就活・キャリア 更新 2026.10.23 この記事にはPRを含みます

日東駒専の就職を比較【2026年版】就職率の数え方・業種・公務員を大学公式データで

結論

4校とも、就職を希望した人の大半が就職しています。就職希望者を分母にした就職率は、東洋大学98.6%、専修大学99.0%(いずれも2026年3月卒)、駒澤大学97.3%(2025年3月卒)です。日本大学は国の統計と同じ「卒業者から進学者を除いた人」を分母にしていて、学科ごとの就職率は80%台後半〜90%台が中心です。業種の割合を公表している東洋・駒澤・専修の3校では情報通信…

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12章見出し
CCampi編集部(執筆)・公開 2026.07.07
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「日東駒専」(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)は、首都圏で受験生の多い私立大学のグループです。併願先として名前が挙がることも多く、「就職はどこがいいの?」「4校で違いはある?」という疑問をよく聞きます。

ところが、4校の就職を比べるのは意外と難しい作業です。各大学が発表している「就職率」は、大学ごとに計算のしかたが違うからです。ある大学は「就職を希望した人」を分母にし、別の大学は「卒業生から大学院進学者を除いた人」を分母にしています。数字をそのまま並べると、実態とは違う順位ができてしまいます。

この記事では、4校がそれぞれ公式サイトで公表している就職データ(就職率・学部別の進路・業種別の割合・主な就職先・公務員や教員の実績)を確かめ、数え方の違いを説明したうえで比べました。大学選び・併願の参考にしてください。

この記事の数字について:すべて各大学の公式サイトの公表資料によります(日本大学「卒業者の就職率」「数字で見る就職・キャリア」、東洋大学「TOYO Data 2026 就職データ」、駒澤大学キャリアセンター「進路状況と支援体制」、専修大学「令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況」「学部別・業種別就職状況」)。日本大学・東洋大学・専修大学は2026年3月卒、駒澤大学は公表されている最新の2025年3月卒の数字です。駒澤大学の公式サイトは2026年10月21日から緊急メンテナンスで閲覧できないため、インターネットアーカイブに保存された公式ページで確認しました。割合(%)のうち「計算」と書いたものは、元の人数から編集部で計算しました。大学ごとに業種の分け方が違うため、業種の割合は大学どうしで直接比べられません。

この記事のデータを7枚で

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日東駒専4校の就職…「就職率」の数え…日本大学:16学部…東洋大学:就職率9…駒澤大学:就職率9…2026年版

この記事の流れ・2026年版

日東駒専の就職を比較

4校とも、就職を希望した人の大半が就職しています。

1
日本大学全学の数字は公表なし
2
東洋大学就職者率(就職者÷卒業者)85.5%
3
駒澤大学公務員就職者162名、教員就職者39名
4
専修大学卒業者(大学院進学者を除く)に占める就職者の割合89.6%

日東駒専4校の就職データ早見表

「就職率」はどの大学も高いものの、何を分母にしているかが4校でばらばらです。

まず、4校が公表している数字を1つの表にまとめます。「就職率」の列は大学が発表している数字をそのまま載せ、分母を横に書いています。この表を見て「専修が99.0%でいちばん、日大は低い」と考えるのは早計です。

就職率99.0%卒業者に占める就職者の割合89.6%卒業者全体に占める就職者の割合87.3%

「就職率」の数え方が4校で違う

同じ専修大学でも、分母を変えると99.0%が89.6%になります。

結果 専修大学は、2つの数え方の数字を両方公表しているので、違いがよくわかります。2026年3月卒の一部(昼間)の学部生は、卒業者4,004人、就職者3,494人、大学院進学者103人、「その他」のうち就職活動を続…

中学教員採用157人高校教員採用113人警察官採用117人国税専門官68人自衛官採用34人

日本大学:16学部・87学科、公務員と教員…

理工系の学科は90%台が多く、芸術学部や歯学部は低めです。

人数 日本大学は16学部を持つ日本有数の大規模大学です。公式サイトの「卒業者の就職率」は学科ごとの数字だけで、全学や学部全体の数字はありません。そこで、学部ごとに学科の数字の幅を整理しました(2026年3月卒)。

文学部99.4%経済学部98.7%経営学部98.5%法学部98.4%社会学部98.3%

東洋大学:就職率98.6%、情報通信業が4…

学部によって「就職者率」は67.0%〜94.3%と差があり、理系は大学院進学が多めです。

就職率(就職者÷就職希望者) 東洋大学は、就職率・就職者率・進路決定率の3つを学部別に公表しています(2026年3月卒・第1部)。

1
就職率2025年3月卒
2
公務員 就職者数2025年3月卒
3
教員 就職者数2025年3月卒
4
求人企業数2024年度

駒澤大学:就職率97.3%、公務員就職者1…

情報通信18%、卸・小売16%が上位。仏教学部の4人に1人は本山での修行(本山安居)に進みます。

駒澤大学キャリアセンターの「進路状況と支援体制」のページでは、2025年3月卒の主な数字が公表されています(2026年3月卒の数字は、確認できた2026年4月時点のページにはまだ載っていませんでした)。

1
「就職率」はどの大学も高いものの、何を分母にしているかが4校でばらばらです。日東駒専4校の就職データ早見表
2
同じ専修大学でも、分母を変えると99.0%が89.6%になります。「就職率」の数え方が4校で違う
3
理工系の学科は90%台が多く、芸術学部や歯学部は低めです。日本大学:16学部・87学科、公務員と教員…
4
学部によって「就職者率」は67.0%〜94.3%と差があり、理系は大学院進学が多めです。東洋大学:就職率98.6%、情報通信業が4…

まとめ

この記事の要点

就職希望者を分母にした就職率は、東洋大学98.6%、専修大学99.0%(いずれも2026年3月卒)、駒澤大学97.3%(2025年3月卒)です。

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01日東駒専4校の就職データ早見表

「就職率」はどの大学も高いものの、何を分母にしているかが4校でばらばらです。

まず、4校が公表している数字を1つの表にまとめます。「就職率」の列は大学が発表している数字をそのまま載せ、分母を横に書いています。

大学 対象 大学が公表する就職率 その分母 そのほかの公表値
日本大学 2026年3月卒・学科別 学科ごとに47.8%〜98.2%(87学科) 卒業者−大学院等進学者など 全学の数字は公表なし
東洋大学 2026年3月卒・第1部 98.6% 就職希望者 就職者率(就職者÷卒業者)85.5%
駒澤大学 2025年3月卒 97.3% 公表ページに記載なし 公務員就職者162名、教員就職者39名
専修大学 2026年3月卒・一部 99.0% 就職者+就職活動継続中の人 卒業者(大学院進学者を除く)に占める就職者の割合89.6%

出典:日本大学「卒業者の就職率」(令和7年度)、東洋大学 TOYO COMPASS 2026「TOYO Data 2026 就職データ」、駒澤大学キャリアセンター「進路状況と支援体制」、専修大学「令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況」。日本大学の学科数は、同資料に載っている学科(二部を含む)を編集部で数えたものです。

この表を見て「専修が99.0%でいちばん、日大は低い」と考えるのは早計です。次の章で、数え方の違いを見ていきます。

02「就職率」の数え方が4校で違う

同じ専修大学でも、分母を変えると99.0%が89.6%になります。

専修大学は、2つの数え方の数字を両方公表しているので、違いがよくわかります。2026年3月卒の一部(昼間)の学部生は、卒業者4,004人、就職者3,494人、大学院進学者103人、「その他」のうち就職活動を続けている人37人でした。

計算のしかた(専修大学・2026年3月卒) 式 結果
就職率(大学の発表) 就職者÷(就職者+就職活動継続中) 99.0%
卒業者に占める就職者の割合(大学の発表) 就職者÷(卒業者−大学院進学者) 89.6%
卒業者全体に占める就職者の割合(計算) 就職者÷卒業者 87.3%

出典:専修大学「令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況【一部】」。3行目は編集部の計算。

1行目の就職率は、就職をあきらめた人や最初から就職活動をしなかった人、進路を届け出ていない人(71人)が分母に入らないため高く出ます。2行目は、大学院に進んだ人以外の卒業生全員を分母にするため、10ポイント近く低くなります。

4校の就職率の分母は次のとおりです。

日本大学:「(就職者+進学者のうち就職している者)÷(卒業者−大学院研究科等進学者−外国の学校等入学者+進学者のうち就職している者)」。国の「学校基本調査」の区分に基づく計算で、専修大学の2行目に近い数え方です。大学の資料にも「学部HPや広報誌等においては就職率を〈就職者/就職を希望する者〉としている場合があり、その場合、本表記載の値と異なる場合があります」と注記があります。

東洋大学:就職率は「就職者÷就職希望者」。あわせて「就職者率(就職者÷卒業者)」と「進路決定率(就職者と進学者÷卒業者)」も公表しています。

駒澤大学:公式ページの就職率97.3%(2025年3月卒)には、分母の説明が書かれていません。

専修大学:上の表のとおり、2つの数え方を両方公表しています。

つまり、日本大学の学科別の数字(80%台後半〜90%台)と、専修大学の「89.6%」や東洋大学の「就職者率85.5%」は、近い数え方の数字です。日大の数字が他の3校より低く見えるのは、厳しい物差しで計算しているからで、就職が弱いからではありません。

03日本大学:16学部・87学科、公務員と教員の人数が大きい

理工系の学科は90%台が多く、芸術学部や歯学部は低めです。

日本大学は16学部を持つ日本有数の大規模大学です。公式サイトの「卒業者の就職率」は学科ごとの数字だけで、全学や学部全体の数字はありません。そこで、学部ごとに学科の数字の幅を整理しました(2026年3月卒)。

学部 学科数 就職率の範囲(学科別) いちばん高い学科
法学部 6 71.2%〜88.7% 政治経済学科・公共政策学科
文理学部 18 80.7%〜98.2% 生命科学科
経済学部 3 88.9%〜90.1% 金融公共経済学科
商学部 3 81.2%〜88.8% 商業学科
芸術学部 8 55.8%〜92.0% 放送学科
国際関係学部 2 83.9%〜86.6% 国際総合政策学科
危機管理学部 1 89.2% 危機管理学科
スポーツ科学部 1 96.7% 競技スポーツ学科
理工学部 14 77.3%〜98.1% 電子工学科
生産工学部 9 83.7%〜97.3% 機械工学科
工学部 6 91.3%〜98.0% 電気電子工学科
生物資源科学部 12 74.3%〜94.9% 食品生命学科
薬学部 1 90.1% 薬学科
医学部・歯学部・松戸歯学部 各1 83.8%・57.8%・47.8% —

出典:日本大学「卒業者の就職率」(令和7年度=2026年3月卒、文部科学省 学校基本調査に基づく)。学科数と範囲は編集部で整理。法学部には法律学科(二部)を含みます。

87学科のうち、就職率90%以上は35学科、80%未満は13学科でした(編集部で集計)。工学部・生産工学部・理工学部など理工系の学科に90%台が多く、土木・建築・電気・機械の学科はほとんどが90%を超えています。

低めに出ているのは、芸術学部(美術学科55.8%、文芸学科62.3%など)と、医学部・歯学部です。芸術系は、フリーランスや作品制作を続ける人など、会社に就職する以外の進路を選ぶ人が多いことが考えられます。医学部・歯学部は、卒業後の臨床研修医・研修歯科医が国の統計の区分では「就職者」と別に数えられるため、数字が低く出ると考えられます(資料に理由の説明はありません)。

日本大学の強みは、公務員・教員・資格での人数の大きさです。公式サイト「数字で見る就職・キャリア」(2025年度実績)には、次の数字が載っています。

項目(2025年度実績) 人数 大学の説明
中学教員採用 157人 国立の教育大学を上回る全国トップクラス
高校教員採用 113人 教職課程を設置(一部学部を除く)
警察官採用 117人 公務員の採用実績は全国トップクラス
国税専門官 68人 全国1位(『大学ランキング2027』より引用)
自衛官採用 34人 全国1位(『大学ランキング2027』より引用)
一級建築士 156人 20年以上連続で全国1位(同上)
技術士 71人 日本技術者教育認定機構の認定コースを一部に設置

出典:日本大学「就職・キャリア」(数字で見る就職・キャリア、2025年度実績)。一部の項目は、日本大学が朝日新聞出版『大学ランキング2027』から引用していると記載しています。

大学が公表している令和7年度卒業生の主な就職先(社名のみ、人数なし)を見ると、法学部には総務省・法務省・財務省・国税庁東京国税局・東京都庁・警視庁・特別区(東京23区)、経済学部には会計検査院・財務省・防衛省・東京消防庁などの官公庁が並びます。民間では、理工学部に大林組・鹿島建設・清水建設・大成建設・竹中工務店などの建設会社、経済学部に三井住友銀行・東京海上日動火災保険・日本生命保険などの金融機関が挙がっています。

就職支援では、専任の就職支援スタッフが約80人、約130万人の卒業生、全国40の自治体との就職支援協定があると公式サイトで紹介しています。日本大学の会社別の人数など、より詳しい数字は日本大学の就職先の記事をどうぞ。

04東洋大学:就職率98.6%、情報通信業が4分の1

学部によって「就職者率」は67.0%〜94.3%と差があり、理系は大学院進学が多めです。

東洋大学は、就職率・就職者率・進路決定率の3つを学部別に公表しています(2026年3月卒・第1部)。

学部(2026年3月卒) 就職率(就職者÷就職希望者) 就職者率(就職者÷卒業者) 進路決定率
文学部 99.4% 86.0% 92.0%
経済学部 98.7% 90.9% 94.1%
経営学部 98.5% 90.1% 91.8%
法学部 98.4% 88.0% 90.9%
社会学部 98.3% 87.7% 92.1%
国際観光学部 99.4% 94.3% 95.4%
情報連携学部 99.3% 91.6% 95.3%
理工学部 99.2% 71.7% 95.5%
生命科学部 96.3% 67.0% 92.3%
全学部(第1部) 98.6% 85.5% 92.5%

出典:東洋大学 TOYO COMPASS 2026「TOYO Data 2026 就職データ」(2026年3月卒)。主な学部を抜粋しています。

理工学部(就職者率71.7%)と生命科学部(67.0%)は就職者率が低めですが、進路決定率は92〜95%台です。差の多くは大学院への進学で、進路決定率から就職者率を引いた進学の割合は、理工学部23.8%、生命科学部25.3%(計算)でした。

業種は、TOYO Data 2026の円グラフで情報通信業24.2%、卸・小売業11.7%、製造業10.7%、金融・保険業7.5%、専門・技術サービス業6.3%、建設業5.8%です。公務員は、各学部の「就職状況」ページにある業種別の人数を合計すると344人で、全体(5,138人)の6.7%(計算)です。法学部は86人と、就職者の約5人に1人が公務員です(学部ページの図には年度の記載がありません)。

情報連携学部では就職者の66.1%(計算)が情報通信業に進むなど、学部による違いもはっきりしています。東洋大学の学部別の業種や会社別の人数は、東洋大学の就職先の記事で詳しく整理しています。

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05駒澤大学:就職率97.3%、公務員就職者162名(2025年3月卒)

情報通信18%、卸・小売16%が上位。仏教学部の4人に1人は本山での修行(本山安居)に進みます。

駒澤大学キャリアセンターの「進路状況と支援体制」のページでは、2025年3月卒の主な数字が公表されています(2026年3月卒の数字は、確認できた2026年4月時点のページにはまだ載っていませんでした)。

項目 数字 対象
就職率 97.3% 2025年3月卒
公務員 就職者数 162名 2025年3月卒
教員 就職者数 39名 2025年3月卒
求人企業数 14,822社 2024年度
学生相談件数 7,808件 2024年度
プログラム回数 357講座 2024年度

出典:駒澤大学キャリアセンター「進路状況と支援体制」(インターネットアーカイブに2026年3月7日に保存された公式ページで確認)。

業種別(2025年3月卒・大学全体)は、情報通信18%、卸・小売16%、本山安居・その他16%、サービス10%、建設・不動産9%、金融・保険9%、製造7%、公務(国家・地方)6%、医療・福祉4%、運輸3%、教育・学習支援2%です。学部ごとの上位は次のとおりです。

学部(2025年3月卒) 1位 2位 3位 公務・医療など
仏教学部 本山安居(25%) 卸・小売(14%) 情報通信(10%) —
文学部 情報通信(18%) 卸・小売(15%) サービス(11%) 公務(8%)
経済学部 情報通信(18%) 卸・小売(16%) 金融(12%) —
法学部 情報通信(17%) 卸・小売(14%) 金融(12%) 公務(11%)
経営学部 情報通信(22%) 卸・小売(18%) サービス(11%) —
医療健康科学部 医療・福祉(92%) 製造(3%) 情報通信(3%) —
グローバル・メディア・スタディーズ学部 情報通信(25%) 卸・小売(15%) サービス(11%) —

出典:駒澤大学キャリアセンター「2025卒 業種別就職状況(学部別)」(同ページの画像)。5位までのうち、公務が入っている学部だけ右の列に書いています。

駒澤大学で特徴的なのは、仏教学部の1位が「本山安居(ほんざんあんご)」で、卒業生の25%を占めることです。本山での修行に進む人で、ほかの大学には無い進路です。医療健康科学部は92%が医療・福祉に進み、ほぼ全員が専門職として就職しています。

大学全体の業種別の「業種毎の就職先(抜粋)」には、情報通信で富士通・伊藤忠テクノソリューションズ・NTT西日本・KDDI、金融・保険でりそなグループ・SMBC日興証券・日本生命、公務で防衛省・厚生労働省・特許庁・国土交通省・東京国税局・警視庁・東京消防庁などが挙がっています(社名のみ、人数なし)。

キャリアセンターは、年間約8,000件の個別相談(対面は予約不要)、年間350回以上のキャリアプログラム、年間約250社以上が参加する学内の合同企業説明会を案内しています。駒澤大学の基本情報や学費は大学図鑑の駒澤大学で見られます。

06専修大学:就職率99.0%、学部別の人数まで公表

4校の中でいちばん細かく、学科ごとの卒業者・就職者・進学者の人数を公表しています。

専修大学は、学部・学科別に卒業者・就職者・大学院進学者の人数を公表しています(2026年3月卒・一部)。学部ごとにまとめると次のとおりです。

学部(2026年3月卒) 卒業者 就職者 大学院進学 就職率 卒業者(院進を除く)に占める就職者
経済学部 735人 652人 10人 99.1% 89.9%
法学部 707人 615人 24人 99.0% 90.0%
経営学部 590人 541人 9人 99.1% 93.1%
商学部 647人 561人 13人 98.9% 88.5%
文学部 650人 526人 28人 98.3% 84.6%
ネットワーク情報学部 220人 195人 4人 98.5% 90.3%
人間科学部 228人 192人 11人 99.0% 88.5%
国際コミュニケーション学部 227人 212人 4人 100.0% 95.1%
合計 4,004人 3,494人 103人 99.0% 89.6%

出典:専修大学「令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況【一部】」。学部ごとの割合は、学科の人数を足して編集部で計算しました(合計の行は大学の公表値と一致)。就職率=就職者÷(就職者+就職活動継続中)、右の列=就職者÷(卒業者−大学院進学者)。

大学院へ進む人は合計103人で、卒業者の2.6%です。ほとんどの人が学部4年で就職する、文系中心の大学らしい形です。業種は、学部ごとの割合が公表されています。

学部(2026年3月卒) 情報通信 卸・小売 金融 教育・公務 運輸・不動産 製造 他の業種
経済学部 14.0% 17.2% 12.6% 13.3% 9.2% 5.7% 22.2%
法学部 12.4% 12.8% 10.2% 22.6% 10.2% 6.5% 20.8%
経営学部 21.8% 17.4% 7.6% 4.8% 7.2% 8.5% 27.5%
商学部 16.9% 18.0% 13.5% 4.3% 5.7% 8.2% 28.5%
文学部 13.1% 15.2% 5.7% 13.1% 8.4% 5.7% 29.1%
ネットワーク情報学部 51.3% 8.7% 1.0% 7.7% 3.6% 5.1% 20.0%
人間科学部 17.2% 19.3% 4.7% 17.7% 4.7% 6.3% 24.5%
国際コミュニケーション学部 11.3% 20.3% 7.1% 10.8% 10.8% 3.3% 33.5%

出典:専修大学「令和7年度 学部〔一部〕卒業生の学部別・業種別就職状況」(2026年8月6日に訂正版へ差し替え)。このほかに「農・林・漁・鉱・建設」「マスコミ」の区分があり、表では省いています(文学部のマスコミは6.8%)。

ネットワーク情報学部は就職者の51.3%が情報通信業で、学部の専門がそのまま就職先に表れています。法学部は教育・公務が22.6%と、どの学部より高い割合です。なお、専修大学はこの学部別・業種別の資料について、2026年8月6日に「一部の学部に異なる学部のデータが反映されるなど、掲載内容に誤りがあった」として差し替えています。この記事は差し替え後の資料を使っています。

難関試験では、2025年度に国家公務員採用総合職試験の合格者12人、公認会計士試験の合格者18人、司法試験の合格者7人と公表しています。専修大学の基本情報や学費は大学図鑑の専修大学で見られます。

07業種で比べる:公表している3校とも情報通信業が上位

業種を公表している3校では、情報通信と卸・小売が上位に来ます。

業種の割合を公表している3校を並べます。業種の分け方と年度が大学ごとに違うため、数字の大小ではなく「何が上位か」を見てください。

大学 対象 上位の業種(大学の公表値)
東洋大学 2026年3月卒・第1部 情報通信24.2%、卸・小売11.7%、製造10.7%、金融・保険7.5%
駒澤大学 2025年3月卒 情報通信18%、卸・小売16%、本山安居・その他16%、サービス10%
専修大学 2026年3月卒・学部別 経営学部 情報通信21.8%、商学部 卸・小売18.0%、法学部 教育・公務22.6%など(全学の割合は公表なし)
日本大学 — 業種別の割合は公式サイトで確認できず(主な就職先の社名のみ公表)

出典:各大学の公表資料(上記)。日本大学は、令和7年度卒業生の主な就職先を産業分類の順に並べた一覧(社名と主業種のみ)を公表しています。

東洋・駒澤・専修の3校では、文系学部の就職者の多くが情報通信業(IT・ソフトウェア・通信)や卸・小売業、金融に進んでいるのが共通点です。IT業界の仕事や会社は業界図鑑、IT業界に多く就職している大学はITに強い大学の記事で見られます。

08公務員・教員で比べる:数え方の違いに注意

「採用」「合格」「就職」で数え方が違うため、人数を横に並べて順位はつけられません。

元の記事でも取り上げた「日東駒専は公務員に強い」という点を、公式の数字で確かめます。

大学 公表されている数字 数え方・年度
日本大学 警察官117人、中学教員157人、高校教員113人、国税専門官68人、自衛官34人 採用・合格の実績(2025年度)
東洋大学 公務員344人(法学部86人) 学部ページの業種別の人数の合計(図に年度の記載なし)
駒澤大学 公務員就職者162名、教員就職者39名 就職者(2025年3月卒)
専修大学 国家公務員採用総合職試験の合格者12人/法学部の教育・公務22.6% 合格者(2025年度)/就職者の割合(2026年3月卒)

出典:各大学の公表資料(上記)。

人数の規模では日本大学が大きく、警察官・教員・国税専門官などで3桁の実績があります。東洋大学も公務員が300人を超え、法学部では就職者の約5人に1人が公務員です。駒澤大学・専修大学も、法学部を中心に一定の割合が公務に進んでいます。

公務員・教員を目指すなら、志望する学部の先輩が毎年どのくらい公務に進んでいるか(東洋大学の法学部、専修大学の法学部など)を確かめておくと、入学後のイメージがつかみやすくなります。公務員の仕事の種類や試験は公務員(国家・地方)の業界図鑑、ほかの大学との比較は公務員に強い大学・教員に強い大学の記事をどうぞ。

09学費で比べる:初年度は4校とも約124万〜130万円から

文系学部の初年度納付金は4校で大きな差はありません。理系・医療系は高くなります。

大学 初年度納付金の目安(入学金を含む) 主な内訳
日本大学 1,240,000〜1,980,000円 法1,290,000円、商1,280,000円、生産工・工1,700,000円(医歯薬を除く)
東洋大学 1,265,000〜1,730,000円 理工1,690,000円、情報連携1,675,000円、第2部・イブニングコース710,000円
駒澤大学 1,297,000〜1,847,000円 グローバル・メディア・スタディーズ学部1,347,000円、上限は医療健康科学部
専修大学 1,269,000〜1,523,000円 法1,270,000円、経営・商1,271,000円、上限はネットワーク情報学部

出典:Campi大学図鑑(各大学の公式サイトで2026年10月に確認した値)。年度は大学ごとに異なります(日本大学は2026年度入学者中心、東洋・駒澤・専修は2027年度入学者)。駒澤大学は教育後援会・同窓会費込み、専修大学は委託徴収金込みの1年次完納額です。

文系学部の初年度は4校とも130万円前後で、学費で大学を選び分けるほどの差はありません。理工系や医療系の学部を選ぶと、初年度で170万円前後になる学部があります。学部ごとの正確な金額は、各大学の公式サイトの納付金のページで確認してください。

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10日東駒専で就活を有利に進めるには

大学の支援は4校とも手厚い。使うかどうかで差がつきます。

4校の公式サイトから、就職支援の主な取り組みを拾うと次のとおりです。

日本大学:専任の就職支援スタッフ約80人、約130万人の卒業生のネットワーク、全国40の自治体との就職支援協定、200を超える企業・団体が集まる合同企業研究会・就職セミナー。

東洋大学:学内企業セミナーに615社が参加(2025年度)、21の自治体と就職支援協定(2026年3月現在)、ビズリーチ・キャンパスなどの外部サービスとの連携。

駒澤大学:年間約8,000件の個別相談(対面は予約不要)、年間350回以上のキャリアプログラム、元新聞記者による文章指導、27の資格・講座が年間10,000円(税別・テキスト代別)で受け放題。

専修大学:学部・学科ごとの進路を人数まで公表。卒業生の就職先からの意見聴取調査を行い、報告書を公開(令和6〜8年度分)。

そのうえで、在学生がやっておきたいことは3つです。

① 学部の数字を見て、早めに志望業界を絞る。同じ大学でも、法学部は公務員、情報系の学部は情報通信業、医療系の学部は医療・福祉と、行き先がはっきり分かれます。自分の学部の先輩がどこに就職しているかは、各大学の学部別の資料で確認できます。

② 公務員・教員を目指すなら1〜2年から。4校とも公務員・教員の実績がありますが、試験の準備には時間がかかります。学内講座や教職課程を早めに使いましょう。

③ キャリアセンターを使い倒す。個別相談・ES添削・模擬面接・学内説明会は無料で使えます。就活の時期の目安は2028年卒の就活スケジュールをどうぞ。

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11日東駒専の就職のよくある質問

日東駒専で就職に強いのはどこ?

就職を希望した人のうち就職した人の割合は、東洋大学98.6%、専修大学99.0%(2026年3月卒)、駒澤大学97.3%(2025年3月卒)と、どこも高い水準です。日本大学は厳しめの数え方で学科ごとに公表しています。4校の差より学部ごとの差のほうが大きいため、志望する学部の数字で比べるのがおすすめです。

日本大学の就職率が低く見えるのはなぜ?

日本大学の就職率は「就職者÷(卒業者−大学院等進学者など)」で、就職を希望しなかった人も分母に入ります。専修大学が同じような数え方で出している「卒業者に占める就職者の割合」は89.6%で、日大の学科別の数字(80%台後半〜90%台が中心)と近い水準です。

日東駒専は公務員に強いって本当?

日本大学は2025年度に警察官117人・中学教員157人・国税専門官68人などの実績を公表しています。東洋大学は公務員が344人(学部ページの業種別の人数の合計)、駒澤大学は公務員就職者162名(2025年3月卒)です。数え方は大学ごとに違いますが、どの大学も公務員・教員に一定数が進んでいます。

日東駒専ではどんな業種が多い?

東洋大学(情報通信24.2%)、駒澤大学(情報通信18%)とも情報通信業が最も多く、卸・小売業が続きます。専修大学も経営学部やネットワーク情報学部で情報通信業が1位です。

大学院に進む人は多い?

専修大学は2026年3月卒の大学院進学者が103人(卒業者の2.6%)で、多くの人が学部で就職します。東洋大学も全体では進学は7.0%(計算)ですが、理工学部は23.8%、生命科学部は25.3%(計算)と理系学部では多くなります。

駒澤大学の最新の就職データは?

公式サイトで確認できた最新は2025年3月卒(就職率97.3%)です。公式サイトは2026年10月21日から緊急メンテナンス中で、この記事ではインターネットアーカイブに保存された公式ページで確認しました。2026年3月卒の数字は、再開後に公式サイトでご確認ください。

学費はどこが安い?

文系学部の初年度納付金は4校とも130万円前後で、大きな差はありません(日本大学の法学部1,290,000円、専修大学の法学部1,270,000円など)。理工系・医療系の学部は高くなります。

12この記事のデータについて

日本大学の数字は、公式サイト「就職・キャリア」の「卒業者の就職率(大学)」(令和7年度・令和6年度・令和5年度、文部科学省 学校基本調査に基づく)、「数字で見る就職・キャリア」(2025年度実績)、「令和7年度卒業生の主な就職先」によります。東洋大学は TOYO COMPASS 2026「TOYO Data 2026 就職データ」と、入試情報サイトの各学部「就職状況」ページです。

駒澤大学は、キャリアセンター「進路状況と支援体制」ページの画像(2025年3月卒の就職率・業種別就職状況・学部別の業種)と本文です。公式サイトが2026年10月21日から緊急メンテナンスで閲覧できないため、インターネットアーカイブに2026年3月7日に保存された公式ページで確認しました。専修大学は「令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況」「令和7年度 学部〔一部〕卒業生の学部別・業種別就職状況」(2026年8月6日訂正版)、「進路支援」ページ(2025年度の就職率・難関試験合格者)です。学費はCampi大学図鑑(各大学の公式サイトで2026年10月確認)の値です。

元の記事にあった「Campiが掲載している就職先の人数の合計」(日本大学670人・東洋大学379人)は、大学公式の数字ではなく掲載範囲にも左右されるため、この版では使っていません。大学群の難易度の序列(MARCH・成成明学など)についての記述も、数字の裏付けがないため外しました。数字は年度で変わるため、最新の情報は各大学の公表資料でご確認ください。(2026年10月確認)

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