や、企画を考えさせる課題が用いられることがあります。

性格に関する検査は正直に答えてください

よく見せようとして矛盾した回答になると、かえって不自然になります。自分の考えに沿って答えるのが基本です。

早めに受けられる準備をしてください

期限の直前は混み合うことがあります。通信の環境や時間の確保を含めて、余裕をもって受検してください。

09日程と締切の管理

複数の会社を受けると、必ず抜けが出ます。

1会社名・職種同じ会社でも職種で選考が違うことがある
2応募した日いつ動いたかを把握する
3次の予定面接や説明会の日時と方法
4締切提出物と受検の期限
5連絡の有無返事待ちか、こちらが動く番か

1枚にまとめてください

上の5つを1枚の表にしておけば、出し忘れは防げます。形式は紙でも表計算でも構いません。

早い時期に動く会社があります

放送局や出版社では早い時期から選考を始めることがあります。志望する会社の時期を早めに確認してください。

連絡の手段を確認してください

メール、マイページ、電話——どこに連絡が来るかを確認し、見落とさないようにしてください。

迷惑メールの振り分けにも注意が必要です。

管理の仕方は別記事で

具体的な管理の方法は選考管理の作り方|進み具合を一覧にするで扱っています。

第3部 情報の集め方

10説明会で何を聞くか

聞く側になってください。

1選考の流れと回数案内に書かれていない部分を補える
2配属の決まり方入社後の仕事に直結する
3勤務地の候補生活に直結する
4入社後の研修未経験からどう育てるかが分かる
5一日の仕事の流れ具体的な話が引き出せる

「やりがい」は聞いても情報が少ない

抽象的な質問には抽象的な答えが返ります。具体的な事実を聞くほうが、判断の材料になります。

この業界で聞いておきたいこと

職種の決まり方、事業の構成、入社後に学ぶ仕組み——このあたりは説明会で聞けます。

聞いたことはその場でメモしてください

複数の会社の説明会に出ると、どこで何を聞いたか分からなくなります。会社ごとにメモを残してください。

1社の話を業界全体だと思わないでください

説明会で語られるのはその会社の話です。業界の共通事項かどうかは、他社も見ないと分かりません。

11OB・OG訪問の使い方

資料では分からないことを聞くための機会です。

1選考でどんなことを聞かれたか準備の方向が分かる
2入社前の想像と違ったこと外からは見えない部分が出てくる
3一日の時間の使い方実際に何に時間がかかっているかが分かる
4最初の配属がどう決まったか配属の実態が分かる
5どんな人が多いか職場の雰囲気の手がかりになる

複数の人に聞いてください

1人の話はその人の経験です。職種や配属先が違えば話も変わります。

職種ごとに話を聞いてください

営業と制作では仕事がまったく違います。複数の職種の人に聞くと像が立ちます。

準備をしてから会ってください

調べれば分かることを聞くと、時間がもったいなくなります。資料を読んだうえで、そこに書いていないことを聞いてください。

進め方はOB・OG訪問の依頼と当日|連絡からお礼までの流れで扱っています。

12一次資料で会社を確かめる

採用向けではない資料も見てください。

1有価証券報告書「事業の内容」何をして稼いでいるか
2セグメント情報どの事業が大きいか
3事業等のリスク会社自身が何を懸念しているか
4設備の状況事業所・工場の所在地
5中期経営計画これから何に力を入れるか
6決算説明資料直近の状況と会社の説明

志望動機の材料になります

会社が自分で書いていることなので、外れません。とくに中期経営計画は、なぜこの会社かを書く材料になります。

つくられたものが公開されています

広告も番組も記事も、成果物が世に出ています。実際に見て、何を感じたかが材料になります。

上場していない会社の場合

有価証券報告書がない場合は、会社サイトの会社概要、沿革、事業の説明、プレスリリースが情報源になります。

足りない部分は説明会で直接聞いてください。会社の調べ方は会社の調べ方|採用ページ以外から情報を取る方法で扱っています。

132社を比べて違いを見つける

1社だけ見ても、その会社の特徴は分かりません。

1事業の構成セグメント情報
2力を入れる領域中期経営計画
3顧客・取引先事業の内容、事例のページ
4勤務地の候補設備の状況、募集要項
5募集する職種採用ページの職種一覧

違いが志望動機になります

同じ業界の2社を並べると、力の入れどころの違いが見えます。その違いが「なぜこの会社か」の答えになります。

同じ種類の会社どうしで比べてください

広告会社と放送局では前提が違います。同じ種類で比べると違いが見えます。

書いたあとの確認

志望動機を書いたら、会社名を別の会社に置き換えて読んでみてください。それでも成立するなら、まだその会社に向けた内容になっていません。

志望理由の組み立ては志望理由が弱いと感じたら|足りない情報を埋めるで扱っています。

第4部 当日と確認|やらないこと

14面接当日に気をつけること

準備したことを、落ち着いて話せる状態をつくってください。

1会場・接続の確認場所、時間、オンラインの方法を前日までに確認する
2持ち物案内に指定があれば必ず持参する
3聞かれたことに答える用意した話を押し込まない
4分からないとき分からないと伝え、考え方を示す
5逆質問調べて分かることは避け、確認したいことを聞く

準備した話をそのまま言わないでください

面接は対話です。聞かれたことに答え、追加で聞かれたら答える——この往復が基本です。

「好き」を仕事の理解につなげてください

好きなだけでは動機になりません。その好きなものがどうつくられ、何で成り立っているかまで考えてください。

オンラインの場合

通信の環境、背景、音声——事前に確認してください。案内に指定があれば、その指定に従ってください。

終わったら記録してください

何を聞かれ、どう答えたか、何を言われたか——記録が次の会社の準備になります。

15選考で確認しておくこと

聞かれる側だけでなく、聞く側にもなってください。

1職種別採用か一括採用か募集要項のコース欄
2作品や課題の提出の有無届いた案内
3筆記の形式募集要項、説明会
4配属の決まり方説明会での質問
5転勤の有無と範囲募集要項
6勤務時間の仕組み募集要項
7雇用元がどの法人か募集要項

労働条件は聞いても失礼になりません

勤務地、勤務時間、転勤の有無は労働条件の基本です。募集要項に書かれるべき内容でもあります。

記載がない、または説明が曖昧なまま進む場合は、その点を書面で確認するようにしてください。

内定後に条件を確認してください

内定の連絡を受けたら、労働条件が書面(または電子)で示されるかを確認してください。口頭の説明だけで進めないことが大切です。

働き方の実際を確認してください

勤務の時間帯や勤務地は職種によって違います。

疑問があるときは相談してください

提示された条件に疑問があるとき、自分で判断せずに相談してください。次の章で相談先を挙げます。

16相談できる窓口

一人で抱えないでください。

1大学のキャリアセンター応募の進め方、書類、過去の実績、推薦の手続き
2学科の就職担当・ゼミの教員専攻と職種のつながり、企業とのつながり
3新卒応援ハローワーク求人の相談(無料)
4労働局の総合労働相談コーナー労働条件の扱いに疑問があるとき(無料)
5弁護士法令の解釈が必要なとき

作文や課題は誰かに読んでもらってください

自分では気づけないことがあります。キャリアセンターや友人に読んでもらうと直しどころが見えます。

条件面で疑問があるとき

提示された条件に疑問があるとき、自分で判断せずに相談してください。労働局の総合労働相談コーナーは無料で、全国にあります(予約なしで利用できる場合があります)。法令の解釈は弁護士にご相談ください。

就職活動の進め方に迷ったとき

大学のキャリアセンターは過去の応募の状況を持っていることがあります。推薦の仕組みがある場合の手続きも、ここで確認できます。

17やらない方がいいこと

この業界の選考でとくに起きやすい失敗です。

やりがちなこと なぜ問題か
会社の種類を区別しない 広告会社と放送局では事業が違う
「メディアが好き」で止める どの会社でも言えてしまう
つくられたものを見ずに志望する 公開されている材料を使っていない
本業以外の事業を知らない 会社の全体像を外したまま話すことになる
課題を締切直前に始める 考える時間が要る。間に合わない
奇をてらう 自分の経験を正確に書くほうが伝わる

制作会社も見てください

実際につくる仕事の中心にいる専門の会社があります。選択肢が広がります。

1社の説明会を業界全体だと思わない

種類と職種によって前提が違います。最低2社は比べてください。

18よくある質問

選考はいつから始まりますか?

会社ごとに違い、年度によっても変わります。放送局や出版社では早い時期から選考を始めることがあります。志望する会社の時期は早めに確認してください。実際の日程は各社の採用ページと届いた案内で確認してください。

会社の種類はどう違いますか?

広告会社は広告主の課題を受けて伝える手段を組み立て、放送局は番組をつくって流し、出版社は書籍や雑誌をつくり、新聞社は取材して伝えます。インターネット関連の会社は配信や広告の仕組みを扱います。制作会社は依頼を受けてつくる専門の会社です。成り立ちも事業も違うため、まずどの種類に関心があるかを決めてください。

作文や課題はありますか?

テーマを与えて文章を書かせる作文、条件を与えて企画を考えさせる課題、応募書類の自由な設問、制作物の提出などがあります。実施するかどうか、どんな形式かは会社によって違い、実施しない会社もあります。届いた案内で確認してください。

作文はどう書けばいいですか?

一般論だけの文章は読む人に残りません。自分が見た場面、自分が動いた場面を一つ入れてください。奇をてらう必要はなく、自分の経験を正確に書くほうが伝わります。時間がかかるため早めに着手し、キャリアセンターや友人に読んでもらってください。

志望動機は何を材料にすればいいですか?

この業界は、つくったものが公開されています。その会社の広告、番組、記事、書籍を実際に見て、何が良いと思ったかを言えるようにしてください。褒めるだけでなく、なぜそう感じたかまで言えると深くなります。事業の紹介ページで本業以外の事業も確認してください。

「メディアが好き」は志望動機になりますか?

それだけでは、どの会社でも言えてしまいます。その好きなものがどうつくられ、何で成り立っているか。ここまで考えていると話が変わります。会社の種類と職種まで降りてください。

広告会社はどんな仕事ですか?

広告主の側に立ち、依頼した企業の課題を受けてどう伝えるかを組み立てる役割です。つくることそのものが目的ではありません。この理解を示せると、面接での受け答えが変わります。どんな業種の広告主と仕事をしているかを見ると、会社の得意な領域が分かります。

職種別に応募するのですか?

営業、制作、媒体、企画で分けて募集する会社が多くなります。一括で募集して入社後に決める会社もあります。営業と制作では仕事がまったく違うため、募集要項の区分を確認し、どちらに応募しているかを明確にしてください。

制作物がないと不利ですか?

提出を求める募集と求めない募集があります。あるなら、何をつくったかだけでなく、なぜそれをつくったか、何に困り、どう直したかを説明できるようにしてください。規模より考えた過程のほうが伝わります。

最近気になったものを聞かれたら?

最近見た広告、番組、記事を一つ用意し、なぜ気になったかを言えるようにしておいてください。有名なものである必要はありません。自分が実際に感じたことのほうが話しやすくなります。

制作会社はどう探せばいいですか?

番組や映像を実際につくる専門の会社があります。知名度は低くても、つくる仕事の中心にいます。制作物のクレジットや、業界団体の名簿から辿れることがあります。

まず何から始めればいいですか?

会社の種類を分けて考え、志望する会社がつくったものを実際に見て、募集要項で職種の区分と課題の有無を確認するのが早道です。

19まとめ|会社の種類と職種を先に分ける

この業界の選考でまず分けるのは「会社の種類」と「職種」です。

この章の要点
  • 広告会社、放送局、出版社、新聞社、インターネット関連。成り立ちも事業も違います。
  • 広告会社は広告主の課題に応える仕事です。つくることが目的ではありません。
  • 作文や企画の課題が課されることがあります。時間がかかるため早めに着手してください。
  • つくられたものを実際に見てください。公開されている材料が志望動機になります。
  • 「好き」の先を用意してください。どうつくられ、何で成り立っているか。

最後に。選考の流れ・時期・方式は会社ごとに異なり、年度によっても変わります。実際の日程と内容は各社の採用ページと届いた案内でご確認ください。

この記事について:本記事は業界の構造と調べ方を整理するための一般的な案内です。登場する社名は選考の進め方の一般的な整理であり、推奨・順位付け・優劣の評価ではありません。また、網羅した一覧でもありません。売上、シェア、年収、従業員数などの数値と、企業の将来性については本記事では扱っていません。数値は各社の有価証券報告書・決算説明資料や業界団体・官庁の公表資料で、募集の内容は各社の募集要項でご確認ください。有価証券報告書の章構成は年度や会社によって異なることがあります。就職のしやすさ、採用の見通し、向き不向きについても判断していません。選考の流れ・時期・方式は会社ごとに異なり、年度によっても変わります。筆記や課題の有無も会社ごとに違います。実際の日程と内容は、各社の採用ページと届いた案内でご確認ください。労働条件の取り扱いに疑問がある場合は労働局の総合労働相談コーナー(無料・全国・予約なしで利用できる場合があります)に、法令の解釈は弁護士にご相談ください。
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