適性の考え方|診断結果の扱い方
診断の結果は材料の一つとして扱ってください。答えではありません。同じ職種名でも会社によって中身が違うため、「向いている職種」と出ても、それだけでは判断できません。より確かな材料は自分が実際にしたことと、募集要項の記載から読み取れることです。なお選考で使われる検査は、自分で受ける診断とは目的が違います。混同しないでください。
診断の結果は、答えではありません。
「あなたに向いている職種」と出ても、その職種が会社によって何を指すかは分かりません。
結果は材料の一つです。自分の行動の記録と、記載から読み取れることのほうが確かです。
この記事では、診断結果の扱い方を整理します。
この記事を7枚で
1 / 7第1部 診断結果をどう位置づけるか
第2部 より確かな材料を集める
第3部 確認と相談
第4部 決め方と使い方
第1部 診断結果をどう位置づけるか
01診断結果をどう位置づけるか
材料の一つです。答えではありません。
判断の材料として確かな順。
「向いている職種」が出ても判断できません
同じ職種名でも会社によって中身が違います。名前だけでは分かりません。
結果は自分の答えに基づいています
診断は自分が答えた内容から導かれます。そのときの状態が反映されます。
否定するものでもありません
材料として使う分には役に立つことがあります。言葉が見つかるきっかけになります。
関連する記事
職種の選び方は職種の選び方|条件を言葉にする順番、決まらないときは職種が決まらないとき|比べる項目を絞るで整理しています。
02診断には種類があります
目的が違うものが混ざっています。
自分で受ける診断と、選考で使われる検査は別です
目的が違います。混同しないでください。
選考で使われる検査は会社が用います
何をどう使うかは会社によって違い、外からは分かりません。
形式や実施の有無は届いた案内で確認してください。
自分で受ける診断は手がかりです
自分を言葉にするときのきっかけとして使えます。
提供している側の説明を読んでください
何を測るものか、どう解釈するものかは提供している側が説明しています。
本記事は特定の診断を評価するものではありません
どの診断がよいかという話ではありません。
結果の扱い方が大事です
どの診断でも、材料の一つとして扱うことは変わりません。
03結果が変わることがあります
そのときの状態が反映されます。
時期によって結果が変わることがあります
同じ診断でも受けた時期によって結果が違うことがあります。
複数の診断で結果が違うことがあります
測っているものが違えば出てくる結果も違います。
どちらが正しいかを考えないでください
結果は材料の一つです。答え合わせをするものではありません。
結果が納得できないときもあります
そのときはなぜそう感じたかを考えると、材料になることがあります。
結果に自分を合わせないでください
「こう出たからこうしなければ」と考える必要はありません。
気になるなら間を空けて受け直してください
時期を変えて受けると違いが見えることがあります。
04選考で使われる検査について
自分で受ける診断とは目的が違います。
実施するかどうかは会社によって違います
行わない会社もあります。届いた案内で確認してください。
何をどう使うかは外からは分かりません
会社がどう扱うかは公表されているとは限りません。
本記事ではその扱い方について推測しません。
案内の指示に従ってください
形式、場所、期限——書かれているとおりに進めてください。
期限を確認してください
受ける期限が決まっていることがあります。
環境を整えてください
自宅で受ける形式の場合、通信や機器の状態を事前に確かめてください。
分からないことは問い合わせてください
案内に書かれていないことは採用の窓口に確認できます。
05結果をどう扱うか
材料として使ってください。
言葉が見つかるきっかけになります
自分を説明する言葉が出てこないとき、結果の言葉を手がかりにできます。
ただしその言葉が自分に当てはまるかは、行動と照らして確かめてください。
行動と照らしてください
結果に書かれたことが実際にしたことと合っているか。ここが大事です。
面接では経験から話してください
「診断でこう出たので」では材料になりません。実際の場面から話してください。
結果を理由にしないでください
「向いていないと出たから」で選択肢を外さないでください。
記載と照らしてください
診断の結果より、業務内容の欄に何と書かれているかのほうが具体です。
本記事は向き不向きを判断するものではありません
ここに書いたのは結果の扱い方です。
第2部 より確かな材料を集める
06自分の行動から材料を集める
最も確かな材料です。
大きな経験でなくてかまいません
日常の中の小さな場面で十分です。
「避けたこと」も材料になります
何を避けてきたかは、条件を決めるときの材料になります。
人に頼まれた役割を思い出してください
まわりから任されがちだったことは、人から見た自分を表していることがあります。
時期を分けて書き出してください
高校、大学、アルバイト——時期ごとに書くと出てきやすくなります。
事実だけを書いてください
評価や解釈を入れず、何をしたかだけを書いてください。
強みが見つからないとき
手順は強みが見つからないとき|他人の視点を借りるで整理しています。
07他人に聞いて確かめる
自分では気づけないことがあります。
複数の人に聞いてください
一人の見方はその人から見た自分です。複数聞くと偏りが減ります。
具体的に聞いてください
「私ってどんな人?」より、「あの場面で私はどう見えた?」のほうが答えやすくなります。
診断の結果と照らしてください
結果と人の見方が合っているかを見ると、確かめられます。
合わないときは考える材料になります
なぜ違うのかを考えると、自分について分かることがあります。
褒め言葉だけを集めないでください
「困ったところ」も聞くと材料になります。
聞きにくい相手には無理に聞かないでください
話しやすい人から始めてください。
08記載と照らす
診断より具体です。
「向いている職種」より「この会社のこの業務」
職種名ではなく、記載された業務と照らしてください。
自分がしたことと重なるかを見てください
書かれた業務の中に、自分がしてきたことと近いものがあるかを探してください。
分からない業務は調べてください
想像で合う・合わないを決めないでください。
働く人の紹介を読んでください
日々の様子が書かれていることがあります。想像するより確実です。
説明会で聞いてください
読み取れなかったことが質問になります。
合わないと感じたらその理由を書いてください
なぜ合わないと思ったかが条件を絞る材料になります。
09それでも迷うとき
診断を増やしても決まりません。
診断を増やしても答えは出ません
迷いが晴れないとき、別の診断を受けても決まりません。
動いたほうが分かることがあります
説明会に行く、人に話を聞く——動くと材料が増えます。
一つに絞らなくてかまいません
複数を並行して見ながら進めてください。
人に話してください
言葉にすると整理されることがあります。
決まらないときの手順は別記事で
比べる項目の絞り方は職種が決まらないとき|比べる項目を絞るで整理しています。
第3部 確認と相談
10募集要項のどこを見るか
判断の材料は、書かれたものから取ってください。
区分の欄を先に読んでください
どんな分け方で募集しているかがすべての前提になります。
結果より先に記載を読んでください
読む順番を逆にすると、思い込みで記載を見ることになります。
記載がないことは推測で埋めないでください
書かれていないことは、説明会や問い合わせで確認してください。
募集要項全般の読み方は募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認するで扱っています。
11説明会で聞くこと
調べても分からなかったことを聞いてください。
書かれていることを聞くのは避けてください
募集要項に書いてあることを聞くと、読んでいないことが伝わります。
実際の業務を聞いてください
診断の話ではなく、日々どんな作業があるかを聞くほうが材料になります。
聞き方を整えてください
漠然と聞くより、具体的に何を知りたいかを言うほうが答えが返ってきます。
記録を残してください
口頭で聞いた内容はメモに残すのが確実です。
12記録の取り方
あとで比べられる形にしてください。
会社ごとに同じ項目を埋めてください
項目をそろえると違いがはっきりします。
自分の行動を記録してください
診断の結果より、実際にしたことのほうが確かな材料です。
自分が思ったことを書いてください
記載を写すだけでは判断の材料になりません。読んで何を感じたかを残してください。
応募の管理は別記事で
進み方の管理は選考管理の作り方|進み具合を一覧にするで整理しています。
13相談できる先
一人で決めないでください。
キャリアセンターは多くの求人票を見ています
自分では判断しにくい記載も、見慣れた人に聞くと早いことがあります。
自分を知る人に聞いてください
診断の結果と、人から見た自分を照らすと見えることがあります。
複数の人に聞いてください
一人の話はその人の経験です。複数の人に聞くと偏りが減ります。
労働条件に不安があるとき
都道府県労働局や労働基準監督署に相談の窓口があります。案内は厚生労働省などの公的機関で確認できます。
第4部 決め方と使い方
14決めきれないときの進め方
完全に決めてから動く必要はありません。
全部を比べようとしないでください
項目が多すぎると決まらなくなります。重い項目を2つか3つに絞ってください。
診断で決めようとしないでください
迷いが晴れないときは診断を増やしても決まりません。
外せるものから外してください
選ぶより除外するほうが決めやすいことがあります。
動いたほうが分かることがあります
調べ続けるより、説明会に行く、人に聞くほうが早いことがあります。
15決めたことの使い方
決めたら、それを言葉にしてください。
事実から説明してください
「なんとなく」では伝わりません。記載を読んで何を考えたかを言えるようにしてください。
診断の結果をそのまま話さないでください
面接では実際の経験から話すほうが伝わります。
決めたことは変えてよいものです
調べるうちに考えが変わることがあります。それは自然なことです。
内定後の確認に使えます
条件の確認は内定後の条件確認|承諾の前にすることで整理しています。
16確認する項目の一覧
手元で使える形にしておいてください。
この記事で特に埋めたい欄
実際にしたこと、人から言われたこと、記載から読み取れること——この3つを材料にしてください。
会社ごとに同じ項目を埋めてください
そろえると比べられる形になります。
埋まらない項目は聞く候補です
調べても分からなかった項目が、説明会で聞くべきことになります。
優先順位を書き添えてください
どれを重く見るかは人によって違います。自分の順位を決めておくと判断が早くなります。
17やらない方がいいこと
診断の扱いでとくに起きやすい失敗です。
| やりがちなこと | なぜ問題か |
|---|---|
| 結果を答えとして扱う | 材料の一つにすぎない |
| 結果を理由に選択肢を外す | 調べる前に候補を減らす |
| 面接で結果をそのまま話す | 実際の経験から話すほうが伝わる |
| 診断を増やす | 数を増やしても決まらない |
| 自分で受ける診断と選考の検査を混同する | 目的が違う |
| 結果に自分を合わせる | 行動と照らすほうが確か |
行動から材料を集めてください
実際にしたことが最も確かな材料です。
記載と照らしてください
職種名ではなく、書かれた業務と照らしてください。
18よくある質問
診断の結果はどう扱えばいいですか?
材料の一つとして扱ってください。答えではありません。「向いている職種」と出ても、同じ職種名でも会社によって中身が違うため、それだけでは判断できません。
診断は受けないほうがいいですか?
否定するものではありません。自分を説明する言葉が出てこないとき、結果の言葉を手がかりにできます。ただしその言葉が自分に当てはまるかは、実際にしたことと照らして確かめてください。
結果が毎回違うのですが?
答えたときの状況、経験が増えたこと、質問の受け取り方、診断の種類の違いによって結果は変わることがあります。どちらが正しいかを考えるものではなく、材料の一つとして扱ってください。
結果が納得できないときは?
なぜそう感じたかを考えると、それ自体が材料になることがあります。結果に自分を合わせる必要はありません。
選考で使われる検査とは違うのですか?
目的が違います。自分で受ける診断は自分を知る手がかりで、選考で使われる検査は会社が選考の材料にするものです。何をどう使うかは会社によって違い、外からは分かりません。混同しないでください。
選考の検査について何を確認すればいいですか?
実施の有無、形式、受ける場所、期限、必要な準備です。これらは届いた案内に書かれています。行わない会社もあります。自宅で受ける形式の場合は、通信や機器の状態を事前に確かめてください。分からないことは採用の窓口に問い合わせできます。
より確かな材料は何ですか?
自分が実際にしたことです。続けたこと、自分から始めたこと、時間を忘れたこと、避けたこと、人に頼まれたことを書き出してください。大きな経験でなくてかまいません。次に確かなのは人から言われたことと、募集要項の記載から読み取れることです。
「避けたこと」も材料になりますか?
なります。何を避けてきたかは、条件を決めるときの材料になります。まわりから任されがちだった役割も、人から見た自分を表していることがあります。
人にはどう聞けばいいですか?
「私ってどんな人?」より、「あの場面で私はどう見えた?」のほうが答えやすくなります。複数の人に聞くと偏りが減ります。褒め言葉だけでなく、困ったところも聞くと材料になります。
面接で診断の結果を話してもいいですか?
「診断でこう出たので」では材料になりません。実際の場面から話すほうが伝わります。結果は自分を説明する言葉のきっかけとして使い、その根拠は行動から示してください。
結果で「向いていない」と出た職種は避けるべきですか?
結果を理由に選択肢を外さないでください。職種名ではなく、募集要項に書かれた業務と照らしてください。分からない業務は調べ、想像で合う・合わないを決めないでください。
それでも迷うときは?
診断を増やしても決まりません。条件を重い項目だけに減らす、外せるものから外す、説明会に行く、人に話を聞く、人に話して整理する——動くほうが材料が増えます。
19まとめ|結果は材料の一つ、行動が確か
診断の結果は材料の一つです。答えではありません。
- 「向いている職種」と出ても判断できません。同じ職種名でも会社によって中身が違います。
- 最も確かな材料は、自分が実際にしたことです。続けたこと、避けたこと、任されたこと。
- 人に聞いて照らしてください。複数聞くと偏りが減ります。
- 職種名ではなく、記載された業務と照らしてください。
- 自分で受ける診断と、選考で使われる検査は目的が違います。混同しないでください。
最後に。本記事は診断結果の扱い方の一般的な整理であり、特定の診断の評価や向き不向きを判断するものではありません。実際の仕事の内容は各社の募集要項と説明会でご確認ください。
・職種の選び方|条件を言葉にする順番
・職種が決まらないとき|比べる項目を絞る
・強みが見つからないとき|他人の視点を借りる
・募集要項の読み方|見落としやすい項目を確認する
・職種を比べる|求人票の項目で並べる
・就活・キャリアの記事一覧
InstagramとTikTokでも発信中大学別の就職先、業界の年収、SPIの例題を、画像と動画でサクッと。