就活・キャリア 更新 2026.09.23 この記事にはPRを含みます

IT・ソフトウェア業界の選考|案内から流れを読む

結論

IT業界の選考でまず分けるのは「受託か自社サービスか」です。そのうえで職種別採用か一括採用かを募集要項で確認してください。エンジニアの募集では技術の選考が行われることがあります。文系から応募できる会社は多く、入社後に学ぶ前提の募集もあります。志望動機はその会社の技術ブログやサービスのページを見てから書いてください。

19分読み終わるまで
19章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.09.23
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IT業界の選考では、「受託か自社サービスか」を先に分けて考えます。

受託は他社から依頼を受けてつくる形、自社サービスは自分たちで決めてつくる形です。

同じ「エンジニア」でも、この違いで働き方が変わります。

この記事では、IT業界の選考の特徴を整理し、案内の読み方、準備、当日の確認まで通しで扱います。

この記事について:本記事は選考の進め方の一般的な整理です。選考の流れ・時期・方式は会社ごとに異なり、年度によっても変わります。通過の基準や倍率についても扱っていません。実際の日程と内容は各社の採用ページと届いた案内でご確認ください。

この記事を7枚で

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この業界の選考の…受託か自社サービ…技術の選考についてその会社の技術を…この業界で聞かれ…この記事

この記事の流れ

IT・ソフトウェア業界の選考

IT業界の選考でまず分けるのは「受託か自社サービスか」です。

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時期は会社ごとに違います通年で募集する会社と、時期を決めて募集する会社があります。
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本記事では通過の基準を扱いません何が評価されるか、倍率はどうかといった話は会社ごとに違い、外からは分かりま…
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業界と職種の理解が前提になります業界の構造はIT・ソフトウェア業界とは|全体像と分野の調べ方、職種はIT…

この業界の選考の特徴

まずこの点を確認してください。

通年で募集する会社と、時期を決めて募集する会社があります。届いた案内で確認してください。何が評価されるか、倍率はどうかといった話は会社ごとに違い、外からは分かりません。

1
どちらが良いという話ではありません受託には多様な業種の課題に関われるという性質があり、自社サービスには一つの…
2
両方を手がける会社もあります受託を主軸にしつつ自社サービスを持つ会社、その逆の会社もあります。
3
大規模な受託には階層があります大きな案件では、複数の会社が役割を分けて関わることがあります。
4
社内向けの情報システム部門もありますIT企業ではなく、一般の事業会社の中で情報システムを担うという選択肢もあり…

受託か自社サービスかを分ける

同じ「エンジニア」でも、働き方が変わります。

受託には多様な業種の課題に関われるという性質があり、自社サービスには一つのものを育て続けられるという性質があります。自分がどちらの働き方をしたいかで選んでください。

1
形式は会社によって違います実施するかどうか、どんな形式かは会社によって違います。
2
制作物は経緯を説明できるようにしてください何をつくったかだけでなく、なぜそれをつくったか、どこで詰まり、どう解いたか。
3
つくったものがなくても応募できる会社があります入社後に学ぶ前提の募集では、制作物を求めない会社もあります。
4
学んでいる途中であることは隠さなくていいいま何を学んでいるか、次に何を学ぼうとしているか。

技術の選考について

エンジニアの募集では行われることがあります。

実施するかどうか、どんな形式かは会社によって違います。届いた案内で確認してください。何をつくったかだけでなく、なぜそれをつくったか、どこで詰まり、どう解いたか。ここが話せると中身が伝わります。

1
技術ブログは志望動機の材料になりますその会社の人が何を書いているかを読むと、どんなことを大事にしている会社かが…
2
サービスを実際に使ってみてください使えるサービスなら自分で触ってみるのが早道です。
3
受託の会社では実績のページを見てくださいどんな業種の、どんな案件を手がけてきたか。会社の得意な領域が分かります。
4
上場企業なら有価証券報告書も事業の内容、セグメントごとの収益、事業等のリスク。

その会社の技術を調べる

調べられる材料が多い業界です。

その会社の人が何を書いているかを読むと、どんなことを大事にしている会社かが見えます。面接で「ブログのこの記事を読みました」と言えると、調べたことが伝わります。

1
「手に職をつけたい」だけでは足りません動機として自然ですが、なぜこの会社かの答えにはなりません。
2
文系からの応募は珍しくありません入社後に学ぶ前提の募集は多くあります。
3
「技術が好き」の中身を用意してください何をつくったとき、どんなところが面白かったのか。
4
知らない技術の話が出たら素直に「知りません、調べてみます」と言うほうが安全です。

この業界で聞かれやすいこと

会社によって違いますが、傾向はあります。

動機として自然ですが、なぜこの会社かの答えにはなりません。入社後に学ぶ前提の募集は多くあります。すでに始めていることがあれば、それが材料になります。

1
まずこの点を確認してください。この業界の選考の特徴
2
同じ「エンジニア」でも、働き方が変わります。受託か自社サービスかを分ける
3
エンジニアの募集では行われることがあります。技術の選考について
4
調べられる材料が多い業界です。その会社の技術を調べる

まとめ

この記事の要点

そのうえで職種別採用か一括採用かを募集要項で確認してください。エンジニアの募集では技術の選考が行われることがあります。文系から応募できる会社は多く、入社後に学ぶ前提の募集もあります。

記事を読む

第1部 この業界の選考の特徴

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01この業界の選考の特徴

まずこの点を確認してください。

受託他社の依頼でつくる期限と要件が先に決まる多様な業種に関われる案件ごとに現場が変わる自社サービス自分たちで決めてつくる出したあとも育て続ける利用者の反応が見える一つの領域を深く扱う同じエンジニアでも働き方が変わる

受託と自社サービスの違い。

特徴 内容
職種別採用が多い エンジニア、営業、企画で分けて募集する会社が多い
技術の選考がある場合がある エンジニアの募集でコードを書く選考が行われることがある
文系からの応募ができる会社が多い 入社後に学ぶ前提の募集がある
通年で募集する会社がある 時期を決めずに募集する形
会社の規模に幅がある 大手から少人数の会社まで
技術情報を公開している会社がある 調べる材料が多い

時期は会社ごとに違います

通年で募集する会社と、時期を決めて募集する会社があります。届いた案内で確認してください。

本記事では通過の基準を扱いません

何が評価されるか、倍率はどうかといった話は会社ごとに違い、外からは分かりません。

業界と職種の理解が前提になります

業界の構造はIT・ソフトウェア業界とは|全体像と分野の調べ方、職種はIT・ソフトウェア業界の職種|仕事内容の調べ方で整理しています。

02受託か自社サービスかを分ける

同じ「エンジニア」でも、働き方が変わります。

受託 自社サービス
つくるものの決め方 依頼する側が決める 自分たちで決める
期限 契約で決まっていることが多い 自分たちで決められる余地がある
関わる業種 案件ごとに変わる 一つの領域を深く扱う
つくったあと 納めて次の案件へ移ることが多い 出したあとも育て続ける
利用者との距離 依頼する側を通して見る 反応が直接見えることが多い

どちらが良いという話ではありません

受託には多様な業種の課題に関われるという性質があり、自社サービスには一つのものを育て続けられるという性質があります。

自分がどちらの働き方をしたいかで選んでください。

両方を手がける会社もあります

受託を主軸にしつつ自社サービスを持つ会社、その逆の会社もあります。比重はどうかを説明会で聞いてください。

大規模な受託には階層があります

大きな案件では、複数の会社が役割を分けて関わることがあります。自分が応募する会社がどの位置にいるかは、説明会で確認できます。

社内向けの情報システム部門もあります

IT企業ではなく、一般の事業会社の中で情報システムを担うという選択肢もあります。業界を広く見る際の候補です。

03技術の選考について

エンジニアの募集では行われることがあります。

1コードを書く課題決められた問題を解く形
2制作物の提出自分でつくったものを見せる形
3技術についての面談学んできたことを話す形
4実施しない会社もある入社後に学ぶ前提の募集

形式は会社によって違います

実施するかどうか、どんな形式かは会社によって違います。届いた案内で確認してください。

制作物は経緯を説明できるようにしてください

何をつくったかだけでなく、なぜそれをつくったか、どこで詰まり、どう解いたか。ここが話せると中身が伝わります。

規模の大きさより、考えた過程のほうが説明しやすい材料になります。

つくったものがなくても応募できる会社があります

入社後に学ぶ前提の募集では、制作物を求めない会社もあります。募集要項で確認してください。

学んでいる途中であることは隠さなくていい

いま何を学んでいるか、次に何を学ぼうとしているか。学び続ける姿勢のほうが材料になります。

分からないことは分からないと言う

技術についての面談で、知らないことを知っているふりをするのは避けてください。

04その会社の技術を調べる

調べられる材料が多い業界です。

1技術ブログどんな技術を使い、何を課題だと考えているか
2サービスのページ何を提供しているか
3採用ページの職種説明どんな仕事があるか
4有価証券報告書(上場企業)事業の内容と収益の構造
5勉強会や発表の記録社外にどう関わっているか

技術ブログは志望動機の材料になります

その会社の人が何を書いているかを読むと、どんなことを大事にしている会社かが見えます。

面接で「ブログのこの記事を読みました」と言えると、調べたことが伝わります。

サービスを実際に使ってみてください

使えるサービスなら自分で触ってみるのが早道です。使ってみて感じたことは、そのまま材料になります。

受託の会社では実績のページを見てください

どんな業種の、どんな案件を手がけてきたか。会社の得意な領域が分かります。

上場企業なら有価証券報告書も

事業の内容、セグメントごとの収益、事業等のリスク。収益がどこから来ているかが分かります。

2社を並べてください

同じようなサービスでも、大事にしていることが違います。その違いが「なぜこの会社か」の答えになります。

05この業界で聞かれやすいこと

会社によって違いますが、傾向はあります。

1なぜIT業界か他の業界でもできることとの違いを説明する
2なぜこの会社か技術ブログやサービスを見て、違いを言う
3受託と自社サービスの理解どちらの働き方をしたいか
4いま学んでいること学び続ける姿勢を示す
5つくったもの経緯と、詰まったところをどう解いたか
6文系の場合、なぜこの職種か学ぶ意思と、始めていることを示す

「手に職をつけたい」だけでは足りません

動機として自然ですが、なぜこの会社かの答えにはなりません。

文系からの応募は珍しくありません

入社後に学ぶ前提の募集は多くあります。すでに始めていることがあれば、それが材料になります。

「技術が好き」の中身を用意してください

何をつくったとき、どんなところが面白かったのか。具体の場面を一つ持っておいてください。

知らない技術の話が出たら

素直に「知りません、調べてみます」と言うほうが安全です。知ったかぶりは伝わります。

第2部 案内の読み方と準備

06採用の案内はどこを読むか

会社が出している案内が、いちばん確実な情報です。

1募集要項職種、応募資格、勤務地、勤務時間、転勤、給与、休日
2選考の流れのページ何段階あるか、どんな形式か
3応募の締切いつまでに何を出すか
4提出物の指定書類、研究概要、作品など
5よくある質問会社が想定している疑問と回答
6届いたメール・案内個別の日程、持ち物、会場、オンラインの方法

就活サイトの一般論と、個別の案内は別です

「一般的にはこの時期」という説明は目安にすぎません。個別の会社に当てはまるとは限りません。

実際の日程は、各社の採用ページと届いた案内で確認してください。

職種別に募集されることが多い業界です

エンジニア、営業、企画——職種ごとに応募する会社が多くなります。

エンジニアの中でもさらに細かく分かれる会社があります。募集要項の区分を確認してください。

記載がないことは推測で埋めないでください

案内に書かれていないことは、説明会や問い合わせで確認してください。推測で動くと、行き違いが起こります。

募集要項の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで詳しく扱っています。

07提出書類の準備

何を出すかは会社によって違います。

1エントリーシート設問を読み、聞かれたことに答える形で書く
2履歴書学校の書式や指定の書式を確認する
3成績証明書・卒業見込証明書大学の窓口で発行に日数がかかることがある
4研究概要専門外の人が読んで分かる言葉で書く
5作品・ポートフォリオ指定の形式と分量を守る
6適性検査の受検期限と方式(自宅・会場)を確認する

証明書は早めに手配してください

大学の証明書は発行に日数がかかることがあります。締切の直前に慌てないよう、早めに確認してください。

制作物の提出を求められることがあります

エンジニアやデザイナーの募集では、自分でつくったものの提出を求められる場合があります。案内で確認してください。

設問に答えているかを確認してください

書きたいことを書くのではなく、聞かれたことに答える——これが基本です。

書いたあと、設問をもう一度読んで、答えになっているか確かめてください。

08適性検査と筆記の考え方

形式は会社によって違います。案内で確認してください。

確認すること どこで分かるか
どんな形式か(能力・性格・記述など) 届いた案内、採用ページ
受検の方法(自宅・会場・オンライン) 届いた案内
受検の期限 届いた案内
使える道具(電卓・メモなど) 届いた案内の注意事項
結果の扱い 記載がある場合はその記載

案内の注意事項を必ず読んでください

受検の環境、使える道具、やり直しの可否——案内に書かれた条件を守ってください。

不正と受け取られる行為は、その会社の選考だけでなく信頼にも関わります。

技術の選考が別にある場合があります

エンジニアの募集では、コードを書く選考が行われることがあります。形式は会社によって違います。

性格に関する検査は正直に答えてください

よく見せようとして矛盾した回答になると、かえって不自然になります。自分の考えに沿って答えるのが基本です。

早めに受けられる準備をしてください

期限の直前は混み合うことがあります。通信の環境や時間の確保を含めて、余裕をもって受検してください。

09日程と締切の管理

複数の会社を受けると、必ず抜けが出ます。

1会社名・職種同じ会社でも職種で選考が違うことがある
2応募した日いつ動いたかを把握する
3次の予定面接や説明会の日時と方法
4締切提出物と受検の期限
5連絡の有無返事待ちか、こちらが動く番か

1枚にまとめてください

上の5つを1枚の表にしておけば、出し忘れは防げます。形式は紙でも表計算でも構いません。

通年で募集する会社があります

時期を決めずに通年で募集する会社があります。締切の考え方が違うため、会社ごとに記録してください。

連絡の手段を確認してください

メール、マイページ、電話——どこに連絡が来るかを確認し、見落とさないようにしてください。

迷惑メールの振り分けにも注意が必要です。

管理の仕方は別記事で

具体的な管理の方法は選考管理の作り方|進み具合を一覧にするで扱っています。

第3部 情報の集め方

10説明会で何を聞くか

聞く側になってください。

1選考の流れと回数案内に書かれていない部分を補える
2配属の決まり方入社後の仕事に直結する
3勤務地の候補生活に直結する
4入社後の研修未経験からどう育てるかが分かる
5一日の仕事の流れ具体的な話が引き出せる

「やりがい」は聞いても情報が少ない

抽象的な質問には抽象的な答えが返ります。具体的な事実を聞くほうが、判断の材料になります。

IT業界で聞いておきたいこと

受託か自社サービスか、配属の決まり方、入社後に技術を学ぶ仕組み——このあたりは説明会で聞けます。

聞いたことはその場でメモしてください

複数の会社の説明会に出ると、どこで何を聞いたか分からなくなります。会社ごとにメモを残してください。

1社の話を業界全体だと思わないでください

説明会で語られるのはその会社の話です。業界の共通事項かどうかは、他社も見ないと分かりません。

11OB・OG訪問の使い方

資料では分からないことを聞くための機会です。

1選考でどんなことを聞かれたか準備の方向が分かる
2入社前の想像と違ったこと外からは見えない部分が出てくる
3一日の時間の使い方実際に何に時間がかかっているかが分かる
4最初の配属がどう決まったか配属の実態が分かる
5どんな人が多いか職場の雰囲気の手がかりになる

複数の人に聞いてください

1人の話はその人の経験です。職種や配属先が違えば話も変わります。

職種ごとに話を聞いてください

同じ会社でも受託と自社サービスでは働き方が違います。複数の人に聞くと像が立ちます。

準備をしてから会ってください

調べれば分かることを聞くと、時間がもったいなくなります。資料を読んだうえで、そこに書いていないことを聞いてください。

進め方はOB・OG訪問の依頼と当日|連絡からお礼までの流れで扱っています。

12一次資料で会社を確かめる

採用向けではない資料も見てください。

1有価証券報告書「事業の内容」何をして稼いでいるか
2セグメント情報どの事業が大きいか
3事業等のリスク会社自身が何を懸念しているか
4設備の状況事業所・工場の所在地
5中期経営計画これから何に力を入れるか
6決算説明資料直近の状況と会社の説明

志望動機の材料になります

会社が自分で書いていることなので、外れません。とくに中期経営計画は、なぜこの会社かを書く材料になります。

技術ブログを公開している会社があります

その会社がどんな技術を使い、何を課題だと考えているかが分かります。

上場していない会社の場合

有価証券報告書がない場合は、会社サイトの会社概要、沿革、事業の説明、プレスリリースが情報源になります。

足りない部分は説明会で直接聞いてください。会社の調べ方は会社の調べ方|採用ページ以外から情報を取る方法で扱っています。

132社を比べて違いを見つける

1社だけ見ても、その会社の特徴は分かりません。

1事業の構成セグメント情報
2力を入れる領域中期経営計画
3顧客・取引先事業の内容、事例のページ
4勤務地の候補設備の状況、募集要項
5募集する職種採用ページの職種一覧

違いが志望動機になります

同じ業界の2社を並べると、力の入れどころの違いが見えます。その違いが「なぜこの会社か」の答えになります。

受託どうし、自社サービスどうしで比べてください

事業の形が違うと、比べても違いが大きすぎます。同じ形で比べてください。

書いたあとの確認

志望動機を書いたら、会社名を別の会社に置き換えて読んでみてください。それでも成立するなら、まだその会社に向けた内容になっていません。

志望理由の組み立ては志望理由が弱いと感じたら|足りない情報を埋めるで扱っています。

第4部 当日と確認|やらないこと

14面接当日に気をつけること

準備したことを、落ち着いて話せる状態をつくってください。

1会場・接続の確認場所、時間、オンラインの方法を前日までに確認する
2持ち物案内に指定があれば必ず持参する
3聞かれたことに答える用意した話を押し込まない
4分からないとき分からないと伝え、考え方を示す
5逆質問調べて分かることは避け、確認したいことを聞く

準備した話をそのまま言わないでください

面接は対話です。聞かれたことに答え、追加で聞かれたら答える——この往復が基本です。

「ものづくりがしたい」の先を用意してください

受託と自社サービスではつくるものも決め方も違います。どちらの形で働きたいかまで降りてください。

オンラインの場合

通信の環境、背景、音声——事前に確認してください。案内に指定があれば、その指定に従ってください。

終わったら記録してください

何を聞かれ、どう答えたか、何を言われたか——記録が次の会社の準備になります。

15選考で確認しておくこと

聞かれる側だけでなく、聞く側にもなってください。

1職種別採用か一括採用か募集要項のコース欄
2技術の選考の有無募集要項、届いた案内
3文系からの応募の可否募集要項
4配属の決まり方説明会での質問
5転勤の有無と範囲募集要項
6勤務時間の仕組み募集要項
7雇用元がどの法人か募集要項

労働条件は聞いても失礼になりません

勤務地、勤務時間、転勤の有無は労働条件の基本です。募集要項に書かれるべき内容でもあります。

記載がない、または説明が曖昧なまま進む場合は、その点を書面で確認するようにしてください。

内定後に条件を確認してください

内定の連絡を受けたら、労働条件が書面(または電子)で示されるかを確認してください。口頭の説明だけで進めないことが大切です。

技術を学ぶ仕組みを確認してください

入社後の研修や学習の支援は、会社によって差があります。

疑問があるときは相談してください

提示された条件に疑問があるとき、自分で判断せずに相談してください。次の章で相談先を挙げます。

16相談できる窓口

一人で抱えないでください。

1大学のキャリアセンター応募の進め方、書類、過去の実績、推薦の手続き
2学科の就職担当・ゼミの教員専攻と職種のつながり、企業とのつながり
3新卒応援ハローワーク求人の相談(無料)
4労働局の総合労働相談コーナー労働条件の扱いに疑問があるとき(無料)
5弁護士法令の解釈が必要なとき

情報系の学科では研究室のつながりがあります

研究室の先輩が同じ会社に進んでいることがあります。技術の選考について聞ける相手です。

条件面で疑問があるとき

提示された条件に疑問があるとき、自分で判断せずに相談してください。労働局の総合労働相談コーナーは無料で、全国にあります(予約なしで利用できる場合があります)。法令の解釈は弁護士にご相談ください。

就職活動の進め方に迷ったとき

大学のキャリアセンターは過去の応募の状況を持っていることがあります。推薦の仕組みがある場合の手続きも、ここで確認できます。

17やらない方がいいこと

IT業界の選考でとくに起きやすい失敗です。

やりがちなこと なぜ問題か
受託と自社サービスを区別しない 働き方が違う。志望動機が定まらない
技術ブログを見ない 調べられる材料を使っていない
サービスを使わずに志望する 使える場合は触っておくほうが具体に話せる
知らない技術を知っているふりをする 伝わる。素直に言うほうが安全
「手に職」で止める 会社を選んだ理由にならない
制作物の規模にこだわる 大きさより、考えた過程のほうが伝わる

エンジニア以外の職種も見てください

営業、企画、デザイン、品質の確認、顧客の支援——技術を扱う会社にも多様な職種があります。

1社の説明会を業界全体だと思わない

受託と自社サービスでは前提が違います。最低2社は比べてください。

18よくある質問

選考はいつから始まりますか?

会社ごとに違い、年度によっても変わります。通年で募集する会社と、時期を決めて募集する会社があります。実際の日程は各社の採用ページと届いた案内で確認してください。

受託と自社サービスはどう違いますか?

受託は他社の依頼でつくるため、期限と要件が先に決まっていることが多く、案件ごとに関わる業種が変わります。自社サービスは自分たちで決めてつくり、出したあとも育て続けます。受託には多様な業種の課題に関われる性質があり、自社サービスには一つのものを深く扱える性質があります。どちらが良いという話ではありません。

技術の選考はありますか?

エンジニアの募集では行われることがあります。コードを書く課題、制作物の提出、技術についての面談など、形式は会社によって違います。実施しない会社もあり、入社後に学ぶ前提の募集もあります。届いた案内で確認してください。

つくったものがないと応募できませんか?

入社後に学ぶ前提の募集では、制作物を求めない会社もあります。募集要項で確認してください。あるなら、規模の大きさより、なぜそれをつくったか、どこで詰まり、どう解いたかを説明できるようにしておくほうが材料になります。

文系ですが応募できますか?

文系からの応募ができる会社は多くあります。入社後に学ぶ前提の募集もあります。すでに学び始めていることがあれば、それが材料になります。募集要項で応募の条件を確認してください。

志望動機は何を材料にすればいいですか?

技術ブログを公開している会社があります。その会社の人が何を書いているかを読むと、どんなことを大事にしている会社かが見えます。サービスが使えるなら自分で触ってみてください。受託の会社なら実績のページで、どんな業種の案件を手がけてきたかが分かります。

職種別に応募するのですか?

職種ごとに応募する会社が多くなります。エンジニアの中でもさらに細かく分かれる会社があります。一括で募集して入社後に決める会社もあります。募集要項の区分を確認してください。

「手に職をつけたい」は志望動機になりますか?

動機として自然ですが、それだけでは、なぜこの会社かの答えになりません。受託と自社サービスのどちらの働き方をしたいか、その会社の何に関心を持ったかまで降りてください。

知らない技術の話が出たらどうすればいいですか?

素直に「知りません、調べてみます」と言うほうが安全です。知ったかぶりは伝わります。いま何を学んでいるか、次に何を学ぼうとしているかを話せると、学び続ける姿勢が伝わります。

大規模な受託の階層とは何ですか?

大きな案件では、複数の会社が役割を分けて関わることがあります。自分が応募する会社がどの位置にいるか、どんな役割を担うことが多いかは、説明会で確認できる内容です。

エンジニア以外にどんな職種がありますか?

営業、企画、デザイン、品質の確認、顧客の支援、管理部門があります。技術を扱う会社にも多様な職種があります。詳しくは関連記事で整理しています。

まず何から始めればいいですか?

受託と自社サービスのどちらに関心があるかを分け、志望する会社の技術ブログとサービスのページを見て、募集要項で職種の区分と技術の選考の有無を確認するのが早道です。

19まとめ|受託か自社サービスかを先に分ける

IT業界の選考でまず分けるのは「受託か自社サービスか」です。

この章の要点
  • 同じエンジニアでも、働き方が変わります。どちらが良いという話ではありません。
  • 職種別採用が多い業界です。募集要項の区分を確認してください。
  • 技術の選考が行われることがあります。形式は会社によって違い、実施しない会社もあります。
  • 文系からの応募ができる会社は多くあります。入社後に学ぶ前提の募集もあります。
  • 技術ブログとサービスを見てください。調べられる材料が多い業界です。

最後に。選考の流れ・時期・方式は会社ごとに異なり、年度によっても変わります。実際の日程と内容は各社の採用ページと届いた案内でご確認ください。

この記事について:本記事は業界の構造と調べ方を整理するための一般的な案内です。登場する社名は選考の進め方の一般的な整理であり、推奨・順位付け・優劣の評価ではありません。また、網羅した一覧でもありません。売上、シェア、年収、従業員数などの数値と、企業の将来性については本記事では扱っていません。数値は各社の有価証券報告書・決算説明資料や業界団体・官庁の公表資料で、募集の内容は各社の募集要項でご確認ください。有価証券報告書の章構成は年度や会社によって異なることがあります。就職のしやすさ、採用の見通し、向き不向きについても判断していません。制度は改正されることがあるため、公的機関の情報でご確認ください。選考の流れ・時期・方式は会社ごとに異なり、年度によっても変わります。実際の日程と内容は、各社の採用ページと届いた案内でご確認ください。労働条件の取り扱いに疑問がある場合は労働局の総合労働相談コーナー(無料・全国・予約なしで利用できる場合があります)に、法令の解釈は弁護士にご相談ください。
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