日東駒専の就職を比較【2026年版】就職率の数え方・業種・公務員を大学公式データで
4校とも、就職を希望した人の大半が就職しています。就職希望者を分母にした就職率は、東洋大学98.6%、専修大学99.0%(いずれも2026年3月卒)、駒澤大学97.3%(2025年3月卒)です。日本大学は国の統計と同じ「卒業者から進学者を除いた人」を分母にしていて、学科ごとの就職率は80%台後半〜90%台が中心です。業種の割合を公表している東洋・駒澤・専修の3校では情報通信…
「日東駒専」(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)は、首都圏で受験生の多い私立大学のグループです。併願先として名前が挙がることも多く、「就職はどこがいいの?」「4校で違いはある?」という疑問をよく聞きます。
ところが、4校の就職を比べるのは意外と難しい作業です。各大学が発表している「就職率」は、大学ごとに計算のしかたが違うからです。ある大学は「就職を希望した人」を分母にし、別の大学は「卒業生から大学院進学者を除いた人」を分母にしています。数字をそのまま並べると、実態とは違う順位ができてしまいます。
この記事では、4校がそれぞれ公式サイトで公表している就職データ(就職率・学部別の進路・業種別の割合・主な就職先・公務員や教員の実績)を確かめ、数え方の違いを説明したうえで比べました。大学選び・併願の参考にしてください。
この記事のデータを7枚で
1 / 701日東駒専4校の就職データ早見表
「就職率」はどの大学も高いものの、何を分母にしているかが4校でばらばらです。
まず、4校が公表している数字を1つの表にまとめます。「就職率」の列は大学が発表している数字をそのまま載せ、分母を横に書いています。
| 大学 | 対象 | 大学が公表する就職率 | その分母 | そのほかの公表値 |
|---|---|---|---|---|
| 日本大学 | 2026年3月卒・学科別 | 学科ごとに47.8%〜98.2%(87学科) | 卒業者−大学院等進学者など | 全学の数字は公表なし |
| 東洋大学 | 2026年3月卒・第1部 | 98.6% | 就職希望者 | 就職者率(就職者÷卒業者)85.5% |
| 駒澤大学 | 2025年3月卒 | 97.3% | 公表ページに記載なし | 公務員就職者162名、教員就職者39名 |
| 専修大学 | 2026年3月卒・一部 | 99.0% | 就職者+就職活動継続中の人 | 卒業者(大学院進学者を除く)に占める就職者の割合89.6% |
出典:日本大学「卒業者の就職率」(令和7年度)、東洋大学 TOYO COMPASS 2026「TOYO Data 2026 就職データ」、駒澤大学キャリアセンター「進路状況と支援体制」、専修大学「令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況」。日本大学の学科数は、同資料に載っている学科(二部を含む)を編集部で数えたものです。
この表を見て「専修が99.0%でいちばん、日大は低い」と考えるのは早計です。次の章で、数え方の違いを見ていきます。
02「就職率」の数え方が4校で違う
同じ専修大学でも、分母を変えると99.0%が89.6%になります。
専修大学は、2つの数え方の数字を両方公表しているので、違いがよくわかります。2026年3月卒の一部(昼間)の学部生は、卒業者4,004人、就職者3,494人、大学院進学者103人、「その他」のうち就職活動を続けている人37人でした。
| 計算のしかた(専修大学・2026年3月卒) | 式 | 結果 |
|---|---|---|
| 就職率(大学の発表) | 就職者÷(就職者+就職活動継続中) | 99.0% |
| 卒業者に占める就職者の割合(大学の発表) | 就職者÷(卒業者−大学院進学者) | 89.6% |
| 卒業者全体に占める就職者の割合(計算) | 就職者÷卒業者 | 87.3% |
出典:専修大学「令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況【一部】」。3行目は編集部の計算。
1行目の就職率は、就職をあきらめた人や最初から就職活動をしなかった人、進路を届け出ていない人(71人)が分母に入らないため高く出ます。2行目は、大学院に進んだ人以外の卒業生全員を分母にするため、10ポイント近く低くなります。
4校の就職率の分母は次のとおりです。
日本大学:「(就職者+進学者のうち就職している者)÷(卒業者−大学院研究科等進学者−外国の学校等入学者+進学者のうち就職している者)」。国の「学校基本調査」の区分に基づく計算で、専修大学の2行目に近い数え方です。大学の資料にも「学部HPや広報誌等においては就職率を〈就職者/就職を希望する者〉としている場合があり、その場合、本表記載の値と異なる場合があります」と注記があります。
東洋大学:就職率は「就職者÷就職希望者」。あわせて「就職者率(就職者÷卒業者)」と「進路決定率(就職者と進学者÷卒業者)」も公表しています。
駒澤大学:公式ページの就職率97.3%(2025年3月卒)には、分母の説明が書かれていません。
専修大学:上の表のとおり、2つの数え方を両方公表しています。
つまり、日本大学の学科別の数字(80%台後半〜90%台)と、専修大学の「89.6%」や東洋大学の「就職者率85.5%」は、近い数え方の数字です。日大の数字が他の3校より低く見えるのは、厳しい物差しで計算しているからで、就職が弱いからではありません。
03日本大学:16学部・87学科、公務員と教員の人数が大きい
理工系の学科は90%台が多く、芸術学部や歯学部は低めです。
日本大学は16学部を持つ日本有数の大規模大学です。公式サイトの「卒業者の就職率」は学科ごとの数字だけで、全学や学部全体の数字はありません。そこで、学部ごとに学科の数字の幅を整理しました(2026年3月卒)。
| 学部 | 学科数 | 就職率の範囲(学科別) | いちばん高い学科 |
|---|---|---|---|
| 法学部 | 6 | 71.2%〜88.7% | 政治経済学科・公共政策学科 |
| 文理学部 | 18 | 80.7%〜98.2% | 生命科学科 |
| 経済学部 | 3 | 88.9%〜90.1% | 金融公共経済学科 |
| 商学部 | 3 | 81.2%〜88.8% | 商業学科 |
| 芸術学部 | 8 | 55.8%〜92.0% | 放送学科 |
| 国際関係学部 | 2 | 83.9%〜86.6% | 国際総合政策学科 |
| 危機管理学部 | 1 | 89.2% | 危機管理学科 |
| スポーツ科学部 | 1 | 96.7% | 競技スポーツ学科 |
| 理工学部 | 14 | 77.3%〜98.1% | 電子工学科 |
| 生産工学部 | 9 | 83.7%〜97.3% | 機械工学科 |
| 工学部 | 6 | 91.3%〜98.0% | 電気電子工学科 |
| 生物資源科学部 | 12 | 74.3%〜94.9% | 食品生命学科 |
| 薬学部 | 1 | 90.1% | 薬学科 |
| 医学部・歯学部・松戸歯学部 | 各1 | 83.8%・57.8%・47.8% | — |
出典:日本大学「卒業者の就職率」(令和7年度=2026年3月卒、文部科学省 学校基本調査に基づく)。学科数と範囲は編集部で整理。法学部には法律学科(二部)を含みます。
87学科のうち、就職率90%以上は35学科、80%未満は13学科でした(編集部で集計)。工学部・生産工学部・理工学部など理工系の学科に90%台が多く、土木・建築・電気・機械の学科はほとんどが90%を超えています。
低めに出ているのは、芸術学部(美術学科55.8%、文芸学科62.3%など)と、医学部・歯学部です。芸術系は、フリーランスや作品制作を続ける人など、会社に就職する以外の進路を選ぶ人が多いことが考えられます。医学部・歯学部は、卒業後の臨床研修医・研修歯科医が国の統計の区分では「就職者」と別に数えられるため、数字が低く出ると考えられます(資料に理由の説明はありません)。
日本大学の強みは、公務員・教員・資格での人数の大きさです。公式サイト「数字で見る就職・キャリア」(2025年度実績)には、次の数字が載っています。
| 項目(2025年度実績) | 人数 | 大学の説明 |
|---|---|---|
| 中学教員採用 | 157人 | 国立の教育大学を上回る全国トップクラス |
| 高校教員採用 | 113人 | 教職課程を設置(一部学部を除く) |
| 警察官採用 | 117人 | 公務員の採用実績は全国トップクラス |
| 国税専門官 | 68人 | 全国1位(『大学ランキング2027』より引用) |
| 自衛官採用 | 34人 | 全国1位(『大学ランキング2027』より引用) |
| 一級建築士 | 156人 | 20年以上連続で全国1位(同上) |
| 技術士 | 71人 | 日本技術者教育認定機構の認定コースを一部に設置 |
出典:日本大学「就職・キャリア」(数字で見る就職・キャリア、2025年度実績)。一部の項目は、日本大学が朝日新聞出版『大学ランキング2027』から引用していると記載しています。
大学が公表している令和7年度卒業生の主な就職先(社名のみ、人数なし)を見ると、法学部には総務省・法務省・財務省・国税庁東京国税局・東京都庁・警視庁・特別区(東京23区)、経済学部には会計検査院・財務省・防衛省・東京消防庁などの官公庁が並びます。民間では、理工学部に大林組・鹿島建設・清水建設・大成建設・竹中工務店などの建設会社、経済学部に三井住友銀行・東京海上日動火災保険・日本生命保険などの金融機関が挙がっています。
就職支援では、専任の就職支援スタッフが約80人、約130万人の卒業生、全国40の自治体との就職支援協定があると公式サイトで紹介しています。日本大学の会社別の人数など、より詳しい数字は日本大学の就職先の記事をどうぞ。
04東洋大学:就職率98.6%、情報通信業が4分の1
学部によって「就職者率」は67.0%〜94.3%と差があり、理系は大学院進学が多めです。
東洋大学は、就職率・就職者率・進路決定率の3つを学部別に公表しています(2026年3月卒・第1部)。
| 学部(2026年3月卒) | 就職率(就職者÷就職希望者) | 就職者率(就職者÷卒業者) | 進路決定率 |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 99.4% | 86.0% | 92.0% |
| 経済学部 | 98.7% | 90.9% | 94.1% |
| 経営学部 | 98.5% | 90.1% | 91.8% |
| 法学部 | 98.4% | 88.0% | 90.9% |
| 社会学部 | 98.3% | 87.7% | 92.1% |
| 国際観光学部 | 99.4% | 94.3% | 95.4% |
| 情報連携学部 | 99.3% | 91.6% | 95.3% |
| 理工学部 | 99.2% | 71.7% | 95.5% |
| 生命科学部 | 96.3% | 67.0% | 92.3% |
| 全学部(第1部) | 98.6% | 85.5% | 92.5% |
出典:東洋大学 TOYO COMPASS 2026「TOYO Data 2026 就職データ」(2026年3月卒)。主な学部を抜粋しています。
理工学部(就職者率71.7%)と生命科学部(67.0%)は就職者率が低めですが、進路決定率は92〜95%台です。差の多くは大学院への進学で、進路決定率から就職者率を引いた進学の割合は、理工学部23.8%、生命科学部25.3%(計算)でした。
業種は、TOYO Data 2026の円グラフで情報通信業24.2%、卸・小売業11.7%、製造業10.7%、金融・保険業7.5%、専門・技術サービス業6.3%、建設業5.8%です。公務員は、各学部の「就職状況」ページにある業種別の人数を合計すると344人で、全体(5,138人)の6.7%(計算)です。法学部は86人と、就職者の約5人に1人が公務員です(学部ページの図には年度の記載がありません)。
情報連携学部では就職者の66.1%(計算)が情報通信業に進むなど、学部による違いもはっきりしています。東洋大学の学部別の業種や会社別の人数は、東洋大学の就職先の記事で詳しく整理しています。
05駒澤大学:就職率97.3%、公務員就職者162名(2025年3月卒)
情報通信18%、卸・小売16%が上位。仏教学部の4人に1人は本山での修行(本山安居)に進みます。
駒澤大学キャリアセンターの「進路状況と支援体制」のページでは、2025年3月卒の主な数字が公表されています(2026年3月卒の数字は、確認できた2026年4月時点のページにはまだ載っていませんでした)。
| 項目 | 数字 | 対象 |
|---|---|---|
| 就職率 | 97.3% | 2025年3月卒 |
| 公務員 就職者数 | 162名 | 2025年3月卒 |
| 教員 就職者数 | 39名 | 2025年3月卒 |
| 求人企業数 | 14,822社 | 2024年度 |
| 学生相談件数 | 7,808件 | 2024年度 |
| プログラム回数 | 357講座 | 2024年度 |
出典:駒澤大学キャリアセンター「進路状況と支援体制」(インターネットアーカイブに2026年3月7日に保存された公式ページで確認)。
業種別(2025年3月卒・大学全体)は、情報通信18%、卸・小売16%、本山安居・その他16%、サービス10%、建設・不動産9%、金融・保険9%、製造7%、公務(国家・地方)6%、医療・福祉4%、運輸3%、教育・学習支援2%です。学部ごとの上位は次のとおりです。
| 学部(2025年3月卒) | 1位 | 2位 | 3位 | 公務・医療など |
|---|---|---|---|---|
| 仏教学部 | 本山安居(25%) | 卸・小売(14%) | 情報通信(10%) | — |
| 文学部 | 情報通信(18%) | 卸・小売(15%) | サービス(11%) | 公務(8%) |
| 経済学部 | 情報通信(18%) | 卸・小売(16%) | 金融(12%) | — |
| 法学部 | 情報通信(17%) | 卸・小売(14%) | 金融(12%) | 公務(11%) |
| 経営学部 | 情報通信(22%) | 卸・小売(18%) | サービス(11%) | — |
| 医療健康科学部 | 医療・福祉(92%) | 製造(3%) | 情報通信(3%) | — |
| グローバル・メディア・スタディーズ学部 | 情報通信(25%) | 卸・小売(15%) | サービス(11%) | — |
出典:駒澤大学キャリアセンター「2025卒 業種別就職状況(学部別)」(同ページの画像)。5位までのうち、公務が入っている学部だけ右の列に書いています。
駒澤大学で特徴的なのは、仏教学部の1位が「本山安居(ほんざんあんご)」で、卒業生の25%を占めることです。本山での修行に進む人で、ほかの大学には無い進路です。医療健康科学部は92%が医療・福祉に進み、ほぼ全員が専門職として就職しています。
大学全体の業種別の「業種毎の就職先(抜粋)」には、情報通信で富士通・伊藤忠テクノソリューションズ・NTT西日本・KDDI、金融・保険でりそなグループ・SMBC日興証券・日本生命、公務で防衛省・厚生労働省・特許庁・国土交通省・東京国税局・警視庁・東京消防庁などが挙がっています(社名のみ、人数なし)。
キャリアセンターは、年間約8,000件の個別相談(対面は予約不要)、年間350回以上のキャリアプログラム、年間約250社以上が参加する学内の合同企業説明会を案内しています。駒澤大学の基本情報や学費は大学図鑑の駒澤大学で見られます。
06専修大学:就職率99.0%、学部別の人数まで公表
4校の中でいちばん細かく、学科ごとの卒業者・就職者・進学者の人数を公表しています。
専修大学は、学部・学科別に卒業者・就職者・大学院進学者の人数を公表しています(2026年3月卒・一部)。学部ごとにまとめると次のとおりです。
| 学部(2026年3月卒) | 卒業者 | 就職者 | 大学院進学 | 就職率 | 卒業者(院進を除く)に占める就職者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経済学部 | 735人 | 652人 | 10人 | 99.1% | 89.9% |
| 法学部 | 707人 | 615人 | 24人 | 99.0% | 90.0% |
| 経営学部 | 590人 | 541人 | 9人 | 99.1% | 93.1% |
| 商学部 | 647人 | 561人 | 13人 | 98.9% | 88.5% |
| 文学部 | 650人 | 526人 | 28人 | 98.3% | 84.6% |
| ネットワーク情報学部 | 220人 | 195人 | 4人 | 98.5% | 90.3% |
| 人間科学部 | 228人 | 192人 | 11人 | 99.0% | 88.5% |
| 国際コミュニケーション学部 | 227人 | 212人 | 4人 | 100.0% | 95.1% |
| 合計 | 4,004人 | 3,494人 | 103人 | 99.0% | 89.6% |
出典:専修大学「令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況【一部】」。学部ごとの割合は、学科の人数を足して編集部で計算しました(合計の行は大学の公表値と一致)。就職率=就職者÷(就職者+就職活動継続中)、右の列=就職者÷(卒業者−大学院進学者)。
大学院へ進む人は合計103人で、卒業者の2.6%です。ほとんどの人が学部4年で就職する、文系中心の大学らしい形です。業種は、学部ごとの割合が公表されています。
| 学部(2026年3月卒) | 情報通信 | 卸・小売 | 金融 | 教育・公務 | 運輸・不動産 | 製造 | 他の業種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 経済学部 | 14.0% | 17.2% | 12.6% | 13.3% | 9.2% | 5.7% | 22.2% |
| 法学部 | 12.4% | 12.8% | 10.2% | 22.6% | 10.2% | 6.5% | 20.8% |
| 経営学部 | 21.8% | 17.4% | 7.6% | 4.8% | 7.2% | 8.5% | 27.5% |
| 商学部 | 16.9% | 18.0% | 13.5% | 4.3% | 5.7% | 8.2% | 28.5% |
| 文学部 | 13.1% | 15.2% | 5.7% | 13.1% | 8.4% | 5.7% | 29.1% |
| ネットワーク情報学部 | 51.3% | 8.7% | 1.0% | 7.7% | 3.6% | 5.1% | 20.0% |
| 人間科学部 | 17.2% | 19.3% | 4.7% | 17.7% | 4.7% | 6.3% | 24.5% |
| 国際コミュニケーション学部 | 11.3% | 20.3% | 7.1% | 10.8% | 10.8% | 3.3% | 33.5% |
出典:専修大学「令和7年度 学部〔一部〕卒業生の学部別・業種別就職状況」(2026年8月6日に訂正版へ差し替え)。このほかに「農・林・漁・鉱・建設」「マスコミ」の区分があり、表では省いています(文学部のマスコミは6.8%)。
ネットワーク情報学部は就職者の51.3%が情報通信業で、学部の専門がそのまま就職先に表れています。法学部は教育・公務が22.6%と、どの学部より高い割合です。なお、専修大学はこの学部別・業種別の資料について、2026年8月6日に「一部の学部に異なる学部のデータが反映されるなど、掲載内容に誤りがあった」として差し替えています。この記事は差し替え後の資料を使っています。
難関試験では、2025年度に国家公務員採用総合職試験の合格者12人、公認会計士試験の合格者18人、司法試験の合格者7人と公表しています。専修大学の基本情報や学費は大学図鑑の専修大学で見られます。
07業種で比べる:公表している3校とも情報通信業が上位
業種を公表している3校では、情報通信と卸・小売が上位に来ます。
業種の割合を公表している3校を並べます。業種の分け方と年度が大学ごとに違うため、数字の大小ではなく「何が上位か」を見てください。
| 大学 | 対象 | 上位の業種(大学の公表値) |
|---|---|---|
| 東洋大学 | 2026年3月卒・第1部 | 情報通信24.2%、卸・小売11.7%、製造10.7%、金融・保険7.5% |
| 駒澤大学 | 2025年3月卒 | 情報通信18%、卸・小売16%、本山安居・その他16%、サービス10% |
| 専修大学 | 2026年3月卒・学部別 | 経営学部 情報通信21.8%、商学部 卸・小売18.0%、法学部 教育・公務22.6%など(全学の割合は公表なし) |
| 日本大学 | — | 業種別の割合は公式サイトで確認できず(主な就職先の社名のみ公表) |
出典:各大学の公表資料(上記)。日本大学は、令和7年度卒業生の主な就職先を産業分類の順に並べた一覧(社名と主業種のみ)を公表しています。
東洋・駒澤・専修の3校では、文系学部の就職者の多くが情報通信業(IT・ソフトウェア・通信)や卸・小売業、金融に進んでいるのが共通点です。IT業界の仕事や会社は業界図鑑、IT業界に多く就職している大学はITに強い大学の記事で見られます。
08公務員・教員で比べる:数え方の違いに注意
「採用」「合格」「就職」で数え方が違うため、人数を横に並べて順位はつけられません。
元の記事でも取り上げた「日東駒専は公務員に強い」という点を、公式の数字で確かめます。
| 大学 | 公表されている数字 | 数え方・年度 |
|---|---|---|
| 日本大学 | 警察官117人、中学教員157人、高校教員113人、国税専門官68人、自衛官34人 | 採用・合格の実績(2025年度) |
| 東洋大学 | 公務員344人(法学部86人) | 学部ページの業種別の人数の合計(図に年度の記載なし) |
| 駒澤大学 | 公務員就職者162名、教員就職者39名 | 就職者(2025年3月卒) |
| 専修大学 | 国家公務員採用総合職試験の合格者12人/法学部の教育・公務22.6% | 合格者(2025年度)/就職者の割合(2026年3月卒) |
出典:各大学の公表資料(上記)。
人数の規模では日本大学が大きく、警察官・教員・国税専門官などで3桁の実績があります。東洋大学も公務員が300人を超え、法学部では就職者の約5人に1人が公務員です。駒澤大学・専修大学も、法学部を中心に一定の割合が公務に進んでいます。
公務員・教員を目指すなら、志望する学部の先輩が毎年どのくらい公務に進んでいるか(東洋大学の法学部、専修大学の法学部など)を確かめておくと、入学後のイメージがつかみやすくなります。公務員の仕事の種類や試験は公務員(国家・地方)の業界図鑑、ほかの大学との比較は公務員に強い大学・教員に強い大学の記事をどうぞ。
09学費で比べる:初年度は4校とも約124万〜130万円から
文系学部の初年度納付金は4校で大きな差はありません。理系・医療系は高くなります。
| 大学 | 初年度納付金の目安(入学金を含む) | 主な内訳 |
|---|---|---|
| 日本大学 | 1,240,000〜1,980,000円 | 法1,290,000円、商1,280,000円、生産工・工1,700,000円(医歯薬を除く) |
| 東洋大学 | 1,265,000〜1,730,000円 | 理工1,690,000円、情報連携1,675,000円、第2部・イブニングコース710,000円 |
| 駒澤大学 | 1,297,000〜1,847,000円 | グローバル・メディア・スタディーズ学部1,347,000円、上限は医療健康科学部 |
| 専修大学 | 1,269,000〜1,523,000円 | 法1,270,000円、経営・商1,271,000円、上限はネットワーク情報学部 |
出典:Campi大学図鑑(各大学の公式サイトで2026年10月に確認した値)。年度は大学ごとに異なります(日本大学は2026年度入学者中心、東洋・駒澤・専修は2027年度入学者)。駒澤大学は教育後援会・同窓会費込み、専修大学は委託徴収金込みの1年次完納額です。
文系学部の初年度は4校とも130万円前後で、学費で大学を選び分けるほどの差はありません。理工系や医療系の学部を選ぶと、初年度で170万円前後になる学部があります。学部ごとの正確な金額は、各大学の公式サイトの納付金のページで確認してください。
10日東駒専で就活を有利に進めるには
大学の支援は4校とも手厚い。使うかどうかで差がつきます。
4校の公式サイトから、就職支援の主な取り組みを拾うと次のとおりです。
日本大学:専任の就職支援スタッフ約80人、約130万人の卒業生のネットワーク、全国40の自治体との就職支援協定、200を超える企業・団体が集まる合同企業研究会・就職セミナー。
東洋大学:学内企業セミナーに615社が参加(2025年度)、21の自治体と就職支援協定(2026年3月現在)、ビズリーチ・キャンパスなどの外部サービスとの連携。
駒澤大学:年間約8,000件の個別相談(対面は予約不要)、年間350回以上のキャリアプログラム、元新聞記者による文章指導、27の資格・講座が年間10,000円(税別・テキスト代別)で受け放題。
専修大学:学部・学科ごとの進路を人数まで公表。卒業生の就職先からの意見聴取調査を行い、報告書を公開(令和6〜8年度分)。
そのうえで、在学生がやっておきたいことは3つです。
① 学部の数字を見て、早めに志望業界を絞る。同じ大学でも、法学部は公務員、情報系の学部は情報通信業、医療系の学部は医療・福祉と、行き先がはっきり分かれます。自分の学部の先輩がどこに就職しているかは、各大学の学部別の資料で確認できます。
② 公務員・教員を目指すなら1〜2年から。4校とも公務員・教員の実績がありますが、試験の準備には時間がかかります。学内講座や教職課程を早めに使いましょう。
③ キャリアセンターを使い倒す。個別相談・ES添削・模擬面接・学内説明会は無料で使えます。就活の時期の目安は2028年卒の就活スケジュールをどうぞ。
11日東駒専の就職のよくある質問
日東駒専で就職に強いのはどこ?
就職を希望した人のうち就職した人の割合は、東洋大学98.6%、専修大学99.0%(2026年3月卒)、駒澤大学97.3%(2025年3月卒)と、どこも高い水準です。日本大学は厳しめの数え方で学科ごとに公表しています。4校の差より学部ごとの差のほうが大きいため、志望する学部の数字で比べるのがおすすめです。
日本大学の就職率が低く見えるのはなぜ?
日本大学の就職率は「就職者÷(卒業者−大学院等進学者など)」で、就職を希望しなかった人も分母に入ります。専修大学が同じような数え方で出している「卒業者に占める就職者の割合」は89.6%で、日大の学科別の数字(80%台後半〜90%台が中心)と近い水準です。
日東駒専は公務員に強いって本当?
日本大学は2025年度に警察官117人・中学教員157人・国税専門官68人などの実績を公表しています。東洋大学は公務員が344人(学部ページの業種別の人数の合計)、駒澤大学は公務員就職者162名(2025年3月卒)です。数え方は大学ごとに違いますが、どの大学も公務員・教員に一定数が進んでいます。
日東駒専ではどんな業種が多い?
東洋大学(情報通信24.2%)、駒澤大学(情報通信18%)とも情報通信業が最も多く、卸・小売業が続きます。専修大学も経営学部やネットワーク情報学部で情報通信業が1位です。
大学院に進む人は多い?
専修大学は2026年3月卒の大学院進学者が103人(卒業者の2.6%)で、多くの人が学部で就職します。東洋大学も全体では進学は7.0%(計算)ですが、理工学部は23.8%、生命科学部は25.3%(計算)と理系学部では多くなります。
駒澤大学の最新の就職データは?
公式サイトで確認できた最新は2025年3月卒(就職率97.3%)です。公式サイトは2026年10月21日から緊急メンテナンス中で、この記事ではインターネットアーカイブに保存された公式ページで確認しました。2026年3月卒の数字は、再開後に公式サイトでご確認ください。
学費はどこが安い?
文系学部の初年度納付金は4校とも130万円前後で、大きな差はありません(日本大学の法学部1,290,000円、専修大学の法学部1,270,000円など)。理工系・医療系の学部は高くなります。
12この記事のデータについて
日本大学の数字は、公式サイト「就職・キャリア」の「卒業者の就職率(大学)」(令和7年度・令和6年度・令和5年度、文部科学省 学校基本調査に基づく)、「数字で見る就職・キャリア」(2025年度実績)、「令和7年度卒業生の主な就職先」によります。東洋大学は TOYO COMPASS 2026「TOYO Data 2026 就職データ」と、入試情報サイトの各学部「就職状況」ページです。
駒澤大学は、キャリアセンター「進路状況と支援体制」ページの画像(2025年3月卒の就職率・業種別就職状況・学部別の業種)と本文です。公式サイトが2026年10月21日から緊急メンテナンスで閲覧できないため、インターネットアーカイブに2026年3月7日に保存された公式ページで確認しました。専修大学は「令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況」「令和7年度 学部〔一部〕卒業生の学部別・業種別就職状況」(2026年8月6日訂正版)、「進路支援」ページ(2025年度の就職率・難関試験合格者)です。学費はCampi大学図鑑(各大学の公式サイトで2026年10月確認)の値です。
元の記事にあった「Campiが掲載している就職先の人数の合計」(日本大学670人・東洋大学379人)は、大学公式の数字ではなく掲載範囲にも左右されるため、この版では使っていません。大学群の難易度の序列(MARCH・成成明学など)についての記述も、数字の裏付けがないため外しました。数字は年度で変わるため、最新の情報は各大学の公表資料でご確認ください。(2026年10月確認)
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