ブリヂストン
「米州」と「日本」で稼ぐ会社
- 1年目の月給
- 未確認・学部卒
- 毎年の採用
- —公式サイトで確認できず
- 平均年収
- 771万円平均42.1歳・勤続15.8年
- もうけ(純利益)
- 3,273億円本社の社員13,934人
何で稼いでいる?事業ごとのセグメント利益
ブリヂストンは事業を地域(日本・アジア・米州・欧州など)で分けて公表しているため、地図ではすべて「タイヤ」に入れています(スポーツ用品や自転車などもここに含まれます)
業界地図INDUSTRY MAP 2026
ブリヂストン・住友ゴム・横浜ゴム・TOYO TIRE・AGC・日本板硝子・セントラル硝子の7社を、有価証券報告書の数字だけで比べました。タイヤの会社とガラスの会社で、どこで稼いでいるかがまったく違います。
有価証券報告書(2025年12月期。日本板硝子は2026年3月期・セントラル硝子は2026年3月期)。平均年収は本社の全社員の平均(賞与込み)で、新卒の年収ではありません。
WHAT IS IT
ひとことで言うと
ゴムやガラスを加工して、クルマのタイヤや窓ガラス、ホース、建物のガラスなどをつくる業界です。新車用に自動車メーカーへ売るほか、タイヤ交換で私たちもお客さんになります。
タイヤ・ゴム・ガラス業界とは、自動車のタイヤやホースなどのゴム製品、建物や車の窓に使うガラスなどの素材・部品をつくる業界です。お金を払うのは、自動車メーカーや建設会社、タイヤを買い替える消費者、電子部品のメーカーなどです。タイヤの会社とガラスの会社では、稼ぎ方が大きく違います。
上の段がタイヤやガラスを売る稼ぎ方、下の段が車の整備などサービスで稼ぐ形(ブリヂストンなど)です。
ふだん目にするお店・商品・サービスの後ろに、この業界の会社がいます。
ブリヂストン子会社(議決権の100%)
ブリヂストン子会社(議決権の100%)
住友ゴム子会社 ダンロップタイヤ(議決権の96.7%)
住友ゴム逆に住友電工が住友ゴムの議決権の29.0%を持つ大株主
出典:各社の有価証券報告書(2025年12月期)「関係会社の状況」。割合は会社が持っている議決権の割合です。
ブリヂストンや横浜ゴムは、乗用車からトラック、鉱山・建設車両、航空機用までさまざまなタイヤをつくり、新車用と交換用の両方で世界に販売しています。
住友ゴムはゴルフ用品などのスポーツ事業、横浜ゴムはホースなど工業用ゴム、TOYO TIREは自動車部品も手がけます。ゴムの技術をタイヤ以外にも生かしています。
日本板硝子は建築用の板ガラスや自動車用ガラスをつくっています。建築用ガラス事業は売上の43%を占め、太陽電池パネル用のガラスも含みます。
AGCは苛性ソーダやフッ素製品などの化学品、ディスプレイ用ガラス基板や半導体関連部材も扱います。セントラル硝子は半導体製造に使う高純度ガスをつくっています。
ゴムやガラスの配合・構造を研究し、燃費や安全性、耐久性を高めた新しいタイヤやガラスを開発します。解析技術を使った設計も重要です。
工場の設備や工程を設計・改善し、品質を守りながら低コストでつくる仕組みを整えます。横浜ゴムは1年で工場を立ち上げる挑戦をしています。
自動車メーカーに新車用のタイヤやガラスを提案します。車の開発段階から関わり、性能やコストなど仕様の調整も行います。
交換用タイヤを扱う販売店や、建築用ガラスの代理店に商品を売り込み、売り場や販売の企画を一緒に考えます。
新車用は自動車メーカーが新しい車に付けるタイヤ。交換用は車を使う人がすり減った後に買い替えるタイヤです。
窓などに使う平らな板状のガラスのこと。建築用と自動車用が代表的な使い道で、加工して強度を高めることもあります。
すり減ったタイヤの表面のゴムを貼り替えて、再び使えるようにしたタイヤです。トラック・バス用などで使われます。
IN 30 SECONDS
どのくらい稼ぐ?
0.6兆円
7社の1年間のもうけ(純利益)の合計。1位はブリヂストンの3,273億円。
平均年収は?
668〜905万円
社員全体の平均(賞与込み)。いちばん高いのはAGC。新卒の年収ではありません。
同じ「タイヤ・ゴム・ガラス」でも、何で稼いでいるかは会社ごとにかなり違います。志望動機で聞かれる「なぜうちの会社?」に答えるには、まずこの違いを知るのが近道です。
FEATURES & TRENDS
横浜ゴムの事業ごとの利益はタイヤが1550億円で、ホースなどのMB事業は111億円です。TOYO TIREもタイヤ事業が955億円で、自動車部品は18億円にとどまります。
根拠:横浜ゴム・TOYO TIREの事業ごとの利益(有価証券報告書)AGCの事業ごとの利益は化学品が530億円、電子が475億円で、建築ガラスの173億円を上回ります。セントラル硝子もライフ&ヘルスケアと電子材料がガラス事業より大きくなっています。
根拠:AGC・セントラル硝子の事業ごとの利益(有価証券報告書)ブリヂストンの地域ごとの利益は米州が2015億円で、日本の1981億円を上回ります。ブリヂストンは地産地消を基本に、日本を鉱山車両用や航空機用タイヤの世界供給拠点にするとしています。
根拠:ブリヂストンの事業ごとの利益・有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」住友ゴムは「ゴム・解析技術力」と、DUNLOPなどのブランドを創造・育成してきた力を強みに挙げています。欧州・北米などでの四輪タイヤのDUNLOP商標権も取得しました。
根拠:住友ゴム 有価証券報告書(2025年12月期)「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」横浜ゴムは、低コスト・低価格の新興タイヤメーカーが生産能力を広げ、シェアを伸ばしていると書いています。高付加価値品の比率を高めて対抗するとしています。ブリヂストンも新興メーカーの台頭を環境の変化に挙げています。
横浜ゴム・ブリヂストン 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」ブリヂストンは、タイヤを原材料に戻すリサイクル事業を進め、価値の循環を目指すとしています。タイヤ使用本数の削減やCO2削減にもつながるソリューション事業を広げています。
ブリヂストン 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」AGCは、中国・欧州の景気低迷やライフサイエンス事業の販売数量の大幅な未達を受け、2026年の財務目標を下方修正しました。ライフサイエンス事業は223億円の赤字です。
AGC 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」・事業ごとの利益セントラル硝子は、技術優位性や独創性を持つスペシャリティ製品の拡充を掲げています。伸ばすべき事業に経営資源を集中し、2028年度以降の本格的な成長を目指すとしています。
セントラル硝子 有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」この節は、上の会社の有価証券報告書(「事業の内容」「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」)と、事業ごとの利益の数字をもとに書いています。
FIND BY INTEREST
やってみたい仕事に近いものを押してください。その分野でたくさん稼いでいる順に並びます(=その分野の仕事が大きい会社)。
INDUSTRY MAP
明るいマスほど、その会社がその分野で大きく稼いでいます。マスに指を置くと中身の事業名が出ます。
横にずらすと7社すべて見られます →
| ブリヂストン | 住友ゴム | 横浜ゴム | TOYO TIRE | AGC | 日本板硝子 | セントラル硝子 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タイヤ | 5,016億円 | 798億円 | 1,550億円 | 955億円 | — | — | — |
| スポーツ用品・工業用ゴム・部品 | — | 110億円 | 111億円 | 18億円 | — | — | — |
| 建物用ガラス | — | — | — | — | 173億円 | 300億円 | 28億円 |
| 自動車用ガラス | — | — | — | — | 293億円 | 50億円 | — |
| 電子材料・化学品 | — | — | — | — | 1,005億円 | 86億円 | 7億円 |
| その他 | — | — | — | — | △197億円 | — | 62億円 |
各社の有価証券報告書(2025年12月期)にある「事業ごとの利益」(セグメント利益・事業利益・営業利益又は営業損失・営業利益。会社によって違う)を億円に丸め、編集部が6つの分野に分けたもの。△は損失。横浜ゴムの「MB」はホースや航空部品などの工業用ゴムの事業なので「スポーツ用品・工業用ゴム・部品」に入れました。日本板硝子の「高機能ガラス」(ディスプレイ用の薄いガラスなど)は「電子材料・化学品」に、セントラル硝子の「ガラス事業」(建築用・自動車用・ガラス繊維)は分けて公表されていないため「建物用ガラス」に入れました。日本板硝子は上場していませんが、有価証券報告書を出しているため入れています。全社共通の費用などは入っていないので、足しても純利益とは一致しません。
7 COMPANIES
もうけが大きい順。事業の名前は各社が使っているそのままです。
「米州」と「日本」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとのセグメント利益
ブリヂストンは事業を地域(日本・アジア・米州・欧州など)で分けて公表しているため、地図ではすべて「タイヤ」に入れています(スポーツ用品や自転車などもここに含まれます)
「タイヤ」と「MB(ホース・工業用ゴムなど)」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの事業利益
「化学品」と「電子」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益
数字だけでは決められないときは
年収やもうけは会社選びの一部です。仕事の中身や社風は、働いている先輩に聞くのがいちばん確かです。
「タイヤ事業」と「自動車部品事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
「タイヤ」と「スポーツ」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとのセグメント利益
「ライフ&ヘルスケア事業」と「電子材料事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益又は営業損失
「建築用ガラス事業」と「高機能ガラス事業」で稼ぐ会社
何で稼いでいる?事業ごとの営業利益
COMPARE
見出しを押すと、その順に並び替わります。棒の長さは7社の中での大きさです。
| 会社 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| ブリヂストン | — | — | 771万円 | 3,273億円 | 13,934人 | 42.1歳 |
| 住友ゴム | — | — | 668万円 | 504億円 | 7,675人 | 40.2歳 |
| 横浜ゴム | — | — | 693万円 | 1,054億円 | 5,559人 | 41.1歳 |
| TOYO TIRE | — | — | 688万円 | 636億円 | 3,766人 | 40.8歳 |
| AGC | — | — | 905万円 | 692億円 | 8,122人 | 43.4歳 |
| 日本板硝子 | — | — | 777万円 | 44億円 | 1,847人 | 46.5歳 |
| セントラル硝子 | — | — | 717万円 | 84億円 | 1,373人 | 37.1歳 |
1年目の月給=各社の募集要項の学部卒の初任給(入社年度は会社で違う。条件は名刺に記載)。毎年の採用=直近の新卒採用者数(ブリヂストン・住友ゴム・横浜ゴム・TOYO TIRE・AGC・日本板硝子・セントラル硝子は公式の数字を確認できず)。平均年収・平均年齢・本社の社員=有価証券報告書の「従業員の状況」(本社=提出会社だけで、子会社の社員は入らない)。もうけ=純利益(親会社の所有者に帰属する当期利益・連結)。
NOW HIRING
いま募集しているタイヤ・ゴム・ガラスの会社です(エントリー受付中0社)。受付中の会社から、初任給の高い順に並べました。中身は各社の公式の募集要項です。
MORE COMPANIES
上の7社のほかに、タイヤ・ゴム・ガラスの仕事をしている上場企業です。数字は各社の最新の有価証券報告書。見出しを押すと並び替わり、社名を押すと会社のページへ進みます。
| 会社 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 日本電気硝子 | 738万円 | 43.3歳 | 5,218人 | 3,114億円 | 296億円 |
| バンドー化学 | 733万円 | 42.9歳 | 4,159人 | 1,193億円 | 106億円 |
| 日東紡績 | 749万円 | 41.7歳 | 2,793人 | 1,182億円 | 418億円 |
| オカモト | 651万円 | 40.2歳 | 2,593人 | 1,080億円 | 49億円 |
| 三ツ星ベルト | 726万円 | 41歳 | 4,568人 | 923億円 | 74億円 |
| ニッタ | 680万円 | 43.2歳 | 2,993人 | 918億円 | 135億円 |
| 藤倉コンポジット | 568万円 | 42.1歳 | 2,252人 | 402億円 | 40億円 |
| オハラ | 596万円 | 42.8歳 | 1,421人 | 289億円 | 17億円 |
| 櫻護謨 | 625万円 | 41歳 | 351人 | 145億円 | 7億円 |
| 朝日ラバー | 574万円 | 42.7歳 | 538人 | 79億円 | 2億円 |
| 不二ラテックス | 559万円 | 42.4歳 | 253人 | 68億円 | 1億円 |
| 相模ゴム工業 | 469万円 | 41.2歳 | 737人 | 59億円 | 3億円 |
平均年収・平均年齢=提出会社(単体)の全従業員の平均(賞与込み・新卒の年収ではない)。持株会社は本社の少人数の数字です。社員数・売上・純利益=グループ全体(連結。連結の無い会社は単体)。決算期は会社で違います。どの業界に入れるかは、有価証券報告書の「事業の内容」をもとに編集部が決めました。
WORK STYLE
法律で公表が決まっている3つの数字(本社・2025年12月期)。
高いほど、女性が課長以上に就いている
●は育児目的の休暇も含めた数え方(下の注)
100に近いほど男女の差が小さい
男性の育休の取得率:●の会社は育児休業と育児目的の休暇を合わせた割合、無印の会社は育児休業だけの割合(育児・介護休業法の施行規則第71条の6)。数え方が違う会社どうしはそのまま比べられません。100%を超えるのは、前の年度までに子どもが生まれた人がこの年度に取った分も数えるためです。女性の平均賃金は全労働者の平均で、管理職や総合職に男性が多いと低く出ます。
HOW TO START
「業界地図」と「7社の名刺」で、どの会社が何で稼いでいるかを押さえます。業界全体としては、タイヤ・ガラス・ゴムなど機能性素材を作る業界。自動車・建設・電子向けが中心。
EV・電子向け素材の伸びを理解。日程は28卒の就活スケジュールで確認できます。
同じ会社でも部署で仕事はまったく違います。OB・OG訪問で「入って何をしているか」を具体的に聞くと、志望動機が自分の言葉になります。
「御社は◯◯で大きく稼いでいて、私は◯◯に関わりたい」と、地図の事実とつなげて話せると説得力が出ます。
向いている人素材のものづくりに興味/世界シェアの高い企業で働きたい
ブリヂストンです。純利益は3,273億円で、2位は横浜ゴム(1,054億円)でした(各社の有価証券報告書)。
7社の平均年収は667.8万円(住友ゴム)から905.3万円(AGC)です。賞与を含む全社員の平均で、新卒の1年目の年収ではありません。
各社が提出した最新の有価証券報告書の数字です。決算期は2025年12月期(日本板硝子は2026年3月期・セントラル硝子は2026年3月期)。年に1回、新しい有価証券報告書が出たら見直します。