未経験から始める職種|募集要件の読み方
応募資格の欄で「必須」と「歓迎」を読み分けてください。新卒の採用ではそもそも全員がその仕事の未経験です。条件が書かれていても、必須なのか、あるとよいという意味なのかで扱いが変わります。入社後に学ぶ仕組みがあるかも合わせて確認してください。読み取れないときは採用の窓口に問い合わせることができます。
新卒の採用では、そもそも全員がその仕事の未経験です。
それでも応募資格の欄に条件が書かれていることがあります。専攻、資格、免許。
大事なのはその条件が「必須」なのか「歓迎」なのかを読み分けることです。
この記事では、募集要件の読み方を整理します。
この記事を7枚で
1 / 7第1部 募集要件をどう読むか
第2部 記載から確かめる
第3部 確認と相談
第4部 決め方と使い方
第1部 募集要件をどう読むか
01募集要件をどう読むか
まずこの3点を読み分けてください。
応募資格の欄で読み分ける3点。
新卒はそもそも全員が未経験です
その仕事をしたことがある人はほとんどいません。会社もそれを前提に募集しています。
それでも条件が書かれることがあります
専攻、資格、免許——職種によっては記載があります。
読み分けが大事です
同じ欄に書かれていても、必須と歓迎では扱いが違います。
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職種の選び方は職種の選び方|条件を言葉にする順番、募集要項の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで扱っています。
02新卒は全員が未経験です
ここを前提にしてください。
入社後に学ぶ前提で募集されています
新卒の採用はこれから学ぶ人を迎える仕組みです。
「未経験可」と書かれていないこともあります
新卒の募集では当たり前の前提なので、わざわざ書かれないことがあります。
書かれていないことを「条件がある」と読まないでください
記載がないなら条件がないこともあります。気になるときは問い合わせてください。
ただし職種によっては条件があります
専攻や資格が必要とされる職種があります。応募資格の欄を読んでください。
経験がないことを引け目に感じる必要はありません
会社もそれを前提にしています。
学ぶ意思は材料になります
すでに始めていることがあれば、それが示せます。
03必須と歓迎を読み分ける
同じ欄でも扱いが違います。
書き方で判断しきれないことがあります
会社によって言い回しが違います。迷うときは問い合わせてください。
欄が分かれていることがあります
「必須要件」「歓迎要件」と欄が分かれている場合は読み分けやすくなります。
歓迎とされているものは応募の条件ではないことがあります
満たしていなくても応募できることがあります。記載を確認してください。
必須とされているものは確認が要ります
満たさない場合応募できないことがあります。問い合わせるか、別の募集を探してください。
自分で判断して外さないでください
読み取れない記載で候補を減らさないでください。聞けば分かります。
記載の読み方は相談できます
大学のキャリアセンターは多くの求人票を見ています。
04いつまでに満たせばよいか
入社前とは限りません。
資格は入社後に取るものが多くあります
多くの職種で、業務に関わる資格は入社後に取得するのが一般的です。
学生のうちに必須とされるとは限りません。
免許はいつまでかを確認してください
入社までに取得すればよい場合があります。記載を読んでください。
卒業の見込みが条件になります
新卒の募集では卒業の見込みが条件になることが一般的です。
語学の記載は扱いを確認してください
応募の条件なのか、あるとよいという意味かで変わります。
取得の支援がある会社があります
入社後に取る資格について費用や時間の支援を設けている会社があります。
福利厚生欄を見てください
支援の仕組みはそこに書かれていることがあります。
05入社後に学ぶ仕組みを見る
未経験から入るなら、ここが大事です。
研修の仕組みは会社によって差があります
期間も内容も違います。採用ページに書かれていることがあります。
未経験から入る人が多い職種では長めのことがあります
学ぶ期間が用意されていることがあります。
配属後に教える仕組みがあるか
研修が終わったあと、誰がどう教えるかも聞ける内容です。
制度があることと使われていることは別です
記載があっても、実際にどう運用されているかは説明会や社員の話で確認してください。
学ぶ支援の記載を見てください
書籍、勉強会、資格の費用——福利厚生欄に書かれていることがあります。
比べる項目に入れてください
未経験から入るなら、この項目は重く見る価値があります。
第2部 記載から確かめる
06記載の言葉を読み分ける
言い回しに注意してください。
学科の記載は読み方が分かれます
必須の条件として書かれている場合と、関連する分野を挙げている場合があります。
自分の専攻が挙がっていなくても応募できることがあります。問い合わせてください。
「経験のある方」が新卒の募集にある場合
学生のうちに積める経験を指していることがあります。どの程度かを確認してください。
「知識のある方」もどの程度かが分かりません
記載だけでは判断できません。説明会や窓口で聞いてください。
「興味のある方」「意欲のある方」は条件ではないことが多い
応募を妨げる記載ではないことが多くなります。
分からない記載は問い合わせてください
採用の窓口に聞くことができます。
問い合わせは失礼ではありません
条件を確かめるための問い合わせは自然なことです。
07学ぶ仕組みを確認する
会社ごとに差が出る項目です。
| 聞き方の例 | 分かること |
|---|---|
| 「入社後の研修はどのように進みますか」 | 期間と内容 |
| 「配属後はどなたが教えてくださいますか」 | 教える仕組み |
| 「最初に任される業務を教えてください」 | どこから始まるか |
| 「一人で任されるまでの期間は」 | どのくらいで独り立ちするか |
| 「学ぶための支援はありますか」 | 費用や時間の支援 |
期間だけでなく内容を聞いてください
長ければよいとは限りません。何を学ぶかが大事です。
配属後の仕組みを聞いてください
研修が終わったあとが本番です。誰がどう教えるかを確認してください。
最初に任される業務を聞いてください
どこから始まるかが分かると、入社後の姿が想像しやすくなります。
働く人の紹介を読んでください
入社してからの流れが書かれていることがあります。
複数の会社で同じことを聞いてください
同じ質問をすると違いが見えます。
比べる表に入れてください
項目として並べると差が分かります。手順は職種を比べる|求人票の項目で並べるで整理しています。
08始めていることがあれば材料になる
大きなことでなくてかまいません。
完成していなくてかまいません
途中でも始めていることは示せます。
なぜ始めたかを話せるようにしてください
何をしたかだけでなく、なぜそれを始めたかが材料になります。
困ったところを話せると深くなります
どこで詰まり、どう調べたか。ここが話せると過程が伝わります。
始めていなくても応募できます
入社後に学ぶ前提の募集があります。始めていないことを理由に外さないでください。
これから始めることもできます
いまから少し触れてみるだけでも材料になります。
無理に作らないでください
関心がないことを形だけ始めても話せません。
09不安なときの確かめ方
自分で判断して外さないでください。
問い合わせることができます
採用の窓口に条件について聞くことは自然なことです。
聞き方を整えてください
「応募できますか」より、「◯◯の条件について、△△の場合も対象になりますか」のほうが答えやすくなります。
キャリアセンターに見てもらってください
多くの求人票を見てきた人が読み方を教えてくれます。
自信のなさで判断しないでください
「たぶん無理だろう」で候補を減らさないでください。記載を読んで判断してください。
満たさない場合は別の募集を探してください
条件を満たさない募集があっても、ほかの募集があります。
記録に残してください
聞いた内容と日付を残しておいてください。
第3部 確認と相談
10募集要項のどこを見るか
判断の材料は、書かれたものから取ってください。
区分の欄を先に読んでください
どんな分け方で募集しているかがすべての前提になります。
応募資格の欄を最初に読んでください
条件が書かれているのはこの欄です。
記載がないことは推測で埋めないでください
書かれていないことは、説明会や問い合わせで確認してください。
募集要項全般の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで扱っています。
11説明会で聞くこと
調べても分からなかったことを聞いてください。
書かれていることを聞くのは避けてください
募集要項に書いてあることを聞くと、読んでいないことが伝わります。
条件の解釈は窓口に聞けます
記載の意味が分からないときは採用の窓口に問い合わせてください。
聞き方を整えてください
漠然と聞くより、具体的に何を知りたいかを言うほうが答えが返ってきます。
記録を残してください
口頭で聞いた内容はメモに残すのが確実です。
12記録の取り方
あとで比べられる形にしてください。
会社ごとに同じ項目を埋めてください
項目をそろえると違いがはっきりします。
条件を満たすかどうかを書いてください
会社ごとに満たす・満たさない・不明を残しておくと迷いません。
自分が思ったことを書いてください
記載を写すだけでは判断の材料になりません。読んで何を感じたかを残してください。
応募の管理は別記事で
進み方の管理は選考管理の作り方|進み具合を一覧にするで整理しています。
13相談できる先
一人で決めないでください。
キャリアセンターは多くの求人票を見ています
自分では判断しにくい記載も、見慣れた人に聞くと早いことがあります。
記載の読み方を相談できます
応募できるか迷う記載はキャリアセンターに見てもらってください。
複数の人に聞いてください
一人の話はその人の経験です。複数の人に聞くと偏りが減ります。
労働条件に不安があるとき
都道府県労働局や労働基準監督署に相談の窓口があります。案内は厚生労働省などの公的機関で確認できます。
第4部 決め方と使い方
14決めきれないときの進め方
完全に決めてから動く必要はありません。
全部を比べようとしないでください
項目が多すぎると決まらなくなります。重い項目を2つか3つに絞ってください。
迷ったら窓口に聞いてください
自分で判断して外してしまう前に確認してください。
外せるものから外してください
選ぶより除外するほうが決めやすいことがあります。
動いたほうが分かることがあります
調べ続けるより、説明会に行く、人に聞くほうが早いことがあります。
15決めたことの使い方
決めたら、それを言葉にしてください。
事実から説明してください
「なんとなく」では伝わりません。記載を読んで何を考えたかを言えるようにしてください。
始めていることは材料になります
学ぶ意思を行動で示せると伝わりやすくなります。
決めたことは変えてよいものです
調べるうちに考えが変わることがあります。それは自然なことです。
内定後の確認に使えます
条件の確認は内定後の条件確認|承諾の前にすることで整理しています。
16確認する項目の一覧
手元で使える形にしておいてください。
この記事で特に埋めたい欄
必須とされているもの、歓迎とされているもの、入社後に学ぶ仕組み——この3つを確認してください。
会社ごとに同じ項目を埋めてください
そろえると比べられる形になります。
埋まらない項目は聞く候補です
調べても分からなかった項目が、説明会で聞くべきことになります。
優先順位を書き添えてください
どれを重く見るかは人によって違います。自分の順位を決めておくと判断が早くなります。
17やらない方がいいこと
読み方でとくに起きやすい失敗です。
応募資格の欄を最初に読んでください
条件が書かれているのはこの欄です。
分からないときは聞いてください
自分で判断して候補を減らさないでください。
18よくある質問
未経験でも応募できますか?
新卒の採用では、そもそも全員がその仕事の未経験です。会社も入社後に学ぶ前提で募集しています。ただし職種によっては専攻や資格の条件が書かれていることがあるため、応募資格の欄を読んでください。
「未経験可」と書かれていないのですが?
新卒の募集では当たり前の前提なので、わざわざ書かれないことがあります。記載がないことを「条件がある」と読まないでください。気になるときは採用の窓口に問い合わせてください。
必須と歓迎はどう見分けますか?
「〜であること」「〜を有する方」は必須の条件として書かれていることが多く、「〜を歓迎します」「〜があれば尚可」はあるとよいという意味のことがあります。ただし会社によって言い回しが違い、書き方だけで判断しきれないことがあります。「必須要件」「歓迎要件」と欄が分かれている場合は読み分けやすくなります。
歓迎要件を満たしていなくても応募できますか?
満たしていなくても応募できることがあります。記載を確認し、迷うときは採用の窓口に問い合わせてください。自分で判断して候補を減らさないでください。
専攻が挙がっていないときは?
学科の記載は、必須の条件として書かれている場合と、関連する分野を挙げている場合があります。自分の専攻が挙がっていなくても応募できることがあるため、問い合わせてください。
資格は入社前に必要ですか?
多くの職種で、業務に関わる資格は入社後に取得するのが一般的です。学生のうちに必須とされるとは限りません。免許についても、入社までに取得すればよい場合があります。記載を読み、いつまでに満たせばよいかを確認してください。
「知識のある方」とはどの程度ですか?
記載だけでは判断できません。説明会や採用の窓口で聞いてください。「興味のある方」「意欲のある方」は条件ではないことが多く、応募を妨げる記載ではないことが多くなります。
入社後の研修はどう確認しますか?
採用ページや募集要項に書かれていることがあります。期間だけでなく内容を聞き、研修が終わったあと誰がどう教えるかという配属後の仕組みも確認してください。最初に任される業務を聞くと、入社後の姿が想像しやすくなります。
始めていることがないと不利ですか?
入社後に学ぶ前提の募集があるため、始めていないことを理由に外さないでください。ただし何か始めていれば、なぜ始めたか、どこで詰まりどう調べたかが材料になります。完成していなくてかまいません。関心がないことを形だけ始めても話せないので、無理に作らないでください。
問い合わせてもいいですか?
条件を確かめるための問い合わせは自然なことです。「応募できますか」より、「◯◯の条件について、△△の場合も対象になりますか」のほうが答えやすくなります。聞いた内容と日付は記録に残してください。
記載の意味が分からないときは?
大学のキャリアセンターに見てもらってください。多くの求人票を見てきた人が読み方を教えてくれます。
自信がないときはどうすればいいですか?
「たぶん無理だろう」で候補を減らさないでください。記載を読み直し、事実で判断してください。条件を満たさない募集があっても、ほかの募集があります。
19まとめ|必須と歓迎を読み分ける
応募資格の欄で、必須と歓迎を読み分けてください。
- 新卒はそもそも全員がその仕事の未経験です。会社も入社後に学ぶ前提で募集しています。
- 資格は入社後に取るものが多くあります。いつまでに満たせばよいかを確認してください。
- 入社後に学ぶ仕組みを見てください。未経験から入るなら重い項目です。
- 自信のなさで候補を外さないでください。記載を読んで判断してください。
- 分からないときは問い合わせてください。条件の確認は自然なことです。
最後に。本記事は募集要件の読み方の一般的な整理であり、応募できるかどうかを判断するものではありません。実際の条件は各社の募集要項と採用の窓口でご確認ください。
・職種の選び方|条件を言葉にする順番
・募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認する
・文系から選べる職種|専攻との関係の調べ方
・資格が必要な職種|募集要件の読み方
・職種を比べる|求人票の項目で並べる
・就活・キャリアの記事一覧